1 0 0 0 OA 刀装類聚抄

著者
森, 久寛
出版者
巻号頁・発行日
vol.[17],
著者
中川 右也
出版者
愛知教育大学大学院・静岡大学大学院教育学研究科共同教科開発学専攻(後期3年博士課程)
雑誌
教科開発学論集 (ISSN:21877327)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.59-75, 2018-03-31

本研究は、近年の教育現場におけるアクティブラーニング型授業に応じた、帰納的句動詞学習法を提案するものである。句動詞習得は、動詞と不変化詞の部分の総和から、句動詞全体の意味が予想できないというゲシュタルト性により困難を伴うこともあるが、理論言語学の1 つ、認知言語学の知見を応用し、概念メタファという意味の有縁性に着目することによって、納得しながら定着が図れる学習法を試みる。語彙習得においては、教師主導型の演繹的学習が多い中、帰納的句動詞学習へと転換できるよう、ジグソー法を援用した学習法を設計し、その有用性について先行研究と調査結果の考察を交えながら示す。本研究は、認知言語学と第二言語習得の観点からの外国語教授法とを統合した教科学と、学習科学や心理学などを融合し、新たな視点を持った教科開発学という研究分野の構築を目指すものである。
出版者
国立国会図書館
巻号頁・発行日
vol.2018年, no.(687/688), 2018-07-01
著者
江崎 保男 橋口 大介 金沢 正文 今堀 るみ子 池田 善英
出版者
日本鳥学会
雑誌
日本鳥学会誌 = Japanese journal of ornithology (ISSN:0913400X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.267-279, 2000-03-01
被引用文献数
3 6

1)京都府南部の丘陵地域に約40km<sup>2</sup>の調査地をもうけ,オオタカの目視調査を1年間おこなった.丘陵部はアカマツが混じりコナラを主とする山林,平地部は農耕地と市街地であった.<br>2)オオタカは周年にわたって出現した.調査地中心部の約5km<sup>2</sup>の孤立林で1つがいが営巣し,繁殖に成功した.孤立林の外側には広い山林あるいは農耕地•市街地が虫食い状にまじる山林が存在したが,これらの場所には営巣つがいが存在しなかったと考えられる.<br>3)翼羽の欠損によりつがいのオスは個体識別ができたが,繁殖期にはこのオス以外のオスは確認できなかった.繁殖期を前半と後半に区分すると,オスの行動圏の大きさはそれぞれ6.8km<sup>2</sup>と10.8km<sup>2</sup>であった.<br>4)7月から8月にかけて出現した幼鳥は調査地内で巣立った個体であると推測されたが,巣立ち直後の7月には巣の付近でのみ目撃され,8月にはかなりよく動き回るようになり活動域が季節とともに拡大する様子がみられた.<br>5)オオタカの出現パターンやその他の状況証拠から,孤立林を含む調査地中心部は繁殖期にはつがいによって独占使用されていて,行動圏の大きさは5-10km<sup>2</sup>であったと考えられる.一方,非繁殖期には同じ地域が複数の成鳥オスや亜成鳥を含むオオタカによって非排他的に共同利用されていたとみられる.<br>6)孤立林は繁殖期のみならず周年をとおしてオオタカの生息の好適地であったと考えられるが,尾根にかこまれた比較的安全な巣場所を有することにくわえて,比較的大きな孤立林であること,かつ狩り場として適当な農地につつく林縁部を有することなどがオオタカに好まれる理由ではないかと推察される.
著者
池田 幸弘
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.250-251, 2016

JR武蔵野線新秋津駅を下車し,学生さんたちと並んで住宅地を15分程度歩くと視界がひらけキャンパスが見えてきた.周りは武蔵野の自然豊かで,学び舎としてとても良い環境に立地している.正門の守衛所で資料館訪問の旨を伝えてキャンパスに入り,右手の創立者像を見ながら校内を歩くとすぐに資料館があった.丁寧な受付担当の方の説明をうかがいつつ,記帳のみで入館させていただくことができた.
著者
森近 浩
出版者
順天堂大学
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, 2002-03-22
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.233, pp.56-57, 1999-06-11

「鉄道の盛り土を補強する工事は,これから増える。特に,施工しづらい場所でのニーズが高まるはずだ」。こう語るのは,テノックス営業第二部ラディッシュグループリーダーの坂上晃氏。急斜面を走行してアンカーを打設できる「斜面施工機」と呼ぶ機械の採用に力を入れていくという。 同社と(財)鉄道総合技術研究所などが共同で開発した,ラディッシュアンカーを打設する機械だ。
著者
武内 孝祐 佃 文子
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.44 Suppl. No.2 (第52回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.1287, 2017 (Released:2017-04-24)

