著者
若林 幸男
出版者
経営史学会
雑誌
経営史学 (ISSN:03869113)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.25-51_2, 1999-03-25 (Released:2010-11-18)

This paper dealt with a history about the occurrence and the fixation of the blanket recruitment that was peculiar to big busiess in Japan.The employment practices in Mitsui Bussan Kaisha have a long history and it includes most kinds of the recruit methods that had appeared in the big business in modern Japan. This paper intends to make clear main hu-man resources in the early stages of foundation depended not on college graduates but on the staffs who were developed through the apprenticeship. This way to get human resources faced with unexpected problems soon. The business extension to the foreign countries after Chino-Japanese war caused the need of another sorts of human resources. Since then, the training-up of talent in Mitsui Bussan Kaisha was mainly developed through teaching the Chinese word and Chinese business customs study in each China branch. However, within 10 years this system lost its utilities. With the rapid progress of the high and middle educational organizations, the graduates substituted for it. In the first World War, Mitsui Bussan Kaisha set up the personnel department and could meet the demand for all kinds of talent only by employing these graduates. In this case, we must pay attention to following two points. First, the radical change of demand structure for i.e. remarkable decrease of the demand from the government offices was took place in the labor market of the new graduate persons at this time. Second, the supply structure also experienced the change, for the high educational organizations started making reasonable modifications to get the jobs for their own graduates. In it, the most remarkable modification can be found in the academic year, which was changed into the April to March Form from the September to July Form prevailing in Europe and US at present. By corresponding the academic year to the recruiting schedule of the government office, the private business could easily look forward to getting the talent from new graduate's labor market. In this way the junction between the business recruit calendar and academic year was accomplished and the blanket recruitment was fixed.
著者
李 民雄 小林 幸夫 熊本 高信 白井 孝三
出版者
The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.228-231, 1976-04-01 (Released:2009-11-13)
参考文献数
5
被引用文献数
1 1

アミノグアニジン臭化水素酸塩と臭化シアンとの反応によりアミノグアニジンは4位の窒素がニトリル化され, これが直ちに加水分解された1-グアニルセミカルバジド臭化水素酸塩 (1), ならびにニトリル基にさらにアミノグアニジン塩が付加した直鎖状N1, N2-ジグアニジノグアニジン三臭化水素酸塩 (2) のいずれも新規化合物を得た。 (1) はmp186℃ (分解) の白色鱗片状結晶で, 非極性溶媒には不溶, 水, エタノール, ジメチルホルムアミド, ジメチルスルホキシドなどに可溶である。 (2) はmp238℃ (分解) の白色結晶で, その溶解性は (1) とほぼ同様であるが, エタノールには難溶である。(1) および (2) を酢酸ナトリウム存在下に無水酢酸でアセチル化すると閉環し, それぞれトリアゾール環を有する3-アセトアミド-5-メチル-1, 2, 4-トリアゾール, ならびに3, 5-ジアセトアミド-1, 2, 4-トリアゾールを生成する。なお, (2) を塩基性水溶液中で煮沸すると脱アンモニア閉環して3-アミノ-5-グアニルヒドラジノ-1, 2, 4-トリアゾール (3) を73.3%の好収率で得た。以上の結果からアミノグアニジン塩と臭化シアンとの反応では予想した3, 5-ジアミノ-1, 2, 4-トリアゾール (別名グアナゾール) は得られず, 直鎖状化合物を生成することがわかった。
著者
大下 優介 八木 敏雄 平林 幸大 石川 紘司 江黒 剛 逸見 範幸
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和学士会雑誌 (ISSN:2187719X)
巻号頁・発行日
vol.79, no.6, pp.752-756, 2020

