著者
柴田 顕男 久保 徹 秦 努
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.45, pp.311-312, 1992-09-28
被引用文献数
1

我々はこれまでマルチメディア文書交換形式(ODA)の処理系の研究開発を行なって来た。その一環として、ODA実装規約AE.1136準拠のPDAの処理系を既存のDTPシステムとのコンバータ方式により試作し、その実装および評価について先に報告した。今回、その際に課題として残った点に対応した実用的なODAコンバータの実現を目指し、その実現目標となる機能仕様について検討を行なった。処理対象はODA実装規約AE.1126準拠のODA文書とした。本稿では、検討したODAコンバータの機能仕様について述べる。
著者
桜井 準也
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.79-97, 1987-05

論文I はじめにII 港区麻布台一丁目郵政省飯倉分館構内遺跡出土の動物遺存体 一 麻布台一丁目郵政省飯倉分館構内遺跡 二 出土した動物遺存体の内容III 遺跡出土の動物遺存体からみた大名屋敷における食生活 一 大名屋敷の居住者 二 出土した動物遺存体の性格 三 食物嗜好の変化 四 出土した動物遺存体と贈答品IV 食事の献立からみた大名と下級武士の食生活 一 大名の日常食 二 下級武士の日常食 三 栄養状態からみた大名と下級武士V まとめNumerous faunal remains have been excavated from many modern age sites in Tokyo With the increased excavation activity, several aspects of dietary patterns in the Edo era have been identified At the Azabudai site in Minato-ku, Tokyo, many fish bones and shells have been excavated from refuse pits These are the remains of food consumed by residents of the site, on which had stood the official residences of two daimyo, the Uesugi and Inaba, in the Edo era. The remains are of two main types one is exemplified by red sea-bream bones and abalone shells, traditionally exchanged as gifts among the daimyo and other members of the upper classes, the other is mainly sardine bones and corbicula shells, which were widely consumed among the inhabitants of Edo. This shows that the residents of the site represented all social classes, from daimyo to servant. Servants were chosen from among farmers and city people to provide domestic services. The backbones of tuna at the site were excavated only from pits dating form the latter half of the eighteenth century Historical sources from the Edo era suggest that tuna was note a major seafood before the middle of the eighteenth century. However, wth the development of fishing technology and the expansion of the city population in the latter half of the eighteenth century, tuna became an important source of protein among the inhabitants of the city. This coincidence of archaeological and historical evidence is a good example of how one can reconstruct cultural history with the co-operation of archaeology and history
著者
斉藤 春夫 三浦 周 小原 徳昭 岡本 英二 山本 伸一 森川 栄久 小園 晋一 若菜 弘充
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.84, no.4, pp.731-740, 2001-04-01

通信放送技術衛星(COMETS)は, 平成10年2月21日に打ち上げられたが, H-IIロケット第2段エンジンの故障により静止トランスファー軌道への投入に失敗した.その後, アポジエンジンによる7回の軌道変更により, 遠地点高度17,711km, 近地点高度473kmの2日9周回の準回帰軌道にのせることに成功し, 1日当り最長90分間の通信実験が行えることになった.平成10年8月末から通信・放送実験が開始され, 平成11年1月に定常運用段階を終了し, 2月からは後期利用段階に移行した.しかし, 残念ながら平成11年8月6日に, 予定された運用期間のほぼ半分でCOMETSの運用は終了した.本論文では, 軌道変更直後に衛星のテレメトリのみを用いて実施された軌道上における移動体衛星通信用機器(MCE)の初期機能確認試験と, その後, 地球局から実際に通波して行われた軌道上機能評価実験の結果ついて述べる.周回化により懸念されていた放射線の影響による特性の劣化はごく一部に限られ, ほとんどのMCE機器が軌道上においてもほぼ良好に機能していることが判明した.
著者
杉本 知之 下川 敏雄 後藤 昌司
出版者
日本計算機統計学会
雑誌
計算機統計学 (ISSN:09148930)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.123-164, 2007-02-28
被引用文献数
7

本稿では,樹木構造接近法とその発展の主要な流れを総合的に省察する.CARTの方法論は諸種の樹木構造接近法の理解と発展において避けることのできない基礎をなしている.MARS法はCART法の連続型への有意義な拡張である.最近の発展において,アンサンブル学習法と融合し組み立てられた接近法は,より強い予測性能をもち,より魅力的な変数重要度の結果を与える.ここでは,広範な応用への示唆を提供するために,これらの諸種の方法における適用例と簡単なシミュレーション結果を与える.最後に,各方法の特微を要約し,今後において関心のある研究を与える.
著者
藤原 宣夫 西廣 淳 佐藤 寿一 井本 郁子
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.215-218, 2001-08
被引用文献数
2

ポーラスコンクリートを用いた河川護岸上に植生を成立・維持させる上で配慮すべき点を明らかにするために, 施工後2〜4年が経過したポーラスコンクリート河川護岸15箇所において, 成立している植生を調査し, 工法や護岸場所の条件などの影響を検討した。その結果, 頻繁に冠水する低水護岸では, ポーラスコンクリートの表面が平滑な場合には植物は生育していなかったが, 表面に凹凸構造があり土砂が堆積しやすい形状の場合には植物の生育が認められた。またほとんど冠水しない高水護岸では, 播種や張芝などの緑化工が施された場合のみ, 植生の成立が認められた。ポーラスコンクリート河川護岸に植生を成立させるためには, 対象箇所の冠水頻度に配慮して, 適切な形状の基盤, 緑化工法を選択する必要があることが示された。
著者
伊藤 毅
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文報告集 (ISSN:09108017)
巻号頁・発行日
no.380, pp.p125-134, 1987-10

