著者
林 重雄 川田 明 長澤 隆士 横山 尚登
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌) (ISSN:03854213)
巻号頁・発行日
vol.112, no.11, pp.969-976, 1992-11-20 (Released:2008-12-19)
参考文献数
8
被引用文献数
1 3

The paper demonstrates that normal power system operating data may be used to determine the power-frequency characteristics in power system. Data are processed as random signals using spectral analysis techniques and the results estimate the generator and load power-frequency characteristics as transfer functions. The generator characteristics Kg is determined as a transfer function of the system in which input signals are frequency fluctuation ΔF and generator power setting signal ΔPg and output signal is generator power output ΔPe. For estimating the load characteristics Kl, there is a difficulty. There is a relation of ΔPl=ΔLo+KlΔF, between actual load ΔPl, ideal load under the state of nominal frequency ΔLo and fluctuation of system frequency ΔF. While, because it is impossible to measure ΔLo directly, ΔLo and KlΔF can not be separated. As to a partial system, when its capacity is small enough compared with the total system capacity, the contribution of ΔLo in a partial system to ΔF of the total system may be ignored, that is, ΔF and ΔLo are considered as independent phenomena. So, the cross-spectrum of ΔF and ΔLo decreases to zero according to the increase of data in number and Kl of the partial system can be estimated.
著者
村上 英樹 小林 祐記 大島 洋紀 小田野 直光 澤田 健一 大西 世紀 近内 亜紀子 奥田 博昭 村木 克行
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集 2006年春の年会
巻号頁・発行日
pp.56, 2006 (Released:2006-04-06)

珪藻土は、多孔体であると同時にSiO2を主成分とするため、耐熱性を持つ。また、溶液化したジルコニウムやハフニウムと親和性があり、フッ化水素酸を除く酸性溶液にも耐性があるため、これら元素及びホウ素など、放射線遮蔽効果を持つ元素の添加が容易である。本研究では、珪藻土の放射線遮蔽素材としての適性を評価した。

1 0 0 0 OA 鈴木清助伝

著者
林儀一郎 著
出版者
学文館
巻号頁・発行日
1892
著者
林 真人 金 賢徹 寺薗 英之 服部 明弘 安田 賢二 大津 敬 宮城 洋平 荒尾 徳三 西尾 和人
出版者
日本サイトメトリー学会
雑誌
サイトメトリーリサーチ (ISSN:09166920)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.1-6, 2011-10-25 (Released:2017-06-12)
参考文献数
13

転移性がんの治療方針の策定や転移メカニズムの解明の為には,CTC を採血サンプル中から出来るだけ損傷を与えずに取りこぼし無く回収し,回収したCTC の生理学的性質や遺伝子変異を迅速に計測する技術が必要となる。 本稿では非浸襲的で高感度なCTC 分離精製法開発の取り組みについて概観した後,我々が開発を進めている画像認識型セルソーターシステムと超高速PCR のCTC 分離精製,遺伝子解析への応用可能性について論じた。
著者
荻林 成章 徐 春暉 寺野 隆雄
出版者
千葉工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

消費者、生産者、銀行、政府、及び消費財市場、株式市場、労働市場からなる人工経済システムのエージェントベースモデルを構築し、価格の均衡、資金循環、景気循環、GDPと物価の関係、所得税及び法人税の減税乗数、などのマクロ経済基本挙動の再現に及ぼすモデル条件の影響を解析した。その結果、個人や法人の多様な行動とその相互作用からマクロ経済挙動が内生的に創発され、定性的に傾向が再現されること、及びマクロ経済挙動ごとにその再現に必要不可欠なモデル構造とその基本メカニズムが解明できた。また政府支出の非効率性を考慮した減税乗数式を導出した。これらは投稿論文4篇、学会発表12篇(内国際会議論文5篇)にまとめた。
著者
MIRHADI Mohamad Javad 小林 喜男
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会紀事
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.115-124, 1981
被引用文献数
3

5月1日から7月1日まで,15日おきにグレインソルガム(H-726)を名大農学部附属農場の圃場で栽培し,週2回定期的にかん水する区と無かん水区を設け,生育収量やたんぱく含量を調査した. 1. いずれの播種期でもかん水区で,草丈,葉数,穂長,1穂粒数,茎葉や穀実のたんぱく含量が無かん水区より優れていて, この植物が乾燥に強いと考えられているにもかかわらず,栽培にあたってかんがいの必要性が高いと考えられた. 2. 6月1日および15日播きではかん水, 無かん水両区とも他の播種期の区に比べ,生育収量やたんぱく含量が全体的に低下していた. この減少は生育初期に降雨が多く日照が少なく, これに伴う気温の一時的な低下によるものと思われる. 3. 全植物中で茎葉や穂の占める乾物量の比率をみると,5月1日播きでは穂が最も高いが,5月15日播きでは葉の変化はなく,穂が減少して茎が高くなり, 6月1日播でほ茎も葉も増加した. さらに晩い播種期では葉の増加が最も高くなっている. これらから早期の播種では同化生産物の穂への転流が良好であり,晩期になるにつれて茎葉に残り,穂への転流が粒数の少ないこともあって減じ,穀実収量が減ずるといえる. 4. 全体的にかん水の有無で比較すれば,生育収量やたんぱく含量はどの播種期でも同様の傾向を示した. 穀実の粗たんぱく,粗でんぷんの比率に有意な差ほないが, 6月1日播きでは収量が低いので粗たんぱくは高い値を示し,その反面粗でんぷんの割合が減じている. 5.作期の早晩で比較すると,早播きがかん水の有無にかかわらず高収をもたらした. グレインソルガムの高収量を得るには栄養生長期は低温で長期間,登熟は高温で短期間経過するのが望ましいものと考えられる.
著者
上田 路子 山川 香織 松林 哲也
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2017-04-01

