著者
藤本 健治 佐藤 彰記 福永 修一
出版者
The Society of Instrument and Control Engineers
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.102-108, 2012 (Released:2012-03-02)
参考文献数
9

This paper proposes a parameter estimation method for state-space models based on the variational Bayes method. The proposed algorithm employs the prior and posterior distributions in the same form. This allows us to use it iteratively to obtain accurate estimation whereas the existing algorithms cannot be used iteratively. Furthermore a numerical example demonstrates the effectiveness of the proposed method.
著者
藤本 東 小川 徹 山本 和慶 松井 勇佑 山崎 俊彦 相澤 清晴
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 41.05 マルチメディアストレージ/コンシューマエレクトロニクス/ヒューマンインフォメーション/メディア工学/映像表現&コンピューターグラフィックス (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.35-40, 2017 (Released:2021-05-12)
参考文献数
6

我々は Manga109という 109冊分の漫画画像を収めた学術利用可能なデータセットを構築した.このデータセットは高品質かつ多様な漫画画像を含んでいるが,メタデータを持たないため機械学習や手法間の比較等の用途にそのまま使うことができなかった.本研究では「コマ」「テキスト」「キャラクター」の 3つの要素についてメタデータを構築する.さらにこのメタデータについての解析を行い,著者やジャンル等について特徴を抽出できる可能性があることを示す.
著者
青戸 良宏 嘉名 光市 藤本 和男 赤? 弘平
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:1348284X)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.7, 2007

最近、都市計画分野において、「際」への関心が高まってきている。この空間は、性質の異なる都市空間に関係性を構築し、空間の質を高める可能性をもつ。そこで、本研究は、大阪の代表的な都市公園と市街地の境界部に存在する「際」において、その形成過程や、空間利用、空間構成といったつながりについて分析した。<BR>その結果、靭公園の公園際は、建築物敷地と公園が直接接する空間や公園へつきあたる区画道路など、市街地と多様な関係をもつ場所が確認された。そして、その公園際は、近年、飲食店が立地する傾向もみられた。今後の都市計画および公園計画においては、建築物敷地と公園が直接接する空間を意図的に生み出すといった公園際の計画手法を採り入れる可能性がありうる。また、その実現には、相互の良好な関係を保証する管理ガイドラインといったルールの整備も必要となるが、そのためにはより多くの公園際の調査や管理運営上の課題解決等について検討を深める必要がある。
著者
青戸 良宏 嘉名 光市 藤本 和男 赤崎 弘平
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画. 別冊, 都市計画論文集 = City planning review. Special issue, Papers on city planning (ISSN:09131280)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.37-42, 2007-10-25
参考文献数
13
被引用文献数
5

最近、都市計画分野において、「際」への関心が高まってきている。この空間は、性質の異なる都市空間に関係性を構築し、空間の質を高める可能性をもつ。そこで、本研究は、大阪の代表的な都市公園と市街地の境界部に存在する「際」において、その形成過程や、空間利用、空間構成といったつながりについて分析した。その結果、靭公園の公園際は、建築物敷地と公園が直接接する空間や公園へつきあたる区画道路など、市街地と多様な関係をもつ場所が確認された。そして、その公園際は、近年、飲食店が立地する傾向もみられた。今後の都市計画および公園計画においては、建築物敷地と公園が直接接する空間を意図的に生み出すといった公園際の計画手法を採り入れる可能性がありうる。また、その実現には、相互の良好な関係を保証する管理ガイドラインといったルールの整備も必要となるが、そのためにはより多くの公園際の調査や管理運営上の課題解決等について検討を深める必要がある。
著者
中井 靖 藤本 清秀 三宅 牧人 堀 俊太 森澤 洋介 大西 小百合
出版者
奈良県立医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