Tenma Honganji Jinaimachi was consisted of Honganji Temple (the Gobo) and its town. Hongariji Temple was considered to be located on the eastern part of the Jinaimachi, and the circumference around the Jinaimachi was not permitted to be fortified by Hideyoshi. Such a construction cannot be regarded as the regular style of Honganji and it symbolically shows the change in quality of Honganji Jinaimachi under the severe control of Hideyoshi. Honganji Jinaimachi was in turn compelled to remove to Kyoto in 1591. After the removal, Tenma district didnot go to ruin, but continued as the town. Tenma-kumi (one of the regional community of Osaka in the Edo era) came into being laying the foundation of Tenma Houganji Jinaimachi.
著者
小林 丈芳 跡部 紘三 松川 徳雄 福岡 登
出版者
日本理科教育学会
雑誌
理科教育学研究 (ISSN:13452614)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.21-30, 2001-03-31

原子力・放射線教育の在り方を考えていくために,地域の生活環境が青少年の原子力等の知識やイメージにどのような影響をもたらすかを明らかにする目的で,徳島県と原子力発電所のある福井県敦賀市の中学生・高校生を対象に「エネルギー・原子力等に関するアンケート調査」を行なった。その結果,彼らの原子力・放射能・放射線に対する知識やイメージ等に関して次の点が明らかになった。現代社会において,徳島県の生徒は「火力」,敦賀市の生徒は「原子力」を最も重要なエネルギー資源と考えているのに対し,21世紀の社会では両地域の生徒共に「太陽熱・太陽光」を重要であると考えている。(2)同地域の生徒の多数が原子力・放射能・放射線についての知識をマスメディアから得ている。徳島県の生徒は「中学校」,敦賀市の生徒は「博物館・展示会」「家庭」から得たと回答した割合が高い。(3)原子力・放射能・放射線の知識に関して,徳島県の生徒は「原子爆弾」,敦賀市の生徒は「原子力関連施設」や「核燃料」に関連した用語や知識の回答が多い。また,敦賀市の生徒は,原子力等に対して「危険」とイメージする傾向にある。(4)エネルギー資源として女子は「太陽熱・太陽光」を重要であると考えている。また,原子力等の知識やイメージにおいて,男子は「危険」,女子は「原子爆弾」「有害」「恐い」「レントゲン」などを回答する傾向にある。これらの要因として,男女の知識量や感性の違い,胎児への悪影響に対する意識の違いなど教科教育以外の要因が考えられる。(5)(2)(3)より,知識の習得に関して,徳島県の生徒は中学校における平和学習,敦賀市の生徒は自治体や企業による啓発活動の影響を強く受けているものと考えられる。
著者
有田 豊 木村 正明 大和田 守
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.60, no.3, pp.189-192, 2009-09-30

チュラスカシバ(新称)Paradoxecia chura Arita,Kimura&Owada,sp.nov.本部半島乙羽岳で9月に性フェロモン・ルアーに誘引された雄1頭が採集されている.腹部2-7節の各節に幅広い黄帯があることで,同属の種と区別できる.Paradoxeciaは亜熱帯アジアから12種が知られているが,日本からは今まで記録がなかった.クロスカシバ(新称)Nokona nigra Arita,Kimura&Owada,sp.nov.腹部が黒く,黄帯を欠いているので,同属の種とは容易に区別できる.沖縄島ヤンバル地域で6月と9月に採集されている.
著者
放地 宏佳 三好 健文 入江 英嗣 吉永 努
雑誌
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.11, pp.1-8, 2011-11-17

スマートフォンや情報家電といったネットワーク接続可能なデバイスにより実世界の多種多様な場面で情報処理を活用できるようになった.それに伴って,多種多様な用途を対象としたアプリケーションが求められるようになっている.そこで,多様化するアプリケーションをユーザ自身が開発できるよう,プログラミングに慣れていないユーザであっても,自らのアプリケーションへの要求を自らで満たすことが可能なマッシュアップフレームワーク IDUMO を提案する.IDUMO フレームワークでは,マッシュアップに必要不可欠な機能である,(1) 統一的な入出力インタフェースの定義,(2) プログラム実行モデルの差異の吸収,(3) 容易な開発方法,を提供する.本論文では,IDUMO フレームワークの設計について述べ,アプリケーション開発のケーススタディにより有用性を示す.As smartphones and information appliances are widely used, we can employ information processing in all areas of day-to-day lives. Based on this, various applications are required for each of our activities. In order to make users to develop such required applications easily, a mashup framework IDUMO is proposed. IDUMO framework provides three features to support mashup; 1)unified interfaces for input/output data, 2)adaptability for various program execution models 3)friendly implementation method. In this paper, the design of IDUMO framework is described and the availability is shown by several case studies to implement application with the framework.
著者
岸田 和明
出版者
日本図書館情報学会
雑誌
日本図書館情報学会誌 (ISSN:13448668)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.17-28, 2001-08-31
被引用文献数
1

本稿の目的は, 索引作成支援システムを応用目的とした文献の自動分類あるいは自動索引作成のための統計的手法についての諸研究の整理を試み, その全体像を明らかにするとともに, 個々の手法の特徴を論じることにある。まず, 図書館情報学およびそれに関連した情報検索分野における自動分類法と自動索引法の概要を論じる。そして, 自動分類法と自動索引法とが方法論的には密接に関連していることを確認した上で, それらの方法の大部分が, 標題や抄録中に含まれる語と分類信号(またはディスクリプタ)との関連度を, その語の文献中の重みを加味して加算した計算式に帰着することを示す。そして, その関連度の計算方法および重みの計算方法の設定の違いという観点から, 各手法の体系的な整理を試みる。