著者
杉原 厚吉
出版者
一般社団法人 日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.58-68, 2002-01-30 (Released:2008-12-25)
参考文献数
16
著者
杉原 儀昭
出版者
埼玉大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

一原子の硫黄供与体として働く硫化試薬の合成と硫化能につき,検討した.その結果,アルケンからチイランのワンポット合成において塩化メトキシカルボニルスルフェニルが有用であること, 3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン 1,1-ジオキシドとシリカゲルを用いたアルケンの固相チイラン化において孤立シラノールとヒドロキシ基と反応基質間の水素結合が反応に関与することを明らかにした.
著者
杉原 彦一 野口 昌巳 藤井 禧雄 安堂 誠
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.47, no.8, pp.275-281, 1965-08-25

振子式木材切削試験器を用いて、単一のチェンソー歯の木材切削性能試験を行なった。そこで、チェンソー歯の諸角度(上刃にげ角、側刃すくい角)を数段階に変化させ、さらにそれが切削所要エネルギーに与える影響をより詳細に知るために、切削用木材試片の樹種(オオナラ、ブナ、スギ、ヒノキ、アカマツ、ラワン)、含水状態(気乾状態、飽水状態)を、又その切酎方向(a、b、c;Fig.3参照)、切込量(0.2、0.4、0.6mm)をも数段階に変化させ、上述の諸角度の変化と組み合わせその交互作用をも検討した。実験データの分析にあたっ.ては、分散分析を行ない、その結果について検討した。実験の結果、チェンソー歯にあっては、切削所要エネルギーを最小にするという観点からすれば、上刃刃先角(角度の名称はFig.2を参照)が一般的な55°の場合、上刃にげ角は4〜5°(よって、上刃すくい角は31〜30°)、側刃すくい角は30°〜40°の角度を取ることが最も好ましいことがわかった。
著者
杉原 厚吉 今堀 慎治
出版者
明治大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

背景空間の計量的性質が時間とともに変わる環境の三つの事例に対してロバストな幾何計算アルゴリズムを構成した.第一に,時間変化する流れのもとでの船の最小到達時間として定義される距離の計算法を構成し,海難救助船経路計画などへ応用した.第二に,動画を見たときの主観的奥行き錯視量の推定法を構成し,不可能モーション錯視の創作へ応用した.第三に,材料から部品を切り取る際に材料の形状変化に起因する振動を避けるカッターパス計算法を構成した.
著者
杉原 周治 本庄 忠春
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.39, pp.2031-2032, 1989-10-16

当社ではふたつの異なった文化を持ったメールシステムが独立に存在しているため、 これらを接続したいという要求がある。メールシステムの内ひとつはスタッフ部門を中心に運営している企業内電子メールシステム-アラジンで、 もうひとつは主に技術者で運営している社内UNIXメールシステムである。両者はホスト-端末の機能分散の程度、オフィス組織の認識(部門アドレス、オフィス宛メール)、コード系(EBCIDIC,EUC)、メール対象(文章、表、図形、グラフ)等が全く異なっている。
著者
杉原 明
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.86, no.4, pp.349-352, 1966-04-25

It was found that 2-[2-(5-nitro-2-furyl) vinyl]-5-amino-1,3,4-oxadiazole (II) is obtained by the reaction of thiosemicarbazide with 3-(5-nitro-2-furyl) acryloyl chloride in excess pyridine and by refluxing 5-nitro-2-furanacrylic acid hydrazide with potassium thiocyanate in aqueous hydrochloric acid. 2,2-Disubstituted 3-acetyl-5-[2-(5-nitro-2-furyl) vinyl]-1,3,4-oxadiazolines (VIa〜c) were prepared by refluxing alkanone 5-nitro-2-furanacrylic acid hydrazones with acetic anhydride. Antimicrobial activities of these nitrofuran compounds are presented in Table III.
著者
杉原 重夫
出版者
明治大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1991

