著者
植田 章夫 後藤 一輔 福原 篤 森 亮太 小松 史 達谷 英文 千野 武廣
出版者
(公社)日本口腔インプラント学会
雑誌
日本口腔インプラント学会誌 = Journal of Japanese Society of Oral Implantology (ISSN:09146695)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.521-533, 1998-12-30
参考文献数
21

HAP implants bond directly with bone, the load and distribution of occlusal force differs from that of natural teeth, which have physiological motility. More specifically, we considered the occlusal force is a key measure of the restoration of chewing ability. We performed a clinical investigation of the restoration of chewing ability and changes over time in peripheral gingiva in patients that had received HAP-coated dental implants (SUMICIKON®)The results and implications can be summarized as follows:
著者
植田 章夫 後藤 一輔 福原 篤 森 亮太 小松 史 達谷 英文 千野 武廣 Ueda Akio Goto Kazusuke Fukuhara Atsushi Mori Ryota Komatsu Fuhito Tatsuya Hidefumi Chino Takehiro
出版者
(公社)日本口腔インプラント学会
雑誌
日本口腔インプラント学会誌 = Journal of Japanese Society of Oral Implantology (ISSN:09146695)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.521-533, 1998-12-31

HAP implants bond directly with bone, the load and distribution of occlusal force differs from that of natural teeth, which have physiological motility. More specifically, we considered the occlusal force is a key measure of the restoration of chewing ability. We performed a clinical investigation of the restoration of chewing ability and changes over time in peripheral gingiva in patients that had received HAP-coated dental implants (SUMICIKON®)The results and implications can be summarized as follows:
著者
工藤 雄一郎 米田 穣 大森 貴之
出版者
日本第四紀学会
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
pp.60.2020, (Released:2021-06-11)
参考文献数
47

本稿では,日本列島で最古段階となる縄文時代草創期の隆起線文土器群の年代的位置づけを検討するため,東京都百人町三丁目西遺跡出土土器内面付着炭化物の分析を行った.土器に付着した炭化物は少量であったが,炭素をセメンタイトに合成する微量分析による放射性炭素年代測定を実施し,12,660±50yrsBP(15,270~14,940calBP)の土器であることが分かった.また,炭素・窒素安定同位体分析により,炭化物の由来が陸上動植物であり,年代測定結果の信頼性が高いことを示した.隆起線文土器の土器付着炭化物の放射性炭素年代測定50点および最古段階の資料である長崎県福井洞窟3c層出土炭化材による隆起線文土器の年代を比較し,隆起線文土器は約16,000年前から2,000年程度続く土器型式であり,百人町三丁目西遺跡の土器はそのなかでも中段階に位置づけられることを示した.
著者
森岡 育子 岩元 澄子 Ikuko Morioka
出版者
久留米大学大学院心理学研究科
雑誌
久留米大学心理学研究 = Kurume University psychological research (ISSN:13481029)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.52-61, 2011-03-31

近年,小学校1年生の学校不適応が「小1プロブレム」として問題となっている。本研究は,小学校1年生の入学期の実態を情緒・行動の特徴と学校適応の観点から明らかにするとともに,それらとレジリエンスとの関連について検討することを目的とした。対象は,N 県内のA 小学校およびB 小学校への入学予定児で,幼稚園の担当教諭あるいは保育所の担当保育士に,小学校入学の2カ月前にレジリエンス尺度への回答を求めた。また,その児の保護者に,入学の2カ月前,入学後の4月と6月に,CBCLへの回答を求めた。さらに,その児の担任教諭に,入学後の4月と6月に学校適応感尺度への回答を求めた。統計学的分析によって,情緒・行動の特徴としては,「身体的訴え」が,入学の2カ月前よりも4月の方が有意に高いことが示された。また井潤他(2000)の一般児童の臨床域人数と比較して,1年生は,4月には「社会性の問題」が臨床域である児が有意に多く,「非行的行動」が臨床域である児が有意に少ない傾向にあることが示された。また学校適応としては,「安心感」が,4月より6 月の方が有意に高いことが示された。レジリエンスと情緒・行動の特徴との関連では,4月,6月ともに,「ソーシャルスキルの柔軟な利用」,「意欲」とさまざまな情緒・行動の特徴との間に有意な負の相関がみられた。またレジリエンスと学校適応感との関連では,4月には「ソーシャルスキルの柔軟な利用」と「集団適応」,「安心感」,「意欲」と「集団適応」,「資源」と「安心感」との間に正の相関がみられたが,6月には「意欲」と「集団適応」にのみ正の相関がみられた。これらのことから,「小1プロブレム」の実態が,情緒・行動の特徴と学校適応という観点から明らかになるとともに,入学前のレジリエンスを把握することで,入学後の子どもたちの情緒・行動の特徴や学校適応を予測できる可能性,さらには「小1プロブレム」防止のための援助の要点が示唆された。
著者
藤田 和生 黒島 妃香 服部 裕子 高橋 真 森本 陽 瀧本 彩加 佐藤 義明
出版者
一般社団法人 日本霊長類学会
雑誌
霊長類研究 (ISSN:09124047)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.241-263, 2009-03-31 (Released:2010-06-17)
参考文献数
85
被引用文献数
2 1

