著者
スィーワッタナクン キッティポン 浅井 さとみ 平山 晃大 重松 秀明 新井田 牧子 川上 智子 反町 隆俊 松前 光紀
出版者
特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会
雑誌
脳血管内治療 (ISSN:24239119)
巻号頁・発行日
pp.sr.2020-1000, (Released:2020-05-15)
参考文献数
11

新型コロナウイルス感染症が社会および医療システムに大きな問題を起こしているが,機械的血栓回収術のような緊急度が非常に高い治療は提供し続ける必要がある.しかし一方で,コロナウイルス感染症は院内感染を来しやすいため,その予防にも努めなければならない.本稿ではCOVID-19 疑い例に対する緊急血管内治療における患者スクリーニングや評価,感染予防・環境汚染対策のための当院のプロトコールを紹介する.
著者
姜 英男 豊田 博紀
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.7, pp.483-489, 2017-06-20 (Released:2018-06-20)
参考文献数
45

生命活動を維持するための摂食行動は,視床下部による制御を受けることが知られている.しかしながら,美味の認知によりもたらされる情動的な摂食行動を引き起こす高次脳機能メカニズムは諸説あり,なかでも山本らによる報酬回路活性説が有力視されてきたが,いまだその全貌は確立されてはいない.本稿では,「甘味」や「うま味」といった味覚によりもたらされる情動的な摂食行動を引き起こす脳活動において,島皮質味覚野と胃腸自律領野神経細胞間で生じる神経ネットワーク活動が中心的役割を果たしている可能性を紹介する.

1 0 0 0 OA Small dense LDL

著者
木庭 新治
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.444-451, 2011 (Released:2012-10-03)
参考文献数
31
著者
田中 啓規 寺岡 睦 佐伯 昌彦
出版者
日本作業療法士協会
巻号頁・発行日
pp.436-444, 2016-08-15

要旨:作業に根ざした実践2.0(Occupation-Based Practice 2.0;以下,OBP 2.0)は,クライエントの作業機能障害の種類を評価し改善しつつ,クライエントを取り巻く環境で生じる信念対立に対処していく方法論である.本報告では,子育てに困難さを抱える脳性麻痺のあるクライエントの母親に対して,OBP 2.0を用いた評価と介入を実施し,発達領域の作業療法におけるOBP 2.0の臨床有用可能性を考察した.その結果,子育てに重要な役割を持っていた母親に対する作業機能障害の種類と信念対立への評価と介入が,適応的な子育ての形成に有用であった.脳性麻痺のあるクライエントの母親に対してOBP 2.0を用いた評価と介入を実施し,良好な結果を得たので報告する.
著者
神谷 秀博
雑誌
Molecular electronics and bioelectronics
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.191-194, 2006-08-22
参考文献数
5
著者
三宅 えり
出版者
佛教大学国語国文学会
雑誌
京都語文 (ISSN:13424254)
巻号頁・発行日
no.23, pp.88-102, 2016-11-26

春の花が咲き乱れる美しさや、紅葉の美しさを「錦」にたとえることは、古く『万葉集』や『懐風藻』の詩歌にもみられ、『古今集』や『文華秀麗集』等、平安朝の詩歌にも受け継がれている定型的な比喩である。『源氏物語』には、自然の美しさを「錦」にたとえる表現もみられるが、宴に集った錦を纏う人々の様子を自然の美景にたとえる表現もみられる。「澪標」、「若菜下」の住吉社頭での宴の場面、「初音」の六条院での男踏歌の場面、そして「胡蝶」における六条院での船楽の場面である。これらの場面は光源氏が権力を掌握していることを示す重要な場面である。光源氏の周囲に集う人々を自然の美景にたとえることは光源氏に天の造化と同等のものを生み出す力があることを示すのだろう。また、「錦」にたとえられる明石上の存在についても考察する。
著者
上野 将義 南保 英孝 木村 春彦 上田 芳弘
出版者
科学・技術研究会
雑誌
科学・技術研究 (ISSN:21864942)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.53-58, 2016 (Released:2016-07-07)
被引用文献数
1

カメラの発達により、色々な場面での撮影が可能となった。さらにカメラの解像度も高くなったため、カメラで撮影した情景内の文字を認識することも可能となった。我々の周囲には数多くの文字が存在しており、それらは有益な情報をもたらしている。よって、もし情景内の文字情報を自動的に認識することが可能となれば、様々なシステムにおいて役に立つと考えられる。しかし、文字認識のためには文字列の位置を特定する必要があり、困難を伴う。本論文では、連結成分抽出法とCSERを用いて、背景を分離し文字候補を抽出する。さらに、文字候補を絞り込むためにOCRスコアとヒストグラムを用いた。また、OCRスコアを用いることで、既存研究では不可能であった1文字からなる文字領域を抽出することが可能となった。そして、提案手法を用いた実験では、抽出精度74.6 %という結果が得られた。
著者
遠藤 伶 河合 吉彦 住吉 英樹 佐野 雅規
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 映像情報メディア学会2016年年次大会講演予稿集 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
pp.22B-4, 2016 (Released:2020-01-23)
参考文献数
2

An image retrieval system based on name of person/place which reflected in news video images is required to utilize archived videos. One of the techniques to realize the system is a scene text recognition technique which can recognize a text written on signs and name tags. We propose a robust method of detecting multi-oriented scene text candidate by using a rotated-aspect ratio feature. Moreover, we define a rotated bounding box descriptor to fast find the rotated-aspect ratio.
出版者
近江人協会
巻号頁・発行日
vol.刈穂の巻, 1935