著者
森 洋子
出版者
美学会
雑誌
美学 (ISSN:05200962)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.25-40, 1984

David Garrick dedicated for Hogarth's tombstone an epitaph with the inspired words, "pictur'd Morals". The present author interprets these words as being the embodiment and the key to Hogarth's art. This paper will discuss how Hogarth intended to warn - and to preach to - viewers of his prints about human vices that could be traced back to the medieval Christian iconography of "Seven Deadly Sins". For this purpose Hogarth chose the subject matter of his prints from topics of contemporary newspapers and journals, that is, "modern moral Subject". In my opinion "Pride" can be found in The Bench ; while "Gluttony" in Plate VII of Industry and Idleness, may have been inspired by Bruegel's Fat Kitchen. "Luxury" is one of the main vices in Hogarth's Progresses. The marriage of the Rake with an old, one-eyed, rich but ugly maid reminds one of the Northern tradition of "an unequal couple" of which the most popular pictures were painted by Cranach. Also, Hogarth's A Rake's Progress might be compared with Jacques Callot's series The Prodigal Son which faithfully illustrated a well-known parable. However, Callot's Prodigal Son has a happy ending, while Hogarth leads his Rake-and most of his other protagonists-to a tragic death as a result of their vices. Finally the author will point out that the works of Hogarth's contemporary, Jonathan Richardon (The Theory of Painting, Essay on the Art of Criticism and The Science of a Connoisseur), may have been theoretical sources for Hogarth's notion of the utility of painting, namely for the entertainment and the improvement of the mind. Previous authors have seemingly overlooked this important relationship.
著者
西山 正吾 Lozi Julien 高橋 真聡 孝森 洋介 美濃和 陽典 斉田 浩見 Guyon Olivier
出版者
宮城教育大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究の目的は、銀河系の巨大ブラックホールを周回する星の観測を通した、ブラックホール重力場での一般相対論の検証である。そのためにまず、すばる望遠鏡の補償光学装置に装備する赤外線波面センサーを開発する。赤外線波面センサーの導入により、ブラックホールに近い、明るい赤外線星を補償光学のガイド星として観測することができるようになる。これにより一般相対論の検証に適した晩期型の星の観測が可能となる。この開発が終わり次第、ブラックホールを周回する星の観測を開始する。年数回のモニター観測を継続し、その視線速度の変化から、ブラックホールがつくりだす重力場を測定し、一般相対論の予想との整合性を検証する。
著者
小菅 充子 森 洋子 山西 貞 渕之上 弘子
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
日本農芸化学会誌 (ISSN:00021407)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.259-262, 1978 (Released:2008-11-21)
参考文献数
2
被引用文献数
3 5

The aroma concentrates were prepared from the fresh tea flush of both var. Sayamakaori (a newly registered variety) and var. Yabukita (a popularized variety for green tea), and also from their made tea “Sencha.” Combined gas chromatographic-mass spectrometric analysis was performed on the four aroma concentrates, using a polar and a non-polar columns. By comparison of the chromatograms of “Sencha” from var. Sayamakaori and var. Yabukita, it was clearly recognized that the amount of nerolidol, cis-jasmone and indole were much larger in var. Sayamakaori than in var. Yabukita. On the other hand, linalool was much smaller amount in var. Sayamakaori of both fresh tea flush and “Sencha.” These facts seemed us to explain the aroma characteristics of var. Sayamakaori which is more heavier and lasting floral aroma.
著者
佐藤 友紀 都留 孝治 安藤 真次 竹村 仁 廣戸 桃香 井上 航平 真田 美紗 廣原 円 高森 洋子
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.46, pp.G-59_2-G-59_2, 2019

