著者
金子 伊樹 高橋 珠実 新井 淑弘
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集 第67回(2016) (ISSN:24241946)
巻号頁・発行日
pp.150_1, 2016 (Released:2017-02-24)

免疫力の向上は、疾患を事前に防ぐ効果があり、よりよい生活を営む上で重要な因子となっている。現在、運動不足や偏食、ストレスなどの生活習慣の乱れから免疫力の低下が問題となっている。定期的な運動習慣は、生活リズムの改善、また健康に良いことが知られているが、そのメカニズムはあまり明らかになっていない。そこで我々は、多種多様な場面で行われているレジスタンス運動を用いて、習慣的な運動の効果を免疫関係の因子に着目して研究を行った。運動習慣のない学生を対象者として集め、トレーニング群とコントロール群の2群に無作為に分け、1か月のトレーニング期間を設けた。1か月のトレーニング期間の前後に、2群に一過性のレジスタンス運動を行わせ、運動前、直後、30分後の3時点で採血を行い、抹消血中の白血球数と免疫機能調節因子の濃度を調べた。その結果、1か月のトレーニング期間後の運動直後に、白血球数と免疫機能調節因子の濃度がコントロール群対してトレーニング群で増加した。これらの結果から、習慣的に行われるレジスタンス運動は一過性運動時の免疫力増加の可能性を示唆した。
著者
桜井 健次 蒋 金星
出版者
公益社団法人 日本表面科学会
雑誌
表面科学 (ISSN:03885321)
巻号頁・発行日
vol.38, no.9, pp.448-454, 2017-09-10 (Released:2017-09-20)
参考文献数
18
被引用文献数
2

Exotic functions of thin films are quite often connected to the unique atomic and molecular features of buried layers and interfaces. In reality, the structures are far from uniform, but seeing such inhomogeneity is extremely difficult. The present research concerns how to solve the difficulty. The novel technique developed is the X-ray reflectivity imaging. While ordinary X-ray reflectivity gives very precise information on the electron density profile along the depth in thin films, the method can have some imaging capability, by combining with the image reconstruction scheme. Some practical applications will be reported.
著者
金吉雅人 真道 雅人 及川 徹也
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.109, pp.127-134, 2003-11-06
参考文献数
34

動く2 眼カメラによる移動体の検出・追尾に色と楕円形状を使う1 方式を提案する。新方式は、大域的検出処理と局所的追尾処理とから構成される。大域的検出は、左右カメラ差分画像のフレーム間差分強度に対する平均場検出と累積残像検出の、2段階検出である。局所的追尾処理は、Blob 重心処理、色類似性尺度処理 及び 楕円形状整合処理からなる。 2台のカメラを近接設置し光学軸をほぼ平行固定した配置で、視差を利用した大域的処理が移動体を自動的な検出し、重心近傍の局所的処理が検出物体の頑強な追尾継続を可能にすること、が示される。We propose an approach to detect moving objects using after image effects of two active camera and to track the detected objects using Blob gravity processing, color gravity similality processing and ellipse fitting. The new approach consist of global detection algorithms and local tracking algorithms. The global detection algorithm is based on two stage detections ; one is by aintensity average mean field and the other is by cumulative after image effects. The local tracking algorithm is based on centroid processing of blob, color similarity measure processing and elliptic fitting. In the near affine configuration that two camera are set parallel like human eyes, it is shown that the global algorithms can detect moving objects in the situation of active camera and the local algorithm can track the detected objects.
著者
荒金 陽助 間形 文彦 柴田 賢介 塩野入 理 金井 敦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.31, pp.33-40, 2006-03-18
参考文献数
7

金融機関の顧客などをターゲットとし,巧みな文言をちりばめたメールで偽サイトに被害者を誘導し,クレジットカード番号や口座番号,暗証番号などを盗み取るフィッシング詐欺が日本でも発生し始めている.本論文では,フィッシング詐欺について典型例を示し,法的・技術的観点からその現状を議論した.日本の現行刑法においては,有体物ではない``情報''をだまし取られたことに対して詐欺罪は適用されず,フィッシング詐欺の被害者を救済することは困難であることを示す.また,技術的に洗練度を増すフィッシング詐欺に対して,代表的な対策である,サーバ証明方式およびブラックリスト方式について説明し,その課題について議論する.Phishing is a network fraud to theft important personal data such as credit card number, password or social security number etc. In this paper, we discuss about the phishing in the law and technical point of view. Since the existing criminal law could not punish the information theft, it is difficult to relieve a victim of phishing fraud. On th other hand, we discuss about some anti-phishing solutions such as server certificate and URL black list approaches.
著者
大森 翔太朗 金子 知適
雑誌
研究報告ゲーム情報学(GI) (ISSN:21888736)
巻号頁・発行日
vol.2015-GI-34, no.6, pp.1-7, 2015-06-27

