著者
秋山 征己 須永 光 五百蔵 重典 田中 博
出版者
The Institute of Positioning, Navigation and Timing of Japan
雑誌
測位航法学会論文誌 (ISSN:21852952)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.1-8, 2012
被引用文献数
1

超音波センサを用いた測位システムは,測位エリアの制約はあるものの高精度な測位が可能であり,一般に屋外に比べて高い測位精度が要求される屋内での利用に有利である.本論文では逆GPS 法とよばれる手法による超音波測位システムを実用的なものとすることを目的に,測位エリアの広域化と複数の測位対象の収容を可能とするための方法と構成について検討し,検証のための試作と評価を行った結果を述べる.静止物体および移動物体を用いた測位精度評価実験の結果,測位誤差が最大でも100mm以下に抑えられており,要求精度を十分に満足していることを示す.さらに応用例として移動ロボットを用いて歩行者ナビゲーションを想定した模擬実験を行い,システムの有用性を確認した結果を示す.
著者
田中 茂穂 徳山 薫平 藤井 久雄 田中 千晶 緑川 泰史 二見 順
出版者
独立行政法人国立健康・栄養研究所
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

エネルギー消費量を評価するヒューマンカロリメーターの分析精度を向上させ、食事によるエネルギー消費量の評価法を提案した。また、エネルギー消費量に対する身体組成の影響や食習慣・運動習慣の影響について明らかにした。さらに、身体活動の種類と強度が評価できる3次元加速度計を用いて、歩数が中高強度の身体活動量をかなり反映するが、歩・走行以外の身体活動も重要であること、1日の身体活動量に対する歩・走行以外の身体活動の相対的な寄与が職業間で異なっていることを明らかにした。
著者
泉 唯史 田中 みどり 菅原 基晃 菅原 基晃 住ノ江 功夫
出版者
姫路獨協大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

運動中の心機能応答の評価のために,運動負荷頸動脈エコーを用いた評価を試みた.体幹と頭部を固定する特殊な運動装置を用いることにより,運動時においても安定した頸動脈エコーを取得することができた.心エコーを用いて従来の心機能の評価によって得られた左室収縮能および拡張能と比較すると,頸動脈エコーから得られた指標は,収縮能においては良好な相関が得られたが,拡張能においては今後の課題を残した.
著者
田中 利清 白石 旭
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.68, pp.219-226, 2000-07-25
参考文献数
3

近い将来における、国政選挙や地方自治体選挙への適用を目標に、投票所に設置した電子的端末装置と開票所の集計装置とをオンラインで結び、開票稼働の削減、開票時間の短縮、無効票の消滅を狙いとした「投票所方式による電子投票システム」を研究開発した。本稿では、本システムに要求されるセキュリティ課題とその対策手段、プロトタイプシステムの機能構成、および今後の拡張予定について報告する。With a view to applying it to national and local assembly elections in the near future, we have developed a "polling-site electronic voting system," which connects electronic terminals at polling sites to the ballot counting site online. Its purpose is to reduce the workforce and time needed for ballot counting as well as to prevent invalid ballots. This paper discusses security issues to be considered in the system and their solutions, the functional structure of a prototype system, and plans for future extensions.
著者
田中 利清 白石 旭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.213, pp.219-226, 2000-07-18

近い将来における、国政選挙や地方自治体選挙への適用を目標に、投票所に設置した電子的端末装置と開票所の集計装置とをオンラインで結び、開票稼働の削減、開票時間の短縮、無効票の消滅を狙いとした「投票所方式による電子投票システム」を研究開発した。本稿では、本システムに要求されるセキュリティ課題とその対策手段、プロトタイプシステムの機能構成、および今後の拡張予定について報告する。
著者
田中 求平
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.3-7, 1973-01

