著者
阿部 洋丈
出版者
筑波大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

ネットワークを介してデータ転送を行う場合のスループット予測技術を応用したシステムの実現、および、予測技術そのものの拡張を目指した研究を実施した。具体的には、予測技術に基づいた広域の相互バックアップシステムやグリッドコンピューティングメタスケジューラのプロトタイピング、TCP 輻輳制御における恒常性の分析、および、マルチパスTCP転送への予測技術の応用などに取り組んだ。
著者
阿部 博子
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.169-170, 1992-02-25

第23回東京女子医大漢方医学研究会 平成2年7月25日 中央校舎1階会議室
著者
阿部 俊克 大塚 勝弘 大熊 誠一
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.101, no.1, pp.78-81, 1981-01-25

Rice bran lectin (RBL) agglutinated human erythrocytes regardless of their ABO and MN blood-group systems. The receptor activity of erythrocytes against RBL was completely abolished by treatment with pronase for two hours and partially abolished by treatment with trypsin or α-chymotrypsin for three hours. Sialoglycopeptides released from human erythrocytes by treatment with protease such as pronase, trypsin or α-chymotrypsin inhibited the hemagglutination by RBL. Removal of sialic acid residues of sialoglycopeptides diminished their inhibitory activities. Among sugars tested, only N-acetyl-D-glucosamine showed hemagglutinating inhibition.
著者
佐野 みどり 新川 哲雄 阿部 泰郎 原口 志津子 米倉 迪夫 藤原 重雄 高岸 輝 織田 顕行 阿部 美香 加藤 みち子 島田 健太郎 小平 美香 林 東洋 宮下 真理子 鴈野 佳世子 池田 美弥子
出版者
学習院大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

寺社縁起・祖師伝を大画面に描いた中世の掛幅絵を中心対象とし、原本の調査、物語の現地調査を重ね、相対的に研究が手薄となっているこの分野の基礎資料を蓄積するとともに、周辺の仏教説話画・絵巻・垂迹画などとの関係も分析して、関連する専門分野の横断的な議論を深めた。特に、原本調査等にもとづく図柄の読み取りを反映させたトレース図を作成し、展示や出版にも活用した。また海外の日本研究者とともに国際シンポジウムを開催して、作品の魅力を発信することに努めた。
著者
高尾 洋之 山本 誠 大塚 忍 鈴木 貴士 増田 俊輔 村山 雄一 阿部 俊昭
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.298-305, 2012-04-20
参考文献数
30

近年,数値流体解析(CFD)技術はさまざまな分野で応用され,医学の分野において,多くの論文で数値流体解析の結果が報告されている.現在,脳動脈瘤の発生,増大および破裂のメカニズムは十分に理解されていない.それに対し,CFDを用いてそれらに関わる流体力学的パラメーター(wall shear stress : WSS, shear strain rate : SSR, oscillatory shear index : OSI, energy loss : EL, pressure loss coefficient : PLC)を検討した論文が数多く存在し,中でもWSSが注目されているが,相反する両論が存在している状況である.本論文では,そのパラメーターをいくつか紹介し,われわれのCFD解析結果の報告に加え,われわれの結果と最近の他の論文の結果を比較する.
著者
阿部 邦昭 泉宮 尊司 砂子 浩 石橋 邦彦
出版者
東京大学
雑誌
東京大學地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.69, no.3, pp.159-175, 1994

1993年7月12日,北海道南西沖で発生した地震(M3=7.8)は北海道奥尻郡,島牧郡などの日本海沿岸一帯に大津波をもたらし,多数の犠牲者を出した.この津波は日本海全体に波及し,新潟県の海岸部もこれにさらされた.そこで新潟県の海岸で痕跡調査を行い,最大水位の地理的分布を得た.その結果,府屋,瀬波間,柏崎,直江津間でそれぞれ2-3mと高く,新潟西港,間瀬間で1.0-1.4mと低くなっている.佐渡では外海府で高く,内海府で低い.外海府では特に弾崎先端から10km以内で高く,2.6-3.1mである.これに対して内海府では0.8-1.2mである.両者の中間に位置する両津では1.1mでこれも低い.粟島でも外海測で3mに対して,内海側では1mで,外側で高くなっている.この最大水位分布の特徴を1983年日本海中部地震津波,1964年新潟地震津波の同県における最大水位分布と比較してみると,この津波は北北西,ないし北西方向から来襲したとして説明されるのに対し,日本海中部地震津波は北北東から入射したとして説明される.一方,新潟地震津波は県内に波源域があって入射方向は観測点によって異なるが,東西方向に放射された波が振幅が大きかったとすると説明できる.本州海岸の水位分布をみると,佐渡の遮蔽効果が認められるのにたいして,粟島の背後では周囲より高いことから,島による収束効果が働いたためとみられる.この違いは島のサイズの違いによると考えられる.また県内の験潮所で得られた験潮記録を送付してもらい,第一波の伝搬時間を求め,波面を逆算した.これにより第一波は北西方向から来襲していることが確かめられた.最大水位分布の特徴を説明する津波の来襲方向と第一波の来襲方向は一致している.また地域ごとに最大水位と遡上距離の関係を調べた結果によると,最大水位は遡上距離に無関係に一定値を取る.A field survey was conducted along the coast of Niigata Prefecture for the 1993 Hokkaido Nansei-oki Earthquake Tsunami of July 12, 1993. The maximum trace levels were measured with help of interview data. As the result a geographical distribution of the maximum height was obtained along the coast of Niigata Prefecture, Japan. A shadow- effect of Sado Island was observed at Maze on Honshu and focusing effect of Awashima Island was observed at Kuwagawa on Honshu.
著者
牧迫 飛雄馬 阿部 勉 阿部 恵一郎 小林 聖美 小口 理恵 大沼 剛 島田 裕之 中村 好男
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.59-67, 2008 (Released:2008-03-10)
参考文献数
27
被引用文献数
4 7