<p>【はじめに・目的】今回,大分県中部保健所より「働き盛りの健康サポートプロジェクト」(以下,事業)として委託事業を受諾し,製造業系事業所の特性に合わせた運動介入を実施し,一次予防活動を実践した結果について報告する.</p><p>【方法】大分県中部保健所管内の各事業主に向けて導入研修会を開催し,アンケートや保健師によるヒアリングから事業所を選定した.事業目的は,「病気による事故や腰痛の予防」,「生活リズムや運動継続による体調の改善」とし介入した.対象者は事業所の管理職が,運動実践への取り組みが必要(検診結果の判定がC,独身で食習慣に偏りのある者,運動習慣のない者等)と判断した13名(平均年齢41.5±10.5,男性13名).介入期間は平成29年9月〜12月までの3ヶ月間とし,保健師同行のもと,初期評価,初回運動指導,2回目の運動指導,最終評価の合計4回事業所へ訪問介入した.また,評価や指導に関しては,従業員の仕事の一環とし,業務の時間内に実施した.運動介入の時間は約90分であり,内容は,ミニ講座(生活習慣病,食事,腰痛),運動指導(職場で行える4秒筋力トレーニングや有酸素運動,腰痛予防やラジオ体操の指導),部署別でのグループワークを実施した.その他,手帳を作成し目標や体重のグラフ,運動実践記録の見える化を図った.さらに,万歩計の配布や歩数の記録,努力した従業員への褒賞なども提案した.評価項目は,身長,体重,BMI,skeletal muscle index(以下,SMI),体脂肪率,ウエスト周径,身体活動量,健康感などに関して意識調査アンケートを実施した.介入前後の比較には,対応のあるt検定を用い,有意水準は5%とした.</p><p>【結果】運動介入前後の比較では,BMI(25.1±3.0→24.7±3.4,p>0.05),SMI(8.2±0.8→8.2±0.9,p>0.05),ウエスト周径(85.4±7.2→84.7±8.5,p>0.05)において,変化は認めなかったが,体脂肪率(22.2±6.3→20.5±6.8,p<0.05),身体活動時間(323.8±567.3→415±608.9,p<0.05)においては,有意な改善を認めた.今回の事業に参加して,「従業員同士のコミュニケーションが増加した」や「寝付きがよくなった」などの感想も聞かれた.</p><p>【結論】地域の事業所に対し,保健師と理学療法士が協働し,事業所に訪問を行い,業務内容の特色に合わせて運動指導することで,有意に体脂肪率の減少や身体活動量に増加を認め,健康に対する意識や運動に対する意欲が向上する結果となった.さらに,職場ぐるみの介入が,より効果を高め職場の雰囲気や働きやすい職場環境になるのではないかと考える.今後も産業疾病予防の領域まで理学療法士が地域の保健師や市の職員と協働し,職域の拡大を図っていく必要があるのではないかと考える.</p><p>【倫理的配慮,説明と同意】事業所および対象者には,本事業の趣旨と内容を,データの活用方法に関して文章による説明を行い,書面にて同意を得た.本事業は大分県中部保健所から委託事業として実践したが,その他の利益相反に関する開示事項はない.</p>
著者
早坂 直人 徳田 功 吉岡 芳親 西郷 和真 竹森 洋 篠田 晃
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

Salt-inducible kinase 3 (Sik3) は、エネルギーセンサーとして知られるAMP kinase familyに属し、代謝や骨形成などに重要な役割を果たすことが知られている。本研究で我々は、SIK3が新たに概日リズム制御に必要不可欠であることを示した。ノックアウトマウスでは、活動リズムの有意な延長、周期の不安定化等の異常がまた、ノックアウトマウスから採取した培養細胞系や脳培養スライスでは、概日リズム周期の不安定化や細胞間同期の乱れが見出された。この原因を探る中で、時計タンパク質のひとつであるPER2タンパク質がSIK3のリン酸化によって不安定化することが示唆された。
著者
森 洋子
出版者
美学会
雑誌
美学 (ISSN:05200962)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.25-40, 1984-03-31 (Released:2017-05-22)

David Garrick dedicated for Hogarth's tombstone an epitaph with the inspired words, "pictur'd Morals". The present author interprets these words as being the embodiment and the key to Hogarth's art. This paper will discuss how Hogarth intended to warn - and to preach to - viewers of his prints about human vices that could be traced back to the medieval Christian iconography of "Seven Deadly Sins". For this purpose Hogarth chose the subject matter of his prints from topics of contemporary newspapers and journals, that is, "modern moral Subject". In my opinion "Pride" can be found in The Bench ; while "Gluttony" in Plate VII of Industry and Idleness, may have been inspired by Bruegel's Fat Kitchen. "Luxury" is one of the main vices in Hogarth's Progresses. The marriage of the Rake with an old, one-eyed, rich but ugly maid reminds one of the Northern tradition of "an unequal couple" of which the most popular pictures were painted by Cranach. Also, Hogarth's A Rake's Progress might be compared with Jacques Callot's series The Prodigal Son which faithfully illustrated a well-known parable. However, Callot's Prodigal Son has a happy ending, while Hogarth leads his Rake-and most of his other protagonists-to a tragic death as a result of their vices. Finally the author will point out that the works of Hogarth's contemporary, Jonathan Richardon (The Theory of Painting, Essay on the Art of Criticism and The Science of a Connoisseur), may have been theoretical sources for Hogarth's notion of the utility of painting, namely for the entertainment and the improvement of the mind. Previous authors have seemingly overlooked this important relationship.
著者
石森 洋行
出版者
立命館大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

廃棄物や循環資材埋立地盤からの化学物質溶出量を正確に評価することを目的として、化学物質の長期溶出特性に及ぼす溶出試験条件(流速、試料粒度、バッチ法とカラム法の違い)を調べるとともに、埋立地盤内に発生する水みちを有効間隙率の点から定量的に評価する手法を開発することで溶出量に及ぼす水みちの影響を調べた。
著者
佐藤 健一 神野 正彦 森 洋二郎 長谷川 浩 菊池 和朗
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2014-05-30

