著者
田中 雅人 高橋 嘉夫
出版者
公益社団法人 日本化学会・情報化学部会
雑誌
ケモインフォマティクス討論会予稿集 第38回ケモインフォマティクス討論会 東京
巻号頁・発行日
pp.18-19, 2015 (Released:2015-10-01)
参考文献数
4

有害元素化合物の鉱物への吸着挙動は、環境中における有害元素化合物の移行挙動を支配していると考えられる。従って、ヒ素化合物の鉱物への吸 着挙動を調べることは、ヒ素化合物の移行挙動の理解や汚染予測に繋がると考えられる。本研究では有機ヒ素化合物の鉱物への吸着構造や吸着量に 及ぼす置換基の影響を吸着実験、X線吸収微細構造(XAFS)法および量子化学計算を用いて調べた。その結果、置換基の嵩高さが有機 ヒ素化合物の吸着挙動を決めていることが示唆された。
著者
倉 陸人 阿部 浩士 高橋 崇宏 江間 義則
出版者
公益社団法人 日本化学会・情報化学部会
雑誌
ケモインフォマティクス討論会予稿集 第38回ケモインフォマティクス討論会 東京
巻号頁・発行日
pp.58-59, 2015 (Released:2015-10-01)
参考文献数
8

化学気相堆積法における反応機構自動解析システムを開発した。システムの推論エンジンはバイオインスパイア―ドアルゴリズムの実装によって開発した。また、バイオインスパイアードアルゴリズムの性能を、評価関数の収束値のメジアンと四分位偏差、および、計算時間の実測値を用いて評価した。アルゴリズムの中でCMA-ESは探索能力、収束安定性、計算時間の観点から最もよい性能を示した。
著者
高橋 裕樹
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.61, no.4, pp.447-452, 2007-04-01 (Released:2009-10-16)
参考文献数
42
著者
高橋 公也 池田 研介
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:06272997)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.26-88, 1995-04-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
高橋 淑郎
雑誌
早稲田大学日本語研究教育センター紀要 (ISSN:0915440X)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.55-76, 1999-05-31

講義や論文における次のような「自問自答形式の疑問表現」を<自問表現>と名づけ, その性格を考察した。(例)で, 今週からは, どういう勉強をするのか, っていうと, 2つの変数を同時に取り上げて分析する方法について勉強していきます。【講義】(1)<自問表現>は, 典型的な疑問表現と比べると, 表現主体が疑問を抱かず, しかも自分で答える, という特徴を持っている。(2)<自問表現>は講義, および論文の一部でよく使われる。(3)「説明要求」の<自問表現>は答えの表現と, 合わせて「x(と)はyである」という「題目提示」-「説明」関係を構成している。そのため, 講義や論文のような一方的な伝達形態の言語表現になじみやすいと考えられる。(4)「説明要求」の<自問表現>において疑問表現を用いるメリットとして, 題目を文として提示することができるので名詞句の場合のように複雑な構造になりにくい, 疑問詞による漠然とした題目提示が可能, また, 答えとして複数の文を持つことができる, さらに独立文形式のものに限っては働きかけの効果が狙える, ということが指摘できる.(5)「判定要求」の<自問表現>は答えの表現と合わせて全体で「Aである(ではない)」(Aは命題・事柄・事態など)という表現を構成している。(6)「判定要求」の<自問表現>では, 「Aである(ではない)」を強く印象づけるために疑問表現が用いられていると考えられる。「Aである(ではない)」が強調されるとその根拠・理由≡が求められる場合が多く, その結果, 「判定要求」の<自問表現>は説明・解説の表現を構成することになる。その点で「説明要求」の<自問表現>と同じく, 一方的な伝達形態の言語表現になじみやすいと考えられる.
著者
高橋 量衛 大石康智 武田 一哉
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.102, pp.43-48, 2007-10-12
被引用文献数
1

本研究では、ユーザが閲覧している Web ページにふさわしい BGM を、自動的に選曲するという新しい楽曲検索(推薦)システムを提案する。閲覧ページのテキストに含まれる語彙の共起から、それらの語彙に関連する楽曲の検索、推薦を行う。そのためには、語彙の共起に基づく特徴空間と楽曲の音響的特徴空間とを関連付ける必要がある。我々は、線形変換を用いてこの関連付けを実装した。さらに、Web から収集した楽曲のレビューのようなテキストデータと、その楽曲の音響特徴量を用いて、関連付けの性能評価実験を行った。その結果、各楽曲に対し 1 つのレビューを利用するより、曲名とアーティスト名を含む Web ページを複数利用した場合に関連付け性能が高いことを確認した。A new music information retrieval application, WEB-BGM that automatically selects and plays the background music for the web page under browsing is proposed. In order to find for the song that is 'near' to the browsing page, the song is needed to be located in the document space. However, in general, the documents relevant to the song, e.g. reviews of the song, are not available for each songs. Therefore, we train a matrix that transforms a document vector onto acoustic space so that to find 'nearest' song to the web page in the acoustic space. The feasibility of the idea is confirmed through preliminary experiments using song reviews and Web pages including the song title and artist name.
著者
三富 悠紀 高橋 伸夫
出版者
特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
雑誌
赤門マネジメント・レビュー (ISSN:13485504)
巻号頁・発行日
vol.13, no.9, pp.353-370, 2014-09-25 (Released:2015-09-25)
参考文献数
21