目的:要介護者の在宅生活継続には,主介護者の身体的および精神的な負担にも配慮が必要である.本研究では,在宅要介護者の主介護者における介護負担感に関与する要因を検証した.方法:在宅で理学療法士または作業療法士の訪問によるリハビリテーションを実施していた要介護者78名(男性40名,女性38名,年齢77.8歳)とその主介護者78名(男性20名,女性58名,年齢66.8歳)の78組156名を分析対象とした.要介護者の基本情報,日常生活動作能力,居室内動作能力を評価した.また,主介護者からは基本情報,介護期間,介護協力者・介護相談者の有無,介護負担感(短縮版Zarit介護負担尺度:J-ZBI_8),視覚的アナログスケールによる日常生活動作における介助負担度,主観的幸福感,簡易体力評価を構造化質問紙で聴取した.J-ZBI_8から介護負担感の低負担群(10点未満:5.0±3.0点)41組と高負担群(10点以上:15.9±5.9点)37組の2群間で比較した.結果:低負担群の要介護者では,高負担群の要介護者に比べ,高い基本動作能力,日常生活動作能力を有していた.また,低負担群の主介護者では,高負担群に比べて,介護を手伝ってくれる人(低負担群65.9%,高負担群40.5%),介護相談ができる人(低負担群95.1%,高負担群75.7%)を有する割合が有意に多く,主観的幸福感(低負担群9.6±3.5,高負担群6.3±3.7)も有意に高かった.また,高負担群では,すべてのADL項目における介助負担も大きかった.結論:要介護者の日常生活動作能力や基本動作能力は介護負担感に影響を与える一因であることが示唆された.また,介護協力者や介護相談者の有無も介護負担感と関係し,介護負担感が高い主介護者では主観的幸福感が低いことが示された.
著者
福井 美弥 阿部 浩和 橋寺 知子
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.78, no.687, pp.1067-1076, 2013-05-30 (Released:2013-06-10)
参考文献数
30
被引用文献数
1 5

This study aims to explore a primary contractor's role in conservation of textile mill as a lead for business model of using industrial heritage in Japan. In this research eight case studies were chosen from Osaka and Hyogo prefecture, as it had one of the biggest textile manufacturing areas in Japan. Results are as follows; 1) Regarding a conservation of industrial heritage, it is most important for primary contractor to judge the building's value and to have a strong leadership and decision making. The aim of the projects is not only to preserve the industrial heritage but also to perform the regional arrangement. 2) A success factor for projects of industrial heritage preservation suggests that many relevant facilities should be located around it. 3) Conservation of textile mill project requires long period and consultation, to settle on a development plan and to assemble project grant.
著者
西尾 正輝 田中 康博 阿部 尚子 島野 敦子 山地 弘子
出版者
日本音声言語医学会
雑誌
音声言語医学 (ISSN:00302813)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.215-224, 2007-07-20 (Released:2010-06-22)
参考文献数
76
被引用文献数
3

dysarthria263例 (言語治療実施群187例と言語治療を実施しなかった対照群76例) を対象とし, 言語治療成績について検討し以下の結果を得た.1.脳血管障害, 脊髄小脳変性症, パーキンソン病に起因する言語治療実施群では言語治療前後で比較して有意に明瞭度が改善したが, 対照群では有意差は認められなかった.2.脳血管障害に起因する言語治療実施群では, 重症度にかかわりなく有意な明瞭度の改善が認められ, 重症化するほど, 改善の程度が大きくなる傾向が認められた.また, 病期にかかわりなく有意な明瞭度の改善が認められた.3.ALSに起因する言語治療実施群では言語治療前後で比較して有意差は認められなかった.軽度例は経時的に明瞭度がほぼ確実に低下し, 重度例のほとんどは最重度の段階で停滞した.以上の結果に基づいて, dysarthriaの臨床において有効な言語治療手法について検討を加えた.
著者
山森 一人 阿部 亨 堀口 進
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.80, no.1, pp.350-353, 1997-01-25
被引用文献数
4

