著者
丸山 厚吉 堀 清鷹 村上 哲明
出版者
日本菌学会
雑誌
日本菌学会会報
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, 2017

<p> ハラタケ科のいわゆる<i>Lepiota</i>類に属する日本では未報告の<i>Macrolepiota mastoidea</i>を東京都・山梨県・神奈川県で,<i>Echinoderma</i> <i>echinaceum</i>を山梨県富士山麓で採集し,核rDNAのITS領域を用いた分子系統解析,形態的特徴の記載と図を添えて報告した.和名としてそれぞれトガリカラカサタケ,コオニタケを提案した.</p>
著者
田中 智之 木倉 丈 竹本 啓輝 垣内 弘章 安武 潔 大参 宏昌 阿部 淳子 酒井 伊都子 林 久貴 福原 成太
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.469-470, 2017

PPFC(Plasma Polymerization Fluorocarbon)膜は、絶縁性・耐薬品性を有する撥水膜として様々な応用が期待されている。しかし、その原料ガスには、C<sub>4</sub>F<sub>8</sub>など高次の炭素を含有するフルオロカーボンガスが用いられることがもっぱらであり、PPFC膜の形成を廉価なCF<sub>4</sub>で実現できれば、コストメリットは大きい。そこで本研究ではCF<sub>4</sub>原料ガスからのPPFC膜の高速形成を目指し、高圧プラズマを用いたCVDの適用を試みた。PPFC膜の形成に寄与するパラメータを調査した結果を報告する。
著者
椎名 保顕 伊福 燁 森山 覚
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.858, pp.17-00339-17-00339, 2018 (Released:2018-02-25)
参考文献数
13

Close contact melting of solid phase on hot circular cylinders horizontally arranged in line was studied analytically. The analytical results were compared with experiment. Momentum and energy equations were treated on the assumption that nonlinear term in momentum equation can be neglected because of low velocity in thin melted liquid layer. Functional correlation between the height of a solid phase and time during melting was obtained with the use of approximated temperature profile in the liquid layer by polynomial function inserted in integrated energy equation. The result shows that decreasing rate of the solid height is almost in inversely proportional to the 1/4-th power of the ratio of diameters. Comparison between the analysis and the experiments shows good agreement. The melting time of ices on horizontal circular cylinders was considerably shortened compared with those on flat plates.
著者
柳水亭種清 作
出版者
和泉屋市兵衛
巻号頁・発行日
vol.三編, 1860
著者
常盤 文克 御立 尚資
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1633, pp.108-111, 2012-03-19

今回は、元花王会長の常盤文克氏と経営コンサルタントの御立尚資氏が持論を語り合う。常盤 東日本大震災後もそうでしたが、景気が悪くなってくると、「もう日本でのモノづくりは限界だ。モノづくりにこだわらず、サービス業に転換していった方がいい」という具合に、モノづくりに消極的な議論が出てきます。御立さんはどうお考えですか。
著者
姜国臻 新田 直子 馬場口 登
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.27, pp.127-132, 2008-03-10
参考文献数
7

映像編集は一般に,素材映像から選択されたショットの並び替えにより実現される.本研究では事例映像である専門家により制作された編集映像とその素材映像から学習した編集技術に基づいた自動映像編集を目指す.まず,編集映像を構成するショットを,ショット長,動き,輝度といった画像特徴量の量子化に基づきシンボル化し,その時系列パターンを隠れマルコフモデル (HMM) により学習する.また,編集映像において連続するショットの素材映像における相対位置分布を求める.次に,学習した HMM によりシンボル列を生成し,ユーザから与えられた素材映像を構成するすべてのショットに対して算出した各シンボルへの適合度,及び相対位置分布に基づき,各シンボルに最適なショットを選択することにより,編集映像のショット列を生成する.本稿では事例映像としてアクション映画の予告映像と本編映像を用い,一本の本編映像に対する映像編集により提案手法を評価した.Video editing is generally realized by arranging video segments selected from raw footage. Considering professionally edited videos and their original footage as example videos, our aim is to automatically edit a raw footage based on the editing techniques learned from example videos. The proposed method firstly represents each shot constituting the edited videos by a symbol based on the image features such as shot length, motion, and bright ness, and learns the shot temporal sequence pattern by Hidden Makov Model (HMM). For each set of consecutive shots in edited videos, the distribution of their relative positions in the original footage is also obtained. Then, a symbol sequence, which constructs an edited video, is generated by the learned HMM, and according to symbol compatibilities of all shots in raw footages and the position distribution, we select the most appropriate shot for each symbol. In this paper, we used action movies as the example videos and evaluated our approach by editing an original movie.