Capuchin monkeys are one of the most important primate subjects in understanding the evolution of kokoro (mind and heart), because of their outstanding intelligence and gentleness despite their phylogenetic distance from humans and apes. Here we report a series of experimental studies on various aspects of the kokoro of tufted capuchin monkeys (Cebus apella) conducted at the comparative cognition laboratory, Graduate School of Letters, Kyoto University. Briefly, for the physical intelligence, the monkeys amodally completed partly occluded figures basically like humans do. They also perceived never-presented contours by spatially and temporally integrating a sequence of fragmentary information just like humans do. They understood physical causality in a type of tool-use task involving tool, goal, and environment. In the social intelligence domain, they spontaneously took actions interpretable as tactically deceiving the conspecific opponent in an experimental food-competition contest. They also cooperated by dividing a sequence of actions leading to rewards. This cooperation continued when only one of the participants obtained a reward at a time. They were sensitive to attentional states of humans shown by eyes, though they might not try to control human attentional focus. They inferred a conspecific's behavior that they never directly observed and adaptively modified their next behavior based on the predicted consequence. They were also able to correct their actions by observing unsuccessful actions of their conspecific partner. One monkey of this species showed evidence that she recognized the knowledge status of humans suggested by their preceding actions toward the items in question. In the affective domain, this species was shown to utilize affective reactions of a conspecific against a hidden object to regulate their own actions toward it. Finally, the monkeys were sensitive to the benefit of their conspecific partner. They sometimes took thoughtful actions toward a low-ranking individual and in other times spiteful actions against a high-ranking individual. All of these results show that this New World species shares many characteristics of kokoro observed in humans.
著者
近藤 千明 野並 葉子 森 菊子 魚里 明子
出版者
兵庫県立大学
雑誌
兵庫県立大学看護学部紀要 (ISSN:13498991)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.65-75, 2005-03-15

在宅介護者は、介護のため長時間の外出は難しく、病院や看護相談に行くことが困難な状況にある。また、生活の場で行われる在宅介護は、介護者の生活習慣に少なからず影響すると考えられる。そこで、在宅にいながらでも利用可能な看護相談システムを検討することとした。今回は、在宅介護者に、電子メールを用いた生活習慣病予防のための看護相談を行い、その利用状況と相談内容について事例毎に検討を行うこととした。対象は、訪問看護を受けている在宅介護者3名とし、看護相談の実施期間は、平成15年9月から平成16年1月の4ヶ月とした。その結果、(1)3名の電子メールの利用回数は、5回、14回、12回であり、全員が利用できたが、利用時間帯や回数は個人差があった。電子メールの初心者には、電話窓口を設置したが、利用は1回のみであった。(2)A氏は、在宅介護者の生活習慣病予防のための看護相談であったが、要介護者に関する相談のみの利用であった。(3)B氏は、最初は要介護者に関する相談であったが、研究者が食事の内容や生活を尋ねていくと、介護者自身に関する相談へと変化した。(4)C氏は、最初から介護者自身に関する相談があり、研究期間の後半では、相談以外に楽しかった出来事の報告もあった。在宅介護者への電子メールを用いた看護相談は、要介護者の健康に間する相談と在宅介護者自身の健康に関する相談の両者に対応していく必要性が示唆された。
著者
森岡正博
出版者
藤原書店
雑誌
日本の女性史を問いなおす
巻号頁・発行日
1995
被引用文献数
1
著者
森 菜穂子 大髙 景子 丹代 菜々 髙橋 千晶
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部研究紀要クロスロード (ISSN:1345675X)
巻号頁・発行日
no.24, pp.67-77, 2020-03