Comparison was made between the series and the parallel connection of dialyzers in simultaneous hemodialysis of two patients with the dialysate supplier for single patient. 1) In the series connection, the top dialyzer showed the greater dialysis effect than the lower one, but the water deprivation effect was reverse. In the parallel connection, both dialyzers showed the equivalent work and the greater dialysis and water deprivation effect than either of the series dialyzers. 2) In the series connection, the patient of the lower dialyzer often complained chill due to lowering of the dialysate temperature. The parallel connection gave solution to this problem as well as to the psychological problem involved in the series connection. 3) In case of accident in the parallel connection, the dialyzer can be easily separated and the other dialyzer can continue dialysis without being disturbed.
著者
田中 孝明 水川 一広 妻鹿 純一
出版者
日本大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1997

銀系無機抗菌剤のイオンピュア^<TM>およびノバロンAG300^<TM>を用いて各種口腔細菌に対する抗菌作用と抗菌効果について検討した結果,以下の結論を得た。1. イオンピュアおよびノバロンのS.mutansに対する最小発育阻止濃度(MIC)はそれぞれ7.5mg/mlおよび1.3mg/mlであり,抗菌作用は静菌的であった。抗菌剤練り込み試料に対するMICはイオンピュアでは5wt%,ノバロンにおいては10wt%において認られた。抗菌剤練り込み試料面での生存率はイオンピュアおよびノバロンでは3wt%より顕著に減少した。2. C.albicansに対するノバロンのMICは500μg/mlであり,抗菌作用は殺菌的であった。ノバロンの義歯床への添加をインプリントカルチャー法により検索した結果,Candida属菌の顕著な発育阻止が認められた。3. 1)ユニファーストIIに対する各種コーティング材の接触角は,429R 37.8度,740 28.9度,プライトナー27.9度であり,比重は,429Rは1.00,740は1.04,プライトナーは1.07であった。コーティング試料表面のヌープ硬さ(HK)は,429Rで3.88,740は2.31,プライトナー13.00であった。試料表面の元素分析により,練り込みよりもプライトナーでコーティング処理した試料において,より強いAgの元素強度が認められた。2)イオンピュアおよびノバロンのカップ法によるA.viscosusへのMICは,それぞれ2.5mg/mlおよび1.3mg/mlであり,ラップ密着法による検討において,プライトナーでは429Rや740よりも,低い混入率において抗菌効果が認められた。
著者
田中 秀臣
出版者
上武大学
雑誌
上武大学ビジネス情報学部紀要 (ISSN:13476653)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.1-10, 2007-09
著者
田中 和子 加藤 直樹 安達 一寿 江口 愛子 森 未知
出版者
日本教育情報学会
雑誌
教育情報研究 : 日本教育情報学会学会誌 (ISSN:09126732)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.3-12, 2003-03-31

国立女性教育会館(以下会館)では,2000年から2002年にかけて,女性教育に関するナショナルセンターとして,男女共同参画社会の実現に向け,女性情報関連語の新しい概念構造を体系化し,それに基づいてシソーラスを開発するための調査研究を行った.そこでは,女性情報の新たな段階に対応するシソーラスの枠組み・内容の見直しとともに,情報通信ネットワークを活用した継続的な改訂作業や既存データベースにおけるシソーラスの活用機能を検討し,シソーラス編集システム及びデータベース検索のためのシソーラス参照機能を開発した.その結果,ネットワークシステム上でのシソーラス共有が可能となり関係機関が保有する個別データベースシステムの組織化が検討可能になった.
著者
加藤 直樹 田中 和子 安達 一寿 江口 愛子 森 未知
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.18, pp.302-303, 2002-08-31

国立女性教育会館では, 2000年から2002年にかけて女性情報教育シソーラスの改訂を行った。改訂に伴い, 情報通信ネットワークを活用した継続的な改訂作業や既存データベースにおけるシソーラス活用機能を検討し, シソーラス編集システム及びデータベース検索のためのシソーラス参照機能を開発した。その結果, ネットワーク上でのシソーラス共有が可能となり関係機関が保有する個別データベースシステムの組織化が検討可能となった。
著者
田中 展
出版者
東京大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

