著者
冨永 晃宏 庄 建冶朗 内藤 健 松本 大三
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
水工学論文集 (ISSN:09167374)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.1009-1014, 2005-02-01 (Released:2011-06-27)
参考文献数
9

A traditional river structure, “Seigyu”, is a kind of spur dikes for protecting riverbank against erosion. Actual examples of Seigyu groins and their effects on bed protection were surveyed in the Ooi River. Experiments on flow structures and bed evolution were conducted in a laboratory flume with Seigyu models. The effectiveness of the groins was recognized on the deceleration of downstream flows and on the prevention from bed scour. The arrangement manner and the placing method of the groins were also investigated. A series of Seigyu groins is effective even for steep-slope flows but the erosion becomes very large beside groins. We compared the bed configuration around Seigyu groins with that around a group of rod roughness. The characteristics of resistance to flow for Seigyu groins is different from that for rod dikes because Seigyu groins have gabions near the bed. This fact makes different effects on riverbank protection.
著者
清水 邦義 中村 崇裕 大貫 宏一郎 松本 雅記
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2017-04-01

霊芝キノコのゲノム編集について、霊芝特異的プロモーターの単離、ターミネーターの単離、霊芝ゲノム編集用ベクターの構築等の実験を行ってきた。その中で、ゲノム編集に用いるプロトプラストの遺伝子導入効率の低さと、遺伝子発現効率の低さは新規キノコ作成において、ボトルネックとなっていた。この状況に変化をもたらしたのは、刑部らのキノコゲノム編集に関する論文であった(Scientific Reports (2017)。これまで、ある一定の形質を有するプロトプラストを用いると効率が上がることが判明していた。よって我々は、霊芝プロトプラストを用いたゲノム編集には、菌糸体を用いた予備的実験の中で、細胞融合・ゲノム編集を効率的に行うためには扱い易いプロトプラストの採取が必須という結論に至り、セルソーターにより最適なプロトプラスト採取の条件を探索している。我々はこれまでに、霊芝子実体の有用成分のLC/MSを用いた網羅的解析技術を確立しており、新規の菌糸体の作成に成功すれば霊芝トリテルペノイドの数十種類を同時に同定できるシステムを構築している。また、我々はこれまでに、ゲノム編集に必要なプロモーター、ターゲット遺伝子(コーデイングシーケンス)、ターミネーター領域のDNAを霊芝特異的遺伝子としてPCR法により探索し、有望領域を決定した。ターゲット遺伝子としてP450遺伝子群のコーディング領域をゲノム編集している。但し、これらの遺伝子セットが実際に作動するかは未定であるのでキノコゲノム編集で使用された遺伝子も併せて探索している。
著者
石井 玄一 田中 祝江 原 啓 石井 延久 松本 英亜
出版者
一般社団法人 日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科学会雑誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.98, no.6, pp.757-763, 2007-09-20 (Released:2010-07-23)
参考文献数
40
被引用文献数
1 1

(目的) クローン病患者における尿路合併症は比較的少ないが, その診断や治療に難渋することがある. 現在, それに対する治療指針はいまだ確立されていない. 今回, 我々はクローン病患者における尿路合併症の頻度, 診断, 治療について報告する.(対象と症例) 1994年1月から2002年5月の間, 社会保険中央総合病院にクローン病で通院中の1,551人を retrospective に検討した.(結果) 1,551例中75例 (4.8%) に尿路合併症を認めた. 内訳は尿路結石60例, 消化管膀胱瘻14例, 尿膜管膿瘍1例であった. 尿路合併症の診断を受けた患者のうち実際に泌尿器科を受診したのは41例 (55%) である. 内訳は尿路結石26例 (43%), 消化管膀胱瘻14例 (100%), 尿膜管膿瘍1例 (100%) であった. 尿路結石に対しては20例に保存的治療, 4例にESWL, 2例にTULを行い, 全ての症例で良好な結果を得た. 消化管膀胱瘻は12例 (86%) の症例で, 保存的治療で腸管の炎症をコントロール後に瘻孔, 炎症腸管の切除を行った. 尿膜管膿瘍は尿膜管, 責任腸管切除と膀胱部分切除を行った.(結論) 尿管結石の治療は非クローン病患者と同様の治療方法を行うべきと思われた. 消化管膀胱瘻は成分栄養等の保存的治療を先行させた後に外科的治療を行うことでQOLが早期に改善され, 腸管切除も回避できる可能性が示唆された.
著者
松本 明子 井原 庸 油野木 公盛 細井 栄嗣
出版者
日本霊長類学会
雑誌
霊長類研究 Supplement 第29回日本霊長類学会・日本哺乳類学会2013年度合同大会
巻号頁・発行日
pp.177, 2013 (Released:2014-02-14)

