著者
金子 洋一 カネコ ヨウイチ Yoichi Kaneko
出版者
千葉大学大学院人文社会科学研究科
雑誌
千葉大学人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書 (ISSN:18817165)
巻号頁・発行日
vol.253, pp.151-244, 2013-02-28

千葉大学大学院人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書第253集『日独比較民事法』半田吉信 編"The Comparative Study of the Japanese Civil Law and the German Civil Law" Report on Research Projects No.253資料あり pp.196-244 (1.相続事件における管轄、準拠法、裁判の承認及び執行、公文書の受領及び執行、並びに欧州相続証明書の導入に関する2012年7月4日の欧州議会・理事会規則(仮訳)、2.相続事件における管轄、準拠法、裁判及び公文書の承認及び執行、並びに欧州相続証明書の導入に関する欧州議会・理事会規則のための提案(仮訳・抄訳))
著者
金山 知俊 増山 繁
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.355-356, 1996-03-06

近年のコンピュータグラフィック(以下CG)技術の発展はめざましいものがあり,映画やコマーシャルで見かける映像の中には一見してCGとは分からないようなものも増えてきた.また,建築設計やドライビングシミュレータなどで3次元CGを目にすることも多くなってきた.自然物のCGシミュレーションをこれらの分野へ応用する場合,形状のみならず,動きの再現も重要である.CGによる樹木の画像生成の研究は様々な研究者によってなされてきたが,それらの多くは樹形を生成する生長モデルや,テクスチャの生成に関するものが大部分であり,風などの外力による樹木の揺れの表現については数件の報告が見られるのみである.本研究では,樹木を質量を持った節点とそれらの隣接関係で近似する方法を改良し,節点の動きのシミュレーションを行なうことで樹木の揺れのアニメーションを実現している.
著者
金井 成行 谷口 典正 川本 正純 遠藤 宏
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.241-244, 2001-03-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
6

A pathohysiological study of frozen shoulders was carried out by assessing thermography and deep body thermometry results together with the patients' subjective and objective symptoms. Active and dummy magnets were randomly assigned to patients (18 males and 20 females) in a double-blind study. All patients were magnets for three weeks, and subjective and objective symptoms were observed to be improved significantly 1 week after the application of the active magnets. The skin and deep body temperatures in the painful portion significantly increased with exposure to the active magnets at 2 weeks and 3 weeks after the application.These findings suggest that the static magnetic fields might gradually increase blood circulation.
著者
植野 雅之 和田 慎二郎 木田 豊 上田 和浩 金村 仁 対馬 勝英
出版者
大阪電気通信大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010-04-01

3DCGにおける造形能力を育成するための空間的・論理的な操作トレーニングとして,ゲーム的なフィードバックを持った空間トレーニングゲームを複数個考案し,実装をおこなった.また,それらの有効性を検証するための実験環境を構築し,それを用いて実験をおこなった.実験の結果,このようなトレーニングゲームにおいて,熟達者と初心者にパフォーマンスの差が明らかに見られること,フィードバック方法として,得点の表示・非表示,得点の提示方法によって,一定のパフォーマンスの差が見られること,トレーニング状況につられてパフォーマンスが短期的に向上するなどの現象を確認し,トレーニングシステムの設計に対するヒントを得た.
著者
鈴木 猛 平社 俊之助 佐藤 金作
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.78-79, 1959
被引用文献数
1

ゴキブリの駆除の一方法として, 比較的高濃度の薬剤を, その潜伏場所のまわりに帯状に処理し, ゴキブリの通路を囲む事により効果を期待するやり方がある.この方法は数cmの狭い幅に薬剤を処理するので, これにゴキブリが接触する時間は, 普通数秒間であり, 特別の事情のない限り長くても1日に10分間以上触れているとは考えられない.5%ダイアジノンを用いた室内的な実験(白井, 平社, 鈴木, 1959)では, 雌の場合10分以上の接触が100%の死亡に必要であることから, はたして実際において, この様な方法で完全な効果が期待出来るかどうか疑問になる.しかし実際には我々の目にとまる所にゴキブリの潜伏場所があれば, こゝに薬剤を処理するであろう.そして, この場所のゴキブリは当然死亡ないしは逃亡する.だが, ゴキブリの様な我々の見付けにくい所に往々ひそんでいる昆虫に対し, すべての潜伏場に薬剤を残留塗布の形で処理することは不可能に近い.そして実際的には往々にして一部の潜伏場所に直接薬剤を噴霧した場合の駆除効果をみるため, 過大に評価し勝である.この様な考え方から, 著者等は出来得る限り, その潜伏場をみつけ, しかも, こゝに全く薬剤を処理することなく, そのまわりに5%ダイアジノン乳剤をはけを用いて幅約5cm位の帯状に残留塗布を行いその効果を観察した.
著者
金 〓志 西条 寛平 瀬尾 充 松浦 隆志 一宮 仁 相島 慎一 松本 主之 飯田 三雄
出版者
Japan Gastroenterological Endoscopy Society
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.1431-1436, 2009-06-20
参考文献数
23
被引用文献数
1