弘前大学教育学部附属学校園において,2019年6 月から9 月までの期間に行った児童生徒等の熱中症に関する調査と暑さ指数モニタリングシステムによって観測された校舎内外の暑さ指数の評価から「熱中症疑い」の発生状況と暑熱環境の実態を明らかにした。その結果,「熱中症疑い」は附属学校園全体で73件発生し,小学校が最も多く41件で半数以上を占めた。また,全体としては屋外の発生が多かったが,中学校においては教室等,屋内で発生する傾向にあった。暑さ指数危険度別にみると28℃以上31℃未満の「厳重警戒」が32件で最も多く,次いで25℃以上28度未満の「警戒」が17件,21℃以上25℃未満の「注意」が14件であった。校舎内外13か所の暑さ指数(日最高WBGT)は, 6月は「注意」, 7月は「警戒」, 8月は「厳重警戒」及び「危険」, 9 月は「警戒」の場所及び日数が最も多かった。特に7月後半から9月前半にかけて,多くの場所が「厳重警戒」や「危険」に達したことから,学校行事等の開催時期や熱中症対策を再検討する必要がある。
著者
馬場 祐之 西村 龍一 水上 直久 村上 龍次 森下 昭治 冨高 悦司 野津手 志保 村田 友佳 山下 康行
出版者
一般社団法人 日本放射線腫瘍学会
雑誌
日本放射線腫瘍学会誌 (ISSN:10409564)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.171-175, 2003

【目的】肺野の小結節の線量分布計算における散乱補正の有用性をファントムモデルにより検証する.<BR>【方法】肺野の結節を摸したファントムモデル (1×1×0.7cmおよび3×35×5cm) を作成し, 胸部ファントムに装着して撮影したCTデータをもとに線量分布計算装置にて4MVX線および10MvX線での線量分布をsuperposidon法 (散乱線に対する密度補正あり) および不均質補正ありのClarkson法で算出した. 同じファントムモデルでMarcuschamberおよびフィルム法で実際に線量を測定し, superposition法およびClarkson法で算出された照射野中心での推定線量と実測値の差異とX線のエネルギーおよび結節の大きさ毎に検討した. また, 線量分布図および結節平均線量についても大小の結節についてsuperposidon法およびClarkson法で各々算出し, 両者の比較を行って線量分布および結節平均線量の線量計算方法による差異を検討した.<BR>【結果】照射野中心推定線量と線量計よる実測線量との比較ではsuperposition法での計算結果と実測線量の差は5%以下と僅かであったのに対して, Clarkson法では実測線曇に対して小結節において7%(4MVX線) および32%(10MVX線), 大結節でも6%<BR>結簸の平均線量の比較ではCI訂kson法はsupeosition法での推定線量に比較して小結節では29%(4MVX線) および48%(10MVX線), 大結節でも12%(4MVX線) および13%(10MVX線) の過大線量評価 (いずれもp<0.001) を認めた.(4MVX線) および7%(10MVX線) の過大線量評価を認めた.<BR>【結語】肺野の小結節におけるsuperposition法による計算結果が信頼性の高いものであることが確認された. 特に10MVX線で1cm程度の肺野小結節に照射する場合には従来一般的に用いられている散乱線に対する密度補正を行わないclarkson法では実測値に対して32%の線量過大評価をしており, 注意が必要と思われた.
著者
森 宏子
出版者
日本中国語学会
雑誌
中国語学 (ISSN:05780969)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.244, pp.63-71, 1997-10-25 (Released:2010-07-27)
参考文献数
18

