著者
井堀 礼晶 金子 修 宅島 勉
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.141, no.3, pp.307-314, 2021-03-01 (Released:2021-03-01)
参考文献数
12
被引用文献数
1

Tracing control is used in various precision processing systems for industrial products. It is important for a tracing control system to be maintained so as to achieve the accuracy of positioning of the gap between the workpiece and the machining tool during the operation. For this requirement, the control gain is implemented as a look-up table corresponding to the gap. This controller is also used to attenuate the effect of an unevenness of the workpiece which is regarded as a measurable disturbance in the output of the tracing control system. In this paper, we present a data-driven update method of table-typed controller gain in tracing control system for disturbance attenuation.
著者
金 成玟 近田 春夫
出版者
文芸春秋
雑誌
週刊文春
巻号頁・発行日
vol.62, no.18, pp.143-147, 2020-05-07
著者
細谷 聡 野上 悟 斎藤 健治 金井 博幸
出版者
日本感性工学会
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18845258)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.279-283, 2009-01-20 (Released:2016-01-25)
参考文献数
10

The purpose of this study is to examine tightening pressure of the supporter and effect of the elastic property on muscle fatigue through electromyogram measurement. Wearing a magic tape style taping supporter, several healthy students carried out the flexion experiment of the elbow. At this time, the electromyogram of biceps brachii was measured, and MFCV(Muscle Fiber Conduction Velocity) by which, the muscle fatigue index was calculated. As a result, it became clear that the tightening pressure of the supporter which relieves fatigue was 21-28gf/cm2. The elastic property of the supporter which relieved muscle fatigue was almost 0.8kgf/cm as a tension stretch. Local clothes pressure seems to affect that the supporter with the moderate elastic property is fixed in the appropriate tightening pressure in muscle contraction and muscle blood flow. This was assumed to be the reason why muscle fatigue is reduced.
著者
川﨑 了 小潟 暁 広吉 直樹 恒川 昌美 金子 勝比古 寺島 麗
出版者
一般社団法人 日本応用地質学会
雑誌
応用地質 (ISSN:02867737)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.10-18, 2010 (Released:2013-03-31)
参考文献数
12
被引用文献数
14 15

筆者らは, 土や岩の代表的なセメント物質である炭酸カルシウムまたはシリカを主成分とし, 微生物の代謝活動により土や岩の間隙や岩の割れ目を自然に閉塞させる新たな概念に基づくグラウト, すなわち, バイオグラウトを開発するための基礎的な研究を実施中である. 本論文では, 炭酸カルシウムを用いたバイオグラウト, すなわち, 炭酸カルシウム法に関して検討を実施した結果について報告する. 具体的には, 日本各地より採取した自然の土壌中に生息する微生物を用いて試験管による炭酸カルシウムの析出試験を行い, 試験時における温度の違いが炭酸カルシウム析出に与える影響について調査した. その結果, 温度5~35℃の低~中温域において, 土壌微生物により炭酸カルシウムが試験管内に析出することが示唆された. 一方, 試験に用いた土壌微生物の菌数測定および遺伝子解析を実施し, 試験前後の土壌中に含まれる微生物相の変化に関して, 生菌数, 最も出現頻度の高い菌の菌数およびその帰属分類群を用いることにより比較を行った. その結果, それらは主にPenicillium属およびAspergillus属の菌類であり, 有機栄養源を活発に代謝することにより菌数が増加したものと推定された.
著者
前原 理佳 吉野 奈美 後藤 聖子 赤嶺 美樹 吉田 友美 豊田 珠里 阿南 祐衣 大野 陽子 添田 悠希 竹中 夕奈 工藤 菜々美 小山 美紀 後藤 としみ 江藤 陽子 山本 恵美子 廣瀬 理恵 金松 友哉 石原 和美 前原 加代子 安藤 道雄 安藤 道子 兼田 眞 二ノ宮 綾子 岩本 隆記 三浦 みち子 濱﨑 洋子
出版者
一般社団法人 日本在宅薬学会
雑誌
在宅薬学 (ISSN:2188658X)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.17-23, 2020 (Released:2020-04-25)
参考文献数
6