宮島には餌づけによって市街地周辺に約 500頭のニホンジカが生息する.島外との個体の移出入がない閉鎖個体群で,生息密度が高く餌資源制限の状態にあると考えられる.体格の小型化と成長の遅延がみられるほか,繁殖開始齢が上昇し多くのメスが 4歳以上で初産を迎える.ほかの地域のニホンジカと比べて成長に要する時間が長く,育児期間が長期化している.また,子ジカの体重はばらつきが大きく,同じ時期に約 3倍の差があることがわかっている.そのため,性成熟していない複数齢の子ジカが母ジカとともに行動している場合や,1歳への授乳が散見されるなど,育児様式が多様化している.また,繁殖コストのうち哺乳は妊娠に比べて多大なコストがかかることが知られ,金華山では栄養状態の悪化により隔年繁殖を招いている.同様に栄養状態が悪いといわれる宮島でも授乳中の母ジカの体重が 10%程度低下する場合もあり,幼獣にも母ジカの栄養状態の影響と考えられる成長の遅滞が観察された.そこで,翌年の繁殖への投資やタイミングに影響を与える子ジカの成長パターンや死亡率を明らかにし,出生時期や性による違いを検討した.さらに,子ジカに対する授乳行動の性差についても成長や死亡率との関連から考察した.また,ニホンジカのような体サイズに性的二型がある種では,体の大きいオスのほうが栄養の要求量が大きく成長速度が速い反面,脆弱性と結びついている可能性が指摘されている.金華山などでは初期のオスの死亡率が高いことが指摘されている.宮島においても 0歳から 1歳までと 1歳から 2歳までの子ジカの死亡率を推定し,性による違いがあるかを検討した.
著者
松本 渉
出版者
関西大学総合情報学部
雑誌
情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 (ISSN:1341156X)
巻号頁・発行日
no.41, pp.85-105, 2014-08

調査を複数回行う場合や複数の既存の調査の結果を比較して利用しようとする場合,関心のある質問の結果を比較しやすいように同一の質問文を常に使用できるとは限らない.自らの調査の改良のために質問文を改訂する場合もあるし,既存の調査の結果を比較検討する場合,同じ趣旨だが厳密には表現が異なる質問文を用いた調査の結果を利用せざるを得ない場合もある.既存研究の多くは,質問文を変更して結果が大きく変わることを示しているが,そこで示される例は,変更によって結果に影響がでることが理論的に明らかなものが多い.影響が出ることを期待して質問文のワーディングを違えてあるといってもよい.しかし,質問文の改善のためにワーディングや構造をやむをえず修正したような場合では,どの程度の影響があると考えられるのだろうか.本稿では,日本人の国民性調査を含む4つの調査の比較を通じて,質問文のワーディングや構造の変更を行った場合に調査の結果に与える影響の程度について検討した.具体的には,まず相対度数分布の変化という観点から, 4つの調査における似て非なる質問文による結果の類似性を検討した.その結果,ワーディング・時期がほぼ同一で調査条件が似ている調査AとBの間のほかに,モードや構造が大きく異なる調査CとDの間でも度数分布の差が小さく,調査A・Bと調査C・Dの間の方が度数分布に乖離が見られた.これは,改訂する前の質問の回答分布に無回答が多かったためであった.次に,性・年齢・学歴といった項目とともに多重対応分析を行った結果,細かい点では各調査間に異なる特徴がみられるものの,大まかな傾向としては4つの調査の結果の間で共通性があることがうかがえた.以上から,質問文の変更といっても,変更による直接の回答分布への影響よりも無回答による誤差を小さくする場合があることと,属性変数との関連性などの構造的な特徴においては全体的には安定した結果を保つことができる場合があることがわかった.Many previous studies have shown that changes to questions influence results; however the examples at those studies were usually prepared in the hope of proving that the changes will exert a certain effect on the responses. On the other hand, questions used in real comparative surveys often use different wording or structure to minimize the nonresponse error on the results although having essentially the same meaning.This paper addresses influences on the results of the surveys where wording or structure of questions have been changed for the improvement in expression. Specifically, this paper examines the similarity in the relative frequency distribution produced by four surveys that used close but not exactly the same questions, and confirms stable structural feature among the four survey results using multiple correspondence analysis (MCA). First, an examination of the distribution revealed that any discrepancy of the distribution was relatively small when the item nonresponse error was small, while it was relatively large when the itemnonresponse error was large even if both wording and structure were the same. Second, MCA showed that there remained rough commonality in the structural feature, such as associations with the demographic variables, among the four surveys despite different expression. Therefore, it was found that modification of the wording and structure of questions can reduce itemnonresponse error rather than directly influence relative distribution of its response, and that rough commonality can be broadly preserved despite such the change.
著者
松本 真輔
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.1-10, 2002-02-10 (Released:2017-08-01)