近年プレイヤの個性に関する研究が人工知能の分野で取り組まれ始めている.本研究では,将棋の指し手の選択に注目し,コンピュータプログラムで棋風を実現する方法について提案する.棋風としては,プレイヤが攻めや受けなど特徴を持つ指し手を選ぶ傾向についてに着目する.棋風を統計的に分析した過去の研究を参考に攻めの特徴と受けの特徴を決め,攻めと受けの棋風について,それぞれの特徴の現れているプレイヤの棋譜を選別する.そしてそれらの棋譜を教師に評価関数の機械学習を行う.提案手法で学習したプログラムと,一般の棋譜で学習したプログラムの差を,攻めと受けに関する次の一手問題を題材に評価する予定である.

1 0 0 0 OA 警察法規研究

著者
有光金兵衛 著
出版者
大同書院
巻号頁・発行日
1927
著者
金城 和俊 島田 晴加
出版者
一般社団法人 日本粘土学会
雑誌
粘土科学
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.1-7, 2017

<p>Minami-daito island, which is situated in a sub-tropical area, contains red-yellow soil. Recently, grayish white-colored soil was discovered around dead roots in the subsoil on the island. In general, grayish white-colored soil is formed via iron dissolution by a low molecular-weight aliphatic carboxylic acid solution (LACA) in a cold setting; however, there were few studies regarding the formation of white-colored soil in sub-tropical areas. The objective of this study is to elucidate the mechanism of grayish white-colored soil formation in the sub-tropical setting of Minami-daito island. Soil samples (horizons Ap<sub>1</sub>, Ap<sub>2</sub>, B<sub>1</sub>, and B<sub>2</sub>) were obtained from a pumpkin field on Minami-daito island. Grayish white-colored soil was discovered around dead roots in the B<sub>2</sub> horizon, which was also collected. From X-ray analysis, the clay minerals were kaolin minerals, mica, vermiculite, vermiculite–chlorite integrate, and goethite in the A and B horizons; however, goethite was not present in the white-colored soil. This result indicates that the grayish white-colored soil was formed by the dissolution of goethite around dead roots. It is likely that LACA is necessary for the dissolution of goethite in soil. To prove this hypothesis, a leaching test was conducted. Oxalic acid, formic acid, and acetic acid in LACA and samples of the B<sub>2</sub> soil horizon were used for the leaching test. Compared with H<sub>2</sub>O treatment, Al and Fe were dissolved using LACA treatment and oxalic acid solution treatment. From X-ray analysis, it was observed that the gibbsite and goethite peaks obtained using LACA treatment were smaller than that using H<sub>2</sub>O treatment. In particular, the goethite peak disappeared after oxalic acid treatment. Previous studies have demonstrated that oxalic acid has a high ability to dissolve goethite. It is concluded that the grayish white-colored soil on Minami-daito island was formed via the dissolution of goethite by oxalic acid from plant dead roots.</p>
著者
金澤 和美
出版者
昭和女子大学
雑誌
日本文学紀要 (ISSN:09171037)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.3-14, 2016
著者
中村 好德 福間 康文 金子 真 小林 良次
出版者
日本暖地畜産学会
雑誌
日本暖地畜産学会報 (ISSN:2185081X)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.51-55, 2017 (Released:2017-07-01)
参考文献数
19

ホルスタイン種去勢雄牛16 頭の半腱様筋を用いて,熟成処理の違いが肉質に及ぼす影響を調査し た.熟成処理は無処理(NA),冷蔵熟成(2˚C で38 日間;WA),氷温熟成[ − 1˚C で54 日間(HA-S)と108 日 間(HA-L)] ならびに乾燥熟成(2˚C で38 日間;DA)に区分した.NA に比べてWA とHA-S でドリップロスが 有意に増加した.HA-L とDA で破断強度が有意に低下し,DA で過酸化物価が有意に上昇した.WA で一般生菌 数が有意に増加したが,大腸菌群数は全ての検体で陰性だった.遊離アミノ酸総量は有意に増加し,特にHA-L で 顕著であった.また,脂肪融点,タウリンとカルノシン含量,遊離アミノ酸組成は変化しなかった.と畜後の熟成 処理により肉質は変化し,熟成方法によりその変化は異なることが示唆された.
著者
馬場 俊孝 岡田 泰樹 芦 寿一郎 金松 敏也
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
JpGU-AGU Joint Meeting 2017
巻号頁・発行日
2017-03-10

