著者
糸井 裕子 福島 道子 郷間 悦子 鈴木 明美 金子 順子 小野崎 美幸 竹中 陽子 落合 佳子 吉田 昌 足羽 紀子 鈴木 美智江 原 毅
出版者
国際医療福祉大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究は、がん医療における多職種連携を基盤にがん患者の適応支援、症状緩和によりQOLの向上を目指すものである。特に早期に退院し社会復帰することが可能な腹腔鏡下胃切除術を受けたがん患者の社会復帰による問題を明確にし、対応策を多職種で開発した。この対応策や情報をホームページで公開し支援している。支援は、医師、看護師、栄養士、理学療法士、ソーシャルワーカー等で行っている。また、がん患者による相互支援を助けるためにWEB版サバイバーシップも運営している。そして、ホームページ利用者の活用頻度とQOLの関連を調査しアウトカムを評価した。
著者
金森 克浩 小林 巌
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.9-12, 2006

障害のある子どもたちへの教育的支援として,アシスティブ・テクノロジー(Assistive Technology:以下,ATと示す)の活用の有効性が指摘されており,養護学校の地域支援の充実のために条件整備が求められている.本研究では,都内の肢体不自由養護学校を対象としてATの普及状況に関する質問紙調査を行った.その結果,ATを扱う分掌が設置されている学校が多いものの,AT活用の充実のためにはより組織的な取り組みの必要性が示された.望ましい情報源としてWebが期待されており,これを用いたわかりやすい情報提供が有効であると推察された.
著者
金子 宜正
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.50, no.6, pp.1-10, 2004-03-31

バウハウスを退職した後、ヨハネス・イッテンは、独自の造形美術学校イッテン・シューレ(1926-1934)をベルリンに創設した。同校の教師陣には、日本人画家・水越松南、竹久夢二がおり、小原図芳は水越の授業を見学した。また、自由学園からの二人の留学生(山室光子・笹川[当時旧姓今井]和子)が同校で学んだ。本稿で筆者は、ベルリンにおけるイッテンと日本人との交流の詳細、日本人画家がイッテンの芸術論に与えた影響、イッテンと日本人画家を結びつけた長井亜歴山の活躍、日本に伝えられだイッテン教育にみられる日本画の影響を明らかにした。更に、山室・笹川が日本でイッテン教育を広め、イッテンと教育的交流を持ち続けたこと、二人の友人でイッテンの教え子エヴァ・プラウトが大智浩にイッテン教育を教え、彼が後にイッテンの色彩論を邦訳するに至ったことを明らかにし、イッテンと日本のデザイン教育との接点について論じた。
著者
金子 新
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.84, no.1, pp.471-498, 2011-01

田中俊郎教授退職記念号はじめに EEC・EURATOM : 個別利害を超越して政治的に合意した共同体第一節 ドイツをめぐる安全保障環境第二節 EURATOMへの対応 : 西ドイツと核問題第三節 西ドイツとEECおわりに
著者
金子 甫
出版者
鹿児島国際大学
雑誌
地域経済政策研究 (ISSN:13458795)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.1-16, 2004-03-31

Professor Huntington's theory of the clash of civilizations is based on the ideas that mankind is split into some parts according to different civilizations and that there is no factor to combine the parts. He seems not to understand that commodity-exchange is a strong combining factor. Commodity-exchanges which mediate the division of labuor among people of different families are connectors to form human society. They have necessarily spread over the world by the power of great profits they give. The more exchanges among people develop, the more antagonistic relations get restrained, and the more confrontations among nations and states become relaxed. The greatest factor which causes dangerous clashes is not the differences of civilizations but communism that abolishes commodity-exchanges. Communist forces destroy human society by abolishing market and also attack all religions and civilizations other than communism. Though Huntington himself says that the most important element which defines civilizations is religion, he is mistaken to think that the conflict between communism and liberal democracy is "only a fleeting and superficial historical phenomenon compared to the……conflictual relation between Islam and Christianity." His proposition that America should accept China's domination in Asia inclusive of Japan in order to maintain Western countries' security and prosperity is based on the above-mentioned shortsighted outlook on the human history. Being guided by this proposition, America will decline in the long run.
著者
金子 勇 畠山 正行
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.39, no.9, pp.2671-2683, 1998-09-15
被引用文献数
2