地域包括ケアシステムの構築が急がれる中,薬局薬剤師の責務は広く深く重要である.その職能を十分に生かすことが今後迎える医療情勢の変化に必要不可欠であると考える.そのためには薬剤師の十分な気力体力が必要であり,それには機械化・ICT 化は不可欠であり,さらにパートナーという新しい医療資源の役割が重要となる.0402 通知を踏まえてパートナー業務の手順書,研修制度の構築,さらにパートナーの医療人としての育成成長を図ることで,薬剤師の職能が最大限に発揮できると考える.患者の薬物療法を支援するために必要な薬局薬剤師の取り組みとして,服用期間中の継続的な薬学的管理と患者支援が義務となり,医師への服薬状況に関する情報提供が努力義務となる.ますますパートナー制度の確立と薬剤師自らが希望している職能が最大限発揮できるやりがいのある,よい時代になると考える.
著者
町田 善康 山本 敦也 秋山 吉寛 野本 和宏 金岩 稔 神保 貴彦 岩瀬 晴夫 橋本 光三
出版者
応用生態工学会
雑誌
応用生態工学 (ISSN:13443755)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.181-189, 2019-01-28 (Released:2019-04-10)
参考文献数
31
被引用文献数
3 5

北海道東部網走川水系の 3 次支流駒生川において,住民が設置した複数の手作り魚道の効果を検証するため,魚道設置前後の魚類の種組成,生息個体数,およびサケ科魚類の産卵床の分布を調査した.その結果,魚道設置完了前の 2009 年および 2011 年には,駒生川の落差工よりも上流域には,サケ科魚類が全く生息しておらず,ハナカジカとカワヤツメ属の一種のみが生息していた.また,サケ科魚類の産卵床も確認できなかった.2012 年に 7 基の魚道の設置が完了した後,落差工よりも上流域でサクラマスおよびイワナの親魚と産卵床がそれぞれ確認された.また,2013 年に行った調査では,落差工上流域にサクラマスの生息を確認した.さらに,魚道設置 5 年後の 2017 年には,駒生川においてサクラマスおよびイワナの生息が確認でき,ハナカジカの生息個体数は減少する傾向にあった. 以上の結果から,駒生川に設置された木材や石などを利用した手作りの魚道は,遡上できなかった上流域へのサクラマスおよびイワナの遡上を可能にした.しかし,定住性の高い魚類に関しては回復に時間がかかっており,中流域の三面護岸が影響していると考えられた.
著者
金澤 誠一
出版者
佛教大学総合研究所
雑誌
佛教大学総合研究所共同研究成果報告論文集 = Supplement to the bulletin of the Research Institute of Bukkyo University (ISSN:21896607)
巻号頁・発行日
no.5, pp.1-17, 2017-03

本論は,現代の貧困の特徴を雇用の不安定化と国民生活の崩壊への進行にあることを,主に家計調査の分析に基づいて究明している。その現代の貧困を克服するために必要なナショナルミニマム=最低生活とは何かをめぐる最低生活費について探求している。「構造改革」「雇用の不安定化」「生活崩壊」「家計の硬直化」「最低生活費」
著者
金井 昭彦
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D2(土木史) (ISSN:21856532)
巻号頁・発行日
vol.73, no.1, pp.12-27, 2017 (Released:2017-04-20)
参考文献数
44