症例は50歳,男性.タール便を主訴に来院し,上部消化管内視鏡検査で十二指腸下行部傍乳頭部に長径約20mmの広基性ポリープがみられた.観察時にポリープ表面より出血したため,止血術を施行した.再出血の可能性とVater乳頭口側3mmの近傍に位置していたことから,開腹下の外科的粘膜切除術で治療した.家族歴,消化管外徴候,消化管の他病変がないこと,および切除標本の病理組織所見から,孤在性Peutz-Jeghers型ポリープ(以下PJ型ポリープ)と診断した.十二指腸のPJPは比較的少なく,本例は広基性を呈した点で稀と思われた.
著者
金綱 知征
出版者
甲子園大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究の目的は、①ネットいじめの様相に関する基本的認識、②被害に対するリスク認知、③被害に対する不安、④匿名性信念、そして⑤被害予防意識の5つの心理的要因の相互関連性を検証し、ネットいじめ被害・加害の予防と対応に役立つ知見を得ることであった。携帯電話の普及率が95%以上という青年期後期の若者を対象に無記名自記式の質問紙調査を実施した結果、ネットいじめの様相について従来型いじめと同様の理解をしていることが示された。またリスク認知、被害不安はともに過去にネットいじめ被害経験をもつ者は有意に高く、高いリスク認知と被害不安は低い匿名性信念と合わさることで、高い予防意識へとつながることが示された。
著者
城生 弘美 志自岐 康子 金 壽子 武 未希子 長塚 靖子 川村 佐和子
出版者
日本保健科学学会
雑誌
東京保健科学学会誌 (ISSN:13443844)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.167-170, 1999-03-20

本研究は日常的手洗いに関する継続研究である。平成9年に日常的手洗いのうち5つの方法で手洗い前後の細菌数の変化を観察したが, 擦式アルコール消毒剤を用いた場合にのみ, 手洗い後の細菌数が減少していた。その他の方法で手洗い後に細菌数が増えた原因は, 手が十分乾燥していない状態で培地にスタンプをしたためと考えられた。そこで今回は, 擦式アルコール剤を除く他の4つの手洗い方法(流水5秒, 流水30秒, 固形石鹸, ポンプ式石鹸)で, 寒天培地接触法を用いて, 手洗い後の手の乾燥時間と細菌の除去効果との関連をみた。その結果, 細菌数は「手拭き直後」では流水5秒においてのみ手洗い前に比べ減少しており, 流水30秒・固形石鹸.ポンプ式石鹸においては, 増加する傾向にあった。しかし, 「手拭き後30秒」および「手拭き後60秒」では, 4つの方法いずれにおいても細菌数は減少しており, 除菌率にも有意な差が認められた。このことから, 手洗い後対象物に付着する細菌数は「手拭き直後」よりも「手拭き後30秒」以上経過し, 手を乾燥させた状態のほうが少ないことが明らかになった。
著者
土橋 正和 今井 順一 金子 正秀
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, no.11, pp.77-80, 2009-02-28
参考文献数
2
被引用文献数
1

入力顔画像から顔パーツを抽出・分析し、最適な似顔絵テンプレートを自動選択して似顔絵を生成する方法について述べる。形状ベースパターンマッチング手法により、入力顔画像から各顔パーツ(眼、眉、鼻、口)を抽出する。300人分の顔画像データベースから抽出した顔パーツに対して、輝度の主成分分析により特徴量を求め、階層的クラスタリングを用いて互いに似た形状でまとまるように各顔パーツの画像を分類する。特徴量と分類結果を用いてSVMによりマルチクラスの識別器を作成する。この識別器を用いて入力顔パーツのクラスを選択し、対応する似顔絵テンプレートにより似顔絵を描画する。実際にユーザに似顔絵を作成してもらい、手動での作成に比べユーザの負担を軽減でき、また、入力顔の特徴を良く表現した似顔絵を生成できることを確認した。
著者
浜端 悦治 西野 麻知子 金子 有子 安藤 元一 矢部 徹 神谷 要
出版者
滋賀県立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2004