『日本書紀』『聖徳太子伝暦』には、太子存命中に数度の新羅侵攻が企てられたという記述がある。一度は侵攻に成功するが、最終的に派遣された将軍が筑紫で病没し、派兵は失敗に終わったとされている。ところが、中世太子伝において、これが大きく変容を遂げ、聖徳太子の実弟、来目皇子が、新羅侵攻成功の立て役者として大復活をとげる。本稿では、中世の物語的太子伝のうち、増補系太子伝を中心にして、その内容を紹介するとともに、新羅の脅威が喧伝され、日本の安全を守るため、侵攻がなされたとされている点、戦闘の様子が、神国思想を背景にした護国説話として描かれている点などを、その特徴として指摘した。
著者
門田 暁人 井上 克郎 松本 健一 岡原 聖 真鍋 雄貴 山内 寛己 Yamauchi Hiroki Okahara Satoshi Inoue Katsuro Monden Akito Manabe Yuki Matsumoto Kenichi マツモト ケンイチ モンデン アキト ヤマウチ ヒロキ オカハラ サトシ マナベ ユウキ イノウエ カツロウ
出版者
電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.362, pp.7-11, 2008-12-11

Generally, if a piece of code clone was found between two different programs, a plagiarism or a code reuse (program piracy) might be made. On the other hand, code clone also occurs accidentally or by code idioms. This paper experimentally derives the probability of program piracy based on length of code clone. In the experiment, we identified code clones among many different programs which we confirmed that program piracy has not been made, and formulated by power approximation the relation between the length of code clone and its derivation probability. By using this formula, we can compute the probability of program piracy from the maximum length of code clone derived from given two programs.一般に, プログラム間で一致するコード列(コードクローン)が見つかった場合, コードの盗用もしくは流用の疑いがある. 一方で, 独立に開発されたプログラム間で偶然(もしくは定型処理など)によりコードクローンが生じることもある. 本稿では, どの程度の長さのクローンであれば, 偶然に生じたものではないと言えるか, その判断基準を実験的に導出する.実験では, 独立に開発された(流用のない)多数のプログラム間で検出されるコードクローンの長さと個数を調査し, 最大クローン長とクローン検出確率の関係を算出した. そして, 偶然に生じうるコードクローンの検出確率を累乗近似により定式化した. 導出した式により, 2つのプログラム間の最大クローン長を計測することにより, 偶然や定型処理ではない, すなわち, 盗用や流用が行われた確率を求めることが可能となった.
著者
松本 美涼 藤原 裕弥 尾形 明子
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
雑誌
広島大学心理学研究 (ISSN:13471619)
巻号頁・発行日
no.18, pp.149-158, 2019-03-31

The current study sought to investigate the relationship between the focus of attention and state anxiety during a public speaking situation involving social anxiety . In a preliminary investigation, undergraduate students responded to a questionnaire based on the Two-dimensional Social Phobic Tendency and Narcissistic Personality Scale-Short version (TENS-S). A previous study using the TENS-S suggested that social anxiety could be divided into two subtypes (high anthropophobic tendency and high narcissistic personality, or high anthropophobic tendency and low narcissistic personality). The high anthropophobic tendency and high narcissistic personality group (HH group) was predicted to exhibit increased anxiety with self-focused attention and other-focused attention. The high anthropophobic tendency and low narcissistic personality group (HL group) was predicted to exhibit increased anxiety with other-focused attention. After screening, 30 undergraduate students were divided into one of three groups based on their questionnaire scores; HH group (n = 8), HL group (n = 9), and low social anxiety group (n = 12). Participants were asked to undertake a speech task to increase state anxiety. Following the speech task, participants rated the direction of changes in attention and the level of state anxiety. The results indicated that self-focused attention and other-focused attention were facilitated in public speaking situations.
著者
浜本 哲郎 大谷 正史 松本 栄二 堀 立明 鶴原 一郎 八島 一夫 磯本 一
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.114, no.12, pp.2134-2141, 2017

