出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1984, pp.76-79, 2019-03-25

業界トップが巻き返す──。こんな出来事が回転ずし業界で起きた。前年31位となった業界2位の「無添くら寿司」が127位に順位を下げた一方で、同1位の「スシロー」は前年174位から37位へと躍進した。
著者
田中 邦彦
出版者
日経BP
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.1055, pp.60-63, 2021-11-11

スマホ予約や無人受付など、様々なITを活用して回転ずし店を進化させてきた。システムを自社開発する方針を徹底し、IT人材をひき付け情報化を加速する好循環を構築。かつて独学でプログラミングを学んだ経験を生かし、新技術の使いこなしを自ら楽しむ姿勢を貫…
著者
立石 貴之
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.659-665, 2021-06-15

Point ●横隔膜の機能は構造上,胸郭の形状と脊柱アライメントに依存する ●脊柱のコントロールにおいて,横隔膜の最大の関与は腹腔内圧の発生である ●課題遂行時には呼吸を止めないように注意を払う
著者
萩原 早保 岩瀬 吉法 齋藤 裕子 中島 隆文 半田 真大 山田 浩希 中 徹
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.H4P3263, 2010

【目的】<BR> 重症心身障害児(者)の安全で合理的な呼吸援助は重要な課題である.その方法論の確立のためには,正常な胸郭の呼吸運動の実態把握が必要となる.今回,呼吸運動の実態を肋骨と横隔膜の動きの側面から明らかにすることを目的として,様々な姿勢における肋骨と横隔膜の動きについて,超音波診断装置を用いて調べたので,その結果を報告する.<BR><BR>【方法】<BR> 被験者は健常成人男性10人(身長170.0±5.41cm,体重62.1±5.38kg,年齢21.0±0.30歳)とした.仰臥位,座位,左下側臥位,右下側臥位,伏臥位の各姿勢にて,それぞれ安静および努力性呼吸を行い,肋骨と横隔膜の動きを同時に二台の超音波診断装置にて測定した.肋骨は右第2,3,7,8肋骨それぞれについて胸郭前部・側部・後部を,横隔膜は左右横隔膜について測定した.肋骨はリニアプローブにて胸郭上から,横隔膜はコンベックスプローブにて肋骨弓下から走査し,各々数回の呼吸の後に,吸気開始から5秒間測定した.<BR><BR>【説明と同意】<BR> 被験者には,測定の意義・内容について十分な説明を行い,同意を得た上で測定した.<BR><BR>【結果】<BR> 肋骨の動きは,胸郭前部では全ての姿勢において第2肋骨よりも第3肋骨の移動距離が長いが,胸郭側部では殆どの姿勢において第3肋骨よりも第2肋骨の移動距離が長い(努力性呼吸).胸郭側部の全姿勢および胸郭前部の殆どの姿勢において第8肋骨よりも第7肋骨の移動距離が長いが,胸郭後部では殆どの姿勢で第7肋骨より第8の移動距離が長い(努力性呼吸). 第7,8肋骨とも胸郭前面での移動距離は両側臥位が最も長く,仰臥位で最も短かった(努力性呼吸).第7肋骨の胸郭側面での肋骨移動距離は伏臥位・左下側臥位で長く,仰臥位で最も短い(努力性呼吸).安静呼吸では,第7肋骨の胸郭側部でのみ姿勢によって差があり,座位が最も長かった.<BR> 横隔膜の位置と動きは,両側臥位では横隔膜の収縮時・弛緩時の位置に左右差があり,下側の横隔膜が頭側に,上側の横隔膜が尾側に位置していた(安静・努力性呼吸とも).また,横隔膜の移動距離でみると,両側臥位においては上側に比べて下側の方が長かった(安静・努力性呼吸とも). しかし,仰臥位と座位では,横隔膜の収縮時・弛緩時の位置,移動距離ともに明確な左右差はなかった(安静・努力性呼吸とも).また,横隔膜の移動距離は仰臥位と側臥位において仰臥位と側臥位で良好であった(努力性呼吸).<BR>肋骨と横隔膜の移動距離の相関は,左下側臥位に多く見られ,右第2・3肋骨の胸郭後部および右第7・8肋骨の胸郭側部と右横隔膜の移動距離に正の相関がみられた(努力性呼吸).<BR><BR>【考察】<BR> 仰臥位における努力性呼吸での横隔膜の移動距離は50.5±14.9mmであり,Kantarciらの結果(2004)とほぼ一致している.測定方法の級内相関では,肋骨・横隔膜とも0.9レベルであり,今回の測定結果には妥当性と再現性があることを示している.<BR> 肋骨の動きの部位による差は,肋骨が背側部で関節を形成する弓状の形態であること,頭側では胸郭前部に鎖骨が位置し,尾側では胸郭前部・側部に腹筋群が位置していることによるものであると考えられる.姿勢による差は,接地面の変化により籠状の胸郭が代償的に応答して動くことによるものであると考えられる.<BR> 横隔膜の動きの姿勢による変化については,腹腔臓器,とりわけ横隔膜の右下に位置する肝臓の影響が考えられること,接地面の変化によって腹腔が代償的に応答して動くことによるものであると考えられる.<BR><BR>【理学療法学研究としての意義】<BR> 本測定結果は,「姿勢によって肋骨と横隔膜の動きは異なる様相を示す」ということを示唆したが,それらの臨床的意義は以下のようである.1.肋骨については,胸郭前部と胸郭側部では,呼吸援助の際の徒手操作の方向性に変化を与える必要がある.2.肋骨の動きは側臥位と伏臥位が比較的良好で,座位と仰臥位は前者と比べると動きは少ない.3.横隔膜については,横隔膜移動距離が良好な姿勢は両側臥位もしくは仰臥位であり,座位は前者と比べると少ない.4.肋骨と横隔膜の運動性を考慮すると,側臥位は呼吸にとってベターな姿勢である.5.左下側臥位では,右肋骨の動きから右横隔膜の動きが,腹部の動きから右肋骨の動きが推定出来る.これらは重症心身障害児(者)をはじめとする各種呼吸器疾患患者に対する,より安全で合理的な呼吸援助方法の実施にとって意義があると考える.
著者
川島 由希 大塚 もも子 金子 秀雄
出版者
九州理学療法士・作業療法士合同学会
雑誌
九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 第31回九州理学療法士・作業療法士合同学会 (ISSN:09152032)
巻号頁・発行日
pp.164, 2009 (Released:2009-12-01)