フレキシブル大容量光ネットワークアーキテクチャに関して,これまでに開発したグループドルーティング並びにバーチャルダイレクトルーティングの総括的な評価を行い,その効果の詳細を明らかにした.その結果を基に,メトローコアをシームレスに効率的に転送できる新しい枠組みを開発した.多次元自由度を駆使したフレキシブルネットワークに関しては,新たに考案したWDM/SDM波長選択スイッチの試作機を用いて、LCoS分割によるスイッチ集積化とジョイントスイッチングによる一括スイッチングの基本動作を確認した。また,ジョイントスイッチによるスーパーチャンネル内クロストート発生機構を明らかにし、実験により定量評価した。さらにクライアントIF速度の増加トレンドと空間スイッチの低コスト性・低損失性に着目した階層化WDM/SDMネットワーク並びに増設性と信頼性に優れた空間クロスコネクトアーキテクチャを新たに考案した。高次多値変調方式および超高密度波長分割多重技術を導入したフレキシブルコヒーレント光伝送システムに関しては,これを実現するにためには,位相および周波数が極めて安定なレーザが必要となり,それに伴い,レーザの位相および周波数特性を高精度に測定・解析する技術が不可欠である.今年度は,これを実現する新たなレーザ特性解析法を提案し,その有効性を計算機シミュレーションおよび実験により示した.本研究成果に関して,レーザ分野において最高峰の学会であるCLEO-Europeで口頭発表を行った.
著者
大仁田 義裕 加藤 信 小森 洋平 酒井 高司 橋本 義武 小池 直之 田中 真紀子 入江 博 宇田川 誠一 谷口 哲也 GUEST Martin 田丸 博士 江尻 典雄 安藤 直也
出版者
大阪市立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2005

微分幾何学における部分多様体論は,ガウス以来の歴史の長い学問分野で,常に他の諸分野と関わりながら発展してきた.本研究課題は,有限次元および無限次元リー理論,幾何学的変分問題,可積分系理論,幾何解析等の分野と関わり,伝統的な方法を踏まえ無限次元的手法まで視点を広げて,部分多様体論の研究を広範かつ集中的に組織・推進した.有限次元および無限次元等径部分多様体,ラグランジュ部分多様体のハミルトン変分問題,調和写像と可積分系等を研究推進,新しい方法と結果を与えた.また,この研究領域における国際的な協力体制を整備し,若手研究者たちの活動も大いに促進した.
著者
米田 穣 阿部 彩子 小口 高 森 洋久 丸川 雄三 川幡 穂高 横山 祐典 近藤 康久
出版者
東京大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本研究では、全球大気・海洋モデルによって古気候分布を復元し、旧人と新人の分布変動と比較検討することで、気候変動が交替劇に及ぼした影響を検証した。そのため、既報の理化学年代を集成して、前処理や測定法による信頼性評価を行い、系統的なずれを補正して年代を再評価した。この補正年代から、欧州における旧人絶滅年代が4.2万年であり、新人の到達(4.7万年前)とは直接対応しないと分かった。学習仮説が予測する新人の高い個体学習能力が、気候回復にともなう好適地への再拡散で有利に働き、旧人のニッチが奪われたものと考えられる。
著者
渡邉 伸平 藤枝 直輝 若杉 祐太 高前田 伸也 森 洋介 吉瀬 謙二
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告組込みシステム(EMB) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.116, pp.23-28, 2008-11-20
被引用文献数
3

FPGA デバイスの大容量化に伴い,柔軟かつ効率的な組込みシステム開発に適したソフトプロセッサ(ソフトマクロのマイクロプロセッサ)の利用が広がっている.我々は,本研究室で開発している MIPS システムシミュレータ SimMips の MIPS コア部分を Verilog HDL に移植することにより,シンプルでカスタマイズ可能な MIPS32 命令セットの一部を実装するソフトプロセッサである MipsCore,及び MipsCore を利用したシンプルな組込みシステム Simplem を開発している.本稿では,MipsCore の開発背景とそのコンセプトについて述べ,既存のソフトプロセッサとの比較を行う.さらに Simplem 及びその上で動くアプリケーションについて述べる.The growth of FPGA device capacity enables us to use soft-processor which makes development of embedded system flexible and efficient. We are developing a simple and full-customisable MIPS32 ISA soft-processor MipsCore and a simple embedded system Simplem including MipsCore. To develop MipsCore, we use SimMips 窶俳ur designed MIPS system simulator窶髏. In this paper, we first describe the background and concept of MipsCore and compare with other soft-processors. We also describe about Simplem and applications run on it.
著者
張 超 森 洋二郎 五十嵐 浩司 加藤 一弘 菊池 和朗
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OCS, 光通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.189, pp.41-46, 2008-08-21

ディジタルコヒーレント受信器はディジタル領域で信号とLOの位相同期を実現し、任意の光多値変調信号を復調できる。しかし、この受信器の処理できる最大シンボルレートはAD変換器及びDSP等の電子回路の速度に制限される。現在、ディジタルコヒーレント受信器による10Gsymbol/sの実時間信号処理が報告されているが、40Gsymbol/s以上の実時間信号処理はまだ困難である。この課題を解決するために、信号から分周したクロックでLOをパルス化したディジタルコヒーレント受信器を提案する。この受信器により信号は光時間多重分離され、受信シンボルレートが緩和される。筆者らはこの受信器を用いて160Gsymbol/sの光多値変調信号を10Gsymbol/sのトリビュータリに光時間多重分離し、その1トリビュータリの復調に成功したので報告する。