1 0 0 0 OA 平家物語 7巻

出版者
鱗形屋孫三郎
巻号頁・発行日
vol.[2], 1694
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.941, pp.21-23, 1998-05-18

クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(アメックス)で、高所得者層向けのゴールドカードの新規発行枚数が急増している。2年前から、主力カードであるグリーンカードを1ランク上のゴールドカードが上回っている。年会費はグリーンが1万円、ゴールドが2万2000円で、実質的な機能はあまり変わらない。だが、「ホテルでゴールドを提示すれば良い部屋を用意してくれることが多い。
著者
浦川 加代子 Urakawa Kayoko
出版者
三重大学医学部看護学科
雑誌
三重看護学誌 (ISSN:13446983)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.43-47, 2013-03-15

人間の生活に深く関わり,個人の潜在能力を高める援助である看護は,SOCの形成と強化を促進する援助でもあることが指摘されている.近年,特に,精神保健看護領域において精神疾患患者を対象としたSOC研究が盛んになっている.精神疾患患者は一般的にSOCが低い傾向にあることが報告されていることから,国内でのSOC研究についての文献検討をふまえ,海外での精神科看護領域におけるSOC研究の内容を文献検討した.その結果,健康生成論の理論的枠組みに基づいた集団的介入プログラム作成や,自殺未遂者のSOCからその後の再自殺リスクを予見している結果から,精神科看護のアセスメントツールとして,SOC尺度が有効であることが示唆された.本邦の精神科看護領域においても,SOCを高める介入研究は,早急に推進していくべき研究課題といえる.
著者
小林 裕美 乗越 千枝
出版者
日本赤十字九州国際看護大学
雑誌
日本赤十字九州国際看護大学intramural research report (ISSN:13478877)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.128-140, 2005-12-25
被引用文献数
3

訪問看護師の訪問看護を行うことによって生じる負担と精神的健康状態および首尾一貫感覚(SOC)との関係を明らかにする目的で、福岡県内の訪問看護ステーションに勤務する訪問看護師に調査を依頼し、有効回答を得た102名の結果を分析した。対象者は、全員女性で、40歳代の既婚者で子供がいる者が多かった。精神健康状態は良好とはいえなかったが、首尾一貫感覚(SOC)が高いほど、精神健康状態が良好になることが明らかとなった。訪問看護に伴う負担は、訪問看護師の精神健康状態に直接的に影響していなかった。その1つである「多くのことをひとりで判断すること」は、訪問看護の経験ではなく看護経験の長さに影響し、そのような訪問看護師に対する特別な配慮が必要であると考えられた。また訪問看護師は、SOCの3つの要素のうち、把握可能性、有意味感が高く、処理可能感が低いために、問題解決のための資源をあきらめず探しつづけ、正の方向に押し上げる力をもつといえる。従って、訪問看護師が問題解決できる資源を準備することが重要であることを示唆している。
著者
永島,圭介
出版者
プラズマ・核融合学会
雑誌
プラズマ・核融合学会誌
巻号頁・発行日
vol.84, no.1, 2008-01-25

金属やプラズマのように自由電荷を持つ物質表面では,表面電荷の集団振動である表面プラズモン(あるいは,プラズマ表面波)が存在できる.この集団振動が外部から与えた電磁波と結合した系は表面プラズモンポラリトンと呼ばれる.この表面波が存在できるのは,磁場が横波であるTMモードの場合だけである.1つの境界面にTMモードの電磁波を入射した場合,振幅反射率の特異点(分母がゼロになる点)が表面プラズモンの共鳴条件に一致し,この条件から表面プラズモンの分散関係が得られる.ここでは,実際の実験系に見られるような複数の境界面がある場合について,多波干渉理論を用いて表面プラズモンの正確な分散関係を求めた.さらに,この分散関係を用いて,表面プラズモン共鳴を応用した高時間分解かつ高空間分解のイメージング測定法について議論した.
著者
鶴野 隆浩
出版者
一般社団法人日本社会福祉学会
雑誌
社会福祉学 (ISSN:09110232)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.3-12, 2003-07-31
被引用文献数
1

本稿は,社会福祉が家族を支援する際に重要となる,「家族理念」と「家族支援の理念」を再考するものである.近年,家族支援が注目されている.家族支援では,男女平等の個人尊重家族が家族理念とされている.また,家族の子育てや介護といった機能については,「日本型福祉社会論」にみられたような家族の自助ではなく,家庭内労働ととらえるなかで社会的な支援を行い,家族機能の円滑な遂行を図ることが考えられている.しかし,児童虐待など家庭内暴力の頻発のなか,現実の家族では個人は尊重されず,家族集団の維持が成員の福祉に反する事態が起きている.「家族の自助から家族への支援」への変遷でも共通していた「家族の情緒的なつながり」という前提が,問われているのである.そこで,何のために社会福祉は家族を支援するのか,その理念を再考し,新たに再構築が求められている家族福祉論のもつべき視点を明らかにしたい.

