著者
高橋 啓介
出版者
愛知淑徳大学
雑誌
医療福祉研究 (ISSN:13497863)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.30-36, 2006
被引用文献数
6

The purpose of this study is to clarify the effects of relative color temperature and illuminace of room lighting upon the evaluation of residential living space. In this study, 10 kinds of residential living spaces were simulated and in each case, the relative color temperature (2800K, 5000K, and 6700K) and illuminace (200lx, 400lx, 800lx) of the room lighting were systematically manipulated. I analyzed how these two factors affected the evaluation of each residential living space. The analysis suggests that 1) the kind of room lighting preferred changed in accordance with the kind of residential space; 2) high relative color temperature and high illuminance were preferred in spaces used for cognitive activities; and 3) low relative color temperature and low illuminance were preferred in spaces for relaxation.

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著者
初島順三郎 著
出版者
中村書店
巻号頁・発行日
1927
著者
速水 敏彦 Hayamizu Toshihiko
巻号頁・発行日
1986-10-15 (Released:2006-06-21)

名古屋大学博士学位論文 学位の種類:教育学博士 (論文) 学位授与年月日:昭和61年10月15日
著者
樫尾 直樹
出版者
東京大学文学部宗教学研究室
雑誌
東京大学宗教学年報 (ISSN:2896400)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.35-60, 1990-03-20

Cet article a pour objet d'etudier les caracteristiques du lien social a travers les analyses de la theorie du sacrifice auxquelles Emile Durkheim a attache beaucoup d'lmportance. Il a mis en evidence que deux types de sacrifices (la communion et le sacrifce piaculaire) constituaient "la communication entre le sacre et le profane", c'est a dire, les pratiques qui communiquent la force (le pouvoir) religieux (social et moral), impersonnel, entre le divin et l'homme ; la nature et l'homme ; I'lhomme et lui-meme, et que cette force (ce pouvoir) equivalait presque la notion ambigue du mana. Puis E. Durkheim a decouvert dans le sacre et cette force (ce pouvoir) : La "Societe", l'etre moral qui transcende les individus. La "Societe" signifie pour lui la societe ideale comme "idees superposees sur le monde reel et empirique" ainsi que le sacre. Les sacrifices offrent l'essence de La "Societe" comme idees aux individus et la leur font penetrer profondement. Ainsi ilssont les precedes qui sont a l'origine du lien social et moral. Par ses pratiques, les sacrifices symbolisent quatre idees collectives (les caracteristiques du lien social) : 1. la publicite (caractere public), 2.1a reciprocite, 3.1'egalite, 4.1'unite.
著者
吾妻 修
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要. I, 人文科学 (ISSN:03893448)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.89-102, 2005-02-21

ディドロの『ブーガンヴィル航海記補遺』は、タヒチ人の自然の生活を讃美するとともに、ヨーロッパ文明を諷刺・批判した著作である。まずディドロの文明批評がどのような問題を提起しているかを考察する。次に、文明に対置された自然が、彼においてどのような意味を与えられているかを検討してみる。念頭にあるのは、近代思想の孕む空虚さである。なおこの報では性の解放と近親相姦に焦点を当てる。
著者
鈴木 暁世 橋本 順光
出版者
金沢大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

20世紀初頭の英語圏で上演された日本を題材にした戯曲の中でも、菊池寛と郡虎彦の作品は、日本語で執筆された作品が英語に翻訳・上演される過程での、文化・言語圏の移動による変容が見られる。アイルランド、イギリス、日本における資料調査と専門家との研究情報交換を行い、新資料を発掘・整理した。その研究成果を公開するために、研究分担者と共にシンポジウム及びワークショップを計三回開催したほか、国際学術集会や国際ワークショップを含む国内外の学会で研究発表を行った。それらの研究発表における議論の結果を『日本近代文学』『比較文学』等査読付学会誌で発表し、著書『越境する想像力 日本近代文学とアイルランド』にまとめた。
著者
仁野平 智明
出版者
熊本大学
雑誌
熊本大学教育学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Education, Kumamoto University (ISSN:21881871)
巻号頁・発行日
no.65, pp.7-15, 2016

本稿は、改訂前の平成16年検定済から、改訂後の平成22年、現行の平成26年検定済教科書までの俳句教材の変遷を調査・分析し、「伝統的な言語文化に関する事項」の新設と教材の指定が、小学校国語教科書教材に与えた影響について考察することを目的とする。
著者
清水 優 高橋 友一
出版者
Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.688-697, 2014

