著者
網田 孝司 岩本 一優 一瀬 光之尉 小島 次雄
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.37, no.8, pp.389-394, 1988-08-05

流れ分析系においてマルチチャンネルで連続測定された紫外吸収スペクトルの有効利用を目的にして,スペクトルのデータ圧縮の効果と,圧縮データの,高速検索,及びスペクトルの重なった多成分系の連続リアルタイム同時分析への利用の可能性とについて検討した.アダマール変換による圧縮を行い256点の原スペクトルデータに対して圧縮比0.08〜0.16程度が最良の識別確度を与えることを示すと共に,達成した検索速度により,リアルタイム検索の可能性について検討した.又圧縮データの,多成分同時分析への利用については最小二乗法による方法を示すと共に,この方法で0.08s間隔でのリアルタイム出力が可能になることを明らかにした.
著者
関本 信博 西村 拓一 高橋 裕信 岡 隆一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.84, no.5, pp.747-757, 2001-05-01
被引用文献数
8

動画像や音声などの大規模な時系列データベースの中から、逐次入力される時系列クエリーと類似した時系列区間を検出する方式、「Rutic法」を提案する。従来、逐次入力される時系列クエリーを扱う方式としてRIFCDPやIPMがあったが、これらは比較的計算量が多く、検索対象のデータベースが大きくなった場合のリアルタイム検索に不向きであった。本方式は逐次入力される時系列クエリーに対してフレーム入力ごとに検索出力を可能とする。また、本方式は計算量が少ないため、リアルタイムでのスポッティング検索を実現する。本論文では、Rutic法のアルゴリズムを示し、動画像検索に用いた実験を行い他方式と比較することでその有効性を検証する。
著者
古富 猛
出版者
駒澤大学
雑誌
論集 (ISSN:03899837)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.89-101, 1980-09
著者
横川 勇仁 舩曳 信生 東野 輝夫 森 悦秀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MI, 医用画像 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.434, pp.37-44, 2001-11-09
被引用文献数
1

近年, 顔面における顔部品に関する研究が医学や心理学など様々な分野で行なわれており, 唇の輪郭・位置についての研究もその一つとして挙げられる.実際, 口腔外科領域においての, 口唇裂症・口蓋裂症患者の治療における, 形成手術の術式検討や術後の患部経過のトレースにおいて, 精密な唇輪郭の抽出およびその顔面内での位置の特定が要求されている.本論文では, 従来より提案してきた, Deformable Templateを用いた唇輪郭抽出法の改良, および内眼角点座標系による顔面内における唇輪郭モデルの位置表現の紹介を行った上で.今回新たに, 抽出精度の向上, およびアプリケーション使用者の負担の軽減を目的とした, 色相・明度閾値自動調整アルゴリズムを提案する.これらの提案より, 唇の形状・位置が精密かつ自動的に抽出できることを示す.
著者
北 研二 林 敏浩 矢野 米雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.93, no.60, pp.67-74, 1993-05-22
被引用文献数
1

従来のAI手法に基づいた言語学習システムでは、システムの扱える領域が狭い範囲に限られており、システムの持っている知識も人手に頼って作られてきたために統一性に欠けるなど様々な問題点を抱えていた。本稿では、従来型のシステムの持つこれらの問題点を打開することのできる、新しい言語学習のパラダイムーコーパスに基づいた言語学習(corpus-based language learning)-を提案する。「コーパスに基づいた言語学習」は様々なテーマを包含するきわめて肥沃なパラダイムであるが、本稿では特にコーパスからの知識獲得に焦点を絞る。我々は、「効率的な言語表現」と呼ばれる概念を導入し、これらの表現をコーパスから自動抽出する方法について述べる。「効率的な言語表現」は、人間の言語活動において広い範囲をカバーすることのできる表現であり、言語学習システムが初心者にまず教えなければならない重要な表現であるといえる。
著者
石谷 和久 四七 秀貴 中村 亮一 稲守 久由
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1999, no.2, 1999-03-08
被引用文献数
1

