著者
喜多 誠
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.66, no.3, pp.266-269, 1997-03-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
5

現在の高校のカリキュラムでは,理科が選択必修になったことにより,物理の履修者が激減した.その結果,物理の教員が週員状態にある.また,予算面でも恵まれておらず,厳しい状況にある.物理(理科)の教膏の必要性について原点に戻って理解を求め,現状を変えていく必要がある.
著者
亀山 章
出版者
日本造園学会
巻号頁・発行日
vol.75, no.1, pp.8-9, 2011 (Released:2012-12-03)
著者
宮島 佐輔 佐藤 弘喜
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.61, 2014

現在「かわいい」という言葉は日本のみならず、世界各国で「kawaii」として使われている。しかし、「kawaii」とは英語で言う「cute」、「beautiful」、あるいは「pritty」とはまた違った意味で使われている。さらに日本での「かわいい」という言葉は元々容姿などに用いられていたのだが、外見だけでなく、行動や雰囲気、物に対して以外にも使われるようになってきている。現代の女子高生やOLが普段使っている「かわいい」というのはどのような感覚なのか、概念なのか、明確な記述もなければ詳細な定義も存在しない。<br> 本研究では、現在日本で使われている「かわいい」とは何なのかをを明らかにすることが目的である。製品やファッション、いろいろなものを「かわいい」という女子高生や、クールジャパンとして、海外に「かわいい」を輸出している現代で、何がかわいいか明らかにすることができれば、プロダクトデザインの分野でかわいいものを作為的に作れるのではないかと考える。また、「かわいい」の中心である原宿、渋谷などがある日本発という「made in japan」ブランドの確立にも役立つのではないかと考えた。<br>

1 0 0 0 映画と谷崎

著者
千葉伸夫著
出版者
青蛙房
巻号頁・発行日
1989
著者
布施谷 節子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.551-558, 1991

第1報の因子分析の結果をふまえて, 子どもの衣生活の現状をより具体的に把握することを目的として地域別, 年齢別, 出生順位別に質問項目の頻度分布を検討した.資料ならびに調査対象者は第1報と同じである.<BR>おもな結果は, 以下のとおりである.<BR>(1) 地域別の頻度分布では家庭状況質問群について, (1) 家庭内の大人の数, (2) 子どもの数, (3) 子どもの世話をする人, (4) 母親の学歴, (5) 家庭の職業, (6) 年収, (7) 住宅に差がみられた.また, 衣生活質問群について, (1) 子ども用のブランドものの購入, (2) 母親用のブランドものの購入, (3) キャラクターものの購入, (4) 親子ペアルックの着用, (5) 子どもの衣服費のかけ方, (6) 翌日着用する衣服の準備, (7) 外出着と普段着の区別に差がみられた.<BR>(2) 年齢別の頻度分布では, 子どもの成長に伴って変化傾向のみられたものは, (1) 現在着用している衣服のサイズ, (2) 母子のおしゃれ志向, (3) 子どもの意志の反映についてである.子ども服のサイズについては, 現在の身体の実際のサイズより1サイズ大きいものを着用させていることがわかった.また, 3歳ないし4歳から母子ともにおしゃれ志向が上昇していく傾向がみられる.衣服に対するこだわりは, 女児のほうが強いようである.<BR>(3) 長男・長女とその他の子どもたちに分類して男女児別の出生順位による頻度分布の差をみると, 男女児とも共通して, (1) 子どもに試着させるかどうか, (2) サイズ選択のさいにどのサイズを選ぶかに有意な差がみられ, さらに女児については, (3) 子どもの意見や希望の取り入れ方, (2) 衣服の色へのこだわりについて有意な差がみられた.
著者
木下 史青
出版者
東京藝術大学
巻号頁・発行日
2020-03-25

令和元年度
著者
朴 東錫 神田 美喜男 石川 自然 STEDING Gerd
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.47, no.6, pp.863-869, 1987

