著者
Toshiya Yoshida Tetsuya Takemi
出版者
Meteorological Society of Japan
雑誌
SOLA (ISSN:13496476)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.174-178, 2018 (Released:2018-11-18)
参考文献数
17
被引用文献数
9

Effects of obstacle-height variability on mixing length and dispersive stress are investigated by conducting large-eddy simulations of airflows over arrays of roughness obstacles with variable height. We evaluate differences among three simulations of flows over obstacles with no, moderate, and high obstacle-height variability. Within the canopies, effective mixing length shows one local maximum and minimum in the simulation with no obstacle-height variability but two maxima and minima in the simulations with obstacle-height variability. The number of the local maxima and minima corresponds to that of the shear layers seen at the heights of obstacle tops. Enhanced dispersive stress appears within the canopy between the heights of the lower- and higher-obstacle tops in the simulations with obstacle-height variability. Particularly in the simulations with high obstacle-height variability, the magnitude of dispersive stress becomes comparable to that of the Reynolds stress at the height of the lower-obstacle top. These results suggest that actual urban areas with high building-height variability should significantly affect properties of mixing length and dispersive stress.
著者
山田 実
出版者
日本転倒予防学会
雑誌
日本転倒予防学会誌 (ISSN:21885702)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.5-9, 2014-06-10 (Released:2015-05-13)
参考文献数
22
被引用文献数
1

4 人に1 人が高齢者,その高齢者の5 人に1 人が要介護認定者という時代になってきた。このような高齢者の虚弱形成の要因の一つに転倒が挙げられる。転倒には要介護に直結するような重篤な外傷を伴うものと,そうでないものがある。転倒のほとんどは後者のものであるが,転倒を機に活動量が減少し虚弱を加速させることが知られている。高齢者の1 年間の転倒発生率は約30 %といわれており,その主たる要因の一つに筋機能の低下(≒サルコペニア)が挙げられている。サルコペニアになることによって,実に2 ~ 3 倍程度転倒発生率が高まることも分かっている。このサルコペニアの有症率は地域在住高齢者の20 %程度であり,当然のことながら加齢とともにその割合は増加することになる。サルコペニアは筋代謝異常と捉えることも可能であり,加齢に伴って骨格筋の同化作用が減弱し,異化作用が亢進する。そのため,サルコペニア対策としては,同化作用を促進させ,異化作用を抑制させることが重要となる。運動には骨格筋の同化作用を促進させ,異化作用を抑制するような効果があり,栄養は運動の役割をサポートするような機能がある。そのため,高齢者に対しては積極的な運動と十分な栄養補給を推奨しながら,サルコペニアや転倒を予防していく必要がある。
著者
沢 恒雄
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2008年秋季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.19, 2008 (Released:2009-01-07)

21世紀は、人類の存亡を賭けたトリレンマの緩解を前提とする。その政策は、人類・生物温存と言語・文化温存の2大モデルを具現化した社会システムの実現による。GMAISは、2大モデルの実現を可能にする思想・科学技術的な先人の遺産を背景にした情報システムである。今回の発表は、安心・安全をキーワードとする社会システムとして哲学的、社会的、科学技術的な先人の遺産を有効に活用しあるべき姿としてのデペンダビリティを織り込んだ情報システム(GMAIS)を考察した。

8 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1920年12月29日, 1920-12-29

8 0 0 0 OA 文献等

出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理学評論 Ser. A (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.73, no.4, pp.327-330,391_7, 2000-04-01 (Released:2008-12-25)
著者
成瀬 宇平 角田 文 加藤 真理 秋田 正治 村松 啓義
出版者
鎌倉女子大学
雑誌
鎌倉女子大学紀要 (ISSN:09199780)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.141-145, 2003-03-31

京料理の手法を参考に昆布だし汁のグルタミン酸量とだしの調製条件との関連について検討し,さらに昆布だしにかつお節を加えた「一番だし」の香気成分についてガスクロマトグラフィーマススペクトロメトリー(GC-MS)を用いて検討し,次の結果を得た。1)だし汁を調製する水の温度は60℃,昆布の浸漬時間が60分間のだし汁のグルタミン酸量は他の条件に比べて多かったため,京料理のだしを調製する方法は本実験と一致した。2)京料理では昆布に利尻昆布を使用するのは,濃度の薄いだしをとるためと考えられる。3)一番だしの主な香気成分はかつお節由来の成分であった。
著者
斉藤 裕美
出版者
一宮女子短期大学
雑誌
一宮女子短期大学紀要 (ISSN:1349936X)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.277-281, 2006-12

糖尿病の食事療法においては、摂取エネルギーのコントロールが重要である。そこで厚生労働省許可特別用途食品の病者用食品である低カロリー甘味料「パルスイート・カロリーゼロ」を砂糖の代替品として使用し40kcal以下の低カロリーのデザートを2種類考案した。それを開業医で行われた糖尿病教室において実際に患者に提供するとともに間食の摂り方の工夫について講義した。参加した患者にアンケート調査の結果では、約9割が「とても美味しかった」、また全員が「とても勉強になった」「参考になった」と回答した。患者が上手に糖尿病と付き合っていけるよう、制限だけの食事療法ではなく摂取エネルギー範囲内で可能な限り工夫し、食べる楽しみを持ち続けられるような食事療法を提案していきたい。
著者
君塚 正臣
出版者
東海大学
雑誌
東海大学文明研究所紀要 (ISSN:02850818)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.55-78, 1996