ニューラルネットワークにより実用規模の問題を解くためには, 並列学習法による高速化が必要である. 本報告では, 超並列計算機上に3種類の並列学習アルゴリズムを実装し, その性能について議論する.
著者
阿部 博友
出版者
一橋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

本研究によりブラジル会社法の特質を明らかにすることができた。特に支配株主の責任と義務規定は、強大な外資がブラジル企業を支配してきた社会的現実に焦点をあてた注目すべき規定であり、本研究によりその詳細が本邦にはじめて紹介されたものである。また同国資本市場法は、我が国では先行研究が乏しい。本研究は、その概要をはじめて紹介した先駆者的試みであり、今後さらに継続した研究が望まれる。
著者
阿部 勝征
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.851-873, 1991-03-29

フィリピンのルソン島中部で1990年7月16日に発生した大地震(Mw7.6)について現地調査や波形解析を実施し,地震の発生機構を調べた.この地震はルソン島の地表に最大水平変位6mの地震断層を出現させた.それは島弧中央断層であるフィリピン断層系の一部である.地震断層の現地調査ではBongabonからRizar, Digdigを経てCapintalanまで実地踏査し,これらの地域を含めてDingalan湾よりImugan北方までを100km以上にわたってヘリコプターで上空より調査した.現地調査,地震波解析,余震データから得られたフィリピン地震の全体像は長大な左横ずれ断層運動である.断層面の走向は154°NE,傾斜角は76°Wであり,断層の長さは120km,幅は20km,断層面上での平均変位量は5.0mである.地震による横ずれ断層としては世界有数の規模である. TSKにおけるP波初動部分の変位記録は,震源での継続時間が約50秒あり,約10秒間の小さな立ち上がりに続いて2個の大きなサブイペントが約20秒の間隔で発生したことを示唆する.ラ・ウニオン州のルナで約2mの高さの津波が発生したが,局地的なもので,液状化に伴って生じたとみられる. 17日に発生した最大余震(Mw6.4)は逆断層運動によるもので,主断層運動の東側のブロックが断層の北端付近を圧縮したために起きたと考えられる.
著者
阿部 晶子 稲葉 大輔 岸 光男 相澤 文恵 米満 正美
出版者
岩手医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2000

う蝕原性細菌であるミュータンスレンサ球菌は生後19か月から31か月の間に主な養育者が母親である場合、母親を由来として児に定着すると報告されている。しかしながら,我が国における定着時期についての調査は少ない。そこで我々は岩手県平泉町において生後3か月時点から,児のミュータンスレンサ球菌の検出,母親の唾液中ミュータンスレンサ球菌数,齲蝕の発生および育児習慣について追跡調査を行い,これらの関連について検討中である。今回は、2歳6か月時にう蝕の認められた児と、う蝕の認められなかった児について1歳時、1歳6か月時、2歳6か月時の各時期における育児状況のアンケート結果およびミュータンスレンサ球菌の検出状況、母親の唾液中ミュータンスレンサ球菌数との関連について比較検討を行った。その結果、2歳6か月児のう蝕有病者率は21.1%、一人平均df歯数は0.93本であった。2歳6か月時におけるう蝕発症の関連要因を知る目的で、2歳6か月時のう蝕の有無を目的変数としてロジスティック回帰分析を行った結果、1歳時における哺乳瓶による含糖飲料の摂取,大人との食器の共有,2歳6か月時における毎日の仕上げ磨きの有無、1歳時および1歳6か月時におけるミュータンスレンサ球菌の検出状況が有意な関連要因であった。また、ミュータンスレンサ球菌の検出時期と2歳6か月時におけるう蝕発症との関連をみてみると、1歳時からミュータンスレンサ球菌が検出された児は、2歳6か月時に初めてミュータンスレンサ球菌が検出された児に比較して有意に高いう蝕発症率を示した。今回の調査結果から、児の口腔内のシュクロースの存在がミュータンスレンサ球菌の早期定着を促し、その早朝定着がう蝕発症要因の一つであることが示唆された。
著者
阿部 ちひろ 伊藤 彰則
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.9, pp.1-6, 2011-07-20

本稿では,音節数と韻に着目した作詞支援システムを提案する.システムは Ngram 言語モデルをもとに,ユーザの指定した音節数と韻の条件を満たす歌詞候補文を生成し,提示する.ユーザはシステムを辞書のように用い,提示文から主体的に言葉を選び作詞を進めることができる.我々は GUI を備えた作詞補助システムを実装し,提示文とシステムの主観評価実験を行った.In this paper, we propose a lyrics writing support system focused on the number of syllables and rhyme. The system generates candidate sentences that satisfy user-specified conditions based on Ngram, and presents them. A user can use the system like a dictionary, and write lyrics be choosing presented words. We have implemented a system with GUI, and subjective evaluations of the statements and proposed system were conducted.