著者
林 正雄 Masao Hayashi
出版者
熊本大学
雑誌
熊本大学教育工学センター紀要
巻号頁・発行日
vol.5, pp.57-60, 1988-02-29

According to the increasing interrelations between Japan and the other countries, it has become urgent necessity for the promising youth to acquire the ability to use English as acommunication means. Even in this Educational Faculty, most students expect to have language training for communication as well as lectures of the English literature or the English language. The present writer has introduced into classes the hearing lessons using English programs by shortwave broadcasting, such as Voice of America, or Radio Japan, etc.Through broadcasting, we can get large amount of various information in a short period of time. Students are compelled to concentrate their energies to listening to the English programs.As teaching material, English news has a merit to attract the student's attention easily, because it is closely connected with their general concerns. This paper states the significance of the training method of this hearing lesson and the way how to introduce it to the university students.
著者
若林 茂則 穂苅 友洋
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

英語の「名詞+動詞+接尾辞-er」の形を持つ複合名詞は生産的で、「猫を食べる人」をcat eaterのように表すことができる。英語を母語として習得中の子供やスペイン語を母語とする英語学習者は、この複合名詞の使用において、語順や形態素の使い方を誤ることが知られていた。本研究では2種類の実験で日本語話者も誤りを産出するが、その誤りは他の学習者とは種類が違うことを明らかにした。先行研究ならびに本研究の結果に基づいて、誤りの原因は文構造規則の単語構造への適用と、別の形態素(-ing)の誤用にあると論じた。
著者
佐野 洋 藤村 知子 林 俊成 芝野 耕司
出版者
一般社団法人 CIEC
雑誌
コンピュータ&エデュケーション (ISSN:21862168)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.119-125, 2004

社会基盤として情報環境が整備され,情報ネットワークを活用した教育(e-Learning)環境が近年,急速に充実してきた。e-Learningは,教育に新しい可能性を開くものでもある。本稿では,東京外国語大学・留学生日本語教育センターと同大・情報処理センターが共同事業で開発を進めている初級学習者向け日本語e-Learning教材の開発について述べる。本学・留学生日本語教育センターは,日本語教育需要の拡大に伴う日本語学習ニーズの多様化に応じるため日本語教育プログラムの高度化を進めている。その中でe-Learning導入が発想され,本学・情報処理センターとの共同で日本語e-Learning環境の開発が行われている。新しい教育形態として加わるe-Learning用の教材開発では,現状課題の分析とe-Learning化の要件定義を行った上で,既存の日本語教科書・教材内容を整理し,電子化を実施した。既存教材のe-Learning化だけでなく,インタフェース・デザインを含むシナリオ作成を伴う自習教材の統合的な追加と,海外からの利用に対応する多言語化が本教材の特徴である。
著者
佐藤 源貞 川上 春夫 小野山 隆夫 中林 進 持丸 順彰
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.26, no.5, pp.394-402, 1972-05-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
1

超短波帯を用いた移動無線通信においては, 垂直偏波を用い水平方向に鋭いビームを発射し, かつ水平面内では無指向性の基地局アンテナとして, 支持柱として金属円管を用いたコーリニアアンテナが広く使用されている.本稿は, このアンテナの放射特性の厳密な理論計算を行ない, 従来考えられてきた上記の特性とはかなり差異のあることを示し, また, その改良形についても検討を加え, さらに, このアンテナを構成している各アンテナ素子に種々の位相差の電流を給電した場合の指向性についても言及した.
著者
正路 徹也 小林 祥一 孟 憲国 金田 博彰
出版者
一般社団法人 資源・素材学会
雑誌
資源と素材 (ISSN:09161740)
巻号頁・発行日
vol.112, no.10, pp.683-687, 1996-09-25 (Released:2011-01-27)
参考文献数
2

The availability of GPS (Global Positioning System) has been examined in three areas. The first is a fixed point on the roof of a building of the University of Tokyo. The second area is around the Hishikari gold mine, southwestern Japan. The area was selected because topographic maps (1/25, 000) are published. The topography consists of gentle hills. The third area is Yunnan Province, southwestern China, where foreigners are prohibited to use topographic maps. The surveyed area is mostly mountainous. Measured values at the fixed point are scattered within 100m from the true position. The average point is located 30m south from the true position. In the Hishikari area, each GPS value is compared with the coordinates given by a topographic map. The deviation between the GPS value and the coordinates is within 300m. The reason why the deviation is larger than the error at the fixed point is that the coordinates given by a map includes error. In Yunnan, the accuracy was checked by the reproducibility. At many sites, satellites were not found because of steep slopes and high trees. A relatively wide space was located, however, within 300m from each site. When 4 satellites were found in wide areas, values were scattered in a circle with a diameter of 200m. When 4 satellites were found in narrow areas, the diameter was 500m. When only 3 satellites were found, the diameter was 1, 000m. These values are larger than the error of the pacing (less than 10 m for 100m distance). The result suggests that the GPS can provide location data with the accuracy enough to geoscience discussions in regional scales.
著者
林 徹
出版者
長崎大学経済学会
雑誌
経営と経済 = Journal of Business and Economics (ISSN:02869101)
巻号頁・発行日
vol.97, no.1-4, pp.117-138, 2018-01-25

