出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1438, pp.106-109, 2008-04-21

日経BPコンサルティングが毎年実施しているブランド調査「ブランド・ジャパン」は今回で8回目。約3万4000人の消費者に企業・製品のブランドイメージを尋ねた結果が出揃った。今回のランキングで目を引くのが、昨年の上位組の後退だ。昨年1位だったトヨタ自動車が今年は7位に、2位だったグーグルが11位に、3位のパナソニックが10位へと後退した。
著者
平田 大二 斎藤 靖二 笠間 友博 新井田 秀一 山下 浩之 石浜 佐栄子
出版者
神奈川県立生命の星・地球博物館
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

46億年にわたる地球史・生命史に関する情報を収集し、地球史・生命史イベントと地球システムの相互作用を理解するための総合年表の作成を進めた。当館が所蔵する標本や画像など各種資料のデータベースを再構築するとともに、それを補完する標本と資料の収集を進めた。それらを活用した地球史学習プログラムとして、常設展示の展示標本と解説資料を活用した、地球の歴史の中でおきた現象と地球システムについて理解できる双方向形式の連続講座を実施した。参加者が地球史・生命史について理解を深め、現在および未来の地球について考えることができ、地球科学リテラシーの涵養を図ることが出来る環境を提供できた。
著者
高橋 ひとみ 衞藤 隆 川端 秀仁
出版者
桃山学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

学校教育を円滑に進めるには、遠見視力と近見視力が必要である。現行の遠見視力検査のみでは、多様な「視力の問題」を抱える子どもの対処は不可能であることを明らかにし、教育現場へ近見視力検査を導入するために、時間・労力・費用が最少で、信憑性がある簡易近見視力検査を考案した。視力低下予防と視力改善の効果が認められた眼精疲労改善トレーニングと簡易近見視力検査の全国的な普及を図りながら、疫学的データー収集を行った。
著者
上 昭二 横川 和章 名須川 知子 岡部 毅
出版者
兵庫教育大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1992

本研究は、幼年児童期の「表現」の形成の過程を明らかにしようとしたものである。手続きは、出来る限り自然な状態の中で遊びを観察するために、本大学内プレイルームに、2組の親子に来訪してもらい、その様子を約40分間、4台のVTRで収録した。また、縦断的研究のために、5〜8回程度来訪してもらった。結果、4グループ,計26回分の収録ができた。それらのビデオテープを分析した結果、表現形成としては、1)身体の動きによる表現として「滑り台」を中心に分析したが、そこでは身体の方向性を変化させる動き,イメージを付加したという様々な動きの変化がみられ、また、自分でコントロールできる遊具を共にすべり台で使用する例がみられた。2)音による表現として、数台の楽器を配置したが、彼らは遊具として楽器を取扱っていた。しかしながら、そこには、「音」を媒介として、表現したいという意志が明確にあらわれていた。その結果、音を介した2者間の相互作用がみられた。3)幼年児童期の表現の形成は、音,描画,運動のような既成の教科的捉え方でみるのではなく、「遊び」の中で、表現の萌芽と発展が明らかに見い出せることがわかった。今後の課題としては、幼年児童期の個人における表現形成の過程について、7〜10年期にわたる長期的研究が必要であることを考える。本研究では数値上の、3年弱の表現形成の差違は見い出されなかった。
著者
大石 敬子
出版者
日本失語症学会 (現 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会)
雑誌
失語症研究 (ISSN:02859513)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.185-193, 2001 (Released:2006-04-25)
参考文献数
10
被引用文献数
3 1

発達性音韻性読み書き障害は,欧米では,音韻認識の発達の遅れをその障害機序として,10人に 1人の割合で生じることが報告されている。   低年齢期から中学2年,あるいは青年期まで指導した発達性音韻性読み書き障害4例について,平仮名,漢字,アルファベットの読み書きの学習経過と特徴,読み書きの誤りの分析,有効であった指導法,検査結果などを検討した。その結果4症例の読み書き障害の障害機序として,orthography を phonology に変換する coding 機能の障害と音韻発達の遅れが示唆された。平仮名,漢字では coding 機能の障害が,アルファベットでは音韻認識の問題が前景となることが示唆された。orthography と phonology 間の変換については,意味情報を媒介に変換を行わせ,coding 機能を補強する指導法が有効であった。
著者
利部 伸三 酒向 美紗 岩屋 和子 桐山 和久
出版者
日本農薬学会
雑誌
日本農薬学会誌 (ISSN:03851559)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.393-398, 2001-11-20