1 0 0 0 OA 〔源氏物語〕

著者
〔紫式部//著〕
巻号頁・発行日
vol.すゑつむ花,
著者
吉田 岳人 矢野 正基 堀川 健一郎 佐藤 啓太 南 翔太 繁野 麻衣子
雑誌
研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:21888833)
巻号頁・発行日
vol.2018-MPS-117, no.3, pp.1-6, 2018-02-22

近年,ライドシェアリングは広く注目を集めているが,その中でもタクシー相乗りは効果が高いことが期待されている.本研究では,イベントへの参加などで共通の目的地のある乗客のタクシー相乗りの可能性を探る.タクシー相乗り問題では通常移動コストの最小化を扱うが,ここでは,タクシーの総走行距離が長くならない中で,乗客の総移動距離を最小化することを目的とする.この問題を混合整数線形計画問題として定式化するとともに,乗車人数に制限がある場合に対する厳密アルゴリズムと制限がない場合に対するヒューリスティックアルゴリズムを提案する.そして,数値実験により,ヒューリスティックアルゴリズムの解が適切であることを検証し,さらに,得られた解の相乗り方法と支払料金から評価して妥当性を示す.
著者
張本 勲 高島 三幸
出版者
日経BP社 ; 2002-
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.80-82, 2016-01

第19回通算3085本安打の偉業を果たした張本勲さん。結果を出し続けられたのは、失敗から学び、元巨人軍の王貞治さんのおかげで気づいた〝自己管理力〟にあった。text by 高島三幸 + photographs by 鈴木愛子──前号では、「毎日300回の素振り」を自分に課した…
著者
Sohei Yoshimura Masatoshi Koga Shoichiro Sato Kenichi Todo Hiroshi Yamagami Masaya Kumamoto Ryo Itabashi Tadashi Terasaki Kazumi Kimura Yoshiki Yagita Yoshiaki Shiokawa Kenji Kamiyama Satoshi Okuda Yasushi Okada Shunya Takizawa Yasuhiro Hasegawa Tomoaki Kameda Satoshi Shibuya Yoshinari Nagakane Yasuhiro Ito Hideki Matsuoka Kazuhiro Takamatsu Kazutoshi Nishiyama Kyohei Fujita Teppei Kamimura Daisuke Ando Toshihiro Ide Takeshi Yoshimoto Masayuki Shiozawa Soichiro Matsubara Yoshitaka Yamaguchi Naoto Kinoshita Takayuki Matsuki Junji Takasugi Keisuke Tokunaga Kyoko Higashida Kazunari Homma Kazuomi Kario Shoji Arihiro Kazunori Toyoda for the SAMURAI Study Investigators
出版者
The Japanese Circulation Society
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
pp.CJ-18-0067, (Released:2018-06-01)
参考文献数
27
被引用文献数
34

Background:We determined the 2-year long-term risk-benefit profile in patients with stroke or transient ischemic attack (TIA) receiving warfarin or direct oral anticoagulants (DOACs) for nonvalvular atrial fibrillation (NVAF) using a prospective, multicenter, observational registry in Japan.Methods and Results:NVAF patients within 7 days after onset of ischemic stroke/TIA were enrolled in 18 stroke centers. Outcome measures included ischemic and bleeding events and death in the 2-year follow-up period. We enrolled 1,116 patients taking either warfarin (650 patients) or DOACs (466 patients) at acute hospital discharge. DOAC users were younger and had lower National Institutes of Health Stroke Scale, CHADS2and discharge modified Rankin Scale scores than warfarin users (P<0.0001 each). Incidences of stroke/systemic embolism (adjusted hazard ratio, 1.07; 95% CI, 0.66–1.72), all ischemic events (1.13; 0.72–1.75), and ischemic stroke/TIA (1.58; 0.95–2.62) were similar between groups. Risks of intracranial hemorrhage (0.32; 0.09–0.97) and death (0.41; 0.26–0.63) were significantly lower for DOAC users. Infection was the leading cause of death, accounting for 40% of deaths among warfarin users.Conclusions:Stroke/TIA patients receiving DOACs for secondary prevention were younger and had lower stroke severity and risk indices than those receiving warfarin. Estimated cumulative incidences of stroke and systemic embolism within 2 years were similar between warfarin and DOACs users, but those of death and intracranial hemorrhage were significantly lower among DOAC users.