Are managers more prone to raise pets than rank-and-file? Although there is much physiological, psychological, or psychosocialresearch on the effect of raising pets on individuals in general, patients, inpatients, younger people, elderly, etc., there seems to be little focus on managers who seem to have more stress in business than non-managers. After reviewing the literature relevant and surveys by Ministry of the Environment, we show the facts found in the interviews toward ten managers incumbent with original questionnaire (Kusubayashi, 2017). We found an intrigue fact through the interviews. On the one hand, the managers who used to have pets, i.e. do not have now, are likely to regard pets as his/her own child. On the other, the managers who have pets now are not likely.
著者
若林 泰志
出版者
日本手話学会
雑誌
手話学研究 (ISSN:18843204)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.61-64, 2021-12-28 (Released:2022-12-28)
参考文献数
3

問題の多い手話歌を、どうすれば改めることができるのかを提案する。
著者
佐々木 翔 林 孝雄 金子 博行 佐々木 梢 臼井 千惠
出版者
公益社団法人 日本視能訓練士協会
雑誌
日本視能訓練士協会誌 (ISSN:03875172)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.51-56, 2015 (Released:2016-03-19)
参考文献数
8

【目的】斜視手術中に測定が可能な新しい回旋偏位測定装置「Cyclophorometer」を開発し、麻痺性斜視に対して術中に回旋偏位を測定した。斜視手術中に回旋偏位の測定を行う意義、および術後の経過について検討したので報告する。【対象・方法】回旋複視を自覚する斜視患者7例(男性3例、女性4例、平均年齢57.6歳)を対象とした。斜視の内訳は片眼上斜筋麻痺3例、片眼上直筋麻痺1例、片眼動眼神経麻痺1例、球後麻酔後の眼球運動障害1例、原因不明1例であった。各症例に対し、斜視手術前、術中、術終了時、術後10日目、術後3か月目に本装置を用いた回旋偏位の測定を実施した。【結果】斜視手術前の眼位は全例が外方回旋(Ex8°~Ex18°)を示し、平均Ex10.9°±3.8°であった。手術は局所麻酔下で術中に残余回旋斜視角を確認しながら行い、7例中3例において術中の回旋偏位測定結果を元に術量を変更した。手術終了時の回旋偏位は平均Ex1.3°±2.0°で、手術後10日目の回旋偏位は平均Ex2.7°±2.4°、手術後3か月後では平均Ex3.1°±2.3°であった。手術前は全例で複視を認めたが、術直後と術後10日目では全例が消失し、術後3か月でも7例中6例が複視消失の状態を維持した。【結論】本装置を用いて斜視手術中に回旋偏位の測定を行うことで、その場で術式の変更や追加の判断をすることが容易となった。本装置の術中利用は、手術回数を最小限にとどめ、術後の良好な眼位を保つために有効であると思われた。
著者
林山 まゆり
出版者
日本印度学仏教学会
雑誌
印度學佛教學研究 (ISSN:00194344)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.34-39, 2016-12-20 (Released:2017-10-17)
参考文献数
7

Yūhan 宥範 (1270–1352), a Buddhist priest famous for the regeneration of Zentsūji 善通寺 in the province of Sanuki (today’s Kagawa prefecture), was also a learned scholar who wrote the Dainichikyō sho myōinshō 大日経疏妙印鈔, Ayūshō 阿宥鈔, and so forth. His books concern Buddhist teachings.Yūhan’s understanding of Buddhism has been referred to in the history of esoteric teaching. However, all such references are nothing but a partial introduction of his teaching; very few studies have been conducted from the integrated viewpoint, or have focused on his later influence. Hence, in this paper, through the estimations of Yūhan by later scholars, his position in the history of the esoteric teaching is examined.As a result, it is clarified that the reason why Yūhan is bitterly criticized by Yūkai 宥快 (1345–1416), who is thought to have established the Kōyasan Teaching, and by Myōzui 妙瑞 (1696–1764), a priest of the Kōyasan in the Edo period, is that his understanding often criticizes traditional understandings. It is also concluded that the reason why In’yū 印融 (1435–1519), a Shingon priest from the Kantō area, accepts Yūhan’s books is that In’yū examines the validity of old Kōyasan teachings relying on Izu 伊豆 understandings which flourished in the Kantō region.
著者
後藤 理絵 竹林 正樹 関根 千佳 福田 洋
出版者
日本健康教育学会
雑誌
日本健康教育学会誌 (ISSN:13402560)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.294-301, 2022-11-30 (Released:2022-12-26)
参考文献数
24