【目的】 急性期では肺合併症予防のため,腹臥位や側臥位への体位変換が行われている.しかし,その時の横隔膜運動の変化についてはあまりよく知られていない.MRIや超音波診断装置を用いた先行研究において側臥位や腹臥位の横隔膜運動の変化が示されているが,その報告は少なく,これらの体位を同時に比較した先行研究はない. そこで今回の研究では,健常な人において,安静呼吸での様々な姿勢の中での横隔膜運動について超音波画像を用いて把握することを目的とした.【方法】 健常な男子学生12名,平均年齢22.1±0.79歳,平均身長1.74±0.05m,平均体重63.8±7.4kgを対象とした.対象者には内容を十分に説明し,同意を得た. 安静呼吸時の横隔膜運動を測定に超音波診断装置(Bモード,3.5MHz),リニア式プローブ(8.0cm)を使用し,1)背臥位,2)左側臥位,3)腹臥位の3条件で行った.各条件において,一回換気量と呼吸数の測定にスパイロメータを使用した. 対象者はフェイスマスクを装着し,マット上に安楽な姿勢をとり,測定肢位の順番はランダムに決定した.プローブは右中腋窩線上に置き,モニター上にて横隔膜の境界が表出できるようプローブの位置や超音波診断装置のゲインを微調整した.その後,対象者が安静呼吸であることを確認し,超音波画像をビデオカメラに録画した.各測定は同一検者が行った.録画した超音波画像をパーソナルコンピュータに取り込み,動画ソフト上にて安静呼気終末,安静吸気終末における静止画像を抽出,解析し,横隔膜の頭尾方向の移動距離を1mm単位で測定した.3呼吸分の平均値を代表値とした. 各姿勢別に横隔膜の移動距離と一回換気量(TV),呼吸数(RR)を比較するために,Tukey法による多重比較を行った.有意水準は5%とし,それ未満を有意とした.【結果】 横隔膜の移動距離は背臥位,腹臥位に比べ,左側臥位では有意に小さかったが(p<0.05),背臥位と腹臥位ではほぼ同等であった.横隔膜の移動距離が最も大きかった姿勢を対象者別にみると,背臥位,腹臥位でそれぞれ6名であった.このときTV,RRに有意差はなかった.【考察】 左側臥位では横隔膜の移動距離が有意に小さくなった.側臥位での横隔膜運動は重力の影響により下側が大きくなる.そのため上側では静水圧が減少し,右横隔膜の移動距離が減少していたと考えられる.背臥位と腹臥位での横隔膜の移動距離はほぼ同等であり,MRIを用いて比較した先行研究と同じ結果となった.しかし,背臥位と腹臥位における横隔膜運動の変化は対象者によって異なり,個々の呼吸パターンに影響されていることが考えられる. 今回の研究により,健常男性における背臥位,腹臥位時の横隔膜運動の変化は対象者によって異なることから呼吸パターンの変化は個別に捉える必要があると思われた.
著者
オードリー オスラー 小玉 重夫 細川 英雄 福島 青史
出版者
言語文化教育研究学会:ALCE
雑誌
言語文化教育研究 (ISSN:21889600)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.2-32, 2019-12-31 (Released:2020-03-10)