Third person pronoun “_??_” which is used for objects except animate has some more grammatical restrictions than “_??_/_??_” for a human does, however, the practical study has hardly been done yet.Here in this paper, for trial, the categorization between Third person pronoun “_??_” and Demonstrative pronoun “_??_/_??_” should be made clearly.Moreover, I would like to state my opinion on some distinctive tendencies, such as the congenial of “_??_” and “_??_” sentence.
著者
森 朋子 黒瀬 武史 西村 幸夫
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.1304-1309, 2020-10-25 (Released:2020-10-25)
参考文献数
12
被引用文献数
1

丹下健三が、当時のウ・タント国連事務総長から直々に釈迦生誕の地ルンビニの荒廃を聞き、この「聖地を永久に残すためのプラン」を依頼されたのは1969年であった。半世紀前に描かれたプランが、今もなお実現に向けて工事が進む一方で、近年では約17km東に位置するバイラワ空港の国際空港化工事が進み、周辺では幹線道路の拡幅と、大規模工場やホテル建設が進む。丹下プランの内部でも、当時描かれていない大規模ホールの建設や、各国から寄贈された仏像の建立等、統制のない変化が著しい状況にある。本稿は、国際連合が事業化を模索した初動期を対象に、丹下プラン完成までの一連の事業化プロセスから、具体的に明示された空間計画に着目して丹下プランの位置付けを明らかにし、そこから丹下プランの全体枠組みに対する計画意図を捉えることを目的とする。
著者
森 有紗美 市川 嘉裕 髙玉 圭樹
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.1B34, 2013

<p>本研究では,個人の利益が他人や集団全体の利益と競合する社会的問題において,集団を適応状態に導くために効果的な外的要因を探ることを目的とする.その目的に向け,Cialdini の提唱した交渉相手の承認を引き起こす要因となる人間の行動パターンの中から他者からの「好意」に着目し,それが集団内の人間の考え方を変え集団適応状態をもたらすかを異文化体験ゲーム「バルンガ」の被験者実験を通して検証する.</p>
著者
森下 裕三 細井 健
出版者
環太平洋大学
雑誌
環太平洋大学研究紀要 = Bulletin of International Pacific University (ISSN:1882479X)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.259-264, 2018-03-21

本研究は,日本の小学校の外国語活動(英語)および中学校の外国語科(英語)で使用されている検定教科書の語彙を対象に,どのような発音がどのように綴られるのかを調査したものである。英語の語彙全体を調査対象とした先行研究では,どのような発音がどのように綴られるのかを予測する規則がいくつかあることが実証されている。本研究では,先行研究で挙げられている綴りと発音についての高い予測力を持つ規則が,小学校や中学校の学習語彙でどの程度の予測力を持つかを調査した。その結果,英語全体の語彙を調査した結果と大幅な違いは見られないものの一部の語彙については注意が必要であるという結論に至った。
著者
伊藤 彰博 東口 高志 森 直治 大原 寛之 二村 昭彦 都築 則正 中川 理子 上葛 義浩
出版者
日本静脈経腸栄養学会
雑誌
静脈経腸栄養 (ISSN:13444980)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.603-608, 2013 (Released:2013-04-24)
参考文献数
12
被引用文献数
2

緩和医療を必要とするがん再発症例や終末期患者が陥る栄養障害は、単なる飢餓状態だけではなく、栄養管理や治療に抵抗し、がんの進行に伴う著しい筋肉減少と体重減少を主徴とする代謝異常、すなわち悪液質 (cachexia) が深く関与している。悪液質の定義や病態は未だ明確にされていないが、2010年にEuropean Palliative Care Research Collaborative (EPCRC) において、pre-cachexia→ cachexia → refractory cachexia の3段階に細分化されたものが一般的である。その中で最終段階であるrefractory cachexia (不可逆的悪液質) は、もはや栄養投与に反応しない段階と定義され、本講座の研究ではこの時期にはエネルギー消費量が逆に低下することが知られている。このように、再発、終末期がん患者に対しては、栄養障害の要因を十分に把握し、その時々に応じた適切な栄養管理を実施することが、QOLの維持、向上に直結するため、緩和ケアNSTの活動が極めて重要であると考えられる。