膀胱癌細胞を鉄で処理すると癌細胞が増殖し、5-アミノレブリン酸(ALA)で処理すると細胞増殖が抑制された。ALAを投与すると、膀胱癌細胞のミトコンドリアにおける鉄の発現が低下し、さらに、膀胱癌細胞内のフェリチン(鉄の蓄積)の発現が低下した。これは、膀胱癌細胞が増殖するために必要な鉄が、ALAによってミトコンドリア内で利用され膀胱癌細胞内での鉄が減少し、膀胱癌細胞の増殖が抑制される可能性が示された。このことはALAが新たな膀胱癌に対する治療薬となる可能性が示唆された。
著者
澤 敬子 南野 佳代 江口 聡 岡野 八代 藤本 亮 渡辺 千原 中山 竜一
出版者
京都女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

本研究の目的は、日本のロースクールにおけるジェンダー法学教育のあり方を模索する基本資料として、アメリカロースクールの著名なジェンダー法学教育担当者に対し、ジェンダー法学がロースクールで教えられるようになるまでの軌跡、現在の教育においての課題等をインタビュー調査することにある。主たる調査結果は、「ジェンダーの視点を法学教育に生かすための諸課題-米国フェミニズム法学教育者インタビュー調査から」(『現代社会研究』8号、pp.49-66、2005)で発表し、本科研報告書においても、この研究をもとに、日本における課題を検討している。調査により、アメリカにおいてジェンダー法学教育は、現在、ロースクールにおいてほぼ制度化され、特化されたジェンダー科目として、および/または実定法学の授業での論点として教えられていることが明らかになった。調査における注目点として、ジェンダー科目を最も習得するべきである学生が、ジェンダー科目が選択科目である限り履修しないこと、特化されたジェンダー科目と実定法学での論点として教える二方法のバランス、学生の多様なニーズにどのように答えて授業を行なうか、教育担当者のエンパワメントや研究推進など横の連携の方法などであった。本研究では、これら課題に対する米教育者らの対応についても調査している。とりわけ、教え方のバランスと選択履修の問題は、日本のロースクール教育においても既に重要な論点であり、米国での取り組みは、ロースクール授業に限らない「大学におけるジェンダー法教育」全般を視野に入れた教育としての取り組みの必要性を示唆している。
著者
逢坂 一正 藤本 真作 小野 敏郎
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.58, no.552, pp.2489-2494, 1992

Optimal reference trajectories for n-link robot manipulators are planned. They are generated from the performance indices which are the integral of the square of acceleration, jerk, and so on of the trajectory with respect to the control time. The optimal reference trajectories are compared through an experiment in high-speed motion control of a 2-link robot manipulator, and a good control performance is obtained in the case of higher continuity of the trajectory.
著者
藤本 隆弘 房前 浩二 岡本 昌規 高田 光代 藤原 宏美 岩田 昌太郎 合田 大輔
出版者
広島大学附属福山中・高等学校
雑誌
中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 (ISSN:09167919)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.145-156, 2004-03-22

本校では1982年より「生涯体育に視点をおいた授業実践」に取り組んできた。「体育の学び方を学ばせ,体育・スポーツの生活化」を目指し,「自ら学び,自ら考え」,自己を成長させていく「自己教育力」の育成をねらいとして実践してきた。今回の授業では,サッカーを通して,個やチームの課題を明らかにし,課題を解決するために意欲的に思考し,工夫する授業に取り組んだ。攻撃戦術(壁パス,オーバーラップ,スルーパス,スイッチプレー)を学習し,ゲームを楽しむために「練習(2対1)-試合(4対4)-課題練習-試合(4対4)-課題練習-試合(8対8)」というプログラムを組んだ。4対4,8対8のゲームの中で相手を意識したプレーを課題として思考し,工夫し,技能を高め,また,攻撃に対しての防御の仕方についてもグループで考え,課題をみつけ,工夫し,学ぶことができた。個・チームが課題解決のために,意欲をもって思考したり,メンバーの特長を把握したり,戦術を考えることができた授業になったと思う。
著者
藤本 卓
出版者
大東文化大学大学院文学研究科教育学専攻
雑誌
教育学研究紀要 (ISSN:18849202)
巻号頁・発行日
no.10, pp.53-66, 2019-09