南海トラフなどの沈み込み帯では海溝型地震が繰り返し発生する.過去の事象の解明は将来の予測に直結するが,近代的な地震津波観測が始まったのはおよそ100年前であり,それよりも古い地震については史料や地質調査に頼らざるを得ない.徳島県には「震潮記」という史料が存在する.これには1512年永正地震,1605年慶長地震,1707年宝永地震,1854安政南海地震の徳島県宍喰地域の被災状況が記録されている.宍喰は四国の南東部にある海岸沿いの集落であり津波による被害が甚大である.特に1512年永正地震では津波により3700人あまりが死亡したと震潮記にあり,大津波の発生を推察させる.ところが1605年慶長地震,1707年宝永地震,1854安政南海地震の記録は震潮記以外にも多数の記録が存在し,それらの津波は西南日本の太平洋沿岸部を広く襲ったと解釈できるが,1512年永正地震に関する史料は震潮記を除いて存在せずこの地震の真偽は定かではない.本研究では1512年永正津波が局所的な津波であったと仮定してその波源について考察する.局所的な津波の例としては,たとえば1998年のパプアニューギニア地震津波のような海底地すべりによる津波が挙げられる.海底地形図を用いて海底地形を調査し,宍喰の南東約24km沖合の水深約800mの海底に幅約6km,高さ約400mの滑落崖を確認した.さらに学術研究船「白鳳丸」KH-16-5次航海において無人探査機NSSの深海曳航式サブボトムプロファイラを用いて調査したところ,比較的最近起こったとみられる地すべりの詳細な内部構造が捉えられ,それによる地層の垂直変位は約50mであった.これらの情報を基に海底地すべりをモデル化しWatts et al.(2005)の式を用いて津波の初期水位を求めた.ここで地すべり土塊の移動量は不明であるため,地すべり土塊の移動量を800mから3000mまで変更させて複数回計算を行った.津波シミュレーションでは非線形浅水波式を差分法で解いた.ネスティング手法を用いて宍喰地域の空間分解能を向上させた.宍喰地域の陸上地形データは現況の地形から堤防など人工構造物を取り除くとともに,古地形図などを用いて可能な限り当時の地形に近づけた.津波解析の結果,地すべり移動量1400m~2400mで震潮記に記載された宍喰の浸水状況を再現できることがわかった.この場合の宍喰での最大津波高は6m~9mで,一方対岸の紀伊半島沿岸では最大で津波高3mとなった.
著者
長田 岳人 金子 新 諸貫 信行
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2008年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.819-820, 2008 (Released:2008-09-03)

分析システム等において微小液滴の輸送が求められている.そこで,本研究では親水および疎水材料の組み合わせによる濡れ性の勾配によって液滴を動かすことに着目した.液滴は疎水的な部分から親水的な部分に移動した.パターンのピッチが移動速度などに影響を及ぼすことが明らかになった.さらに,濡れ性の勾配を持つ基板上の液滴を他の基板と重ね合わせることにより,移動量および移動のタイミングを制御できることが示唆された.
著者
柴原 浩章 金澤 理一郎 山崎 則行 竹村 正 香山 浩二 五熊 丈義 山東 太介 三澤 真人 甲斐 俊朗 原 宏
出版者
近畿産科婦人科学会
雑誌
産婦人科の進歩 (ISSN:03708446)
巻号頁・発行日
vol.48, no.6, pp.616-622, 1996

末梢血幹細胞移植(PBSCT)を併用する超大量化学療法が,進行卵巣癌の予後を改善する新しい癌戦略法として最近注目されている.今回われわれは,Virchowリンパ節転移を伴う卵巣癌症例に対し本治療を応用したので報告する.症例は50歳の経産婦人で,平成7年5月に左頸部リンパ節転移を伴う卵巣悪性腫瘍の診断のもと,近院産婦人科で開腹手術を受け,左卵巣原発の低分化型漿液性腺癌と診断を受け,術後管理の目的で当院紹介となった.まずCAP療法を3コース施行し,化学療法後にG-CSFを併用して計1.16メIOs個/kgのCFU-GMを採取し凍結保存した.同年9月にSecondlookoperationを施行後,十分な支持療法を併用したうえで,CBDCAおよびVP-16をおのおの900mg/m2ずつ投与する超大量化学療法を行った.PBSCTとG-CSFの連日投与により,血小板輸血は必要としたが,超大量化学療法の終了約2週間後に骨髄機能は回復した.〔産婦の進歩48(6);616--622,1996(平成8年11月)〕
著者
金尾 政紀 神沼 克伊 Masaki Kanao Katsutada Kaminuma
雑誌
南極資料 = Antarctic Record (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.156-169, 1995-07

