著者
阿部 剛仁 南 憲一 山室 雅司 曽根原 登
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.89, pp.41-47, 2004-09-02
被引用文献数
1

自由な利用や配布,改変が可能な草の根的コンテンツ(トランスフォーマティブ・コンテンツ)に着目し,それらコンテンツの利便性,信頼性を高めて流通を活性化するとともに,従来の商用コンテンツとの連携により,商用コンテンツ市場を含めたコンテンツ流通全体の活性化を促し,皆がより多くの益を得ることを目指す新しいコンテンツ流通フレームワークを提供するTEAM Digital Commonsについて述べる.また,Creative Commons Public Licenseを利用したコンテンツのメタデータ管理システムについて紹介する.
著者
阿部 弘樹
巻号頁・発行日
2012

科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書:若手研究(B)2010-2011
著者
伊藤 俊一 阿部 純一
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.241-247, 1988-10-31 (Released:2010-07-16)
参考文献数
11

This experiment was conducted to investigate the function of connectives in text comprehension. Twenty six subjects were instructed to read six texts, each containing several target sentences. Eighteen target sentences were provided, and each of the subjects was presented half of the target sentences in their original form, i.e., with a connective (Connective condition, C), and the other half, without a connective (No-connective condition, NC). After reading, subjects were asked to recall all the target sentences. In recall, all the sentences preceding the target sentence were presented as a cue. Recall rate was higher for the C condition than for the NC condition. The result indicated that connectives facilitate text comprehension. This effect was seen most clearly in three connective categories called jyunsetsu (e. g., causality), gyakusetsu (i.e., adversative), hosoku (i.e., supplement) in Japanese.
著者
阿部 勝征 高橋 正義
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.p149-162, 1987-10

1986年11月21日に伊豆大島のカルデラ床で発生した割れ目噴火について,外輪山北東端と元町郊外で撮影したスチール・フィルムなどをもとに外形上の発達の推移を調べた.三原山の山頂火口から北へ約1km離れたカルデラ床でF1が16時15分に開口し,白煙に続いて灰色の噴煙と赤熱物が噴出した.追いかけるようにF1の南東側にF2が開口した.続いて,16時27分にF3がF2の南東側に,16時40分にF4がF3の南東側にそれぞれ開口した.全体としてみれば,噴火割れ目は北西から南東に,低地から高地に向けて次々に開口した.各割れ目は開口直後に約25m/minの速さで両方向にそれぞれ拡大した.噴火割れ目からの赤熱噴出物は火のカーテンの観を呈した.F1とF2は一列の噴火割れ目になり,それとF3はミ型に雁行した.噴火の勢いは16時50分頃から著しく増大した.火柱の高さはそれまで平均15m/minで増していたが,16時50分過ぎから100m/minの速さに変わった.火柱の高さは17時10分頃に最高の1.6kmに達し,その後しだいに低くなった.火口列の全長はちょうど1.0kmに達した.On the evening of November 21, 1986, new fissure eruptions occurred on the caldera floor of Izu-Oshima Volcano, Japan. The sequence of their formation is studied on the basis of time-printed photographs which were taken in succession by the authors at close range during the eruption. Shortly after 2 p.m., earthquakes began to increase in number. At 4 : 15 p. m. (7 : 15 a. m. in UT), the first eruption began with the opening of a small fissure from which gas started to rise into the air and then red-hot material spurted up. This outburst was about 1 km north of the summit pit of Mt. Miharayama. At about the same time the second outburst broke out 150 m to the southeast. At 4: 27 p.m., en echelon fissure started to open 110 m farther southeast. During the early stage of eruptions, individual fissures extended, with an average speed of 25 m/ min, both to the northwest and to the southeast across the caldera floor. Red-hot scorias with enormous clouds squirted from many points along fissures in the form of a nearly continuous line of eruptive fountains, producing a curtain of fire. The fountains gradually grew in height with an average speed of 15m/min. By 4: 40 p.m., the curtain of fire reached a height of 440 m and a length of 870 m. During the eruption, deep rumblings emanating from fountains were heard, and numerous earthquakes were felt. At 4: 40 p.m., a new eruption occurred 70 m farther southeast at the flank of Mt. Mihara-yama. On the assumption that the eruptive activity migrated to the southeast due to a rise of local dyke, an average rate of the rise is estimated to be about 3 m/ min. Shortly after 4: 50 p.m., the eruptive phase markedly increased in violence and changed form from fire fountains to some red-hot pillars. The pillars grew rapidly higher with an average velocity of 100 m/min. They reached maximum heights of 1.6 km at 5: 10 p.m. By that time, the fissure zone extended as much as 10 km long and consisted of four individual fissures 140-440 m in length. Lava from fissures spread out to form fan-shaped flows to the north-northwest and to the northeast of the caldera floor. The activity started to decline around 6 p.m. and ceased at about 11p.m., having lasted 7 hours. Although no lives were lost, a series of violent eruptions on November 21 forced all 10,000 islanders to evacuate Izu-Oshima island temporarily.
著者
阿部 智和
出版者
北海道大学大学院経済学研究科
雑誌
經濟學研究 (ISSN:04516265)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.75-86, 2013-01-17

