著者
西上 忠臣 近藤 敏 北川 美智子
出版者
県立広島大学
雑誌
人間と科学 : 県立広島大学保健福祉学部誌 (ISSN:13463217)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, 2007-03

我々は,広島県三原市内の町内会と連携し高齢者の健康づくりを目的とした作業療法プログラムを行ってきたので効果と本学の連携について報告する。プログラムの参加者は30名(73.2±6.3歳,男性18名,女性12名),介入期間は平成17年7月28日〜12月8日,頻度は2週間に1回,全11回実施した。効果判定には,作業遂行能力を評価するカナダ作業遂行測定(COPM ; Canadian Occupational Performance Measure)と主観的健康観を測定するSF-36を用いた。プログラム終了後に,COPMの遂行度が有意に高く(t=-2.21,p=0.03),SF-36では社会生活機能が有意に高くなっていた(t=-0.61,p=0.02)。今回の作業療法プログラムのノウハウを活かし,地域に還元するため,本年度は三原キャンパス地域連携センターの事業として,学生のボランティアを募り,三原地域連携推進協議会,三原市社会福祉協議会との連携のもとで地域の「いきいきサロン」を支援している。学生という循環型の資源を生かして,地域と本学との交流が学生により行われ,まち作りの役割を担っていくシステム作りをすすめている。
著者
守田 了 東 慎吾
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.55, pp.17-24, 2000-06-02

ロボットの集団行動は、ロボットによる工場の自動化や、顕微鏡サイズのマイクロロボットによる医療活動などに応用できる.個別に行動する自律ロボットを設計するよりもさらに対象やタスク,環境との相互作用が複雑になるため,ロボットの集団行動の実現は困難である.本稿では、ロボットの集団行動を簡易に実現するためにオブジェクト間の引力と斥力のモデルを導入する。集団行動を獲得するために必要な制御パラメータを,目的の集団行動を獲得するための評価関数の最小化問題を解くことによって獲得する。実際に複数のグループが混じっている集団が,グループごとに分かれる行動と衝突回避を行いながらゴミを集める行動を獲得することにより,本モデルの有効性を示す.Cooperative behavior of robots can be applied for the factory automation and the medical field supporting the doctor using micro robots. In this paper, we introduce the attraction repulsion model to realize the cooperative behavior of robots. Optimal control parameters is gotten by solving the minimization problem of the evaluation function to acquire the cooperative behavior of robots. Actually, we shows the effectiveness of this model by simulating the behavior that a group is divided into some groups and robots collect scattered many papers in a garbage box.
著者
ダンテ 著
出版者
新生堂
巻号頁・発行日
1925
著者
宮井 里佳
出版者
仏教史学会
雑誌
仏教史学研究 (ISSN:02886472)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.1-17, 1997-09
著者
平松 玲治 堀江 典子
出版者
日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.72, no.5, pp.585-590, 2009
被引用文献数
4

インタープリテーションは米国の国立公園で発達し、わが国では自然公園の分野で導入された。特に1990年代から「解説」や「自然解説」等の訳語ではなく、「インタープリテーション」(以下「Ip」と表記する)としてカタカナ表記で紹介されてから、環境教育や都市公園をはじめとする多くの分野で使用し広まった。本研究がとりあげる国営公園は、1974年に三箇所の公園が開園し、1976年の法制化によりはじまった大規模都市公園である。特に自然資源を活用した利用サービスについては、自然公園・観光・環境教育・博物館等で導入されている手法や取り組みの影響を受けた展示・案内解説・プログラム提供がなされてきているが、Ipの概念や展開手法が分野によって必ずしも一様ではないことを考えれば、各分野に共通する概念や相違点を把握した上で、国営公園の目的に合致したIpを導入する必要があろう。そこで、国営公園の役割を踏まえたIpの導入と展開手法を構築するため、関連分野におけるIpの比較分析を踏まえてIpの概念と構成について現状を整理し、国営公園におけるIpの展開の方向性と課題について考察する。
著者
柳澤健著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
2012
著者
柳澤健著
出版者
文藝春秋
巻号頁・発行日
2011
著者
氷見山 幸夫 春山 成子 土居 晴洋 木本 浩一 元木 靖 季 増民 季 増民
出版者
北海道教育大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2009-05-11

アジアにおける持続可能な土地利用の形成に向け、日本、中国、インド、極東ロシア、フィリピン、タイ、インドネシア、ミャンマーで広域の土地利用変化データファイル(オリジナル電子地図、多数の現地写真等)を作成し、土地利用の現況と変化及び関連する諸問題を明らかにした。その成果はSLUAS英文成果報告他多くの雑誌・文献等で公刊した。また国際地理学連合、日本学術会議、日本地球惑星科学連合などと連携してアジア各地と国内で多くのシンポジウム等を主催・共催・後援し、研究成果を発信し、持続可能な土地利用に関する理解の向上に貢献した。東日本大震災発災後は土地利用持続可能性の観点から深く関わり、学術会議提言に寄与した。
著者
浜口 弘志 原口 拓也 桐越 信一 大場 みち子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.86, pp.1-8, 2005-08-25
被引用文献数
3

情報システムを効率良く開発するためには、モデリングを利用して組織全体のビジネスプロセスやデータ、情報システムの関係構造をEA(Enterprise Architecture)の体系に合わせて整理し、業務モデルからアプリケーションモデルへの連携を実現する開発方法論の策定が必要である。この連携を実現させるためには、モデル変換の定義であるマッピングルールを確立しなければならない。我々のプロジェクトでは、Javaアプリケーションの開発において、国際標準化団体OMG(Object Management Group)の推し進める参照アーキテクチャMDA(Model Driven Architecture)とUML(Unified Modeling Language)をベースとし、業務分析の段階からコンポーネントを意識した分析モデルを作成した。さらに、その結果を設計・実装モデルにマッピングしてJavaソースコードを生成する開発スタイルを採用した。本論文では分析モデルの作成から設計・実装モデルに変換するまでの実例について報告する。In order to develop an information system efficiently, it is necessary to arrange a structure of the business process, data, and the information system of the entire organization to the system of EA(Enterprise Architecture) by using modeling to develop the information system efficiently, and to settle on the development methodology that achieves cooperation from the business model to the application model. It is necessary to establish the mapping rule that is the definition of conversion. In our project of Java application, the analysis model that is considered the components from the stage of the business analysis was made, based on reference architecture MDA(Model Driven Architecture) that international standardization group OMG(Object Management Group) promoted and UML(Unified Modeling Language). In addition, the development style that the result is converted to the design and the implementation model and generated the Java source code was adopted. It reports an example of development from creating analysis model to converting it to the design and the implementation model.
著者
平田 光弘
出版者
日本評論社
雑誌
一橋論叢 (ISSN:00182818)
巻号頁・発行日
vol.96, no.4, pp.p363-381, 1986-10

論文タイプ||論説
著者
菅野 幸子
巻号頁・発行日
2009

筑波大学博士 (医学) 学位論文・平成21年3月25日授与 (甲第5122号)