2013年6月に富士山が世界遺産に登録されて以降訪日観光客が増加しそれに伴い救急受診される症例臨床の現場で経験される.しかし,旅行者がどのような病態で受診されているのかの詳細な報告は無い.本研究の目的は,訪日旅行客の受診内容を調査し,今後の対策を検討する事である.2015,2016,2017年度に当院に受診された訪日旅行客をretrospectiveに調査した.それぞれの年度に受診された患者総数は154人,149人,171人であった.平均年齢は36歳(0-89)であり,男性223人・女性251人であった.受診時間は平日の一般診療時間内が205人(43.2%)であり,269人(56.8%)は夜間や休日祝日の受診であった.受診の原因となった疾患は感冒などの内科系疾患が168例,骨折や脱臼などの外傷が166例,膀胱炎や尿路結石などの泌尿器科系疾患が22例,不正性器出血などの婦人科疾患が21例で,小児科受診が64例であった.また来院時CPAが1例にあった.近隣住民であれば翌日まで経過を見ることも可能な症例も旅程のため,夜間の受診を余儀なくされている状態であった.一般的に入院精査を行っていたと考えられる症例も移動の予定などのため再診予定も立てられず応急処置のみとなっている症例もあった.海外からの訪日外国人の受診状況を調査した.夜間休日であっても,さまざまな疾患で受診されておりGeneralistとしての対応が求められている現状であった.今後さらに外国人旅行者が増えると考えられ,その対策は急務である.
著者
谷口 力夫 星 旦二 藤原 佳典 高林 幸司
出版者
東京都立大学都市研究センター
雑誌
総合都市研究 (ISSN:03863506)
巻号頁・発行日
vol.66, pp.5-18, 1998

都道府県別にみた平均寿命の30年間の経年変化の実態を分析し、特に東京都平均寿命の特性を明らかにすることを目的とし、1965年から1995年までの5年毎30年間の男女別都道府県別平均寿命を分析対象として調査を実施した。都道府県別平均寿命の経年変化をみると、男女共に急速に延びていった。しかしながら性別にみた増加傾向は同一ではなかった。女性の平均寿命は、1985年頃まで直線的に延長していったが、1990年以降はその延びが鈍化し上に凸な二次曲線の延びとなっていった。男性の増加傾向は、女性よりも5年早く二次曲線の延びに変化していた。都道府県別平均寿命の地域間格差を経年的にみると、1965年では男性で最大4.52歳、女性では同様に3.46歳であったものが、30年後の1995年では、男性で3.67歳、女性では3.25歳へと縮小していった。1965年の時点で、最も短い平均寿命は、男性では青森県の65.32歳、秋田県の65.39歳で、女性では秋田県の71.24歳、岩手県の71.58歳であった。一方、最も長い平均寿命の地域は、男性で東京都の69.84歳、京都府の69.18歳、女性では東京都の74.70歳、神奈川県の74.08歳であった。1965年の時点において、東京都の男女の平均寿命は突出して高い値を示していたが、年次経過とともにその延びは鈍る傾向を示し、30年後の1995年における順位は大きく変化していった。30年後の1995年の東京都平均寿命の男性順位は20位で、女性平均寿命の順位は35位となり、他の道府県の平均寿命の延びに比べて、延び率が少ないことが明らかになった。
著者
越智 洋 水谷 政美 松浦 靖 古市 佳代 林 幸男
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.63, no.6, pp.274-279, 2016-06-15 (Released:2016-07-31)
参考文献数
22