<p>症例は42歳,男性.禁煙後に血便が出現し潰瘍性大腸炎と診断された.5-ASA,プレドニゾロンの投与で寛解導入したが減量にともなって再燃し,強力静注療法,白血球除去療法,抗TNF-α製剤,タクロリムスなどで加療したが,寛解導入できなかった.ところが,喫煙の再開で血便は消失し,内視鏡的にも粘膜治癒を確認した.禁煙後に発症し,喫煙の再開で寛解に至ったことから,ニコチンや一酸化炭素を介した抗炎症作用が考えられた.</p>
著者
松本 浩毅 田栗 利紹 手嶋 隆洋 小山 秀一
出版者
日本獣医皮膚科学会
雑誌
獣医臨床皮膚科 (ISSN:13476416)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.7-11, 2018 (Released:2019-03-29)
参考文献数
11

Malassezia pachydermatisとStaphylococcus intermediusに対する植物ポリフェノールの抗菌活性を調査した。ポリフェノールはエピガロカテキン,エピカテキンガレート,没食子酸エピガロカテキン,カスタラギン,カテキン,テアフラビン,テアルビジン,プロシアニジン,プロデルフィニジン,ミリシトリン,ルチンそしてレスベラトロールを用いた。これらポリフェノールの最小発育阻止濃度(MIC)は寒天平板培地法により求めた。M. pachydermatisとS. intermediusに対するMICが最も低値であったのはカスタラギン(それぞれ100 μg/mlと50 μg/ml)であった。以上の結果から,カスタラギンはM. pachydermatisとS. intermediusグループが原因となるイヌの皮膚疾患の治療薬として効果的である可能性が示された。
著者
松本 健次郎
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.134, no.11, pp.1165-1170, 2014-11-01 (Released:2014-11-01)
参考文献数
14

Primary afferent nerve fibers are highly associated with visceral hypersensitivity state of inflammatory bowel disease. Hypersensitivity of afferent fibers occurs during inflammation, and therefore to gain insight into the alteration of receptors and channels, we examined receptors such as 5-HT receptors and transient receptor potential vanilloid type 1 (TRPV1), which are expressed in primary afferent neurons. The current study was designed to investigate the time-dependent dynamic changes of 5-HT3 receptors, 5-HT4 receptors, TRPV1 channels, and 5-HT regulatory factors in DSS-induced colitis model mice. Colitis was induced by 3% dextran sulfate sodium (DSS) solution given as drinking water in C57BL/6J mice. Immunohistochemical analysis and visceromotor responses to colorectal distension were measured during induction of DSS colitis (day 0, 4 and 7). Progress of the inflammation led to down regulation of serotonin transporter immunoreactivities with concomitant increases in 5-HT and tryptophan hydroxylase-1 positive cell numbers. TRPV1-expressing nerve fibers gradually increased during DSS treatment. Abundant non-neuronal TRPV1-immunopositive cell like structure was observed on day 7 of DSS treatment, but not on day 4. The number of 5-HT3 receptor-expressing nerve fibers increased in mucosa on day 7. On the other hand, 5-HT4 receptor-expressing nerve fibers decreased on day 7. TRPV1 antagonist and 5-HT3 receptor antagonist attenuated the visceral hyperalgesia to control level in the DSS-induced colitis model. We made the novel observations of increased neuronal/non-neuronal TRPV1 channel and 5-HT3 receptor expression, and decreased 5-HT4 receptor expression in mucosa. Moreover, we show that a correlation existed between the mucosal changes and visceral hypersensitivity in experimental colitis.
著者
河本 宏昭 土田 真史 手登根 勇人 具志堅 益一 西島 功 松本 裕文
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.177-182, 2019

<p>症例は35歳男性.突然発症の右前胸部痛を主訴に来院した.放射線検査では胸腺囊胞内の出血と考えられたが,縦隔内の出血はわずかで胸腔内穿破はなくバイタルサインは安定しており,胸痛はすぐに消失したため緊急手術は行わず経過観察とした.しかし数ヵ月で囊胞は増大傾向を認め,また腫瘍合併を否定できないため発症後6ヵ月後に胸骨正中切開にて胸腺全摘術を行った.腫瘤周囲は癒着が高度で右縦隔胸膜は合併切除を要した.病理学的検索では腫瘍性病変は認めず,出血を伴った胸腺囊胞であった.成人における胸腺囊胞は経過観察の対象となることが多いが,本症のように出血やそれに伴う炎症を合併する場合や,腫瘍の合併が鑑別に挙がる症例では積極的な手術が必要と思われる.</p>