【はじめに,目的】実際のスポーツ現場において,どのような頻度・時間・種類・目的のストレッチングが実施されているのかは明らかとなっていない。スポーツ現場で利用可能なストレッチングを検討するためには,実際のスポーツ現場におけるストレッチングの実施状況を明らかにする必要がある。本研究の目的は,スポーツ現場におけるストレッチングの実施状況を調査し,今後のストレッチング研究における基礎的データを得ることである。【方法】対象はスポーツ指導者140名とした(年齢:40.2±12.3歳,指導歴16.0±11.7年)。全ての指導者に,自身のスポーツ指導の中でのストレッチング実施状況に関する自記式アンケートを行った。調査項目は,実施しているストレッチングの種類(静的ストレッチング,動的ストレッチング),時間(1回の実施時間,合計時間),実施タイミング(ウォーミングアップ,クーリングダウン),目的(柔軟性向上,障害予防など),対象部位(全身計15部位)とした。【結果】スポーツ指導者140名のうち,ストレッチングを実施している指導者の割合は91.4%であり,ストレッチングを実施していないものが8.6%であった。また,実施しているストレッチングの種類は,静的ストレッチングのみ33.6%,動的ストレッチングのみ7.0%,静的ストレッチングと動的ストレッチングの併用59.4%であった。ウォーミングアップに静的ストレッチを取り入れている指導者の割合は77.9%であり(1回21.8±13.2秒,合計489.9±343.4秒)であり,クーリングダウンに静的ストレッチングを実施している指導者の割合は66.9%(1回25.5±17.1秒,合計538.5±392.9秒)であった。静的ストレッチングの目的は障害予防が84.7%,柔軟性向上が69.6%であった。ウォーミングアップに動的ストレッチを取り入れている指導者の割合は90.6%(1回22.1±16.2秒,合計598.1±465.0秒)であり,クーリングダウンに動的ストレッチングを実施している割合は18.8%(1回38.5±46.3秒,合計492.6±523.7秒)であった。動的ストレッチングの目的は障害予防64名(75.3%),パフォーマンス向上59名(69.4%)であった。ストレッチングの対象部位は,下腿後面,大腿後面,殿部の順で多かった。【結論】90%以上のスポーツ指導者がストレッチングを実施していることが明らかとなった。また,障害予防を目的として静的ストレッチングと動的ストレッチンは共にウォーミングアップで実施されていた。本研究結果は今後のストレッチングに関する研究を実施する上で重要な基礎的データとなる。
著者
坪井 康太郎 パウハルハンサ ダナイ 島田 明
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第57回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.664-668, 2014 (Released:2016-03-02)

倒立振子ロボットに適応モデル予測制御を設計し,位置制御に成功した.このコントローラは,オンラインシステム同定を行いながらモデル予測制御器を逐次的に再設計することで,ロボットの重さの変化やモデル化誤差による制御性能の低下を改善した.制御対象は,物体運搬を行う車輪型の倒立振子ロボットを前提として3次元空間での位置制御を目標とする.この際,従来のモデル予測制御と性能を比較し,性能の向上を確認する.
著者
谷 謙二
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2012, 2012

1.はじめに<br> 筆者は90年代から地理学関連のソフトウェア等の開発を継続している。当初はソフトを開発してもその配布が困難だったが,90年代末からのインターネットの普及により,公開・配布が飛躍的に容易となり,現在では様々な領域で利用されている.ここでは,ソフトウェア等の開発から公開,ユーザー対応まで,筆者の経験を述べる.&nbsp; <br><br>&nbsp;2.ソフトウェアの開発 筆者の開発しているソフトウェア類をその利用の専門性と機能を軸として示したものが図1である.一般に,多機能なソフトほど開発に時間がかかり,そのプログラム・コードも大きくなる.ソフトを開発する際には、既存のソフトでは実現できない機能を実現することが重要で,そうでなければ単なる模倣に終わってしまう.ただし、時間をかけてソフトウェアの開発を行い,継続的にメンテナンスを行っても,論文にはなりにくいという問題がある. &nbsp; <br><br>3.ソフトウェアの利用状況と利用促進<br> 筆者Webサイト(http://ktgis.net)からの2011年3月~12月末までのダウンロード状況を見ると,MANDARAは約2万2千回,今昔マップ2は1万回で,VECTOR,窓の杜等の外部サイトからのダウンロードを含めるとさらに多くなる.一方で,専門性の高い「OD行列集計プログラム」は60回に過ぎない. 多くの人が利用できる多機能なソフトを開発しても,存在が知られていなければ利用されない.認知度を高めるには,VECTOR,窓の杜といったライブラリに登録することが重要である.一方,Webサービスではこのようなライブラリが存在しないので,検索エンジンにおいてより上位に表示されるための,SEO対策が重要となる.一方,専門家に活用されるようになるには,専門家間の対面接触による口コミも役立っていると推測している.<br><br>&nbsp; 4.ユーザー対応<br> ある程度の専門性があり,かつ多機能なソフトの場合は,操作方法に関するユーザーからの質問が発生する.MANDARAの場合は基本的にWeb上の掲示板で質問に対応しており,最近3年間では約260の質問に対応した.基本的に質問の出された翌日までには返信を行っており,これは確実に対応する姿勢を示すためである.掲示板での質問の中には,時々バグ情報も含まれており,ソフトへのフィードバックとして重要な役割を果たしている.<br>
著者
森 正人
出版者
尚絅大学
雑誌
尚絅大学研究紀要. A, 人文・社会科学編 (ISSN:21875235)
巻号頁・発行日
no.48, pp.A1-11, 2016-03-31

この研究の目的は,学校法人尚絅学園の建学の精神を記述した諸資料について調査した結果にもとづき,建学の精神と教育理念の本来の姿を復元するものである。尚絅学園の建学の精神は,佐々友房と彼の同志達が起草した「濟々黌付属女學校創立ノ主旨(趣旨)」に示される。学園に伝えられてきたのは,二つの段落から成る文章である。しかし,本来この文章には,教育課程の方針について述べる第三段落がそなわっていた。このことを,新資料とそのほかの資料を用いて証明した。
著者
出口 三平 清水 厳三郎
出版者
京都大學人文科學研究所
雑誌
人文學報 = The Zinbun Gakuhō : Journal of Humanities (ISSN:04490274)
巻号頁・発行日
vol.108, pp.163-187, 2015-12-30

特集 : 日本宗教史像の再構築 --トランスナショナルヒストリーを中心として-- ≪第IV部 : 宗教のつなぎ方 --大本の宗教提携と平和運動をめぐって--≫