19世紀のヨーロッパにおいては,大都市の駅舎にはトレイン・シェッドが建設され,駅空間のシンボルとして君臨してきたが,現在においてもその圧倒的な存在感は失われていない.この技術空間であるトレイン・シェッドは,列車や旅客防護等の基本的な機能に加え,ホーム上のすべての移動を妨げないようにスパンを増大し,蒸気機関車の排出する煤煙を処理することが求められた.しかしながら,本研究では,この機能的側面に加えて,当時の技術や時代背景,鉄道の大衆化や国際化に伴う都市の玄関ホールとしての役割などを,エンジニア・建築家の言説,あるいは芸術家たちの描写から読み取ることによって,トレイン・シェッドの象徴的側面を明らかにし,その存在理由を総括的に考察することを目的とする.
著者
金子 早知子 中野 洋子 高野 伸夫
出版者
THE JAPANESE SOCIETY FOR JAW DEFORMITIES
雑誌
日本顎変形症学会雑誌 (ISSN:09167048)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.20-27, 2012-04-15 (Released:2012-09-14)
参考文献数
25

Objective: We measured the formant frequency of vowels in retrusion patients and normal healthy control patients, and made a comparative study of the purpose in phonology. We wanted to know how orthognathic surgery has influenced the articulation of vowels in patients. We investigated how the relationships between the position of the maxilla and mandible and incisor occlusion affected vowel sounds. And because resonance space is believed to affect sound frequencies, we investigated the effect of the width of the airway preoperatively and postoperatively on vowel sounds.Methods: Five vowel sounds in 10 Japanese patients with mandibular retrusion requiring surgery for jaw deformity and malocclusion preoperatively and at 3 and 6 months postoperatively were recorded and compared with those in normal healthy control patients. Also, the effect of the positional relationship between the maxilla and the mandible and incisor occlusion on these vowel sounds was investigated by correlating skeletal and denture patterns of cephalometric measurements taken preoperatively and at 3 months postoperatively with these vowel sounds. The width of the airway was measured preoperatively and 3 months after the operation, and the correlation with the frequency of the vowels was examined.Results: In /e/ F1, /o/ F2-F1, significant differences were observed between the preoperative patients and the control patients. However, these differences disappeared at 3 and 6 months postoperatively.A significant difference was admitted with F1 of /a/ and F1 of /e/ in comparing the preoperative with the postoperative patients 6 months by a rank test with a sign of Wilcoxon.Both preoperatively and postoperatively, positive correlations were observed between F2-F1 the narrow, open vowels /i/ with SNA and SNB. In the preoperative patients, some correlations were observed between F1 the semi-narrow, open vowel /e/ and denture patterns.Significant increases were observed between the preoperative and 3 months postoperative patients in the width of the hypopharyngeal cavity. Many correlations were observed between the change of width of the airway and the vowel frequency, particularly in the posterior tongue vowel /u/. But other vowels had few correlations.Conclusion: A change of occlusion of the front teeth and a change of frame by the mandible correction operation greatly influenced close vowels and half close vowels that were a front tongue vowel, especially the influence of /i/ and /e/ in retrusion patients. It was an interior tongue vowel that the change in the airway influenced the vowel frequency of only /u/.
著者
金子 功一 江部 靖子
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.E4P1212, 2010