本稿は,2019年3月10日に早稲田大学で開催された言語文化教育研究学会第5回年次大会シンポジウムの記録である。
著者
荒川 房江 秋山 ますみ 豊田 梓 高橋 恵美 阿瀬川 満枝
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会学術総会抄録集 (ISSN:18801749)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.172, 2005

〔はじめに〕<BR>当院では、整形外科で牽引手術台を使用する際バスタオルで前腕を巻き、離被架につり下げる方法で長時間上肢の固定を行っていたが、いくつかの問題点が生じていた。そのため問題点を改善する目的で手台を作成したが、痛みを訴える患者があった。その痛みの原因を腕の太さと手台のサイズの不一致と考え、数種類のプロトタイプを作成し有効性を検証した。<BR>〔研究方法〕<BR>1.対象:手術室看護師6名<BR>2.手台の作成:3種類(S/M/L)のソフラットシーネを約40cmのところで屈曲させ肘関節部に約10cm四方の穴を開け、周囲を綿包帯で覆い、離被架につり下げるようにした。<BR>3.手台の実施:対象者の肘関節部の太さを測定し、3種類の手台で1時間体位を保持し、10分毎に痛みのレベルを4段階で評価した。<BR>〔結果および考察〕<BR>Sサイズの場合は腕の太さにかかわらず全員が時間の経過とともにレベル1-3の痛みを訴えている。その原因として最も多かったのは圧迫による痛みでありそのことにより体位の維持が出来なかった。よって肘関節の周囲が22.0cm以上の人には不適切と考えられる。Mサイズの手台では、腕の太さが22.0cm-23.0cmの人はほとんど痛みがなく、体位固定に安定性が見られた。一方27.5cmの2名には圧迫によりレベル2の痛みの出現が見られたことから、22.0cm-23.0cmの人にはMサイズの手台が適切であったと考えられる。Lサイズの手台では22.0cm-23.0cmの人には手台が大きすぎることで腕の引き抜きやずれが起こり、レベル2-3の強い痛みが出現し、固定の安定性もなく術者の視野確保の意味でも不適切であったと考えられる。27.5cmの2名には痛みの出現がなく体位を保持できたことから手台が適切であったと考えられる。腕の太さと手台のサイズの関連性を考慮したことにより、個々のニーズに応じてより安全安楽を考えた体位固定の工夫が出来たと考えられる。<BR>〔終わりに〕<BR>今回の研究では、対象人数が少なく腕の太さにバラつきがなかったため、Sサイズが適切とされる腕の太さやM・Lサイズの境界線といった細かい基準を明らかにすることが出来なかった。今後さらに研究を進めることでスタッフ間での統一を図り、いかに効果的な固定方法でも長時間の同一体位は、患者にとって精神的なストレスになることも考慮し、より安全で安楽な体位固定が出来るよう検討していきたいと思う。
著者
松村 外志張
出版者
一般社団法人 日本臓器保存生物医学会
雑誌
Organ Biology (ISSN:13405152)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.94-112, 2021

