1 0 0 0 あんみつ姫

著者
倉金 章介[作詞]
出版者
キング
巻号頁・発行日
1950-08
著者
篁 俊成 御簾 博文 金子 周一
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.100, no.6, pp.1670-1676, 2011 (Released:2013-04-10)
参考文献数
26

肝臓の脂肪化は肥満と独立してインスリン抵抗性と関連する.このことは日本人の糖尿病発症が肥満だけでは説明できず,軽度な肥満域から動脈硬化につながる代謝異常が増大することと関連する可能性がある.2型糖尿病に肥満症を伴った患者の肝臓では,解糖系,糖新生系,それらから派生するPentose phosphate cycle,中性脂肪合成系,脂肪酸合成・酸化系を構成する遺伝子群が協調的に発現亢進する.これらのプロファイルは糖・脂質由来の基質がミトコンドリアに流入することを示唆し,事実,ミトコンドリア酸化的リン酸化(OXPHOS)を構成する遺伝子群が活性酸素関連遺伝子群の発現とともに2型糖尿病患者,とりわけ肥満症を合併する患者の肝臓で,協調的に発現亢進する.2型糖尿病患者肝臓の包括的発現遺伝子解析から同定した新規ヘパトカイン「セレノプロテインP」は,抗酸化作用を有するにもかかわらず,一部にAMPキナーゼ活性の抑制を介して,全身のインスリン抵抗性を増大する.
著者
金田 聡 広田 雅行 内藤 万砂文
出版者
特定非営利活動法人 日本小児外科学会
雑誌
日本小児外科学会雑誌 (ISSN:0288609X)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.42-47, 2009-02-20 (Released:2017-01-01)
参考文献数
19

【目的】小児の腹部鈍的外傷の患者では,重症でも初期症状は軽度のことがあり,診断が困難な場合がある.小児腹部鈍的外傷症例の診察時に臓器損傷を見逃さないための注意点を明らかにすることを目的とした.【対象と方法】対象は,1999年から2007年までに経験した臓器損傷を伴う小児腹部鈍的外傷の6例である.これら症例において初診から確定診断に至るまでの臨床症状,血液検査,画像検査等の経過を検討した.【結果】6例の平均年齢は8.7歳,性別は男児5例,女児1例,損傷臓器は,膵損傷2例,脾・左腎損傷1例,空腸穿孔2例,十二指腸穿孔1例であった.初診時に確定診断が得られたのは2例で,脾・左腎損傷例と空腸穿孔の1例において,初診時CT所見より診断された.他の4例では,初診時に確定診断が得られず,膵損傷の2例は,初診時の症状は軽度腹痛のみであったが,高アミラーゼ血症を認めたため膵損傷が疑われて治療は開始したものの,確定診断が得られたのは翌日のCT所見によってであった.十二指腸損傷例でも,初診時の症状は軽度腹痛のみで,検査でも異常は認めず,診断がつかないまま保存療法にて経過観察をしていたが,5日後の2回目のCTにより確定診断が得られた.更に空腸損傷の1例でも,初診時の腹部症状は軽度で,検査でも異常を認めなかったが,その後に症状が急激に増悪し,約12時間後の再診時に診断が得られた.【結論】小児の腹部鈍的外傷の診察時には,常に臓器損傷を念頭に置くこと,血液検査,検尿,超音波検査あるいはCTをルーチン検査とすること,また経時的な観察が必要であり,その重要性を保護者に十分に説明すること等が極めて重要である.
著者
北川 賢 長田 高志 金子 仁彦 高橋 利幸 鈴木 則宏 中原 仁
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.737-744, 2018 (Released:2018-12-21)
参考文献数
30

症例は18歳男性.約半年前に両眼視力低下,1か月前に右下肢麻痺と感覚異常を自覚.入院時,中心フリッカー値は両眼で低下.MRIは頸髄,胸髄に造影効果を伴う散在性のT2延長病変あり(頭部は異常なし).抗アクアポリン4抗体陰性,髄液オリゴクローナルバンド陽性.“視神経脊髄型多発性硬化症”を疑ったが,抗ミエリンオリゴデンドロサイト糖蛋白質(myelin oligodendrocyte glycoprotein; MOG)抗体陽性であった.多発性硬化症を疑う病態から抗MOG抗体を認めた際の対処法は,2017年改訂のMcDonald診断基準にも詳細な言及はなく,今後の知見の蓄積を要すると思われる.
著者
雲 和雅 加藤 英二 金子 和恵 高木 常好 浅野 俊昭
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第38回, no.人工知能及び認知科学, pp.229-230, 1989-03-15