先天性心疾患の成因は, 現在のところ不明な部分が多く, 成因を明らかにするために, 種々の研究がなされてきた.先天性心奇形の原因として遺伝的要因および環境的要因があるが多因性生物学的閾域説が最も有力である.近年臨床ならびに病理学的研究, 疫学的調査, 実験的研究により次第に先天性心奇形の成因が解明されつつある.われわれは, その一環として機械的物理学的因子である電気shockを鶏胚心に加えることによって, 両大血管右室起始を中心とした一連の心奇形spectrumを作成してきた.今回, われわれは, 電気shockによる生理学的変動を観察するために, 心電図, 超音波, ドプラーおよびComputed Echospecを用いた.<BR>実験方法と結果; 受精後3日以内, 100C以下に保存された白色レグホン卵をIncubatorで孵卵開始した.孵卵後3~4日目にHamburger-Hamilton24~27stageに直径10×8mmの穴を開け, 血管に損傷を与えないように卵殻膜を除去した.卵殻の周囲の温度は38℃以下には下がらないように保った.心電計の特長として.脳波, 筋電図, 心電図をはじめ, 各種生体電気現象を観察するためのアンプが用いられたことである.また, 各測定用の低域フィルター, および高域フィルターを内臓している.さらに交流障害を排除するハムフィルターも内臓されている.もう一つは超音波を応用した.ドプラーProbeは, 連続波10mHzのものである.Probeを直接Conotruncusに当て血流変動をみた.血流の変動をComputed Echospecに連結し, パワースペトラムによる解析が行われた.電気shock後心電図の所見として心拍数は210/min.から120~100に低下しPRの間隔も0.16~0.18sec.に延長した.心拍数が低下するに従い, 心室性の期外収縮, ΩRSのvoltage低下が認められた.その他QT間隔の延長も認められた.これらの変化は電気shock後3~15分の間が著明である.ドプラーの流速変動をみると, 電気shock3分後, 平均4674Hzで上昇するが, 30分には低値を示した.もう一つのParameterとして%Windowを分析してみると, 電気Shock3分後著しい上昇を示し, 15分後から低くなって来る.<BR>結論; 従来, われわれは, 電気Shockによって, 組織学的変化として, 細胞壊死, 変性などがみられたことを報告し心奇形との相関を示した.今回の実験Dataとして, 生理学的に, 組織学的変動を反映する心電図, ドプラーの変化が認められ, これらの総合した所見が心奇形を作成せしめる要因になるものと示唆された.
著者
布施谷 節子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.545-550, 1991

主として, 子どもの成長に伴う既製服の選択と社会的文化的側面から子どもの衣生活の現状把握をすることを日的として質問紙調査を行った.対象者は, 1988年10月に, 東京近郊, 新潟市, 鹿児島市3地域所在の八つの園に在園する幼稚園児・保育園児 (0~6歳男女児合計約800例) の母親である.質問項目42項目について正準相関分析を行い, 家庭状況質問群と衣生活質問群の関連性を確認した.ついで, 42項目について因子分析を行い, 抽出された因子の解釈を行った.<BR>おもな結果は, 以下のとおりである.<BR>因子分析の結果, 男女児とも7個の因子が抽出された.これらの因子を解釈すると, それは, (1) 家庭での子どもの出生順位や子どもの数により, 子どもの衣服への手のかけ方が異なることを表す因子, (2) 母子のブランド志向, 流行志向, ペアルックを含めたおしゃれ志向の因子, (3) 子どもの成長に伴う体型と着用サイズの認識の因子, (4) 地域や家庭のステイタスにより衣服費のかけ方が異なることを表す因子, (5) 持ち家率と老人同居を含めた家族構成などの家庭状況の因子, (6) 経済性を考慮するサイズ選択の因子, (7) 子どもの意見や希望に対する母親の衣服選択のあり方の因子と解釈される.
著者
Ho Lee Tatsuya Suzuki Yohei Okada Hiromu Tanaka Satoshi Okamori Hirofumi Kamata Makoto Ishii Masahiro Jinzaki Koichi Fukunaga
出版者
The Keio Journal of Medicine
雑誌
The Keio Journal of Medicine (ISSN:00229717)
巻号頁・発行日
pp.2021-0012-OA, (Released:2021-11-11)
参考文献数
23
被引用文献数
2