富士火山や東伊豆の大室山単成火山群・伊豆諸島の完新世テフラを調査し、これらのテフラ累層中から考古学的な発掘によって発見された人類遺跡の遺物・遺跡との層位関係を明らかにした。その成果の要約は次の通りである。1.伊豆半島東部の伊東市三の原遺跡では,厚さ3〜4mの褐色風化火山灰層が分布し、上位から大室山スコリア層、鬼界ーアカホヤ火山灰層、小室山スコリア層、姶良Tn火山灰層、地久保スコリア層の4枚の示標テフラが認められた。このうち鬼界ーアカホヤ火山灰を狭んで、大室山スコリア層と小室山スコリア層の間の層準から、縄文草創期・早期・前期の遺物が発見された。2.千葉市神門遺跡は村田川低地に立地する数少ない縄文時代早・前期の遺跡である。この遺跡では、自生と考えられるオキシジミと廃棄された貝殻に混じって茅山式(縄文早期後半)と・黒浜式(縄文前期中葉)の土器が出土する。オキシジミについて ^<14>C年代測定を行い、テフラ試料について鬼界ーアカホヤ火山灰を検出するために鉱物分析、屈折率測定を行ったほか電子線マイクロアナライザ-による分析を検討中である。3.伊豆半島南部の蛇石火山・大池で、約6mのボ-リングを行ない、カワゴ平軽石層、鬼界ーアカホヤ火山灰、姶良Tn火山灰を採取し、これらの示標テフラの年代を明らかにするために、ボ-リング・コア(泥炭)について ^<14>C年代測定を行った。このうち,カワゴ平軽石層については中部日本に広域に分布することが明らかにでき、縄文後期から晩期にかけての土器形式との層位関係を調査した。4.以上の成果を総合して、火山活動史と考古学編年に関する考察を行なった。
著者
松谷 信也 谷口 敬道 平野 大輔 藤岡 崇 杉原 素子
出版者
国際医療福祉大学学会
雑誌
国際医療福祉大学学会誌 (ISSN:21863652)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.50-57, 2013

本研究の目的は,「創造的作業」と「単純反復作業」実施時における前頭前野領域の脳賦活の違いについて検討することである.健常成人10名を対象に,レゴブロックを用いて作りたいものを自由に創造する課題aと,ブロックを繰り返し付け外す課題b実施時における前頭前野領域の脳賦活の様相について22チャンネルのfNIRS装置を用いて計測した.この結果,課題aは課題bに比べ,前頭前野領域の脳賦活が広範囲に認められた.このことから,作業活動の創造性は,前頭前野領域の脳賦活に影響し,作業活動選定時に考慮すべき一つの要素となり得ることが示唆された.
著者
阪本 ゆり 浅井 睦代 杉原 和子 織田 知明 荒金 兆典 川田 暁 手塚 正
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.305-309, 2000 (Released:2010-08-25)
参考文献数
9

47歳男性で神経ベーチェット病と考えられた1例を報告した。既往に10年間口腔内アフタと陰部潰瘍を繰り返していた。発熱, 右眼の複視, 口腔内アフタ, 陰部潰瘍を主訴に当科に入院し, 精査を行なった。神経学的には右外転神経麻痺による複視, 髄液検査で細胞数の増加がみられた。脳MRl所見で橋部においてT1強調画像の低信号域, T2強調画像の高信号域, 造影剤の増強効果が認められ, 橋部の炎症所見が示唆された。プレドニン内服によって皮膚症状と神経症状は著明に改善し, またMRI所見も改善が認められた。重篤な後遺症も認めなかった。自験例では脳MRI所見が神経症状の早期診断と治療効果の判定に有用であった。
著者
杉原 貴彦 劉 欣 村田 剛志
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.67-76, 2013 (Released:2013-01-05)
参考文献数
18
被引用文献数
2

Many real-world complex systems can be modeled as networks, and most of them exhibit community structures. Community detection from networks is one of the important topics in link mining. In order to evaluate the goodness of detected communities, Newman modularity is widely used. In real world, however, many complex systems can be modeled as signed networks composed of positive and negative edges. Community detection from signed networks is not an easy task, because the conventional detection methods for normal networks cannot be applied directly. In this paper, we extend Newman modularity for signed networks. We also propose a method for optimizing our modularity, which is an efficient hierarchical agglomeration algorithm for detecting communities from signed networks. Our method enables us to detect communities from large scale real-world signed networks which represent relationship between users on websites such as Wikipedia, Slashdot and Epinions.
著者
杉原 大悟 増市 博 梅基 宏 鷹合 基行
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告情報学基礎(FI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.2, pp.57-64, 2009-01-15
参考文献数
16
被引用文献数
1