レスキューロボットは,2001年9月11日に発生したWorld Trade Center (WTC) のビル倒壊現場で使用され,また2011年3月11日に東日本大震災と津波によってダメージを受けた東京電力福島第一原子力発電所 (Fukushima Daiichi Nuclear Plant: FDNP) の建屋内調査等の活動を続けている.レスキューロボットはこれからの数十年に渡って,WTCやFDNPの現場のように不安定で動的に変化する環境でもより高い性能を発揮できるように改良され続ける.レスキューロボットの重要なミッションの1つは,被災現場の変化してしまった地形や要救助者の座標などの情報を収集し人間に分かりやすい地図を生成することである.この自動地図作成機能の改善は,レスキューロボットの改良点の中で特に活発に研究開発が行われる1つであり,その改善の度合いを評価することも重要である.<BR> 著者らは,今後開発される不整地における地図作成手法の性能を評価する手法が必要となると考え,本報で不整地をモデル化した評価フィールドを用いた動作理論のグレード付けを提案し,地図作成手法の1つであるSimultaneous Localization and Mapping (SLAM) を用いた評価例を示す.
著者
野田 進
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.85, no.11, pp.839-846, 2002-11-01
被引用文献数
3

新しい光ナノ構造として注目されているフォトニック結晶の開発とそれによる光制御の現状について紹介する.まず,光通信波長域で動作可能な三次元結晶が既に実現できており,光チップ実現に向け,その内部に様々な欠陥や発光体を導入する段階まできていることを示す.続いて,二次元結晶においても,スラブ構造を採用することにより,三次元的な光閉込めが可能となり,線状欠陥及び点欠陥の導入により,面出力型の超小型光アッド・ドロップデバイス等が実現可能なことを示す.最後に,フォトニック結晶のバンド端における光の定在波状態を半導体レーザの二次元共振器として用いることで,どのような大面積であっても,単一縦・横・偏光モードを持つ新しい面発光レーザの実現も可能であることを示す.
著者
高田 義久
出版者
神戸史学会
雑誌
歴史と神戸 (ISSN:02887789)
巻号頁・発行日
vol.44, no.5, pp.21-30, 2005-10
著者
牧田 幸弘
出版者
特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
雑誌
赤門マネジメント・レビュー (ISSN:13485504)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.37-40, 2016-01-25 (Released:2017-01-25)

日本ビジネスシステムズ株式会社 (JBS) の虎ノ門ヒルズオフィスは、「社員の発想力、実行力、情報発信力、共鳴力を最大限に引き出し、変革を実現する新オフィス」として、第28回日経ニューオフィス賞のニューオフィス推進賞/クリエイティブ・オフィス賞を受賞した。JBS虎ノ門ヒルズオフィスは、オフィスワーカーが快適で精神的にゆとりを感じ、感性を刺激し、創造性を高める働き方を誘発する場となっていること、コンピュータネットワークなどの情報通信技術 (ICT) を活用した新しいワークスタイルとマネジメントを積極的に推進する知的生産の場となっている。また、JBSでは、フリーアドレス導入により生じる社員の所在確認などの問題を、自社でアプリを開発して解決している。本稿では、クリエイティブ・オフィス賞の受賞企業のオフィスの取組をICT活用による事例を交えて紹介する。
著者
徐 寧教 大木 清弘
出版者
特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
雑誌
赤門マネジメント・レビュー (ISSN:13485504)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.1-20, 2016-01-25 (Released:2017-01-25)
参考文献数
55

本稿は新興国企業の日本的生産システムへの認識が、新興国企業の能力構築にどのような影響を与えるかを明らかにした研究である。現代自動車は、日本的生産システムを能力構築の「全面的な目標」と認識してその全面的な導入を目指すも、それを完全には達成できなかった。しかし目標を達成できなかったことが、彼ら独自の生産システムの構築を国内外で促していた。ここから、(1) 日本的生産システムが「全面的な目標」として認識されることが、新興国企業の国内外の能力構築を促すという日本的生産システムの新たな波及効果と、(2) 先進国企業の技術・知識・マネジメントが新興国企業の海外進出をサポートする役割を持つことを議論した。