The mutual learning model of March (1991) concludes that “slow learning on the part of individuals maintains diversity longer, thereby providing the exploration.” However, the simulations of March (1991) excluded both ends of the socialization rate domain. When compensating for those missing portions, there is an optimal socialization rate that actually maximizes the average knowledge level.
著者
田中 豊人 高橋 省 大石 眞之 大橋 則雄 中江 大 小縣 昭夫
出版者
日本毒性学会
雑誌
日本トキシコロジー学会学術年会 第37回日本トキシコロジー学会学術年会
巻号頁・発行日
pp.387, 2010 (Released:2010-08-18)

【目的】ネオニコチノイド系農薬の殺虫剤であるクロチアニジンについて行動発達毒性試験を行い,マウスの次世代の行動発達に及ぼす 影響の有無について検討する。 【方法】クロチアニジンを混餌法によりCD1マウスに0(対照群),0.002%,0.006%,0.018%となるように調製してF0世代の雌に妊 娠期及び授乳期に投与して,次世代マウスの行動発達に及ぼす影響について検討した。 【結果】F1世代の授乳期における仔マウスの体重は用量依存的に増加した。また,授乳期間中の行動発達では雌仔マウスの7日齢時正向 反射が用量依存的に促進された。探査行動についてはF1世代の雄仔マウスの平均移動速度が用量依存的に増加する傾向が見られた。さ らにF1世代の自発行動では雌成体マウスでは投与によると思われる影響は見られなかったが,雄成体マウスでは総移動距離・水平移動 回数・移動時間・平均移動速度・一回あたりの平均移動時間・立ち上がり時間・一回あたりの平均立ち上がり時間が中濃度投与群で促 進される傾向が見られた。 【まとめ】本実験においてクロチアニジンの妊娠期及び授乳期投与により,次世代マウスの行動発達に対していくつかの影響が観察され た。本実験で用いられたクロチアニジンの用量はADI値を基に算出された(0.006%がADI値の約100倍相当)ものであるが,実際の人 の摂取量はADI値の1/25以下であるので現実的なクロチアニジンの摂取量では人に対して影響を及ぼさないものと思われる。
著者
高橋 良樹 福田 能啓 野口 敬康 三野 幸治 奥田 真珠美
出版者
日本静脈経腸栄養学会
雑誌
静脈経腸栄養 (ISSN:13444980)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.741-747, 2014 (Released:2014-05-15)
参考文献数
12

【目的】麹菌醗酵産物が TNBS誘発大腸炎ラットの腸管病変に及ぼす効果を検討した。【方法】麹菌醗酵産物(プロバイオティクス麹)として強力わかもと®、その組成分アスペルギルス・オリゼー NK菌培養末を用いた。ラットに5%プロバイオティクス麹を4週間混餌投与し、TNBS/50% Ethanol注腸で大腸炎を誘発した。対照群は精製飼料を同様に投与し、大腸炎を誘発した。TNBS注腸7日後に、大腸病変、大腸のsuperoxidedismutase(SOD)、myeloperoxidase活性と血清 Zn濃度、大腸のサイトカイン mRNA量、糞便Lactobacillus属の変化、下痢固体数などを評価した。【成績】5%プロバイオティクス麹投与群では、対照群に比して体重減少、下痢が抑制され、大腸重量と傷害スコアの上昇が有意に抑えられ、SOD活性、Lactobacillus属と Zn濃度の低下も有意に改善又は改善傾向を認めた。著しく上昇した TNF-α、Cytokine induced neutrophil chemoattractant-1は、プロバイオティクス麹により有意に抑制された(p<0.01)。【結論】プロバイオティクス麹は、TNBS誘発大腸炎の大腸病変の悪化を防止し、腸管環境を改善した。
著者
高橋 応明 伊藤 公一 齊藤 一幸
出版者
千葉大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究では,インプランタブルアンテナを体内に植え込んだ時に,埋め込み部位の組織構造がアンテナの特性へ与える影響について検討を行った。周波数400MHzおよび950MHz,2.45GHzにおいて,胸部,腕部の組織構造を表現した高精細人体ファントムを用いて解析し,従来の均一組織での検討では適切でないこと,層構造の解析が必要であることを確認した。また,それぞれの周波数に適したインプランタブルアンテナの提案を行った。
著者
高橋 良彰
出版者
山形大学
雑誌
山形大学歴史・地理・人類学論集 (ISSN:13455435)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.56-89, 2007-03-20