本稿では,Wikipedia の記事タイトルを機械学習手法を用いて固有名詞クラスへと分類する際に Wikipedia のカテゴリ階層を分類器の素性として用いた場合の効果について報告する.ある記事タイトルに関連する Wikipedia のカテゴリネットワーク情報を分類器の素性として用いるために,あるカテゴリのカテゴリ階層構造をシンプルな基準 「主要カテゴリからの最短経路」 によって Wikipedia のカテゴリネットワークから抽出した.Wikipedia の語を関根の拡張固有名詞階層へ機械学習手法を用いて分類する実験において,得られたカテゴリ階層構造の効果を確認した.固有名詞クラスの粒度は荒いクラス分類 (固有名詞階層の深さ 2 ) と細かいクラス分類 (固有名詞階層の深さ 4 ) の 2 種類を用意し,荒い固有名詞分類においては 7 クラスおよび 15 クラスへと分類する実験,細かい固有名詞分類においては 118 クラスへと分類する実験を行った.カテゴリ階層構造を用いない場合と比較して,カテゴリ階層構造を用いた場合に,より良い F 値が得られた.最良の分類器による精度はそれぞれ F 値 91.33,F 値 89.68,F 値 84.06 であった.また,カテゴリ階層構造は Recall の向上に特に効果的であり,その効果は分類先の固有名詞分類の粒度が細かくなれば減少することが分かった.We consider the effect of hierarchical category structures of Wikipedia in experiments for named entity categorization based on machine learning methods. We extracted hierarchical category structures of each category simply based on the shortest path from " Category:Main Category" of Wikipedia. We checked the effect of the hierarchical category structure in categorization of term of Wikpedia to named entity class defined by Sekine's Extended Named Entity Hierarchy. We prepared 3 types of experimental settings on the number and granularity of named entity classes: The first one is categorization to rough-grained 7 classes of named entity, the second is categorization to rough-grained 15 classes of named entity and the third is categorization to fine-grained 118 classes of named entity. The classifier learned with the hierarchical category structure got better than those without hierarchical category structure in F-measure. The F-measures of our best classifier are respectively 91.33%, 89.68% and 84.06% in above 3 experimental settings. Our study found that hierarchical category structures are especially effective in the recognition of named entities in categorization to rough-grained classes of named entity and its effect declines in categorization to fine-grained classes of named entity.
著者
杉原 俊二
出版者
高知県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

うつ経験者の回復期支援として4テーマ分析法(以下、4T法)を10 名に実施し、8名(男6名、女2名)は中断なく終えることができた。手順をマニュアル化した。 初回面接(面接の手順と調査協力の承諾)。第2回面接では、 対象者の年表を調査者と一緒に作成した。うつ経験者では、「発症前」「発症時」「治療期」「リハビリ期」とテーマを一定にした。第3回~第6回面接(4T法の実施1テーマ1回) 。第7回面接(振り返り)。語られた内容を文章化して、 2人で読み合わせ内容の検討。第8回面接(終了面接)。これまでの面接内容を振り返り。
著者
杉原 太郎 藤波 努 高塚 亮三
出版者
社会技術研究会
雑誌
社会技術研究論文集 (ISSN:13490184)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.54-65, 2010
被引用文献数
1 7

本稿では,認知症高齢者をどのようにしてカメラシステムで支えるかという切り口で行った3軒のグループホームに対するアクションリサーチ,その中でもシステム開発および導入にまつわる問題ついて述べる.調査はインタビューにより行い,情報は介護者から収集した.調査結果から,カメラシステムは介護者の肉体的・精神的負担感を低減させ,提供する介護作業の最適化に寄与したことが明らかとなった.さらに,認知症を原因とする問題に対処するためには周囲の環境から支えることが重要であること,システムの開発・導入に当たっては,周囲の人々が抱く抵抗感に配慮する必要があること,「家」のメタファを損なうことの無いようなシステム作り・導入が求められることを示した.
著者
杉原 四郎
出版者
経済資料協議会
雑誌
経済資料研究 (ISSN:03853586)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.40-54, 1997-05-20
著者
杉原 四郎
出版者
経済資料協議会
雑誌
経済資料研究 (ISSN:03853586)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.6-16, 1969-03-15
著者
杉原 興浩 戒能 俊邦
出版者
一般社団法人 レーザー学会
雑誌
レーザー研究 (ISSN:03870200)
巻号頁・発行日
vol.32, no.9, pp.576-580, 2004-09-15 (Released:2010-01-12)
参考文献数
25

In recent broadband photonic network system, high speed optical data transmission is required. Electrooptic (EO) polymers are attractive because of their large nonlinearity, fast response time and ease of device fabrication. Therefore the EO polymers are expected for the application of ultra-high speed EO switch and/or wide bandwidth EO modulator, both of which will be used in future photonic network. In this report, recent progress of EO polymers and their application to waveguide type devices are described.