著者
金澤 輝代士 末重 拓己 高安 秀樹 高安 美佐子
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第59回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.239-241, 2016 (Released:2017-02-01)

外国為替市場に関する詳細なデータが近年利用可能になった.本講演では外国為替市場の実データをもとに,外国為替市場のトレーダーたちのミクロな取引戦略を解析する.さらに,その性質を取り入れた多体確率過程モデルを提案し,その近似解を解析的に議論する.最後に,以上の結果が実データと整合するか検証する.
著者
金澤 輝代士 末重 拓己 高安 秀樹 高安 美佐子
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.59, pp.239-241, 2016

<p>外国為替市場に関する詳細なデータが近年利用可能になった.本講演では外国為替市場の実データをもとに,外国為替市場のトレーダーたちのミクロな取引戦略を解析する.さらに,その性質を取り入れた多体確率過程モデルを提案し,その近似解を解析的に議論する.最後に,以上の結果が実データと整合するか検証する.</p>

1 0 0 0 OA 芸術資料

著者
金井紫雲 編
出版者
芸艸堂
巻号頁・発行日
vol.第三期 第十一册, 1941
著者
千原 裕香 西村 真実子 成田 みぎわ 金谷 雅代 寺井 孝弘 伊達岡 五月 本部 由梨
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.211-220, 2019 (Released:2019-12-14)
参考文献数
15

目的:青年期前期における親世代になることに対する意識尺度を作成し,信頼性と妥当性を検討する.方法:予備調査により48項目の尺度原案を作成した.A県内の高校生786名を対象に質問紙調査を実施し,内的整合性と構成概念妥当性を検討した.結果:回収数762名,有効回答数703名であった.因子分析及び信頼性の検討の結果,【子どもとの関わりに対する意識】【親子関係に対する意識】【親になることに対する意識】【夫婦や社会で子育てすることに対する意識】【子どもや子育てに対する関心・感情】【子育てに対する不安】の6下位尺度33項目で構成された.既知集団妥当性と確証的因子分析により,一定の構成概念妥当性が確保された.各下位尺度のCronbach’s α係数は0.76から0.94で概ね良好な値が得られた.結論:作成した親世代になることに対する意識尺度の信頼性と妥当性は概ね確保できた.
著者
金藤栄孝 二木厚吉
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.770-784, 2004-03-15

Dijkstraのgoto文有害説とそれに引き続く構造的プログラミングの提唱以降,goto文の使用に関する問題は長く議論されてきたが,goto文の使用法に関しての理論的裏付けを持つ研究としては,逐次的プログラムの制御フローは3基本構造(順次接続,条件分岐,反復)のみで表現可能であるからgoto文を用いたプログラムは3基本構造のみによる等価なプログラムに書き換えられる,という結果に基づいたMillsらのgoto文排斥論以外は皆無であり,Dijkstra本来のプログラムの正しさを示す手段としてのプログラムの構造化という観点でのgoto文の使用の是非は,プログラム検証論の立場から考察されなかった.本論文では,プログラムの正しさを示すという検証手段としてのHoare論理に基づきgoto文の使用を再検討する.特に,多重ループの打ち切りの場合,goto文を用いて脱出するプログラミングスタイルの方が,Mills流のBoolean型変数を追加してループを打ち切るスタイルよりも,Hoare論理での証明アウトラインが簡単に構成でき,したがって,前者のgoto文を用いたプログラミングスタイルの方が,そのようなプログラムに対するHoare論理による検証上からは望ましいことを示す.
著者
金山 凖
出版者
創文社
雑誌
創文 (ISSN:13436147)
巻号頁・発行日
no.524, pp.14-18, 2009-10
著者
加藤 秀卓 田中 尚喜 金 景美 高橋 剛治 室生 祥
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.36 Suppl. No.2 (第44回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.C3P2385, 2009 (Released:2009-04-25)