<p>臓器移植などの医療目的や基礎研究ならび産業利用のための人体臓器, 組織, 細胞(以下ヒトモノ)の重要性は急速に高まり, かつ実験技術の飛躍的な進歩はヒトモノが有する生命性を拡大し新たな問題を生み出している. わが国においても, 臓器移植法の改正等, 部分的な取組みはなされてはいるものの, 全体としてみるとき, 自給体制の整備が遅れ, 移植治療の機会の逸失や研究資源を海外からの恵与に依存する状態が続いている. このことがヒトモノという概念を顧慮する機会を逸し, 社会的な整備の遅れを招いていると考えられる. 筆者はこれまでヒトの培養細胞を用いて基礎研究や産業応用を行って来た中で, 出発素材となるヒトの臓器·組織の供給面の検討なくして研究開発は完結しないとの強い信念を抱いてきた. 本稿では, ヒトモノとは何か, そして社会の中でのヒトモノの位置付けを論じた上で, ヒトモノにまつわる問題の解決を目指して, 法規の背景をなす倫理原則をあらためて検討した. 過去の非倫理的な人体実験に対する反省に端を発し, その結晶ともいえるベルモント報告書の倫理原則3ヶ条, すなわちヒトへの敬意原則, 仁恵原則, 正義の原則を尊重することを基本とする. ここで新たに, 敬意原則に「ヒトモノへの敬意」を含め, 正義原則に「ヒトモノの取扱い目的による差別をしない」ことを含める. さらに, ヒトモノを生物多様性に関する国際条約の対象として保護ならびに監視することを第4原則に, そしてヒトモノに対する所有権を認めず, 社会的な求めに応じて加えた加工による付加価値を除き, 授受に利益を付加しない無償性原則を第5原則として付け加えた. これら5ケ条の倫理原則を担保するためには, 必ずしも新たな法規の制定を必要としない部分もあると考えられるが, 制定が不可避な部分もあると考えヒトモノ基本法私案として, いくつかの考えられる方策とともに提案した. ヒトモノ基本法の制定は, わが国におけるヒトモノ取扱いの先進性を世界に宣言し, 今後時間を掛けて現行法規の調整を順次進めることによって, 国内問題を解決に導くとともに, 国際的な協力の輪に入る機会につながるものと期待する.</p>
著者
吉永 真訓 正木 征樹 土肥野 利幸
出版者
横浜植物防疫所
雑誌
植物防疫所調査研究報告 (ISSN:03870707)
巻号頁・発行日
no.45, pp.41-47, 2009-03

ミカンコミバエBactrocera dorsalis卵をサイズ又は品種の異なるマンゴウ生果実に寄生させて蒸熱処理を行い、サイズ又は品種の違いが殺虫効果に及ぼす影響について調査した。1) 殺虫効果に及ぼすサイズの影響を調べるため、カラバオ種マンゴウのS、M、Lサイズにミカンコミバエの卵を寄生させ、果実中心温度が44.0、45.0、45.5、46.0、46.5、47.0℃になるまで蒸熱処理(庫内温度49.0℃、相対湿度95%設定)し、殺虫率をサイズ間で比較した。その結果、各目標温度に達した時点での殺虫率はサイズによって異なり、大きいサイズの果実ほど殺虫率は高くなることが示された。大きい果実ほど中心部の温度上昇は緩やかで、その分だけ高温にさらされる時間が長くなることから、このことが原因したものと考えられた。2) 次に、殺虫効果に及ぼす品種の影響を調べるため、2品種マンゴウ(ケンジントン種、トミーアトキンス種)にミカンコミバエ卵を寄生させ、前述の条件で蒸熱処理して、得られた殺虫率を品種間で比較した。処理に際しては品種間でサイズに差が出ないように配慮した。プロビット解析の結果、トミーアトキンス種に寄生させた卵が有意に殺虫されやすいことが示され(LT90、LT95)、品種の違いが殺虫率に影響していることが明らかとなった。ただ100%殺虫が得られた処理条件はいずれの品種でも46.5℃以上と変わらず、完全殺虫条件に近い厳しい処理条件下では品種の違いの影響は少なくなるものと考えられた。なお、2品種間で果実の温度上昇速度はほとんど違わず、殺虫効果を左右する要因として、温度上昇速度以外の要因が品種間で存在する可能性が示唆された。
著者
川島 正典 野々村 文就
出版者
JAPAN TECHNICAL ASSOCIATION OF THE PULP AND PAPER INDUSTRY
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.66, no.4, pp.343-346, 2012