Coronavirus disease 2019 (COVID-19) was first reported in Wuhan, China, in December 2019 as an outbreak of pneumonia of unknown origin. Previous studies have suggested the utility of chest computed tomography (CT) in the diagnosis of COVID-19 because of its high sensitivity (93%–97%), relatively simple procedure, and rapid test results. This study, performed in Japan early in the epidemic when COVID-19 prevalence was low, evaluated the diagnostic accuracy of chest CT in a population presenting with lung diseases having CT findings similar to those of COVID-19. We retrospectively included all consecutive patients (≥18 years old) presenting to the outpatient department of Keio University Hospital between March 1 and May 31, 2020, with fever and respiratory symptoms. We evaluated the performance of diagnostic CT for COVID-19 by using polymerase chain reaction (PCR) results as the reference standard. We determined the numbers of false-positive (FP) results and assessed the clinical utility using decision curve analysis. Of the 175 patients, 22 were PCR-positive. CT had a sensitivity of 68% and a specificity of 57%. Patients with FP results on CT diagnosis were mainly diagnosed with diseases mimicking COVID-19, e.g., interstitial lung disease. Decision curve analysis indicated that the clinical utility of CT imaging was limited. The diagnostic performance of CT for COVID-19 was inadequate in an area with low COVID-19 prevalence and a high prevalence of other lung diseases with chest CT findings similar to those of COVID-19. Considering this insufficient diagnostic performance, CT findings should be evaluated in the context of additional medical information to diagnose COVID-19.

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1901年10月09日, 1901-10-09
著者
喜多 祐荘
出版者
日本精神衛生学会
雑誌
こころの健康 (ISSN:09126945)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.55-66, 2001

健忘症あるいは老年性痴呆といわれている人は, 実際には, 自らの意思をもつ人間である。とくに, 逆向性記憶障碍 (アルツハイマー症候群を代表とする) を中核とする人々は, その個別の記憶喪失年代を越えて, 自らの再生可能な体験と現在の状況を統合することにより, 面接者との共感関係, 役割関係, 生活実践関係を作ることが可能である。また, 家族や援助者が, これらの人々との共感関係, 役割関係, 生活実践関係を作ることが可能である。この基本的仮説=人間観・障碍観の前提のもとに, 面接者が逆向性記憶障碍の人々の記憶 (長期) の再生を促し, 共感関係をつくり, 受容・肯定・支持の構造を保持することにより, 本人の記憶再生, 共感関係, 自己統合の意識活動を保証しようとする-これが「人生回想面接」の基本的特質である。本稿では, 筆者が考案した「人生回想面接」の技法を紹介するとともに, この援助技術を逆向性記憶障碍の人へ適用した結果を報告する。これらの実践を通して, 逆向性記憶障碍の人の意識活動において, つぎのことが明らかになった。(1) 長期記憶の中に, 人生の大切な, 又は, 未解決の体験が豊かに保存されている。(2) 記憶の最新映像を「現在の自分の世界」として感じ, 解釈している。(3) 関心を集中して映像を甦らせつつ, それを相手に語り続けられる。(4) 自己の体験の映像と感情を表現し, それを客観的に見て解釈し直せる。(5) 自己と環境との関係を解釈し, 相手の言動を予測し, 自己の行動を決めることができる。また, 面接者による効果的な面接の態度・技法の内容が明らかになった。
著者
井上 拓也 伊藤 浩充 池添 冬芽 小林 紗織 傍島 崇史 市橋 則明
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.617-622, 2010-07-15

要旨:本研究の目的は,ブリッジ運動における足部の高さと頭部の位置が体幹・股関節伸展筋の筋活動に及ぼす影響について検討することである.対象は健常成人30名とした.脊柱起立筋胸椎部,脊柱起立筋腰椎部,大殿筋,大腿二頭筋の筋活動量,ならびにこれら主動筋間の筋活動比を算出した.ブリッジ運動は,頭部を挙上させない通常の場合と,頭部を挙上させて行う場合の2つの条件下で,足部の高さを床面から-20cm,0cm,20cmと変化させた.その結果,足部を高くすることで脊柱起立筋胸椎部・腰椎部の筋活動量は増加した.一方,足部を低くすることで大殿筋の筋活動量は増加し,脊柱起立筋腰椎部と大腿二頭筋に対する大殿筋の筋活動比はともに高まった.また,頭部を挙上させることで大殿筋の筋活動量は増加し,脊柱起立筋に対する大殿筋の筋活動比および脊柱起立筋胸椎部に対する腰椎部の筋活動比も高まった.本研究の結果から,ブリッジ運動において足部高を変化させ,あるいは頭部を挙上させることで,主動筋群内のより選択的なトレーニングが可能であることが示唆された.