本論文の目的は, 組織メンバー間の物理的な距離によるコミュニケーション・パターンへの影響に注目することにある。すなわち, Allen(1977)や阿部(2008)などの先行研究の追試を行なうことを目的としている。本論文を通じて得られる結論は, (1)Allen(1977)やConrath(1973)などの既存研究が明らかにしている通り, 組織メンバー間の物理的な距離が隔たるほど, 対面コミュニケーションの発生回数が急激に減少すること, (2)電話は距離を隔てた者とのコミュニケーション手段となりうるのに対し, 電子メールは距離とは無関係に利用されていること, の2点である。
著者
渡邊 学 チェン アイリス 森 美香子 上野 絵美 中村 好孝 薮本 恵美子 阿部 佳澄 椿 真理 今村 清美 関森 悦子 西澤 理絵 若栗 浩幸 中川 貴之 望月 学 西村 亮平 佐々木 伸雄 鈴木 穣 菅野 純夫
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.1-6, 2012-04-10 (Released:2013-01-25)
参考文献数
15

イヌ舌組織における遺伝子発現、味覚受容体の構造の検討を行うため、遺伝子発現頻度解析および味覚受容体の構造解析を行った。正常イヌ舌組織よりRNAを抽出し、次世代シークエンサーを用いてシークエンスを行った。シークエンスタグをイヌゲノムへのマッピングを行い各遺伝子の発現頻度を解析した。味覚受容体にマップされたシークエンスタグをもとに味覚受容体TAS2R40遺伝子およびアミノ酸配列を解析した。RNA-seq解析の結果、984,903シークエンスタグを得た。これらを用いてイヌゲノム上へのマッピングを行った。同定された遺伝子の中で、S100 calcium binding protein A8がもっとも高い発現を示した。また、骨格筋系遺伝子、心筋系遺伝子や解毒系遺伝子群の発現が認められた。味覚受容体をコードする遺伝子構造解析を行ったところ、TAS2R40、TRPV1、PKD1は既存の遺伝子構造よりも5' 端側にマップされるタグが認められ、これまでの遺伝子配列情報よりも完全長に近い遺伝子構造が推測された。また、TAS2R40遺伝子がコードするアミノ酸配列の相同性はヒトと76%マウスと62%であった。
著者
海老原 史樹文 鍋島 俊隆 髙田 耕司 阿部 訓也 間宮 隆吉
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2010-04-01

抗うつ薬の評価法として用いられる尾懸垂試験における無動行動を制御する遺伝子Usp46を中心として、マウスの行動障害に関わる遺伝要因及び遺伝と環境との相互作用について分析し、その生理生化学的メカニズムを解明することを目的とした。その結果、Usp46は脳の様々な領域で発現し、GABA神経系を介して多様な行動に影響を及ぼすことが示された。また、Usp46変異マウスはストレスに対して脆弱であり、養育活動も低下するが、適正な養育活動を受けて成長すると、正常な養育行動が発現することが明らかになった。
著者
川上 大介 阿部 俊一
出版者
日本信頼性学会
雑誌
日本信頼性学会誌 : 信頼性 (ISSN:09192697)
巻号頁・発行日
vol.17, no.6, pp.68-71, 1995-11-10

機器の使用時間Xと使用回数Yが共に機器の劣化に影響を与える場合、XとYから合成されたストレスZによって機器故障が起こるというモデルが、ある一定の条件を満たせばXのみまたはYのみを考慮した場合の最適予防保全計画よりも費用が小さくなることが示されている。そこで本報告では前報告の結果をさらに般化し、また、ある具体的な事例を取り上げ、Zの確率分布がワイブル分布で、観測データが両側から打ち切られた2変量不完全データの場合の計算例を示す。
著者
西岡 秀一 高田 智規 山本 隆二 阿部 剛仁 川村 春美 大村 弘之 有澤 博
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1989, no.63, pp.33-40, 1989-07-20
被引用文献数
3

本稿では特定の構造化を行っていない意味データベースから構造化されたオブジェクトを作り出すためのオペレータを定義する。このオペレータによりデータベースから利用者の求める構造化されたデータを取り出せるだけでなく、新たにデータを導出することができる。This paper proposes a framework of AIS semantic data model. The model is based on entity concept and "association", which maps an entity to a stream of entities in another set. The new operators listed here can generate structural "objects" from "flat" database.