計画していた4つの研究計画のうち、17年度は主に「自殺報道が自殺者数に与える影響の解明」及び「経済実験」の準備の二つを行った。<自殺報道が自殺者に与える影響の解明> 著名人の自殺やいじめ自殺に関するメディア報道をきっかけに自殺が社会全体に広がっていく「ウェルテル効果」は各国でその存在が確認されている。しかし、なぜ自殺に関する報道が自殺者数を増やすのかという因果メカニズムはこれまで明らかになっていない。そこで、自殺報道に接したときに一般の人々や自殺リスクの高い人々がどのような反応を示すかを調べることを目的として、2010年から2014年に自殺によって亡くなった著名人の死後ツイッターに投稿されたポストを分析し、その量と内容を検討した。また、量や内容と自殺者数の関係も分析した。分析の結果、自殺報道後にツイッターで反応が大きかった著名人の自殺の場合には、一般の自殺者数が増えることが明らかになった。一方、新聞やテレビなどでは報道数が多かったとしても、ツイッター上で反応が少なかった場合、自殺者の増加を伴わないことも確認した。先行研究は主に新聞報道の量や内容と報道後の自殺者数の関連を調べてきたが、本研究の結果は新聞やテレビなどのメディアにおける報道を分析対象とするだけでは、一般の人の反応を探るには不十分なことを示唆している。なお、この結果は英文学術誌(Social Science and Medicine)に研究論文として発表した。現在はツイッターに投稿された内容の感情分析を行っているところであり、結果は18年度中に論文として発表する予定である。<経済実験> 実験の実施に支障が出るため、詳細は明らかにすることができないが、実験の準備を進めた。18年度中には実験を行う予定にしている。
著者
西田 充征 濱崎 千賀子 平田 未来子 小塚 みち子 林 和江
出版者
九州理学療法士・作業療法士合同学会
雑誌
九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 (ISSN:09152032)
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.73, 2006

【はじめに】<br>平成16年10月より熊本市中央地区の公立保育園にて、発達に不安を抱える保護者とその児を対象に児童デイサービス事業(以下児童デイ)が実施されている。児童デイにOTも関わり、保育士などの他職種と連携を図り療育を行っている。今回、児童デイでのOT活動の経過もふまえ保護者に対してアンケートを実施した。活動に対する保護者の満足度と今後の児童デイにおけるOTの課題について検討したので報告する。<br>【療育内容】<br>月曜日_から_金曜日の週5日間活動。定員は一日5名程度。対象児は、0歳児から就学前の支援費受給者証を持つ児童で、基本的に母子通園を原則とする。午前9時30分登園、諸活動・昼食を行い母子は午後1時に降園。スタッフは保育士のほかOTもしくはST等の1日2名。「一人ひとりの子供の成長発達を見極め、子ども自身のもつ育つ力を支え、伸ばすと共に親子のふれあいを大切にする」を療育目標としている。<br>【OT活動】<br>activityは週1回実施。自閉性障害を伴う情緒障害児が大半。オープングループにて実施し、可能な範囲で児を活動に参加させる。活動時に個別療法は行わず、必要に応じて援助・指導を行う。OTは40分程度の時間を頂き活動を行う。平成17年4月から平成18年3月まで6テーマ(シャボン玉遊び・紙遊び等)の活動を実施した。微細運動を促し、遊び時の児の姿勢に対しても着目できるように活動の企画を行い、個別課題を目的とした遊びと、集団で行う粗大運動の遊びを実施した。活動における発達的関わりを明確にするため、保護者に対して活動の目的・遊びの効果を説明・提示を行い、理解を促した。また、保護者に対し「おしゃべりサロン(講話)」の時間を頂き、目と手の協調性に関わるテーマで治療的側面の理解を図り、家庭でもできる遊びの提供を行った。<br>【結果】<br>活動に対し、未経験な感覚や対象物に適応できず拒否を示す児もみられたが、殆どが保護者及びスタッフの援助にて、活動に対し興味を示す児が多くみられた。アンケート結果においては「OT活動の目的を理解できていますか?」理解している53.8%・少し理解している38,9%。「OT活動に満足していますか?」満足している77,3%・普通13,6%・不満4,5%。「OTについて理解していますか?」理解している38,7%・少し理解している76,9%と結果を得た。<br>【考察】<br>保護者から「家庭では行えない遊びなので楽しい」「遊びの幅が広がった」「色々な動きがあるのでよい」と意見を頂いた。活動の企画において対象が絞りにくいが保育士との検討で、児の反応を導きやすい遊びを提示できていると考えている。多くの経験と共に、児の反応が食事場面においてスプーンの握りが、つまみへ移行し、箸へと移行する児もみられた。活動においては、保護者から姿勢や生活動作についての相談内容もきくことができた。今後活動場面を通し、児同士の相互作用の働きについて分析をすすめ、保護者へ集団での関わりについての理解を深めたいと考える。
著者
田宮 基裕 松井 薫 河原 邦光 楠 洋子 笹田 真滋 小林 政司 松浦 由佳 森下 直子 上原 暢子 鈴木 秀和 岡本 紀雄 平島 智徳
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学 (ISSN:02872137)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.257-261, 2010
参考文献数
11
被引用文献数
1