今回の取り組みは,当社が得意とする微塗工紙のなかでも最軽量に位置づけされる,坪量が45g/m<SUP>2</SUP>以下の超軽量微塗工紙の分野で,北米市場へ参入する検討を進めてきた。<BR>販売先は品質の要求基準が最も厳しいとされる米国大手出版社を念頭に置き,そこでの販売実績が,他の出版社や印刷社へのアピールになることを想定した。<BR>検討の過程で,白紙紙質では国内向けと比べて非常に不透明度が高く,逆に白色度が低い用紙が好まれる点,また印刷面では品質よりも印刷作業性を最重要視する点が,この市場における特徴的なポイントと考えられた。またこれまで指標として想定していなかった白紙面感に関しても,品質の基準があることがわかり,基準レベルの達成に向けて取り組んだ。<BR>市場調査の結果から,一般的な超軽量微塗工紙の原紙には機械パルプを高配合し,塗工層に高アスペクト比顔料をベースに高価なプラスチックピグメントや二酸化チタンが配合されていることがわかったが,当社では各種検討の結果,古紙高配合,ショートドゥエル方式,高価顔料の無配合,HSNC(ホットソフトニップカレンダー),日本式のカスタムメードなアプローチ等により,製品の製造処方を確立し,2007年より米国大手出版社への販売を開始した(しかし,現在は諸事情により販売休止中)。本報告では,これまでの取り組みについて概要を報告する。

1 0 0 0 原村誌

著者
原村 編
出版者
原村
巻号頁・発行日
vol.上巻, 1985
著者
光岡 知足
出版者
公益財団法人 日本ビフィズス菌センター
雑誌
腸内細菌学雑誌 = Journal of intestinal microbiology (ISSN:13430882)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.211-222, 2012-10-01
参考文献数
36

私は,生まれつき内気で.小学校では,絵・ポスター・書の制作,昆虫標本・模型の製作に熱中した.成蹊高校尋常科に入学し,よき師友に出会い,草川信先生により「クラッシック音楽」に開眼,中村草田男先生から「純粋に生きる尊さ」を教わり,これが,私の終生の信条となった.終戦とともに授業が再開され,植物学の前川文夫先生の講義に深い感銘を受けた.高等科に進学した頃,人生に悩んだが,その時,私の心を支えてくれたのは河合栄治郎著『学生に与う』と矢内原忠雄先生の言葉であった.東大に入学し,再びよき師友にめぐり合うことができ,研究者となることを決意した.大学院で,越智勇一先生の指導を受けたことが,私の人生を決定づけた.BL培地を開発し,成人の腸内にビフィズス菌が優勢菌として検出されることを発見,これが今日までの研究の基礎となった.1964年から2年間のベルリン留学により海外のよき研究者と知己を得,その後の研究に計り知れない恩恵を受けた.帰国後,多菌株接種装置および腸内フローラの包括的検索法を開発,腸内フローラの生態学的法則を明らかにし,"腸内細菌学"を開拓し,次いで発酵乳・オリゴ糖の効用を発見し,"バイオジェニックス"を提唱した.創造には,「直観」が重要である.直観は,純粋な心で,強靭な忍耐力をもって真理を探求する過程で突如として現れる.研究者は,清廉潔白に徹せねばならない.私は『創造の成果は,純粋な心で,努力を重ねた結果,授けられるものである』と確信している.<br>
著者
長江 剛志 赤松 隆 清水 廉 符 皓然
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.76, no.3, pp.264-281, 2020 (Released:2020-09-20)
参考文献数
19
被引用文献数
1

本研究は,経路と出発時刻を同時に選択する動的利用者均衡配分 (DUE-SDR: dynamic user equilibrium with simultaneous departure time and route choice)モデルの解法を開発する.具体的には,まず,一起点多終点もしくは多起点一終点の一般ネットワークを対象とし,待ち行列の物理的長さを捨象したpoint-queueモデルを用いて渋滞を表現する枠組を示す.この枠組の下で,DUE-SDRモデルを混合線形相補性問題として定式化する.次に,こうして定式化された問題が,適当な離散時点の枠組下で等価な二次計画問題に帰着することを明らかにし,これをFrank-Wolfe法を用いて解くアルゴリズムを開発する.最後に,提案解法をSioux-Fallsネットワークに適用し,未知変数が数万個に及ぶ問題に対しても,実用的な時間内に均衡解が求められることを示す.
著者
萩原 英貴 柴田 智史 赤阪 有一 古川 淳
出版者
日本イオン交換学会
雑誌
日本イオン交換学会誌 (ISSN:0915860X)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.47-52, 2016

<p>古河電池は鉛蓄電池の負極板に非対称キャパシタを組み合わせた"UltraBattery"を開発した。UltraBatteryは優れた充電受入性とPSOC条件下での高い耐久性を兼ね備えており, アイドリングストップ車に適した電池と言える。2013年4月に日本のアフターマーケット向けに液式UltraBatteryの販売を開始した。2013年11月からホンダ オデッセイ アブソルート, 2015年4月からホンダ ステップワゴンに採用されている。本報ではUltraBatteryの特徴を紹介する。 </p>