昭和基地(69.0°S, 39.6°E)では, 1967年より短周期, 長周期各3成分のアナログ記録による地震記象の読み取り作業が開始された。越冬の地球物理定常隊員により観測の保守がなされ, 着震時の読み取り作業が現在まで継続して行われている。験震した走時と震源のデータは, アメリカ地質調査所(USGS)と国際地震センター(ISC)に定期的に送られると共に, 極地研究所で再験震を行い"JARE Data Reports (Seismology)"として発刊されている。近年, エレクトロニクス技術の進歩によりモニター記録の質が向上すると共に, 同一の基準で再験震がなされた。本稿では, 1987年より1993年の7年間における験震データを用いて, 昭和基地で記録される地震の空間分布と時間的推移を詳しく調べ, またISCデータを用いた結果と比較することで昭和基地の地震検知率について考察した。Phase readings of teleseismic earthquakes at Syowa Station (69.0°S, 39.6°E), Antarctica have been carried out since 1967 by use of analog records of three-component short-and long-period seismometers. Seismic observations and phase readings have been conducted by the wintering members for geophysics of the Japanese Antarctic Research Expedition (JARE). The arrival times of P-waves have been reported to the United States Geological Survey (USGS) and the International Seismological Center (ISC), then published as the "JARE Data Reports (Seismology)" by the National Institute of Polar Research (NIPR). In recent years, the quality of chart records has been improved by the advance of electronics. In this paper, the hypocentral distribution of the detected earthquakes for the seven year period from 1987 to 1993 was presented and the spatial distribution and time variations for epicental parameters were investigated. Moreover, the detection capability of earthquakes was discussed in relation to the report from ISC data.
著者
高野 忠 山田 隆弘 周東 晃四郎 金川 信康 田中 俊之
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙科学研究所報告. 特集 (ISSN:02859920)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.1-10, 1991-03

1990年1月24日に打ち上げられた「ひてん」OBC(搭載コンピュータ)を用いたフォールトトレランス実験の概要及び結果について報告する。本実験は, (1)人為的に発生させた誤りへのシステムの対応, (2)軌道上での稼働状況を見るものである。人為的に発生させた誤りに対してはシステムは設計仕様通り動作することを確認した。軌道上での稼働状況監視については, 誤り発生を記録する機能を打ち上げ後にOBCへのリモートローディングにより追加した。この機能により7月5日14 : 16(UT)から8月3日10 : 05(UT)の28.86日間に, RAMでSEUによって8回の1ビット誤りが観測された。このうち7月26日02 : 09 : 14(UT)にCell Cで発生したSEUは, 7月25日22 : 00&acd;7月26日01 : 51(UT)に発生した重要度2Nの太陽フレアの影響と見られ, 他のSEUは太陽フレアとの相関は認められず, 銀河宇宙線に由来するものと考えられる。
著者
前川 望 伊藤 由紀 金沢 ユリ 関口 若栄 鈴木 保子
出版者
日本新生児看護学会
雑誌
日本新生児看護学会誌 (ISSN:13439111)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.51-55, 1999-03

発達障害が予測される児に対し,早期からのリハビリテーションが重要といわれているが,児の状態により早期から取り組めないことがある.今回,ポジショニングとリラクゼーションを工夫することにより,リハビリテーション導入が可能となった.本研究で提示する症例は,極低出生体重児で脳性麻痔となった男児である.問題点は,1)啼泣時や不機嫌な時に異常姿勢が強く哺乳ができない.2)物音に敏感で中途覚醒が多く十分な睡眠が得られないであった.問題点1)2)に対して,ポジショニングとリラクゼーションの工夫を行い,児の反応を評価した.その結果,夜間の睡眠時間が平均5時間が7時間となった.1回の哺乳畳も100cc~180ccが160cc~170ccと安定した.哺乳時間は35分~40分が20分となった.本症例において,以下のことが確認でき,リハビリテーション導入が可能となった.1.適切な姿勢は運動や生理機能を促すうえで重要である.2.音楽は気持ちを落ち着かせ,心安らかにする.3.沐浴は筋緊張を緩和する.4.ポジショニングやリラクゼーションの工夫は,異常姿勢の緩和や生活リズムの獲得に有効である.Early introduction of physical therapy is important for infants in who developmental disabilities are predicted. However, conditions of those infants will not allow early application of physical therapy. In this report our experience with a very low birth weight male baby with cerebral palsy is discussed. The major problems in nursing this baby were: 1) difficulty in breast feeding due to spastic posture when he was crying or anxious, 2) dyssomnia due to acoustic irritability. To resolve these problems, we adjusted the position of the baby and the environmental arrangement under which his relaxation could be expected. We evaluated the effect of the adjustments by observing his status. As a result, the average sleeping time at night increased from 5 hours to 7 hours. The amount taken at one feeding stabilized at 160-170cc, previously varying from 100-180cc. The time necessary for feeding decreased from 35-40 minutes to 20 minutes. The reduction of spastic posture and the acquisition of a regular life cycle enabled the introduction of physical therapy. This case suggests that: 1) proper position is important to promote motor function and physiological function, 2) music may calm irritability, 3) bathing may reduce muscle tonicity. Adjustment of positions and environmental arrangements are effective in reduction of spastic posture and acquisition of a regular life cycle.