背景.肺放線菌症は時に肺癌との鑑別が困難な場合があり,診断に苦慮する疾患である.症例.症例は65歳,男性.血痰を主訴に近医受診,胸部X線にて左上葉の腫瘤陰影を指摘され当院へ紹介.腫瘤陰影はFDG-PETでも強い集積を認め,肺癌が疑われた.気管支鏡検査を施行し,autofluorescence imaging(AFI)でマゼンダの色調を呈する慢性肉芽と思われる気道病変を左B^3bに認めた.同部位の擦過細胞診にて放線菌が検出され肺放線菌症と診断し,クラリスロマイシン,アンピシリンを投与し腫瘤陰影は縮小した.約4ヵ月後,再度気管支鏡検査を施行したところ,同部位の気道病変は消失し,AFIでも粘膜所見は正常であった.結論.AFIにて肺放線菌症の慢性肉芽を観察した報告はなく,治療効果判定に有用である可能性がある.
著者
土井 幸輝 小田原 利江 林 美恵子 藤本 浩志
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
福祉工学シンポ
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.201-204, 2003
被引用文献数
2

点字は, 視覚障害者にとって自らが読み書き出来る唯一の文字として一般に知られているが, 近年, スクリーン印刷による紫外線硬化樹脂インク点字(以下UV点字と記す)サインが, 共用品として急激に普及している。しかし, 製作者ごとにUV点字パターン(点間隔・高さなど)が大きく異なるため, 触読しにくいことが指摘されている。そのため, 現在, UV点字に関する日本工業規格化が検討されている。そこで, 本研究では, 触読しやすいUV点字パターンを明らかにすることを目的とし, ヒトの指先の皮膚感覚レベルで, 点字の点間隔・高さの違いがどの程度識別容易性に影響を与えるのかを調べた。実験には, 点字触読における経験要素を排除するため, 晴眼者に参加してもらい, さまざまな点間隔・高さの6文字(1点欠け)について, 同定課題を行った。これより, 識別しやすいUV点字パターンの有用な基礎データが得られた。
著者
斉田 芳久 榎本 俊行 長尾 二郎 高林 一浩 長尾 さやか 大辻 絢子 渡邊 良平 中村 陽一 高橋 亜紗子 草地 信也
出版者
日本大腸肛門病学会
雑誌
日本大腸肛門病学会雑誌 (ISSN:00471801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.5, pp.317-323, 2014 (Released:2014-04-30)
参考文献数
10

前向きにリン酸ナトリウム錠(新NaP錠)の受容性と洗浄効果の検証を行った.対象と方法:2011年1月から2012年12月の期間で心腎機能異常がない外来大腸内視鏡を施行患者418名を対象とし,患者受容性はアンケートで洗浄効果は内視鏡術者の観察スコアで調査した.結果:新NaP錠の前処置は,添加物変更前のNaP錠(旧NaP錠)と同様に,嘔気・腹痛も少なく,高い受容性が認められた.ポリエチレングリコール含有電解質溶液(PEG)を前処置剤として服用した経験のある患者での次回の服薬希望において,新NaP錠の希望者は63.9%と,PEGの13.4%を大きく上回った.製剤残渣は旧NaP錠と比較して残存率には減少傾向が認められた.結論:新NaP錠の受容性と洗浄効果の高さが確認され,新たな大腸内視鏡前処置剤として有用である.
著者
林 和人 深田 武志
出版者
日経BP社 ; 1985-
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.426, pp.104-106, 2017-12

──簡単なスマホ操作で1000円から日米の有名企業の株が買えるサービスが注目されていますね。口座も増えているのでは。 今月(9月29日にインタビュー)は1万7000新規口座くらいで、毎月1万を超えるペースで増えています。──え、そんなにですか。