【目的】骨粗鬆症における脊椎圧迫骨折(以下圧迫骨折)患者は高齢者に多い.臨床症状は、無症状のものから日常生活動作に障害をきたすものまで様々である.当院では保存療法,体幹装具着用下にて可及的早期に離床させることを目指しているが、起き上がり時に強い腰背部痛(以下疼痛)を訴え、プログラムが停滞することが多い.我々は疼痛が起き上がりを阻害し長期臥床を生じさせていると考え、今回、圧迫骨折患者の起き上がり方により疼痛及び起き上がり自立までの日数に差異があるか否かを検討した.【対象】2008年3月から10月の間に当院にて新鮮圧迫骨折と診断され入院し、本研究の趣旨を説明し、同意を得た患者18名(男性4名,女性14名、平均年齢73.7±11.7歳、体幹装具軟性12名,硬性6名、受傷椎体第8,11,12胸椎,第1から第4腰椎).神経症状を伴う者は対象から除外した.いずれの対象者も鎮痛消炎剤を服用しており、受傷前には起き上がりが自立していた.【方法】体幹装具着用下に患者にベッド上仰臥位から端坐位まで起き上がりを行わせた.口頭指示及び介助は行わなかった.測定項目は起き上がり方法,起き上がり時の疼痛,起き上がり自立までの日数とした.起き上がり方法は、仰臥位から側臥位を経て端坐位になる方法(以下側臥位法)と仰臥位から長坐位を経て端坐位になる方法(長坐位法)の2つに大別した.起き上がり時の疼痛はVASにて測定した.起き上がり方と疼痛,起き上がり自立までの日数をMann‐WhitneyのU検定を行い危険率5%未満を有意とした.【結果】起き上がり方法は側臥位法11名61%,長坐位法7名39%であった.起き上がり方法と疼痛,起き上がり自立までの日数において有意な差は認められなかった.【考察】今回の検討では、圧迫骨折患者における疼痛が少ない起き上がり方法,早期に起き上がりが自立できる方法は見出せなかった.圧迫骨折の疼痛に対し、直接的に除痛を図る運動療法についての報告は見当たらない.体幹装具は起き上がり時に対する制動低下が疼痛を誘発する一つの要因と考えられる.また起き上がり方法は、筋力,バランス能力,可動性が関与し、加齢による退行現象があると言われている.体幹装具着用での起き上がり動作は受傷以前の起き上がり方法を阻害するのではないかと考えられる.今後は各身体部位の使いかたが起き上がり動作に関連しているものと考え、圧迫骨折患者の安静期間および理学療法の介入方法についての調査を行い、早期離床を図れる方法を検討していきたい.
著者
金山 凖
出版者
岩波書店
雑誌
思想 (ISSN:03862755)
巻号頁・発行日
no.1002, pp.126-144, 2007-10
著者
金箱 淳一 藤田 ハミド
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
日本ソフトウェア科学会大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.22, pp.256-262, 2005

本研究では、色の要素(色相)と造形物の配色パターンに注目することで、楽曲作成の支援システムの構築を目標としている。ここでは、楽曲を感情表現と捉え、同様にブロック遊びにおいて構築された物の配色も一種の感情表現と捉える。これら両者と表現された感情との対応関係により、上記システムの実現にアプローチする。ここでは主に、色相と感情間の関係をアンケートにより抽出し、前者の関係と研究事例を利用して楽曲におけるドラムパターンの生成を行う。
著者
西村 義一 武田 志乃 金 煕善
出版者
一般社団法人 日本放射線影響学会
雑誌
日本放射線影響学会大会講演要旨集 日本放射線影響学会第49回大会
巻号頁・発行日
pp.301, 2006 (Released:2007-03-13)