オカラ麹と発酵原料としてのオカラや米を使用して,新しい発酵物を製造し,その成分含量とACE阻害活性について検討した.オカラ麹を使用すると,有機酸,アミノ酸が豊富でACE阻害活性の高い発酵物が得られた.アミノ酸の中では特に必須アミノ酸が大きく増加し,機能性成分のGABAも増加した.また,オカラ麹の発酵物は発酵初期から高いACE阻害活性を示し,発酵終了まで高い活性で推移した.一方,米麹発酵物は,発酵初期はACE阻害活性がなく,時間の経過に従い高くなったが,オカラ麹と比較すると低い値であった.オカラ麹発酵物は体内消化液処理後もACE阻害活性を維持していたので,経口摂取した場合でも有効であると考えられた.
著者
木暮 槇太 中島 誠 高橋 幸吉 稲神 馨 須藤 芳三 待田 行雄 林 禎二郎 平尾 常男 五十嵐 三郎 仲野 良男 竹林 克明 吉田 徳太郎 宮内 潔 江口 正治 林 幸之 佐々木 周郁 渡辺 忠雄 近藤 義和 渋谷 勲 須貝 悦治 田中 茂光 小山 長雄 田中 一行 竹田 寛 竹鼻 孝夫 室賀 明義 蒲生 俊興 高橋 保雄 西村 浩 長谷川 金作 森 幸之 永友 雄 梅谷 与七郎 中村 晃三 松本 介 宮沢 正明 加藤 康雄 土橋 俊人 高木 直温 柳沼 泰衛 小野 四郎 村山 隆之 近森 俊哉 辻 辰四郎 小川 敬之 小松 四郎 大岡 忠三 妹尾 計一 森本 宏 梶浦 みち子 萩原 清治 瓶子 まち子 中条 紀三 高木 春郎 飯島 荘資 横内 和多良 清水 滋 堀内 彬明 堀内 ちよし 原田 忠次 木村 敬助 青木 秀夫 後藤 四男 小林 恵之助 皆川 基 皆川 豊作 岡村 源一 小河原 貞二 村山 穰助
出版者
社団法人 日本蚕糸学会
雑誌
日本蚕糸学雑誌 (ISSN:00372455)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.244-255, 1956-06-28 (Released:2010-11-29)

蚕卵発育中に於けるPhasphataseの組織化学的所見2雄核の接合に関する細胞学的観察カイコガのモザイク複眼の構造とできかた家蚕蛹の頭部が産卵に及ぼす影響家蚕の血組織に関する生理学的研究 (II) 蛹の発育に伴う囲心細胞及び周気管細胞中の遊離アミノ酸の消長家蚕その他数種絹糸虫における誘引物質の共通性と類縁関係に関する研究蚕種の冷蔵障害と水銀塩による沈澱物前胸腺移植後の結紮と絹糸腺の成長家蚕のフラビン化合物に関する研究 (V) 蛹の器官特に中腸におけるフラビン化合物について (予報)家蚕の計量的形質と脳-食道下神経節連合体の機能追加7.白殫病菌の蚕卵への接種試験繭・繊維の部熱風乾燥に関する研究 (II)繭解じよの向上についての研究 (IV) 病蚕成立繭特に硬化病, 軟化病, 膿繭蚕繭の性状繭及び生糸の繊度変異に関する研究 (9) 定粒生糸と定繊度生糸の性能比較について生糸の摩擦係数に関する研究 (7) 精練度と摩擦係数について糸条斑と繰糸管理について生糸の練減率測定に関する2, 3の知見絹の膨潤現象から見た中心層発現の-所見チオ尿素樹脂の還元性について繭層セリシン溶液の粘度吐糸営繭に伴なう繭形の変化 (続)営繭条件と分離細繊維との関係フイブロインの糸条形成について (VIII) フイブロインの溶液中における分散状態について絹糸構造の研究 (I)酵素製糸の研究 (II)酵素精練の研究 (II)追加8. 落緒に関する研究 (II) 落緒形態の出現率とその分布
著者
岡本 卓也 林 幸史 藤原 武弘
出版者
日本コミュニティ心理学会
雑誌
コミュニティ心理学研究 (ISSN:13428691)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.21-41, 2014-09-30 (Released:2019-04-27)
参考文献数
26
被引用文献数
1

This study aimed to reveal the differences between children's hazard perception and those of adults, using the photo projective method (PPM) developed by Noda (1988). PPM is a new technique based on a projective method that captures subjects' perceived environments through photographs. Thus, this method helps us understand an individual's internal mental world. To evaluate the patterns of children's hazard perception and safety awareness, we first asked 23 children (4th graders) and 19 mothers to take photographs of hazard points or areas that caused anxiety in the children during their commute to school. The results show that children perceived traffic hazards as being less hazardous than adults did. Second, to assess the development of children's safety awareness, we asked 139 children (1st trough 6th graders) and 106 adults, the children's parents, to take photographs of hazard points or areas that caused anxiety in the children during their commute to school. The results revealed certain patterns of the children's developmental process relative to hazard perception and safety awareness. The differences in the photographs reflect the development of hazard perception ability in the children. It was observed that children above the ages of 9 and 10 have perception patterns similar to those of adults.
著者
大下 優介 八木 敏雄 平林 幸大 石川 紘司 江黒 剛 逸見 範幸
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和学士会雑誌 (ISSN:2187719X)
巻号頁・発行日
vol.79, no.3, pp.384-388, 2019 (Released:2019-11-08)
参考文献数
8