多様なマルチメディア通信の需要の増大に対応するために、マルチプロセッサ構成の分散型通信ノードシステムが提案されている。分散型通信ノードシステムでは、プロセッサ間通信方式として分散オブジェクト指向を採用することで、柔軟なソフトウェア配置と容易なプロセッサ追加を実現している。一般に、通信ノードシステムでは、処理の効率化を達成するためにRealtime OSを備えて、呼処理、保守運用処理など様々な要求品質(処理遅延、損失率など)の異なる処理をその優先順位に従って処理している。一方、分散オブジェクト指向では、サーバ側(ターゲット側)の実行環境とクライアント側の実行環境とは、独立に決定されている。本稿では、分散型通信ノードシステムにおいて、Realtime OSの特性を活かして多様な要求品質の異なる処理を、分散環境で実現するプロセッサ間通信方式を提案する。
著者
篠崎 亮人 中島 真人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
巻号頁・発行日
vol.96, no.598, pp.31-36, 1997-03-18
被引用文献数
1

情報社会の進展に伴い,セキュリティ向上の観点から個人の自動照合技術の重要性が高まっている.これまでに行われている個人照合の研究としては,顔や声など様々な特徴を用いた研究があるが,筆跡により個人の同定を行う筆者照合もその一つである.本論文では,枠内に一文字ずつ日本語で書かれた氏名を用いて,その筆者をオフライン照合する新たな手法について述べる.本手法では,個人性を表わす特徴量として,文字の概形を反映するPeripheral Histogramと文字の線成分の傾き及び長さを反映するSinogramを定義し,これを用いて筆者の照合を行う.本手法の有効性を検証するために被験者50人に対して照合実験を行ったところ,平均誤り率約4%という結果が得られた.
著者
渡部 康弘 吉武 敏幸 駒崎 弘 荒木 久勝 森岡 清訓 姜 黎 劉 佩林 李 信行 中山 寛
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.82, pp.43-48, 2002-05-16
被引用文献数
1

MPEG-4エンコード・デコード同時動作を行う携帯機器向けの低消費電力MPEG-4 CODECコアを開発した。本CODECコアでは、追跡型動き検出アルゴリズム、パイプラインサイクル数最適化、クロック供給自律制御などの技術を用い、QCIF 15fps CODEC動作時9mW、CIF30fpsエンコード動作時38mWという低消費電力動作を実現している。また、MPEG-4で特徴的なエラーコンシールメント処理機能を実装し、ノイズのある通信路でのエラー耐性強化にも対応した。本CODECコアを使用することにより、携帯TV電話、デジタルカメラ、PDAなど様々な携帯機器で、動画像送受信システムを構築することが可能である。
著者
脇田 玲
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.56, no.10, pp.1562-1566, 2002-10-01
被引用文献数
1

近年,Web3Dという技術が大きな注目を集めている.世界中で多くの新技術が発表されており,めまぐるしい勢いでその進化を加速させている.EC,医療,エンジニアリングなど様々な分野での利用が期待されているこの新技術について,技術動向,標準化動向を中心に解説する.また,映像メディアやコンテンツとしての可能性についても言及する.
著者
高尾 佳子 中山 仁 内村 圭一 脇阪 信治
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.27, no.8, pp.185-190, 2003-02-03
被引用文献数
1

本研究室では,ディジタル道路地図作成に関する研究を行っている.ディジタル道路地図の作成においては,画像情報と,DGPS,3軸ジャイロから得られる情報を用いている.しかし,最終的な精度は,DGPSの精度に大きく依存しているのが現状である.DGPSは周辺の環境に左右されやすく,遮蔽など様々な要因により精度が悪くなる.従来,このような場合には補正を行っていたが,その精度は3軸ジャイロに依存しており,誤差が累積した場合,道路線形と異なる形状を示すことがあった.そこで,道路線形に近い形状を結果として得られるように,多項式近似を用いた手法を提案する.
著者
井嶋 博 大住 晃 Djurovic Igor 佐藤 秀明 大倉 弘之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 = The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers. A (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.86, no.11, pp.1158-1169, 2003-11-01
被引用文献数
2