【目的】ラクトフェリン(LF)は「牛乳の赤いタンパク質」として、スウェーデンで発見され、ヒトを含む哺乳類の乳、分泌液、成熟好中球の顆粒などに含まれる分子量約8万のタンパク質で、2~3個のシアル酸からなる糖鎖を持っている。LFは血液中の鉄蛋白であるトランスフェリンと同様、Fe3+を二個分子内にキレートする性質がある。先の学会で LF添加飼料で飼育したマウスにX線を全身すると照射後30日目の生存率はLF給餌群で85%、対象群で62%とLF給餌群で放射線抵抗性が観察された。またLFはヒドキシラジカルに対するラジカルスカベンジャーであり、放射線防護剤としての利用が期待できることを示した。一方、放射線照射後、腹腔内投与することで放射線防護効果のある物質が報告されているが、そのメカニズム等、詳細については明らかにされていない。今回はマウスX線全身照射後のLFの放射線防護効果に関する実験を行い、興味深い知見が得られたので報告する。【方法】8週齢のC3H/Heマウス、52匹に6.8Gy のX線を全身照射した後、半数のマウスにはLF4mg/匹を腹腔内投与した。投与後、マウスには完全精製飼料を与え、30日間の生存率を観察した。また、脾臓細胞のアポトーシスなどについても観察を行った。【結果】C3H/Heマウスに6.8Gy全身照射後、LFを腹腔内投与すると、LF投与群ではほとんど死亡せず、照射後30日目の生存率は92%であったのに対し、対照群では50%であった。また、マウスにX線を全身照射後、1, 2 ,4 hr後にLF腹腔内投与すると、脾臓細胞のアポトーシスと骨髄細胞の損傷を抑制した。一方、腹腔内マクロファージュについては有意な変化は認められなかった。
著者
真栄田 裕行 金城 秀俊 安慶名 信也 崎浜 教之 鈴木 幹男
出版者
日本内分泌外科学会・日本甲状腺外科学会
雑誌
日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 (ISSN:21869545)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.176-181, 2019

<p>縦隔内腺腫様甲状腺腫(Adenomatous Goiter:AG)のうち,頸部甲状腺との連続が見られないものは迷入型AGとして扱われている。</p><p>今回われわれは58歳女性で,甲状腺両葉の比較的巨大なAGと縦隔内迷入型AGの同時性発生例を経験した。腫瘤最大径が約8cmの,頸部AGと連続性のない迷入型AGであることに加え,高度の肥満,短頸・猪首例で,頸部を過伸展させても腫瘤が頸部方向に挙上されない例であったため,迷入腫瘤の頸部からの摘出は困難と判断した。ただし悪性腫瘍の可能性は否定されており,手術侵襲を最小限に留めるため頸部外切開とvideo-assisted thoracic surgery(VATS)を組み合わせた摘出術を選択した。</p><p>一般に胸骨下型AGおよび迷入型AGの経頸部アプローチによる摘出限界は,それぞれ大動脈弓上縁,および腕頭動脈上縁であるとの報告が多く見られるが,本症例においても過去の報告に準じて胸骨下AG腫瘤については経頸部法で摘出した。一方迷入腫瘤に対しては安全性を考慮しVATS法を用いて摘出した。VATS法は鎖骨や胸骨の展開を伴うアプローチより低侵襲であり,悪性腫瘍が否定される場合には積極的に併施するべき術式と考えられた。</p>
著者
金城 光 石井 国雄 齊藤 俊樹 野村 信威 濱田 明日也
出版者
日本老年社会科学会
雑誌
老年社会科学 (ISSN:03882446)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.7-20, 2017-04-20 (Released:2019-11-15)
参考文献数
16

