著者
野島伸一
出版者
富士通
雑誌
Fujitsu
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, 1998-01
著者
川上 梅
出版者
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
雑誌
繊維製品消費科学 (ISSN:00372072)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.298-308, 2016-04-25 (Released:2016-04-25)
参考文献数
19

男女高校生を対象として自己意識,化粧意識,化粧行動に関するアンケート調査を行い,自己意識と共に化粧行動が内面化して化粧意識に影響を及ぼすとの仮説を立て,因子分析及び重回帰分析により検討した結果,男女共に自己受容が高くなる程,「変容」「印象操作」などの高揚感を期待する化粧意識が強くなるという結果が得られた.また,男子では低充実感,女子では非自己実現的態度や否定的家族感情などの否定的評価が高くなる程,「必需品」としての化粧意識が強くなった.男子では,上記の両者が同一因子「変容・必需品」として抽出されたが,女子では「印象操作」と「必需品」は別の因子として抽出された.そして,化粧意識には,男子では化粧行動よりも自己意識のほうが,女子では自己意識よりも化粧行動のほうが大きく影響するという結果が得られた.
著者
大竹 二雄
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1996

1993年12月27日に,種子島海岸で採集されたシラスウナギの5個体の耳石について,SIMS(二次イオン質量分析法)を用いた酸素同位体比(^<18>O/^<16>O)の微小局所領域測定を試みた。測定にはCAMECA社製IMS-6f型(東京大学理学系大学院地球惑星物理学研究室所属)を用いた。分析条件はPrimary beam:CS+,10kV,Primary beam size:〜25μmφ,Primary beam intensity:〜8x10-11A,Secondary HV:-9.5kV(Normal-incidence Electron Gun(-9.5kV)を用いる),測定時間:-10min/analysisとし,試料には金蒸着を施した。また標準試料としてCaCO_3 stdを用いた。耳石は研磨して中心面を表出させ,1μmダイヤモンドペーストを用いて鏡面を作成し分析試料とした。2個体の耳石について分析値の再現性を検討し,3個体については中心から縁辺に至る耳石中心面状の3〜4点について分析し,生息水温が既知の部位の分析値と生息水温を対応させることにより水温-酸素同位体比の関係を求め,耳石中心の水温(産卵水温)の推定を試みた。標準試料を用いた分析における再現性は,連続分析においては2∂が±1.5‰の範囲に収まり,非常に良好であった。耳石試料では,±4‰であったが技術的に再現性を向上させることは十分可能であると考えられた。本年度の分析値は測定精度の点から不十分な結果しか得られず,水温-酸素同位体比の関係を具体的に求めることはできなかった。しかし耳石中心と縁辺部の酸素同位体比の差は極めて小さいことが分かった。縁辺部にあたる水温は約20℃であったことから産卵水温もこれに近いものと推測される。今後,さらに測定法の検討を行い精度の高い分析を行う必要がある。
著者
片田 敏孝 児玉 真 桑沢 敬行 越村 俊一
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.789, pp.789_93-789_104, 2005 (Released:2006-04-07)
参考文献数
17
被引用文献数
15 17

2003年5月の宮城県沖の地震では, 三陸沿岸各地で震度4~6弱が観測され, 津波襲来が直ちに懸念された. しかし, 地震後に著者らが宮城県気仙沼市の住民を対象に実施した調査によると, 津波を意識して避難した住民は, 全体のわずか1.7%であった. このように避難率が低調となった要因を把握するため, 住民の避難行動とその意識的背景を分析した結果, 避難の意思決定を避難情報や津波警報に過度に依存する姿勢や, 正常化の偏見による危険性の楽観視, 過去の津波経験による津波イメージの固定化といった住民意識の問題点が明らかとなった. 本稿では, これらの問題点を解決するための津波防災教育として, 固定化された津波災害のイメージを打破すること, また, 情報に対する過度な依存心を改善することの必要性など, 今後の津波防災のあり方を提言した.
著者
勝谷 紀子
出版者
一般社団法人 日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.305-314, 2019-02-28 (Released:2020-03-10)
参考文献数
19
被引用文献数
2