一口にレンズ設計といっても、カメラ用、複写機用、あるいは眼底カメラ用など多様な分野が存在する。また、このような多岐に亘った分野で、それぞれコンサルテーション、レンズデータの知的検索、一部の類型設計の完全自動など、コンピュータによる知的設計支援に対する具体的なニーズが増加してきている。現在我々が開発しているOPTEX(参考文献)は、このような多様なレンズ設計の分野において知識処理システムを構築する際のドメイン・シェルとでもいうべきものである。ところで、このようなドメイン・シェル構築に際しての最大の課題は、ユーザが設計知識を記述する際、自身が持っている知識とシェルを用いてコンピュータ上に表現される知識との間のギャップをいかに少なくするか、ということであろう。周知のように、レンズ設計の領域では古くからCADの開発が行なわれ、今日これは設計の必須の道具となっているが、CADに対するメッセージであるコマンドが極めてプリミティブな機能に細分化されているものが多く、設計者がレンズ系を脳裡で操作しているレベルとは大きくかけ離れているのが普通である。したがって、先に述べたドメイン・シェルに対する要求に応えるためには、このような既存のCADの制約を受けず(理想的には、どのようなレンズ設計CADを使用していようとも、上記の知識の記述には影響を与えない)、しかも設計者が脳裡で考えるレベルに近い知識表現法を用意する必要がある。OPTEXの開発にあたっては、このような要求に応えるものとして、レンズオブジェクトを考案した。本稿はその概要について報告するものである。
著者
田宮 菜奈子 森山 葉子 山岡 祐衣 本澤 巳代子 高橋 秀人 阿部 智一 泉田 信行 Moody Sandra Y. 宮田 澄子 鈴木 敦子 Mayers Thomas Sandoval Felipe 伊藤 智子 関根 龍一 Medeiros Kate de 金 雪瑩 柏木 聖代 大河内 二郎 川村 顕 植嶋 大晃 野口 晴子 永田 功 内田 雅俊 Gallagher Joshua 小竹 理奈 谷口 雄大
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-07-18

誰もが満足できる人生の幕引きができるシステム作りのための、介護医療における実証研究およびそれに基づく提言を目的とした。まず、内外のガイドライン等レビューを行い、次に、我が国における医療・介護における実態・分析として、①看取り医療の実態と予後の検証(医療の視点)を救急病院での実態やレセプト分析により、②老人保健施設における看取りの実態(介護の視点)を、介護老人保健施設における調査から実施した。実態把握から根拠を蓄積し、本人の納得のいく決定を家族を含めて支援し、その後は、適切な医療は追求しつつも生活の質を一義としたケアのあり方を議論し、工夫実行していくことが重要であると考える。
著者
陳 晋 韓 金江
出版者
産業学会
雑誌
産業学会研究年報 (ISSN:09187162)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.29, pp.91-102, 2014

This paper discusses the causes of rapid growth of Sany Heavy Industry Ltd (SHI), China's largest construction machinery manufacturer, through their various efforts addressing the external market environment, based on a field survey of the head office and related factories of the company.<br>SHI, as a private company, entered the construction machinery market as a concrete machinery manufacturer in 1993. In only 18 years, it had become the largest company in China's construction machinery industry by 2012, keeping the 5th position in the world for construction machinery manufacturers in terms of sales. The company's rapid growth has attracted much attention both domestically and internationally.<br>As regards to the external factors of the rapid growth of SHI, there are four main considerations as follows, (1) rapid expansion of the construction equipment market in China (2) intensifying domestic market competition (3) convenient procurement of parts and supplies (4) indigenous characteristics of users in China.<br>On the other hand, looking at internal factors, the following four characteristics were recognized, (1) R&D strategies to enhance product competitiveness (2) aggressive strategy for human resource development (3) quality control efforts (4) unique efforts in sales and after-sales services.<br>As described above, SHI has successfully achieved rapid growth taking a chance with its business expansion through its active strategy. Facing a more stable growth of the Chinese economy, how to keep increasing its corporate competitiveness is the most important strategic challenge for SHI in the future.
著者
島 義弘 福井 義一 金政 祐司 野村 理朗 武儀山 珠実 鈴木 直人
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.83, no.2, pp.75-81, 2012 (Released:2012-11-20)
参考文献数
26
被引用文献数
4

This study examined the effects of internal working models of attachment on cognition about emotion in facial expressions. Ninety-five university students participated in a survey and an experiment. The results revealed that (a) effects of internal working models of attachment emerged when there were discrepancies between facial expressions and the emotions that should be rated, (b) “anxiety” did not affect the rating scores or reaction times, and (c) participants who scored high in “avoidance” needed more time to judge the absence of emotions in facial expressions. These results indicate that the dimension of “avoidance” affects automatic information processing.
著者
黄 柱皓 金子 知適
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2017論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.195-200, 2017-11-03

二人以上を対象としたゲームでは,参加するプレイヤーの勝ちやすさがある程度均衡していることが好ましい.これを(ゲーム)バランスが取れているという.囲碁や将棋では初期状態が毎回同じなのでバランスの問題はないが,多くのボードゲームは,マップと呼ばれる初期状態を毎回異なるものに設定して競うため,マップ次第ではバランスが崩れうる.本研究では,マップを用いたボードゲームの一例としてSettlers of Catanに着目し,特定のマップにおけるプレイヤー間のバランスを評価するための手法について検討し,過去のマップを評価した.また本研究では,Settlers of Catanにおいてバランスの取れた多様なマップ群の自動生成を提案した.
著者
金 鍾成
出版者
全国社会科教育学会
雑誌
社会科研究 (ISSN:0289856X)
巻号頁・発行日
vol.84, pp.49-60, 2016-03-31 (Released:2018-05-25)