本研究の目的は,結合節の回転特性に着目した柔軟構造モデルを構築し,新たな力学特性を発現する空間構造体を提案・開発することである.上記の研究目的に即し,2011年度は結合節の多回転特性を表す3次元モデリングの開発に取り組んだ.また並行して,双剛性特性をもつ新規構造体を発見した.2012年度は,得られた新規構造体の研究に重点を置き,柔剛特性を発現するセル構造を提案し,その設計開発に注力した.
著者
田中 茂穂
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.527-532, 2006-10-01 (Released:2007-05-15)
参考文献数
22
被引用文献数
1 3
著者
三村 寛一 秋武 寛 谷口 恵理 織田 修輔 宮本 利夫 梶 綾子 田中 哲也
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要. 第4部門, 教育科学 (ISSN:03893472)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.253-262, 2012-09

本研究は,K市における一般人,指導者,中学生を対象に,熱中症に対する知識・理解の実態を把握することと今後の熱中症対策の方向性について検討することを目的とし,アンケート調査を実施した。その結果,指導者は一般人と中学生に比べて熱中症に対する知識が豊富であった。また,昨年に引き続き8割以上の指導者が生徒に熱中症予防の指導を行っているにも関わらず,生徒に上手く知識が伝わっていないことが明らかになった。以上の結果より,今後の熱中症予防の対策の方向性として一般人,中学生に対する啓発活動に加えて,熱中症予防に対する具体的な指導の必要性が示唆された。The purpose of this study was to investigate the cause of heat stroke and learned to take precautions against heat stroke for general public, instructors and students in K city. As the report showed, instructors had got adequate knowledge over heat stroke compared with general public and students. However, it was obvious that although more than 80 percent of instructors made preventive heat stroke lessons for students during the past year, the most of them got a poor awareness of the knowledge of heat stroke. In conclusion, it reflected that it was necessary to make general public and students understand concrete heatstroke prevention, and formally added it to the education activities , so as to establish the directivity of the heatstroke prevention measures in the future.
著者
西野 亮一 井尻 襄次郎 田中 敬二
出版者
京都府立医科大学
雑誌
京都府立医科大学雑誌 (ISSN:00236012)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.579-587, 1940

肥胖症ノ療法ハ從來種々アリ.或ハ下劑,或ハ減食,或ハ甲状腺劑ノ使用ニヨル.然レドモ食餌ニ一種ノ憧ヲ有スル吾人ニ對シ,長期ニ亙ル減食ハ是ヲ強フル事困難ナリ.又,甲状腺劑ヲ使用セバ,屡々心悸亢進,不眠等ノ神經症状ヲ呈スルニ到ル,コレヲ以テ肥胖症ノ療法ハ今日ノ問題トナレリ.余等ハ數年來,新陳代謝亢進劑α-Dinitrophenolノ單用ニヨリ,或ハ時ニ甲状腺劑ヲ併用シテ肥胖症ヲ處置セリ.而シテ一定ノ注意ノ下ニ於テハ,何ラノ忌ムベキ副作用ナク,自由食餌ノ下ニ相當ノ効果ヲ擧ゲ得タリ.
著者
緒方 博司 林 泰夫 上村 光治 泉 清治 外園 不二夫 小糸 博文 伊達 徹 田中 宏明 高木 茂
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.1197-1202, 1991-03-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
8

Since 1984, we have performed osteosynthesis for intertrochanteric fracture of the femur using CHS method.79 Compression Hip Screws and 12 Captured Hip Screws were used for 46 stable and 45 unstable intertrochanteric fractures of the femur.The mean age was 77.9, ranging from 61 to 96 years.Among 91 patients, 8 patients could not walk even before the injury. 62 patients out of the remaining 83 patients (74.7%) were discharged with one cane gait.The major symptoms of 62 patients who could walk postoperatively were knee pain (25.8%) and thigh pain (9.7%).The major radiographic findings of those 62 patients were shortening of the neck more than 5mm (25.8%). But the shortening of the neck and the knee pain don't seem to correlate to each other.21 patients out of 83 patients (25.3%) were not able to walk on one cane. But systemic complications seemed to be the main causes in more than half of those 21 patients.