難聴者が日常生活において経験する難聴に関わるストレスを知り、自分なりにうまく対処するためのプログラムを作成した。難聴者25名へのインタビューの内容をもとにワークショップのための教材をつくり、それを用いて難聴者を対象にしたワークショップを行った。ワークショップのねらいは「自らの聞こえにまつわるストレスを理解して対処する」ことであり、11名の難聴者が参加した。ワークショップは2時間であった。ワークショップ後に参加者を対象に事前調査、事後調査と追跡調査を行い、ワークショップへの評価などを尋ねた。これらの結果を踏まえて、難聴者を対象にしたストレス理解、ストレス対処のためのワークショップのあり方について考察した。
著者
中村 菜穂
出版者
大東文化大学
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2015

<研究目的>本研究は、文学テキストおよび視覚資料を用いたペルシア語教授法の研究を目的として行われた。特に大学の語学教育が置かれた現状に鑑み、学習者の意欲向上および教育内容の充実化を図ることを目的とした。<研究方法>上述の目的のため、本研究はペルシア語によって構築されたイランの文化に着目し、文学テキストや視覚資料を語学教育に活用するための調査研究を行った。第一に、既存のペルシア語教材および語学関連書籍を国内外で収集し、比較分析を行った。それらの分析をもとに、教材サンプルの作成、および文学・文化を中心とするペルシア語教授法の開発に取組んだ。また写真や映像等視覚資料の収集を行い、授業において活用した。<研究成果>本研究の取組みにより、授業内では学習者の意欲を一定程度向上させることができた。特に、イランの文学および文化に関する書籍や映像資料を用いることで、当該地域の言語文化についての学習者の知識と関心の幅を広げることができた。それとともに、多様な教材・教授法の比較検討から、主にペルシア語学に関する、現時点で未解決の問題も明らかになった。これらの成果および今後の課題について、2016年3月6-7日にテヘランで行われた国際会議に出席して報告を行った。その後、現地で得られた知見を含め、2016年3月26-27日に大阪大学で開催されたイラン研究会において本研究の成果報告を行った。特に上記の国際会議で、ペルシア語学そのものに関して、イラン本国での最新の議論に触れることができた点、またペルシア語教育が抱える問題点について参加各国の教育者と情報交換ができた点は、当初の計画に含まれていなかったものの、ペルシア語教育の世界的な動向や水準を知るうえで、大きな収穫であった。また国内の研究会においてもペルシア語教育の今後のあり方をめぐって活発な議論が行われた。
著者
赤居 正美
出版者
国際医療福祉大学学会
雑誌
国際医療福祉大学学会誌 (ISSN:21863652)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.7-12, 2016-08-10

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1900年01月16日, 1900-01-16
著者
加嶋 憲作 津田 泰路 大菊 覚 横畠 和宏 西森 大地 山﨑 裕司
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.32, no.5, pp.635-638, 2017 (Released:2017-10-23)
参考文献数
9
被引用文献数
1

〔目的〕最大歩行速度と独歩自立の関係を検討すること.〔対象と方法〕対象は,65歳以上の高齢入院患者262例である.院内独歩自立群と非自立群の2群に選別し,最大歩行速度を比較した.次に,歩行速度により6群に区分し,各群の独歩自立割合を算出した.さらに,独歩自立の可否を判別する最大歩行速度の至適カットオフ値を求めた.〔結果〕最大歩行速度は独歩自立群で有意に高値を示した.最大歩行速度の低下にしたがい独歩自立割合は減少した.独歩自立の可否を判別する至適カットオフ値は1.038 m / secであり,高精度で検出可能であった.〔結語〕最大歩行速度と独歩自立の可否には関連があり,最大歩行速度が一定の水準を下回る場合,独歩自立の可能性は低くなる.

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1900年06月09日, 1900-06-09

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1902年09月05日, 1902-09-05

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1902年10月16日, 1902-10-16