相互理解は,自己と他者の視点が交わること,すなわち対話を通して互いに理解し合うことを意味する。 自己と他者の相互理解を目指す国際理解教育において,対話は重要な意味を持つ。この観点から韓国を対象とする日本における国際理解教育の取り組みを分析すると「実際の対話が存在しない」という課題が見えてくる。「他者の視点」を認識する必要性は主張されていても,その理解は自己内で完結してしまい,実際の対話までは至っていない。 そこで本研究は,日韓両国における「真正な対話」が生まれる単元を開発・実践し,その効果を検証するアクション・リサーチを行う。日韓の子どもは,日本の小学校6年生の社会科教科書のなかで韓国を扱っている部分を素材とし,「より良い教科書づくり」実践に取り組む。韓国の子どもは,その教科書の内容を「知る」,そのなかの日本という「他者の視点」を「認識」,「分析・批判」し,韓国の意見を日本の子どもに「提案する」。日本の子どもも同じ過程を繰り返すことで提案された教科書に対する意見を韓国の子どもに逆提案する。また,より良い教科書にするために韓国の子どもは日本の意見に対する自分らの意見を日本の子どもに再提案する。 授業後,日韓の子どもは他者を対話の相手として捉え直し,互いに対する否定的な理解を減らす傾向をみせた。相手に対する開かれた姿勢を持つようになり,これからの日韓関係をより良くしていきたいという意思にもつながった。本研究は,「対話型」国際理解教育の可能性を示すとともに,対話の媒体としての教科書の新たな価値,また,国家間の対話ではなく子ども同士の対話である「私たちの」国際理解教育に示唆してくれる。
著者
金子 貴輝 大澤 昇平 松尾 豊
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.3Pin114, 2018

<p>逐次モンテカルロ(SMC)は、系列的な確率モデルから順にサンプリングできる代表的なサンプリング手法である.しかし,サンプルの縮退(degeneration)のせいで,少ない粒子数ではSMCは尤度の低いサンプルを生成する場合がある.本研究では,サンプルを縮退させる原因としてSMCのリサンプリング目標がサンプルごとに同一であることに注目する.この制約を緩和したいが,非対称な逐次リサンプリング目標の解析的な導出は困難である.そこで,下界近似した系列全体の目標から逐次リサンプリング目標を学習することで,SMCのリサンプリング戦略を非対称に拡張する.これによりSMCと同じ粒子数で,正確な潜在変数の推定を学習によって実現できると期待される.</p>
著者
藤本 悠雅 金子 邦彦
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会講演概要集 71.2 (ISSN:21890803)
巻号頁・発行日
pp.3137, 2016 (Released:2017-12-05)

ゲーム理論において、(特に囚人のジレンマゲームについて)どのようにNash均衡を避けられるかという研究は、幾多なされてきた。(例えば、繰り返しゲームを用いることによりしっぺ返し戦略が裏切り戦略よりも有利になる。)しかし、どの研究もNash均衡を避けることに成功したというよりは、「Nash均衡が変わるように利得表を書き換えた」という方が正しい。今回我々は、相手の戦略に対する自分の戦略、という応答の関数を考えることで、その応答関数が互いに一致するという学習均衡を考えた。また、あるゲームにおいては、学習均衡は従来のNash均衡とは全く違う状態を両プレイヤーがとることを具体的なゲームを例にとって説明する。
著者
金田 千秋 Kaneda Chiaki
巻号頁・発行日
2012

科学研究費補助金成果報告書 課題番号20320020 の一部
著者
蒔田 直輝 尾原 知行 永金 義成 村西 学 田邑 愛子 武澤 秀理 小泉 崇 山本 康正
出版者
京都第二赤十字病院
雑誌
京都第二赤十字病院医学雑誌 = Medical journal of Kyoto Second Red Cross Hospital (ISSN:03894908)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.113-117, 2011-12

症例は37歳の女性。突然左頸部から肩にかけて痛みが出現し、その数日後から喉頭の違和感、ものの飲み込みにくさが出現し声が嗄れるようになった。発声は鼻声、嗄声を認めた。発声の持続は5秒程度と障害されていた。左軟口蓋挙上不良、左咽頭感覚低下、咽頭反射低下、左声帯傍正中固定を認め、左舌咽神経および迷走神経の障害が考えられた。血液検査、髄液検査は正常、ヘルペスのウイルス抗体価は既感染パターンであった。頭部MRIガドリニウム造影で左舌咽・迷走神経の走行と一致する部位に造影効果を認めた。Bell麻痺で顔面神経の造影効果がみられる報告があり、類似のメカニズムで、何らかの炎症性ニューロパチーが考えられた。ステロイドパルスと後療法により、いずれの症状も完全に改善した。また頭部MRIで造影されていた左舌咽・迷走神経の造影効果も消失した。下部脳神経麻痺の鑑別に、造影MRIが有用である。