中央・東アジア北部の湖沼で沈水植物群落の調査を行うとともに、一部の湖沼では水温の日変動を測定し、水温環境と出現種類数との関係を調べた。湧水付近の湖沼や、大湖沼では水温が低く、多くの沈水植物にとっては生育に適さないことがわかった。マツモのITS領域の遺伝型とリュウノヒゲモの葉緑体ハプロタイプを調べると、日本国内固有の遺伝型は2種共に中国ディエンチ湖と系統的に近く、過去の分布変遷の方向性が示唆された。また、リュウノヒゲモでは、フライウェイ中継湿地の集団で大陸と共通の遺伝型の割合が高い傾向が認められ、水鳥による遺伝的交流の寄与が示唆された。北米原産のコカナダモ遺伝子解析を行うと、遺伝的変異があるが、その変異に地理的なまとまりは見られず、遺伝的に異なる集団が琵琶湖に侵入した後に、各地に分散した可能性が考えられた。高い環境適応力を持ことが、この外来植物が多様なフライウェイ湿地に侵入定着した理由と思われる。フライウェイにおける水鳥の役割を調査するために、水鳥による糞の採集を各地で行い、多くの種子が水鳥の糞中に含まれることを確認した。これにもとづき、水鳥の糞の撒きだし実験を行い、糞から発芽があることを確認した。さらに、種子の体内滞留に時間に関する実験を行った。東アジアのフライウェイ湿地において、渡り鳥がどのような動物と接触しているかを探るために、日本、韓国、中国、およびモンゴルにおいて哺乳類相のセンサーカメラ調査および環境状況調査を行った。その結果、小型哺乳類と家畜は草原環境に、中型哺乳類は樹林環境に多いことが知られ、一部湿地では外来種も侵入していた。モンゴル国、韓国、日本のフライウェイ湿地で、底生動物相を比較した。3千km以上も離れた、植生や気候条件も異なるモンゴルの湖沼と琵琶湖には、ユスリカ類など小型無脊椎動物の一部に共通種が見られ、水鳥による運搬の可能性を否定できない。
著者
金 聖愛
出版者
日本幼稚園協會
雑誌
幼兒の教育
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.26-26, 1939-01
著者
林田 理惠 横井 幸子 黒岩 幸子 宮崎 衣澄 金子 百合子 山本 有希 柳町 裕子 熊野谷 葉子 堤 正典 小林 潔 小田桐 奈美 角谷 昭美 加藤 純子 北岡 千夏 佐山 豪太 竹内 敦子 ボンダレンコ オクサーナ 三浦 由香利 宮本 友介 依田 幸子
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

国内ロシア語教育各機関における教育カリキュラムの質的評価を行い,問題点を明確化,さらに各機関における語学能力到達度の相互比較を実施した.また全国高校・高専・大学ロシア語学習者1114名を対象にアンケート「ロシア語とロシア語学習に対する意識調査」を実施,量的・質的分析に基づき学習者の動機づけと学習環境との相関性観察を行った.国内外でその結果を発表,ロシア語学習者の傾向を明らかにし,ロシア語教育のあるべき方向性について明確な指針を提示した.さらに,カリキュラム・教材開発,指導方法,評価システム,就職関連情報等について,各機関教員の共同利用サイト『ロシア語教育支援・就職情報』を構築し公開した.
著者
柳原 一広 西村 貴文 松本 繁巳 北野 俊行 福島 雅典 石黒 洋 金井 雅史 三沢 あき子 安田 浩康 平出 敦
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

医学部学生が、各がん腫の標準療法の確認と最新治療の情報を信頼おけるがん情報・医療情報サイトより検索・取得し、有害事象の程度判定基準であるCTC-AE、効果判定基準であるRECIST等のがん診療の基本となる知識を体得し、TAPSによる文献的考察能力が研鑽できるように、臨床腫瘍学の教本化を進めることで、医学部教育における、従来の縦割りの診療科別、臓器別ではない、新たな教育システムの礎となった