目的:20~40歳代の労働者向け口腔健康行動促進冊子作成のプロセス評価を行うこと.事業内容:20~40歳代労働者を対象に,ナッジを設計した口腔健康行動促進の漫画冊子を作成した.プロセス評価として作成担当者の意識の変化と作成コスト,読者の満足度等を調べた.作成担当者の意識はインタビュー,作成コストは実績から把握し,満足度等はナッジ群(ナッジ型漫画冊子を配布)と対照群(情報提供型冊子を配布)に無作為に割り付けた上でウェブ調査を行った.事業評価:作成後に担当者の意識向上が見られ,作成コストは約88万円だった.読者による冊子の印象(解析対象:ナッジ群119人,対照群120人)は,表紙は「面白そう」(ナッジ群,対照群の順に48.7%, 25.8%),「読みやすそう」(79.0%, 48.3%),「イラストが良い」(57.1%, 28.3%),「情報量が多い」(26.9%, 59.2%),「読むのが不快」(7.6%, 18.3%)で,いずれもナッジ群は有意に評価が高かった.表紙と本編の印象が一致する傾向の項目も見られた.歯周病の知識は,ナッジ群のみ有意に増加した.以上から,ナッジ型漫画冊子は読者の評価が高く,知識向上に役立ち,特に表紙のナッジが重要と示唆された.結論:ナッジ型冊子は,総じて好印象であり,有意な知識向上につながった.ただし,回答に応じて付与された経済的インセンティブが結果に影響した可能性がある.今後は経済的インセンティブのない条件で調査を行う必要がある.
著者
内田 英二 木本 理可 塚本 未来 神林 勲
出版者
一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会
雑誌
日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 第72回(2022) (ISSN:24367257)
巻号頁・発行日
pp.255, 2022 (Released:2022-12-22)

就寝前にスマートフォンなどの電子機器使用を制限することにより睡眠関連物質であるメラトニン分泌量が増加して入眠に好ましい効果を示すことが知られている。本研究では就寝前の電子機器使用に関する介入を行い、使用制限が起床時主観的睡眠感と自律神経系活動に及ぼす影響について明らかにすることを目的とした。被験者は健康な大学生19名(男性9名、女性10名)として、連続した5日間における就寝前1時間の電子機器使用制限期間、対照とした連続5日間の非制限期間それぞれの条件下における測定に参加した。睡眠評価としてピッツバーグ睡眠調査票(PSQI-J)および起床時睡眠感調査(OSA-MA)の質問紙調査、自律神経系活動の評価として加速度脈波測定器(TAS9VIEW)を用い自律神経バランス測定を実施した。PSQI-Jは初回測定開始時、OSA-MAは各測定期間中の起床時に記入させ、自律神経系活動はHFを副交感神経、LF/HFを交感神経の指標として各測定期間の前後に測定した。また測定期間中のスマートフォン、パソコンなどの電子機器使用時間についても併せて確認した。電子機器の使用時間は制限条件下で約50分程度短くなったが有意差は認められなかった。睡眠の時間的変数では、睡眠時間はいずれの条件も平均で約6.8時間であり条件間の差はみられなかったが、就床および起床時刻の中間点を示すmidpointが制限条件下で約30分有意に早まっており(p<0.05)、睡眠相が前進している状況が確認された。起床時睡眠感調査では制限条件下における起床時眠気因子(p<0.01)、疲労回復因子(p<0.05)が有意な高値を示した。自律神経系活動に関しては非制限条件下でHFの低下傾向とLF/HF の増加傾向が観察された。これらの結果から就寝前1時間の電子機器使用制限は睡眠感および自律神経系活動に好ましい影響を及ぼす可能性が示唆された。
著者
小林 武
出版者
京都産業大学
雑誌
京都産業大学論集. 人文科学系列 (ISSN:02879727)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.52-76, 2010-03