【目的】近年,在宅生活者の環境面で身体機能面以外にも様々な問題が生じ,在宅生活の継続が困難となっている事例がしばしば様々なメディアで取り上げられている事は周知の通りである.当診療所訪問リハビリテーション(以下,訪問リハ)でもその様な事例を経験している.本研究は,それらの事例を再度確認し,経過・対応方法などを検討し今後の更なる訪問リハ業務の質の向上を目指す目的で実態調査を行った.若干の考察を加え報告する.【対象者と方法】対象者は2002年1月から2009年9月までの訪問リハ利用者298名のうち,明らかに目的で述べた様な状況の5名(男性1名,女性4名)である.方法は対象者の属性に加え,1)対象者側と介護者が抱える問題点,3)訪問リハ介入時難渋した点,4)各事例への対応方法,5)その後の経過を訪問リハ記録より後方視的調査を行った.【説明と同意】その状況上全ての対象者に説明を行なってはいないが,ヘルシンキ宣言と個人情報保護法に基づき,一部の対象者・家族に本研究を説明し,同意を得た.また全事例の担当ケアマネ,介入した行政機関など連携を取った他職種にも同様に同意を得た.調査結果は研究目的以外に使用しない事と個人情報の漏洩に十分に注意した.【結果】1.対象者の属性は,要介護度と寝たきり度の内訳,対象者の家族構成について調査を行った.1)要介護度の内訳は,要介護2が1名,同3が2名,同5が2名であった.2)寝たきり度の内訳はA-2が2名,B-1が1名,C-1が1名,C-2が2名であった.3)家族構成の内訳については,息子と2人暮らし-2名,夫と2人暮らし-1名,妻もしくは夫と子供の3人以上の家族構成-2名であった.<BR>2.対象者と介護者が抱える問題点は以下の通りである(複数回答).1)対象者の抱える問題点は,認知症-3名,精神疾患-3名(うつ状態-2名,統合失調症-1名),その他-2名であった.2)介護者の抱える問題点は,介護放棄-4名,精神疾患-3名(うつ状態-2名,統合失調症-1名),暴力・虐待(ドメスティックバイオレンス含む)-3名,アルコール依存症-2名であった.対象者と介護者が共に何らかの問題点を複数抱えている事例も見られた.<BR>3.訪問リハの介入時難渋した点は,1)対象者への様々なアプローチが困難・時間要す-4名,2)主介護者・家族への介護方法指導が困難-4名,3)他職種と連携が取りにくい-3名,4)訪問リハの介入が困難な環境-2名,5)その他-2名であった(複数回答).<BR>4.各事例の対応は1)頻回なサービス担当者調整会議の開催-5名,2)地域包括支援センターに連絡(担当ケアマネ経由)-5名,3)対象者・介護者の訴えを傾聴,主張の一部受け入れなど-3名であった.4)警察へ通報(緊急時.ケアマネ経由)も2例存在していた(複数回答).<BR>5.その後の経過は,1)終了-3名,2)訪問リハ継続-2名であった.終了事例の内訳は,施設緊急入所-2名,他サービスに移行-1名であった.【考察】1.対象者の要介護度・寝たきり度が軽度でも,何らかの問題を抱えている事例がいた.高次脳機能障害や精神疾患の存在が訪問リハの定期的な継続の妨げになることを再認識した.また調査前,少ない家族構成の対象者に社会的な問題点が生じると考えたが対象者以外の複数の家族が問題点を抱える事例もあった.家族構成と関係なく何らかの問題が起こる可能性がある事が考えられた.<BR>2.対象者と介護者の抱える問題は予想通り多岐にわたっていた.対象者と介護者の両方に何らかの問題が複数あり訪問リハの介入,スムーズな継続を困難にしていた事例も存在した.介護者の暴力・虐待などの背景に複雑な家族関係が存在する事は諸家の報告で明らかにされている.他職種との連携が必須であると考えられえる.<BR>3.しかしながら,介護者の存在が時にはその連携の妨げになっている事例も存在する.本調査でも同様であり通常の事例よりも他職種との連携をより重要視して訪問リハに関わる必要があると考えられる.<BR>4.本調査では全事例において,困難な中でも比較的緊密に他職種と連携が取られていた.これは訪問リハ単独で問題を解決せず他職種と連携して関わる事を担当が意識していたためと考えられる.対象者・介護者へも介入し,関係を改善しようとする担当の姿勢も見られた.ただし,警察への緊急通報,施設へ緊急入所に至った事例もあり,在宅での訪問リハの介入の限界も明らかになった. 訪問リハに従事する理学療法士は理学療法の知識・技術だけではなく他職種と連携し様々な視点で対象者と介護者・家族に関わっていく事が大切である.【理学療法研究としての意義】訪問リハの実践に際しては,対象者の身体機能面へのアプローチだけでなく,その在宅生活全体を取り巻く物理的・社会的環境面へも合わせてアプローチを行なっていく必要がある.しかしながら,その施行に当たって様々な阻害因子が存在している事もまた事実である.様々な面で在宅介護の情勢が変化している昨今,本調査では決して対象者が多いわけではないが, 調査結果はその現状を端的に示唆したといえる.
著者
金森 千春
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.209-212, 2020

