著者
王 志英
出版者
沖縄大学人文学部
雑誌
沖縄大学人文学部紀要 = Journal of Humanities and Social Sciences (ISSN:13458523)
巻号頁・発行日
no.15, pp.1-10, 2013-03-15

本稿は中国語の形容詞“漂亮”、“美丽”、“美”、“好看”という類義語の違いについて考察した。この四つの類義語はともに視覚を通して、人間、物事を描写することができる。 しかし、“美丽”、“美” の描写する対象は色彩がなくてならないのに対して、“漂亮”、 “好看”の描写する物事が色彩がなくても使える。“漂亮”、“美丽”、“美”は聴覚を通して、物事を描写することができるが、“好看”は物事を聴覚による描写ができない。 “美丽”、“美”で描写している物事が「美しい」だけでなく、人間に精神的な快感をもたらすことができる。本篇论文对汉语的4个形容词“漂亮”、“美丽”、“美”、“好看”之间的意思的区别进行了探讨。这4个同义词翻译成日语都表示「美しい」、「きれい」的意思,因此对学汉语的外国人来讲,要掌握和使用好这4个词,很不容易。“漂亮”、“美丽”、“美”、“好看”这4个同义词都可以通过人的视觉来对人、物进行描写。但是,“美丽”、“美”所描写的对象必须具有色彩,没有色彩的对象一般不用“ 美丽”、“美”。“ 漂亮”、“好看”描写的事物没有色彩也可以说。“ 好看”不能用于听觉,用“美丽”、“美”时,不仅表示人或物的外观美,而且其事物还能给人带来精神上的快感。
著者
王 敏真 清水 邦夫 上江洲 香実
出版者
応用統計学会
雑誌
応用統計学 (ISSN:02850370)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.29-44, 2013-08-30
参考文献数
13
被引用文献数
1

東北地方太平洋沖地震およびそれ以前72時間の地震の緯度・経度・マグニチュードデータの解析を例に取り,方向統計学の利用について述べる.緯度・経度データから生成される角度データに対して,累積和プロット,累積平均方向プロット,ランク累積和プロットを用いて変化点の検出を試み,検定による変化点の検出と比較する.また,角度データについてJones-Pewsey の分布をフルモデルとし,ハート型,von Mises,巻き込みCauchyの各分布をサブモデルとしたときのモデル選択と分布の適合を議論する.マグニチュードデータについては指数分布を特別な場合として含む分布の利用を提案し,分布の適合を検討する.マグニチュードと角度の結合分布としてシリンダー上の分布について考察し,データへの分布の当てはめを行う.さらに,ディスク上の修正Möbius分布の適用可能性について議論する.
著者
坪山 幸王 佐藤 信治
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.63, no.511, pp.107-114, 1998-09-30 (Released:2017-02-02)
参考文献数
15
被引用文献数
2 2

A tour-tracing study of aquarium visitors was conducted to explore the relationship between the exhibition tanks (including the exhibits themselves) placed in the observation room of aquariums and the act of observing them. The objective was to obtain some basic information regarding aspects of observation room design such as arrangement and number of exhibition tanks. Specifically: ・We believe that in order to maximize the number of people who can stop to observe in the aquarium, the optimal number of tanks should be limited to is about 30. If the number of tanks exceeds 40, the number of visitors who can stop to observe a tank the individual tanks decreases. ・Although some visitors viewed a single tank for as long as 1 minute, the viewing time for one tank is most commonly 2 to 5 seconds. ・In alcove-type observation rooms, the flow of visitors becomes disorganized and they take shortcuts, particularly when total observation time is short or when the room becomes crowed. And so on.
著者
王 喜宏 松本 忠
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本ファジィ学会誌 (ISSN:0915647X)
巻号頁・発行日
vol.9, no.6, pp.917-932, 1997
参考文献数
19
被引用文献数
1

本論文ではファジィ制御に用いられる種々の推論法によるファジィ制御器の非線形特性の考察から、拡張Haddad法である非線形制御系の時間領域安定解析法が任意の推論法による制御器を持つファジィ制御系の安定解析に適用できることを次の代表的な推論法をもつファジィ制御系の安定解析を具体的に行うことによって検証している。即ち、直接法である(1)min-max-重心法、(2)product-sum-重心法、(3)関数型推論法に対しては、2入力1出力ファジィ制御器を、間接法(塚本の方法)に対しては、3入力1出力ファジィ制御器を用いている。ここでの安定条件は、任意の推論法による制御器を持つファジィ制御系の有界入力有界出力安定性と大域漸近安定性の十分条件が制御器の入出力空間の象限分割による象限特徴量、制御対象のインパルス応答の正、負面積、及び入力信号の終端上、下界などの特徴量に関する非線形連立代数不等式より定まる集合の有界性と収束性で与えることが示されている。同時に、本論文では、最も基本的な2入力1出力ファジィ制御器を持つファジィ制御系のための安定定理とその証明が詳しく与えられている。本論文で提案された安定解析法は制御器の非線形特性に特別な形を要求していないため、使われる推論法によらずに普遍的に適用でき、特に、関連型推論法を用いるファジィ制御系の場合では、制御規則の後件部関数が非線形の場合でも適用可能であることを特徴としている。

1 0 0 0 OA 日本書紀 30巻

著者
舎人親王 編
出版者
巻号頁・発行日
vol.[10],
著者
王 伯勛 洪 明宏 邱 宗成
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.1_1-1_10, 2017