本論文ではまず,オブジェクト指向の大規模シミュレーションのためにはオブジェクト指向実行環境が必要であるとの考えから出発し,そのためのオブジェクト指向ファイルシステムの開発の必要性を指摘する.そこで,現用の階層構造を持つファイルシステムをオブジェクト指向化する方針とその具体的な方法論として,UNIXのファイルシステムに対してプロトタイプベースオブジェクトの概念を用いることを提案した.そしてこれを実現するために,ファイルシステムのディレクトリをオブジェクトとするカプセル化,ディレクトリ単位の情報隠蔽を実現するアクセル制限機構,ディレクトリの合成をともなう委譲リンク,セルフディレクトリの概念を新たに提案し,実際にUNIXファイルシステムとの上位互換性を持つPBO?FS (Prototype?Based Object File System)の設計と実装を行った.また,このPBO?FSをオブジェクト指向による流れの数値風胴シミュレーションに応用し,実用的なシミュレーション環境が実現可能であることを確認した.このPBO?FS自身とその応用例を他の研究と比較した結果,プロトタイプベースオブジェクトの概念をファイルシステム上で実現するという本研究の手法が新規なものであるとの結論を導き出した.The starting point of the present paper is based on the idea that the execution environments should be developed on the object-oriented file system for the large scale simulations of the physical phenomena.Then,we have developed an extended hierarchical file system that will realize the concept of the prototype-based object.For this purpose,the access restriction mechanism to realize the encapsulation and the information hiding of the object,the delegation link to share the common parts among the objects,and the concept of the self-directory have been introduced and implemented on the UNIX file system.We call this extended (upper-compatible)UNIX file system the Prototype-Based Object File System(PBO-FS).This file system has been applied to some problems such like the object-oriented numerical wind tunnel flow system.The results are satisfactory and valid as the object-oriented execution environment.This PBO-FS and/or its application examples have been compared with other studies and that no other similar concepts or systems like the PBO-FS have been found out.Then we can consider that this PBO-FS is a new object-oriented file system with the concept of the prototype-based object.
著者
金子 晴勇
出版者
静岡大学
雑誌
文化と哲学
巻号頁・発行日
vol.4, pp.19-57, 1985
著者
倉田 行伸 田中 裕 照光 真 弦巻 立 金丸 博子 吉川 博之 小玉 由記 山崎 麻衣子 瀬尾 憲司
出版者
一般社団法人 日本ペインクリニック学会
雑誌
日本ペインクリニック学会誌 (ISSN:13404903)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.93-97, 2013 (Released:2013-07-06)
参考文献数
12

【目的】今まで外科的顎矯正手術を受けた患者で術後に下歯槽神経の損傷によって生じたと考えられるオトガイ部の触覚閾値が上昇した患者の治癒について検討してきた.そこで本研究では抜歯などの一般的な歯科処置を含む外傷性三叉神経障害を対象として,術後経過の記録から同領域における感覚が自然治癒しにくいと予測できる触覚閾値を後ろ向きに検討した.【方法】顎顔面領域の手術や外傷でオトガイ部に感覚障害を生じた,受傷から初回の触覚閾値測定までの日数が7日から14日であり,受傷から2回目の触覚閾値測定までの日数が21日から56日であった69名を対象とし,初回に対して2回目の触覚閾値が悪化または治癒傾向となった感度,特異度,陽性予測度,陰性予測度を算出し,感覚の自然回復が困難であると予測できる診断効率を比較した.【結果】受傷から1~2週間の触覚閾値が3.0 gのときに感覚の自然回復が困難であると予測できる診断効率が最も高かった.【結論】顎顔面領域の感覚障害では,受傷から1~2週間の触覚閾値が3.0 g以上であると,その後3週間の感覚は自然回復しにくくなることが示唆された.
著者
藤岡 章子 金森 絵里 太田原 準
出版者
龍谷大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本研究ではこの保育所の事業システムを分析対象とし、その現状を経営学的視点から明らかにするとともに、システム再構築の可能性を検討してきた。保育所の中でも本研究ではマイナスのイメージでとらえられることの多い民営の認可外保育所に特に焦点をあて、その内実について検討を重ねてきた。これらの調査からは、資金的制約の多い認可外保育所が独自のマネジメント・システムと外部リソースの柔軟な活用によって、良質の保育の実現を可能としていることが明らかとなった。
著者
柴田 幸子 藤野 祐司 辰田 一郎 金岡 靖 石河 修 梅咲 直彦 荻田 幸雄 恩田 博 松本 雅彦 日高 敦夫 山本 啓司 宮崎 晶夫 西村 淳一 迫 久男 島本 雅典 濱田 和孝 田中 文平 田村 俊次 中村 哲生 須川 倍
出版者
近畿産科婦人科学会
雑誌
産婦人科の進歩 (ISSN:03708446)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.6-11, 1996-01-01 (Released:2010-09-27)
参考文献数
11

子宮筋腫に対する薬物療法に関してさまざまな試みがなされているが,なかでもGnRHアナログ(プセレリン)の使用が注目されている.今回,われわれは,子宮筋腫患者80例に対してプセレリンを900μ9/日,16週間投与し,その子宮筋腫に対する効果を検討した.対象は27歳から52歳(80症例)の過多月経などの症状を有する子宮筋腫患者で,超音波断層法にて計測し,平均65.4%の縮小率が得られた.また,子宮サイズの縮小とともに子宮筋腫にもとつく症状が軽快していくことが認められた.しかしながら,子宮筋腫発生部位別にみると筋層内筋腫,漿膜下筋腫に比べ,粘膜下筋腫において十分な縮小効果が得られず,筋腫発生部位により薬剤の効果に差があることが認められた.結果として,子宮筋腫患者に対する有用な治療法であると考えるが,子宮筋腫の発生部位別にGnRHアナログ療法の適応症例の選択を考慮する必要があると考えられた.〔産婦の進歩48(1)6--11,1996(平成8年1月)〕
著者
金子 弘
出版者
創価大学
雑誌
日本語日本文学 (ISSN:09171762)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.1-7, 2008-03
著者
金沢 幾子
出版者
経済資料協議会
雑誌
経済資料研究 (ISSN:03853586)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.1-100, 1989-03-30