<p>本研究は,COVID-19による臨時休業下の2020年3-6月の4ヶ月間のオンライン授業の実践や使用した様々なツールを総括し,その特徴と効果をまとめる.また,学習者アンケートをもとに検証する.その結果から学習者の学びと確かな学力を保証するオンライン授業のあり方を提言する.</p>
著者
黒瀬 浩文 植田 浩介 大西 怜 小笠原 尚之 築井 克聡 陶山 俊輔 西原 聖顕 名切 信 松尾 光哲 末金 茂高 井川 掌
出版者
一般社団法人 日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科学会雑誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.107, no.4, pp.251-255, 2016-10-20 (Released:2017-10-24)
参考文献数
10

後腎性腺腫(metanephric adenoma)は極めて稀な腎良性腫瘍であり,画像診断では悪性腫瘍との鑑別が困難である.今回我々は,2例の後腎性腺腫を経験したので報告する.症例1は57歳,女性.検診時の腹部超音波検査にて右腎腫瘍を指摘され当科受診.造影CTにて右腎上極に造影早期相で造影増強効果は乏しく,経時的に不均一な造影効果を示す26mm大の腫瘤性病変を認めた.右腎細胞癌(cT1aN0M0)の術前診断にて腹腔鏡下右腎部分切除術を施行した.症例2は79歳,女性.両側乳癌術後の腹部CTにて偶発的に左腎腫瘍を指摘された.左腎中極腹側に不均一な造影効果を示す24mm大の腫瘤性病変を認めた.左腎細胞癌(cT1aN0M0)の術前診断にて腹腔鏡下左腎摘除術を施行した.両症例の病理組織診断は共に後腎性腺腫であった.これまでの後腎性腺腫に対する報告においては,術前腎細胞癌との鑑別が困難であり外科的切除が選択されていることが多い.画像検査にて本疾患などの良性腫瘍も疑われる際には,術前の腎腫瘍生検を含めた比較的低侵襲な診断ならびに術式を考慮することが肝要と思われる.
著者
鈴木 和博 Suzuki Kazuhiro 中村 俊夫 Nakamura Toshio 加藤 丈典 Kato Takenori Takenori 池田 晃子 Ikeda Akiko 後藤 晶子 Goto Akiko 小田 寛貴 Oda Hirotaka 南 雅代 Minami Masayo 上久保 寛 Kamikubo Hiroshi 梶塚 泉 Kajizuka Izumi 足立 香織 Adachi Kaori 壺井 基裕 Tsuboi Motohiro 常磐 哲也 Tokiwa Tetsuya 太田 友子 Oota Tomoko 西田 真砂美 Nishida Masami 江坂 直子 Esaka Naoko 田中 敦子 Tanaka Atsuko 森 忍 Mori Shinobu ダンクリー ダニエル Dunkley Daniel J. クシャク モニカ Kusiak Monika A. 鈴木 里子 Suzuki Satoko 丹生 越子 Niu Etsuko 中崎 峰子 Nakazaki Mineko 仙田 量子 Senda Ryoko 金川 和世 Kanagawa Kazuyo 熊沢 裕代 Kumazawa Hiroyo
出版者
名古屋大学年代測定資料研究センター
雑誌
名古屋大学加速器質量分析計業績報告書
巻号頁・発行日
vol.19, pp.26-38, 2008-03