高齢者の医療・健康情報入手状況(内容,程度,メディア)と課題を明らかにするために,東京都(A区)と長野県(B市)のシルバー人材センター会員650人に質問紙を郵送配布し,計521人から回答を得た.医療・健康情報の内容別入手程度と主観的健康評価の相関分析では,健康評価の高い人は複数の情報をより多く入手していた.入手メディアでは,TV,友人や家族,新聞が多く,インターネットは14%で,メディア利用には地域差がみられた.情報入手得点の関連要因を探る重回帰分析では,居住地域を含む基本属性は関連がなく,情報希求得点やeヘルス得点と関連がみられた.情報入手過程で多くの高齢者がさまざまな不満をもっており,情報入手得点の低い人ほど,どこから情報を得たらよいかわからないという不満が強かった.高齢者が医療・健康情報の入手で感じる不満は複数のプロセスで生じている可能性があり,さまざまな現実場面での情報入手についての調査が必要である.
著者
金子 多喜子 森田 展彰 伊藤 まゆみ 関谷 大輝
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.45-53, 2019 (Released:2019-08-23)
参考文献数
33
被引用文献数
3

目的:本研究の目的は,看護師の感情対処育成のため認知再構成法によるWeb版教育プログラムを実施し,感情対処傾向の変容効果を検証することである.方法:看護経験年数10年未満の看護師26名を対象に,認知再構成法を用いたWeb版教育プログラムを実施した.介入評価は,看護師版感情対処傾向,STAI日本語版,首尾一貫感覚(SOC)の尺度を使用し,介入前・後,および介入後1ヵ月の3期に測定した.結果:メンタルヘルスに効果的な対処である,患者の感情と看護師自身の感情の折り合いをつけ調整する“両感情調整対処”が高まり(F(2, 48) = 3.61, p = .035),感情への対処自信も高まった(F(2, 48) = 5.02, p = .010).また,その効果は概ね介入直後よりも介入後1ヵ月において変容を認めた.結論:本研究のWeb版教育プログラムの実施により,看護師の感情対処傾向を変容させる可能性が示唆された.
著者
館農 勝 中野 育子 白木 淳子 館農 幸恵 金澤 潤一郎 白石 将毅 河西 千秋 氏家 武 齊藤 卓弥
出版者
医学書院
雑誌
精神医学 (ISSN:04881281)
巻号頁・発行日
vol.60, no.12, pp.1403-1411, 2018-12-15

抄録 近年,ADHDの診断を求めて精神科を受診する者の数が増えている。今回,ADHDの診断補助ツールとして活用可能な25項目から成る質問紙を開発した。質問紙はHokkaido ADHD Scale for Clinical Assessment in Psychiatry(HASCAP)と名付け,0点から4点の5件法で回答を求めた(100点満点)。ADHD群104名(平均63.4±15.8点)と健常対照群361名(平均27.5±17.5点)の結果から,感度,特異度を求め,カットオフを設定した。その結果,HASCAP合計点45点で,感度83.7%,特異度83.1%であった。今度,さらにデータを集積し,より実用的な質問紙にしていきたいと考える。
著者
金沢 文緒 KANAZAWA Fumio
出版者
岩手大学教育学部
雑誌
岩手大学教育学部研究年報 = The Annual Report of the Faculty of Education Iwate University (ISSN:03677370)
巻号頁・発行日
vol.77, pp.17-39, 2018-03-28

The wood carving, Virgin and Child on the Crescent, was acquired by the Department of Art and Design, Faculty of Education, Iwate University, around 1960. It was purchased as art-education material for students, and the relevant art-historical research has not been conducted in the 50 years since its acquisition. This study elucidates the background of the workʼs production, as well as the reception of such Christian art in modern Japan. This paper is the first report of the study.The first part of the paper describes the characteristics of the sculpture, based on visual observation. The second part presents the results of wood identification research, as preparation for art historical investigation. The third part reveals when and where the work was executed, based on iconographic analysis, and elucidates its function through consideration of the cultural environment. The fourth part explores the context of the purchase of the work by Iwate University.In sum, the limewood sculpture was produced in Southern Germany in the second half of the fifteenth century, and the iconography of “Virgin and Child on the Crescent” is closely related to the cult of the Virgin Mary, which was widespread in Germany before the Protestant Reformation. In Japan, the sculpture was originally located in Kobe, where many Germans have lived since the opening of the country.