登山ブームに伴い富士登山を楽しむ方が増えてきている.しかし登山に伴い受診を要する疾患についての報告は多くない.そのため当院に受診した症例を調査し今後の予防と対策を検討した.2018年の富士山の登山シーズンに受診された症例を後ろ向きに検討した.受診された症例は24名(男性10名,女性14名)であった.平均年齢は48歳(16歳~73歳)であった.受傷患者の富士登山経験回数は初回が13人(54.2%)であり,1~3回目が6人(25%),4~5回目が1人(4.2%),10回以上が4人(16.7%)であった.登山のレベルの自己評価では16人(66.7%)が初心者,5人(20.8%)が中級者,3人(12.5%)が上級者と答えた.また16人の初心者の内3人(12.5%)は登山そのものが初めてであった.受傷時の疲労度は,「とても疲れていた」6人(25.0%),「やや疲れていた」10人(41.7%),「やや余裕があった」2人(8.3%),「十分余裕があった」6人(25.0%)であった.当院に受傷された症例は,登山初心者が,疲れている状態で受傷されていた.
著者
杉森 義一 正木 俊一郎 小西 喬郎 林 幸之
出版者
Japan Poultry Science Association
雑誌
日本家禽学会誌 (ISSN:00290254)
巻号頁・発行日
vol.27, no.4, pp.309-317, 1990-07-25 (Released:2008-11-12)
参考文献数
21

鶏の敗血症大腸菌症より分離した大腸菌(O2型)を用いて4種類の不活化抗原液(BF:約109CFU/ml含む培養菌液,BFS:BF液を超音波処理した菌液,CF:BF液を遠心によって,約1010CFU/mlに濃縮した菌液,CFS:CF液を超音波処理した菌液)を調整した。これら抗原液を1日齢ヒナにクロアカ接種法(pa法)で免疫,その後20日目にホモ株の致死量を静脈内攻撃し,攻撃後7日後の生存率で評価した。抗原液の内,超音波処理を施したBFSとCFS液で攻撃による生存率が統計的に有意であったが,含有菌量が約10倍量多いCFS液の方が強かった(P<0.01)。一方,超音波処理を施していないBF液とCF液では,生存率の改善傾向は見られたが,その効果は有意ではなかった。超音波処理は,15分間(5分間を3回)で最も強い免疫効果が得られた。その効果はKetodeox-yoctonate (KDO)値や抗体結合性などに相関性が認められ,in vitroでの重要な指標となった。CFS液をpa,筋肉内あるいは皮下接種法で接種した時の免疫性と安全性を調査したところ,免疫効果はpa法(P<0.01)と筋肉内接種法(P<0.05)で認められた。安全性は筋肉内や皮下接種法では接種後の体重増加が有意(P<0.01)に低下したが,pa法ではこのような現象は観察されなかった。CFS液のpa法による免疫効果は接種7日目以降27日間にわたると推察されたが,O抗原型が異なるO78型の攻撃に対して,効果を認めなかった。
著者
林 幸史
出版者
一般社団法人 交通科学研究会
雑誌
交通科学 (ISSN:02881985)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.18-23, 2020 (Released:2020-01-31)
参考文献数
21

本稿では,魅力ある観光地域づくりのための調査手法として,観光写真調査法が有益であることを述べた.観光写真調査法(TPM)は,従来の魅力調査では,捉えることが困難であった感性や直観を魅力評価に反映させた手法であり,個人が観光地に対して抱く集合的・個別的イメージ(魅力)および,個々の観光資源に付与された価値を把握することができる.TPMの実施手続きを解説するとともに,奈良をフィールドとしたTPMの実践例を紹介した.最後に,着地型のコミュニティ・ツーリズムでの観光振興におけるTPMの応用可能性について議論した.
著者
坂本 広登 張 淑美 林 幸治 下平 和久 松澤 正浩 坂口 みほ 赤松 泰次
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.1661-1666, 2013 (Released:2013-08-28)
参考文献数
11