Umi is located along the Kamimura River within the Kamiyahagi area of southeastern Ena City, Gifu Prefecture. The name 'Umi' means sea or large lake; however, there are no lakes in the mountainous Kamiyahagi area. The Tokai Gou (torrential rain) flood of September 11-12, 2000 destroyed embankments along the river, and exposed sedimentary layers that are typical of a lacustrine depositional setting. This confirms the existence of a paleo-lake from which the name Umi originated. The ^<14>C ages, ranging from 280±37 to 345±25 BP, appear to be contemporaneous with Tensho Earthquake that occurred in central Japan on January 18, 1586.
著者
古見 嘉之 清水 聰一郎 小川 裕介 廣瀬 大輔 高田 祐輔 金高 秀和 櫻井 博文 前 彰 羽生 春夫
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.204-208, 2019-04-25 (Released:2019-05-16)
参考文献数
9
被引用文献数
2 7

一般的にN-methyl- tetrazolethiol(NMTT)基を持つ抗菌薬による凝固能異常や腸内細菌叢の菌交代に伴うVitamin K(VK)欠乏による凝固能異常がよく知られている.今回我々は,NMTT基を有さない抗菌薬で,絶食下で凝固能異常をきたした症例を経験したので,報告する.症例は91歳,男性.体動困難を主訴とし,気管支炎による慢性心不全急性増悪の診断にて入院.禁食,補液,抗菌薬に加え利尿剤にて加療.第3病日,左前頭葉出血を発症し,保存的加療,末梢静脈栄養を10日間投与後,中心静脈栄養を投与した.抗菌薬の投与は14日間の後,終了となった.経過中28病日,カテーテル関連血流感染を発症した為,中心静脈栄養から末梢静脈栄養に変更し,バンコマイシン(VCM),セファゾリン(CEZ)が投与された.投与初日のプロトロンビン時間-国際標準比(PT-INR)は1.2だったが,徐々に上昇し第35病日目に7.4と延長.対症療法としてメナテトレノン10 mg,新鮮凍結血漿(FFP)を投与した.血液培養にてメチシリン感受性コアグラーゼ非産生ブドウ球菌が検出され,VCMは中止とした.中止後第36病日目でPT-INRが1.1まで改善するも第42病日目では1.9まで上昇したため,CEZによるVK欠乏と考え,再度VK,FFPの投与を行い改善した.CEZが終了後,PT-INRは正常範囲内に改善した.Methyl-thiadiazole thiol(MTDT)基を持つCEZは稀ではあるが凝固因子の活性化を阻害すること,長期間の禁食下での抗菌薬投与は腸内細菌による内因性のVKの産生抑制により凝固能異常を招く可能性があり,この双方が本症例では関与する可能性が考えられた.凝固能の定期的検査によるモニタリングが必要である可能性が示唆された.
著者
ZOLTUYA Khashbaatar 金 熙濬 BAYARTSAIKHAN Tsendee NARANTSETSEG Magsarjaw
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
雑誌
日本エネルギー学会大会講演要旨集 (ISSN:24238317)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.126-127, 2020

<p>Pyrolysis and combustion process of Mongolian Pine tree sawdust have been investigated by the isothermal thermogravimetric technique, at several different operating temperatures using the vertical fixed bed reactor. Gas chromatography analysis was employed to characterize the composition of evolving gas in samples during the pyrolysis process. Thermal degradation results showed that pine sawdust mainly devolatilized around 300-450°C temperatures with total volatile yield about 78%. When it is comparing with the Mongolian brown coals, devolatilization was higher at above 600°C (the volatile yield was 39-54% for all brown coals) than lower temperatures (7-32% at 600°C˂). The reaction kinetics activation energy (<i>Ea</i>), pre-exponential factor (<i>A</i>) were determined using first-order method for pyrolysis process. The apparent activation energy of Pine sawdust is 29.3 kJ/mol during pyrolysis process at range temperature of 600-900°C. The main evolving gaseous products during pyrolysis were H<sub>2</sub>, CH<sub>4</sub>, CO, CO<sub>2</sub>, and their yields were relatively each pyrolysis temperatures.</p>