柳田國男の独特の「学習」把握に関わる研究の一環として、一つの傍論として執筆した研究ノートである。柳田は通有の用語法に逆らうようにして、「オボエルことは重荷にならないがマナブことは骨が折れる」と言う。この指摘の深い意味を探るべく、本稿ではオボエルという語が現代の多様な著者たちによって、いかに理解され、どう表記されているかについて、一種の社会言語学的な実態調査を行った結果がまとめられている。
著者
藤本 壹裕
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.10, pp.1443-1451,025, 2001

今日, 日本をはじめ, 海外の多くの製紙工場で, ペーパ, 及び板紙のカレンダに, 高温ジャケットロールが, 数多く運転されている。主として, ソフトカレンダとハードニップカレンダが, 高温で, しかも高速で運転されている。最近, とみにあらゆるペーパーや板紙が, 嵩があって平滑性がよいこと, そして印刷性に優れていることが要求されてきている。また, ハイグロスであることも要求されている。これらペーパー, 及び板紙の品質向上の要求には, 高温ジャケットロールが要求を満たしている。すなわち, ソフトカレンダやハードニップカレンダに組み込まれたジャケットロールが, 高温で, ワンパス及び低ニップでカレンダ掛けをされるので, これらの要求に応えている。また, 従来, コーテッドペーパー (Coated paper) は, 高温ロールでのカレンダでは, カレンダ後の表面仕上がり状態に問題があった。水ぶくれのような現象を起こしたり, コーティングカラー (CoatingColour) が剥離するというようなことがあった。しかし, 現在ではかなり, コーティングカラーの開発をされている。ソフトカレンダーで, かなりの高温のジャケットロールによって運転をされている。その結果は, 顧客の満足を得るものとなっている。また, 板紙では, ハードニップカレンダー, すなわち, 高温ロールで, ワンパスの低ニップでのカレンダー掛けが重要である。従来のように, 6段や4段のマシンカレンダーでは, とても板紙の嵩を得ることができない。

1 0 0 0 OA にじ面の研究

著者
藤本 定正 鮎沢 隆 巣山 博美
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密機械 (ISSN:03743543)
巻号頁・発行日
vol.32, no.377, pp.409-413, 1966-06-05 (Released:2010-02-16)
参考文献数
1
被引用文献数
2

The angular distributions of reflected light from specular and indecent metal-surfaces finished by diamond cutting tools are measured by an automatic recording goniophotometer. The results are compared with the diffraction theory of optical gratings with triangular grooves with two flat faces, and the difference is discussed in connection with irregularity of the side faces of grooves on the surfaces.On both sides of the grooves on iridescent surfaces, there are many fine streaks parallel to the grooves which seem to be caused by unevenness of cutting edges of diamond tools. On other hand, the cutting edges of tools for specular surfaces are flat, and the distribution curves of reflected light correspond to the results calculated with diffraction theory fairly well.

1 0 0 0 OA 大学と哲学

著者
藤本 忠
出版者
北海道大学哲学会
雑誌
哲学 (ISSN:02872560)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.61-79, 2019-01-04

The university has strong relationship with philosophy from the perspective of “Theory of science" ("Die Lehre von der Wissenschaft"). In this paper I investigate the history of Faculty of Philosophy considering the situation and reform which the Japanese universities are faced with. At that time, I take much notice of the history of (early) modern German university. Considering the expertise of I. Kant concerning the organization about university, we can understand the relationship between universities and political power at the time of Germany. In addition, we can see the influence of the ideal of the establishment of the Berlin University (Humboldt-Universität zu Berlin) on the Japanese universities and educations on philosophy or liberal arts.