西洋近代的なutility の観念は,19世紀後半に中国や日本に紹介された。「功利」や「利用」「楽利」といった漢語がその訳語にあてられたが,儒教や道家思想が「利」や「功利」の追求を,人間を打算的にし,心の純粋さを汚すと否定的に考えてきたこともあって,「功利」という訳語は,中国では日本と違って普及しなかった。清末においては,「楽利」の語が代わって用いられたが,それでもutility の考え方は,何にとっての利,誰にとっての利なのかという公私観とも関連して,その理解が容易に進まなかった。 このように清末におけるutility観念の受容と理解の問題は,たんに翻訳論に止まらず,中国の倫理思想上の大きな問題に関係していたが,本稿では,この大きなことがらには踏みこまず,次の4点に限って考察したい。 (1)19世紀の漢英字典・英漢字典に見えるutility の訳語 (2) 清末と明治において翻訳紹介されたW.S.ジェヴォンズ(1835 ~ 82)の経済学書に見えるutility の訳語 (3)「功利」という言葉に対する伝統的理解の概略 (4) 李提摩太(ティモシー・リチヤード)(1845 ~ 1919)の著書と梁啓超(1873 ~ 1929)の論文に見られる分業と利の捉え方 要するに,清末における功利観を主として言葉を手がかりに考察し,utility観念の受容と理解の背後に,人間と倫理をめぐる大きな文化的背景のあったことを知ろうとする。
著者
小池 敏靖 渕崎 晶弘 一杉 芽美 小野寺 秀一 金子 祐次 岩間 輝 平山 順一 柴 雅之 宮島 晴子 林 宜亨 有澤 史倫 布施 久恵 内藤 祐 若本 志乃舞 藤原 満博 茶谷 真 栗原 勝彦 森 純平 寺田 あかね 大橋 祥朗 永井 正 佐竹 正博
出版者
一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会
雑誌
日本輸血細胞治療学会誌 (ISSN:18813011)
巻号頁・発行日
vol.64, no.3, pp.490-495, 2018-06-30 (Released:2018-07-13)
参考文献数
16
被引用文献数
1 2

今般,安定的な血小板製剤(PC)の確保を目的とし,成分採血装置Trima Accelに,一人の献血者から2本分の10単位PCを一度に採血できるプログラムが搭載された.この採血方法では従来の方法と異なり,一つのポリ塩化ビニル製採血バッグ(PVCバッグ)に通常の2倍量の血小板原料が入る.さらに,その状態で採血当日または翌日まで保管後,2分割する必要がある.本検討では,採血翌日に分割した分割対象血小板原料血液由来10単位PC(分割PC)の品質を解析した.採血後4日目までのTrima Accel由来の分割PCとCCS採血由来の非分割PCの品質を比較した結果,補体であるC5a濃度とpHは分割PCにおいて有意に高値であったが,正常範囲内であった.また,その他の血小板機能等に差はなかった.そのため,分割PCの品質は,従来の非分割のPCと同等であることが明らかになった.
著者
前林 清和
出版者
身体運動文化学会
雑誌
身体運動文化研究 (ISSN:13404393)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.17-27, 2022-03-15 (Released:2022-04-12)
参考文献数
40

In this study, we focus on God and human beings during life and death in the event of a disaster, and consider their mentality, soul, and physicality.The disaster area is a space-time where both life and death exist.In other words, it is a chaotic space-time where the raging gods, the spirits of the dead, and the souls of the victims who are likely to float are chaotic. The festival is a device that calms, inspires, and restores this space. At the festival, God possesses and dancers who perform requiescats. In a state of unity between God and man, it calms the raging god (earth spirit), mourns the souls of the dead, calms the souls of the victims, and inspires them. In other words, the rituals of the multi-layered soul will revitalize the affected areas and the people of the victims.That is why, after a disaster, the revival of the festival is desired above all in the disaster area.
著者
林 幹也
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
日本心理学会大会発表論文集 日本心理学会第85回大会 (ISSN:24337609)
巻号頁・発行日
pp.PC-122, 2021 (Released:2022-03-30)

一般的に言って,組織には,判断力に優れた人,洞察力に富んだ人が存在すると考えられており,重大な問題が発生したときには彼らの助言や判断が尊重される。このような判断力は学歴や学識とはあまり関係がないように思われる。本研究は,日常的に単独行動を忌避しない人々が判断力に優れた人々であるとの仮説を提示した。集団で行動する場合,人は他の人々の総意や権威者の意向に従うことが多いが,単独で行動する場合には,様々な判断をすべて個人的に行わねばならないからである。本研究のオンライン調査(N=416)では,社会問題や,日常生活における様々な状況における判断の的確さを問う質問項目を作成した。また,日常生活の様々な行動を単独で行う場合に,どの程度の躊躇を感じると予想するかを測定した。その結果,一般的に単独で行うことの多い行動(銀行口座を開設する等)に対して,単独行動を躊躇する傾向が強ければ強いほど,社会的判断の的確さが低くなるという相関関係が見いだされた。因果関係は明らかにはならなかったが,以上の結果をもとに,単独行動を志向することによって判断力を涵養することが可能かを議論した。

1 0 0 0 文体論

著者
小林 英夫
出版者
京都帝国大学
巻号頁・発行日
1946

博士論文