症例は21歳,男性.再燃,寛解を繰り返す潰瘍性大腸炎(全結腸炎型)の加療中に,治療に抵抗する発熱,粘血便,排便回数の増加を認めた.血液検査にてCMVpp65抗原が陽性を示し,サイトメガロウイルス(CMV)感染を伴った潰瘍性大腸炎の再燃と考えられた.ガンシクロビル(デノシン®)を投与したが改善せず,下部消化管内視鏡検査にて横行結腸に多発する下掘れ潰瘍を認め,CMVpp65抗原の著明な増悪を認めた.大腸全摘術を視野に入れながらガンシクロビルに変えてホスカルネットナトリウム(ホスカビル®)を投与したところ,CMVpp65抗原の陰性化と症状の著明な改善を認めた.
著者
中林 幸三郎 青井 忠正
出版者
社団法人 日本流体力学会
雑誌
日本流体力学会誌「ながれ」 (ISSN:02863154)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.48-55, 1989-03-30 (Released:2011-03-07)
参考文献数
15

本報は解析と数値解で求めた球周りの流れの形および球が受ける流体力の結果をRey-nolds 数(Re数)0.01~120の範囲で比較し,中間Reynolds数での解析結果を調べる.解析と数値解の基礎式にはそれぞれOseen方程式とNavier-Stokes方程式を使用する.低Reynolds数の範囲ではProudman-Pearsonの方法で求めた球周りの流線はOseen解よりも数値解からそれ,かならずしも彼らの結果がよい結果を与えているとは言えない.又Oseen解と数値解で求めた流れの形が一致するRe数の範囲はRe≦1.0であるが,中間Reynolds数での特性値の比較結果はこの範囲のRe数でもOseen方程式を用いた定性的な議論が可能であることを示す.しかし,定量的にはかなりの違いがあり,例えば,解析と数値解による球の渦度発生の臨界Reynolds数はRe=7.7と21になる.最後に,Navier-Stokes方程式の逐次近似をOseen解を用いて数値計算で行なった結果を示す.
著者
薄井 順子 川島 真理子 小林 幸枝 大竹 智子 小清水 美千子
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.6, pp.605-609, 2002-12-10 (Released:2011-03-04)
参考文献数
1

In February 2000, a Drug Safety Emergency Bulletin reporting that some patients taking Benzbromarone developed fulminant hepatitis as a side effect was reported on newspapers and TV. We made a counter survey regarding how patients received this news. The aim of the present study is to consider how a pharmacist should behave when a similar situation occurs in the future.We selected patients taking Benzbromarone from the medication records and checked their liver function value from their charts. We discussed with the doctor about the patients whose liver function values indicated abnormal levels.After discussions with doctors, we decided to give the information to the patients and surveyed them individually. We recorded the contents on their medication records and the records of our inquiries.Seventy-five% (43/57) of the patients noticed the report and their reactions varied. Some patients did not know about the reports or did not recognize that the medicine reported was the same as one they were taking. We also gave information positively to these patients.After giving the information, 81 % (47/58) of the patients continued to take Benzbromarone. We thought that a positive explanation given by pharmacist could minimize the anxiety of such patients, as a result, they were taking the medicine with an increased understanding.As a result of the survey, we found how the patients reacted to the side effect reports and recognized again that it was important to communicate with the patients individually in such instances.
著者
宮武 宗利 林 幸男
出版者
環境資源工学会
雑誌
環境資源工学 (ISSN:13486012)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.153-158, 2009 (Released:2009-11-21)
参考文献数
12
被引用文献数
1 6

Biomethylation of arsenic is usually considered as a detoxification of arsenic because toxicity of most organic methylated arsenic is much less than that of inorganic arsenic. We investigated the feasibility of a novel bioremediation using an arsenic methylating bacterium. An arsenic methylating bacterium Bacillus cereus strain R2, isolated from soil in Miyazaki, was evaluated for growth characteristics and arsenic metabolism. The growth of strain R2 was inhibited in 50.0 mg As/l arsenic medium. Strain R2 metabolized arsenite (