不規則雑音に埋もれた信号の検定・推定問題は,音声,通信,計測など工学の分野だけでなく医療,自然信号など様々な分野で応用されている.本論文では不規則雑音に埋もれて受信される信号の遅れ時間と伸縮パラメータを同時に推定する新しい手法を提案する.信号の伸縮が受信された信号の周波数に反映されるということに着目して,時間-周波数解析の有力な手法の一つである擬似ウィグナー分布を用い,その時間-周波数領域における確率場に対して尤(ゆう)度関数を求め,それを最大にするアルゴリズムを導出することによってこれらの未知パラメータを推定する.更に,その有効性を数値シミュレーションによって示す.
著者
三神 京子 中村 明日香 繁富 利恵 小川 貴英
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.200, pp.173-180, 2004-07-14
被引用文献数
1

映画館への入場券など,様々な権利を電子化した電子チケットサービスが普及してきている.様々な情報が電子化されることで,情報の取り扱いが容易になる一方,その容易さから利用者のプライバシが脅かされる可能性がある.電子チケットサービスでも,利用者の個人情報,購入・使用履歴などの情報が電子的に管理され,サービス提供者は利用者に応じたサービスを提供しやすくなったが,このような情報が悪用されれば,利用者のプライバシ侵害につながる.そこで本論文では,チケットの入手や譲渡において,利用者の匿名性を保証しつつも適切に運用できる電子チケットシステムを提案する.本システムは,オフライン型電子現金スキームの応用の一つであるRefreshable Tokensスキームの機能を拡張し,匿名でのチケットの購入・使用,さらに利用者間でのチケット譲渡を可能にする.
著者
孫田 秀春
出版者
一橋大学
雑誌
商学研究
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.399-407, 1928-07-01

論文タイプ||紹介
著者
玉木 正人 下地 光好 久貝 忠男 大田 治 佐久田 斉 川畑 勉 鎌田 義彦 宮城 和史 赤崎 満 大嶺 靖 伊波 潔 国吉 幸男 古謝 景春 草場 昭 Tamaki Masato Shimoji Mituyoshi Kugai Tadao Ohta Osamu Sakuda Satoshi Kawabata Tsutomu Kamada Yoshihiko Miyagi Kazufumi Akasaki Mitsuru Ohmine Yasushi Iha Kiyoshi Kuniyoshi Yukio Koja Kageharu Kusaba Akira 琉球大学医学部外科学第二講座
出版者
琉球医学会
雑誌
琉球医学会誌 = Ryukyu Medical Journal (ISSN:1346888X)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.321-327, 1993
被引用文献数
3

A case of schwannoma originating in the right intrathoracic vagus nerve was reported. A 72-yearold woman had an abnormal shadow in the right upper mediastinum on a chest roentgenogram. A CT scan and MRI revealed a tumor in the upper mediastinum compressing the trachea, right carotid artery and right subclavian artery. An incisional biopsyof the mass in the right neck was revealed to be benign schwannoma. The mass was 55 ×42×29mm in size and originated from the right vagusnerve at the proximal level and extended to the branch of the recur-rent laryngeal nerve. There was no evidence of invasion of the mass into the surrounding organsand tissues were evident. Subcapsular ex tirpation was done preserving the nerve fibers. However, postoperative hoarseness due to dysfunction of the recurrent laryngeal nerve occurred. Mediastinal schwannoma originating in the vagus nerve is notso common ; 29 cases have been reported in Japanese literature.
著者
磯野 勝宣 赤松 茂
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
巻号頁・発行日
vol.98, no.528, pp.53-60, 1999-01-22
被引用文献数
1

任意方向・任意表情の顔画像を生成する技術は, テレビ会議システムなど, 様々なアプリケーションに応用できる.本論文では, 2枚の画像とサンプル画像から得られる表情変化に関する一般的な知識を用いて, 任意表情の3次元構造の復元を行う.入力として, 表情Aの2枚の画像が与えられ, それらより表情Aの3次元構造が復元され、その3次元構造を2枚の入力画像に投影する2つのカメラ射影行列が得られる.一方, 表情Aから表情Bへの表情変化は, 表情Aと表情Bの対応する特徴点の座標の差分として捉えることができる.差分を表情サンプルデータベースを用いて, 抽出する.表情差分ベクトルと顔の類似性, 顔の対称性, 画像間の幾何学的拘束条件を用いて, 2枚の入力画像に対応する, 表情B画像を生成する.2つのカメラ射影行列と2枚の表情B画像が得られれば, 表情B3次元構造を復元することができる.復元実験の結果, 自然な表情B3次元構造を得ることができた.