<p> 本研究は、民間習俗としての地域における鎮物の造形を調査し、広東省・マカオを対象として、「土地神」「石敢當」等民俗資料を広く収集したものである。広東は「土地神」信仰が絶対多数を占めており、伝統的な吉祥文様が描かれた紙「春聯」と立体の簪花(かんざし)により飾られた「天官賜福」「門口土地財神」の牌位を頻繁に目にする。マカオの「石敢當」の数は「土地神」には及ばないもの、民間風俗と文化的背景から「土地神」と「石敢當」とが融合し、幸福祈願、富貴、魔除け、厄除け等心理的必要性に対応する様々な霊石信仰が生まれた。「石敢當」は路地、住宅、オフィス、商店、廟、集落神龕等の場所に分布し、石板、石碑、石塊、山型の四形態に大別される。広東とマカオの民間信仰に関しては、「土地神」と「石敢當」の設置と装飾から、民族独自の視覚的記号が垣間見える。例えば、漢字の字体、伝統的象徴的文様等は、伝統文化の保存・継承を体現するものでもある。</p>
著者
王 愛武 Wang Aiwu
出版者
福井工業大学
雑誌
福井工業大学研究紀要 Memoirs of Fukui University of Technology (ISSN:18844456)
巻号頁・発行日
no.42, pp.705-712, 2012

When reading the Ango Sakaguchi literature, you ofen meet with the words "absolute loneliness" or "nostalgia". It means the human's true character. After understanding the solitary of human's true character, Ango Sakaguchi addressed the Japanese by saying "to live" and "to degrade" who had fallen into thought confusion at during the war and the postwar period. He said that we should make a living according to human true character.
著者
王 健 田中 辰明
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.78, pp.9-13, 2000-07-25 (Released:2017-09-05)
参考文献数
7

中国民家は室内環境を良好に維持するために、中庭が通風、採光、避暑の重要な手段・方法として使用された。この研究は中庭と気候との関係を考察することで、その結果気候が中庭の形態を与える重要な要素であることが分かった。自然エネルギー利用が重要な意味を持つ現在、建築の工夫も地域性を配慮する必要があり、民家の自然エネルギー利用の技術に学ぶことは省エネルギー建築の設計に際し大切である。
著者
王 伸子
出版者
専修大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

日本語教育における音声指導について、学習者が取り組める活動として、プロのナレーター等が活動広報のために作成する「ボイスサンプル」に着目して、その教材化と効果について研究した。その成果を、学科における口頭発表、雑誌への論文発表でおこない、国内外でのワークショップも実施し、招待講演も実施することができた。また、ボイスサンプルの教材化についてのホームページを開設し公開した。大きな成果としては、所属大学でナレーションのボイスサンプルを日本語表現として学ぶ専門科目「日本語表現論1」を開設できた。この研究を通じ、ナレーターとのパイプができたので、引き続き日本語教育の教材作成の研究にも繋げていく計画である。
著者
王 怡人 Wang Yi-Jen
出版者
国際地域創造学部 経営プログラム
雑誌
琉球大学経営研究 = University of the Ryukyus Management Research (ISSN:24361380)
巻号頁・発行日
no.1, pp.1-25, 2021-01

デジタル社会において,企業はインターネットを活用した様々なマーケティング活動を行っている。本稿は,製造企業のこのようなマーケティング活動に焦点を当て,統計データおよびネットワーク理論の概念を使って,企業の試みと産業特性とのマッチング度を検証し,さらに製造企業にとって今後の展開の課題を整理した。
著者
村瀬 俊朗 王 ヘキサン 鈴木 宏治
出版者
特定非営利活動法人 組織学会
雑誌
組織科学 (ISSN:02869713)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.16-30, 2021-09-20 (Released:2021-10-15)
参考文献数
103

理論を構成する抽象概念の変数化は,実証を行う上で重要な作業である.経営学者はアンケート調査を活用して概念の抽出を行ってきたが,データの大規模化や時系列での取得が困難であるため,一部の理論の検証が難しい.このデータに関する問題を解消するために,自然な人の行動の記録であるログデータの活用方法を模索する必要がある.そのため,本稿では自然言語処理と機械学習を応用したログデータの活用方法を検討する.
著者
横田 和幸 船瀬 新王 藤原 清悦 内匠 逸
出版者
公益社団法人 日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2-3, pp.58-67, 2019-06-10 (Released:2019-08-20)
参考文献数
19

Several studies have reported on maze tasks for humans. From the results of these maze tasks, human brain function has been elucidated. However, few studies have verified the level of difficulty of maze tasks. Therefore, the validity of these studies is questionable. The purpose of this study was to investigate factors influencing the level of difficulty of maze task for humans. We conducted an experiment in which subjects search for a goal in mazes generated on a computer. Subjects explore the mazes on two different days. In making the mazes, we set the number of steps required to reach the goal position and the number of T-junctions from the start position to the goal position. We called such mazes “continuous-T mazes.” When a subject reached the goal position three consecutive times without extra steps, the subject moved on to the next maze. The number of trials before moving on to the next maze was recorded as the score. We established new parameters;“maze cost” and “weighted maze cost,” to estimate the level of difficulty of mazes, and compared the score with these parameters. The score correlated with both the “maze cost” and the “number of T-junctions from the start position to the goal position.” These results suggest that both parameters indicate factors influencing the difficulty of mazes.

1 0 0 0 OA 芥子園画伝

著者
王安節 等摸古
出版者
前川文栄堂
巻号頁・発行日
vol.2集 梅譜 下冊, 1881