キーワード:旧民法典, 法例, 人事編, 取得編(続), 第一草案, 「家」制度形成
著者
森本 哲介 高橋 誠 並木 恵祐
出版者
The Japanese Association of Educational Psychology
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.181-191, 2015
被引用文献数
1

本研究では, 高校生女子の自己形成意識を高めることを目的に, 自己の強みを日常生活の中で活用する自己形成支援プログラムを実施し, その効果を検証した。プログラムは, 第1週目に参加協力者の"性格的な強み(Character Strengths : 以下CSとする)"を測定し, 第2週目に参加協力者自身の中で上位5つのCSを個人毎にフィードバックした。そしてその後1週間の日常生活で, 各参加協力者がフィードバックされたCSを自分なりの新しい方法で活用するよう促す, という手順で行われた。効果検証のために, 「可能性追求」と「努力主義」からなる自己形成意識尺度を測定した。また実験群では, 自己の上位5つの強みについての主観的な感覚を測定した。群(実験群・統制群)×test時点(pre・post)の2要因分散分析の結果, 実験群ではプログラムの前後で可能性追求と努力主義の得点が有意に上昇したが, 統制群では得点に有意な変化はみられなかった。さらに実験群の参加協力者は, 自己の強みをより意識し重要であると感じやすくなり, また自己の強みを活用しているという感覚が有意に高まっていた。これらの結果から, 自己の強みを活用する自己形成支援プログラムが高校生女子の自己形成意識を高めるために有効であることが示された。
著者
村上 恵一 花田 光雄 高橋 俊一 宮田 吉郎
出版者
公益社団法人日本セラミックス協会
雑誌
窯業協會誌 (ISSN:18842127)
巻号頁・発行日
vol.64, no.718, pp.7-12, 1956-01-01
被引用文献数
1 1 2

The results are summarised as follows:<br>1. The chemical formula of Calcium sulphite was found to be CaSO<sub>2</sub>⋅1/2 H<sub>2</sub>O.<br>2. The heat of oxidation of crystalline and amorphous CaSO<sub>3</sub>⋅1/2 H<sub>2</sub>O are 60.51 kcal/mol and 62.95 kcal/mol respectively.<br>3. Crystalline calcium magnesium sulphite was discovered and its chemical formula was determined to be CaMg(SO<sub>3</sub>)<sub>2</sub>⋅7H<sub>2</sub>O.<br>4. The dehydration temperature of crystalline and amorphous CaSO<sub>3</sub>⋅1/2 H<sub>2</sub>O are 400°C and 375°C respectively. The compound CaMg(SO<sub>3</sub>)<sub>2</sub>⋅7H<sub>2</sub>O dehydrates stepwise at 110°C and 200°C.<br>5. The calcium sulphite when suspended in water is easely oxidized with air bubbles to good gypsum crystals.
著者
高橋 正敏 眞塩 剛 菊地 亮 高田 雄京
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
日本歯科理工学会誌 (ISSN:18844421)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, 2015-03-25

We created an experimental keeper for fixation to the abutment screw in order to apply a dental magnetic attachment to an implant superstructure. The retentive force of a commercial and the experimental keeper was measured according to the test method of ISO 13017. From the obtained data, we evaluated the possibility of applying a magnetic attachment to the superstructure. The retentive force of both the commercial and experimental keeper was 85% or more than the value stated in the literature accompanying the package. Therefore, magnetic attachments are applicable to dental implant superstructures.
著者
高橋二郎 編
出版者
村岡良弼
巻号頁・発行日
1892
著者
高橋 登 中村 知靖
出版者
The Japanese Psychological Association
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.86, no.3, pp.258-268, 2015
被引用文献数
5

In the present study, we newly developed a kanji writing subtest of ATLAN (Adaptive Tests for Language Abilities), which is based on item response theory (Takahashi & Nakamura, 2009; Takahashi, Otomo, & Nakamura, 2012) and can be administered via the Internet. In Study 1, we evaluated two parameters, difficulty and discrimination, of 244 kanji characters based on the results of 1,306 children from 2nd to 9th grade. In Study 2, we analyzed kanji reading and writing subtests of 283 children from 3rd to 6th grade, including their error patterns and stroke order while writing kanji. The results of hierarchical regression analysis showed that more than 60% of the variance of kanji writing is explained by grade, kanji reading, and accuracy of forms and stroke order while writing kanji. The practical significance of the test is discussed.