新規の1-アリールメチル-2-アリールイミダゾリジンを2種の方法, 即ち, 2-アリールイミダゾリジンの1-位の窒素原子へのハロゲン化アリールメチルの塩基存在のもとでの求電子置換反応あるいはN-アリールメチルエチレンジアミンとベンズイミデートとのイミダゾリジン環化反応によって合成した.生成物の構造はNMR, MSやIRスペクトルなどで確認した.MSスペクトルでは2-置換イミダゾリジン構造に特徴的な解裂パタンが見られた.殺ダニ活性はアリールメチルに関してはパラ位のクロロ, t-ブチル, フェニル置換体, 2-アリールに関してはオルト位のジフルオロ体に見られ, その中で, 1-(p-クロロベンジル)-2-フェニルイミダゾリジンと1-ベンジル-2-(2, 6-ジフルオロフェニル)イミダゾリジンに50ppmで強い活性が見られた.1位の(クロル置換)ピリジルメチルや2位のピリジン誘導体は弱い活性しか示さなかった.
著者
上田 隆之 中西 逸朗 飛塚 淳三 半沢 卓 遠藤 利光 富田 和男 青木 篤
出版者
日本農薬学会
雑誌
日本農薬学会誌 (ISSN:03851559)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.65-69, 1987-02-20

N-(2, 6-ジアルキルフェニル)-4(または3)-カルボキシフタルイミドおよび関連化合物を合成し, アブラナ科野菜根こぶ病防除活性を検討した.フタル酸部の4位にカルボキシ基を導入したN-(2, 6-ジイソプロピルフェニル)-およびN-(2-s-ブチル-6-エチルフェニル)-4-カルボキシフタルイミド類は強い防除活性を示したが, エステル類の活性はアルコール部位の疎水性の違いにより変動した.アミド類は一般に効力が低かったが, 活性はアミン部位の疎水性に支配されていることが示唆された.これらの誘導体はいずれもカルボン酸に加水分解された後効力を発現しているものと推定した.フタル酸部の3位にカルボキシ基を導入した化合物には活性は認められなかった.

1 0 0 0 OA 女性の法律

著者
山崎忠美 著
出版者
東京家事研究会
巻号頁・発行日
1939
著者
Hinsley F. H. 佐藤 恭三
出版者
専修大学法学会
雑誌
専修法学論集 (ISSN:03865800)
巻号頁・発行日
no.111, pp.303-335, 2011-03

F. H. Hinsley「Power and the Pursuit of Peace : Theory and Practice in the History of Relations between States (C.U.P., 1963)」の訳
著者
中山筑南 著
出版者
岡村書店
巻号頁・発行日
1935

1 0 0 0 OA 防諜法令集

出版者
徳行館
巻号頁・発行日
1942
著者
出沢 明 三木 浩
出版者
帝京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2001

接触型拡大視内視鏡は25-150倍拡大視が可能で顕微鏡と同じ拡大になり明るい解像力が獲得される。手術の際に神経性間欠性跛行の神経根上の血行動態を評価することが有用な手技であったので報告する。その記録はDVDに記録し後にIPlaboのソフトを関発し解析をした。間歇性跛行は神経根上の血流障害が注目されており今回の研究でプロスタグランヂンの末梢血管からの注入や末梢神経の電気刺激でも血流量(流速、血管径)の増化がみられた。以上接触型拡大視内視鏡は神経根上の血行動態を容易に生理的に測定が可能で他の関節の滑膜病変を観察することに応用されると思われる。29例の間欠性跛行を伴った腰部脊柱管狭窄症の馬尾神経根の微小循環動態を接触型拡大視内視鏡を用いて生理的に近い状態で観察し、腰椎椎体間固定術する際の神経根上の微小循環の血管径や赤血球の流速の変化と定性的変化について評価する。その目的は腰部脊柱管狭窄症患者の神経根の微小循環を観察し、後方腰椎椎体間固定術(posterior lumbar interbody fusion ; PLIF)の際に神経根を内側に展関する前後の神経根上の微小循環の変化を検討することである。対象は腰部脊柱管狭窄症患者でPLIFの手術的治療となった29例(男性15女性14;平均年齢56才)を対象とした。検索した傷害神経根はL5が26例、S1が3例である。傷害神経根上の微小循環を測定し次に神経根をretractしてlumbar interbody fusion施行後に再度同じ部位で測定する。接触型内視鏡を用いた解析はビデオフレームメモリから血球を自動的に認識して流速と血管径を自動的に測定するシステムを作成した。血管内径が100μm以下の細動静脈と100μm以上の15ヶ所で血管径と赤血球の流速度の解析を行った。また定性的変化について評価した。神経根の臨床上の変化はMacnab's criteriaに従って評価した。150倍のcontact endoscopesは29例全例が約20μまでの血管内の血球の動態観察が可能であった。血球と血漿が分離して流れる血漿分離流(plasma skimming)は展開前29例中3例に観察され展開後に8例〔27.6%〕に増えた〔全例血管径100μ以下〕。赤血球の荷電状態の変化により赤血球が一塊となって血漿中を流れる現象のIEA(intravascular erythrocyte agglutination)は展関後100μ以上の血管で3例に認められた。神経根展開前後で血管径100μ以上の血管で赤血球の流速が平均26%〔p<0.005〕減少し、血管径は5%の上昇がみられたが統計学的に有意差は見られない。血管径が100μ以下では血流速度は5%遅れ、血管径は2%の拡大がみられたが統計的有意差は無かった。接触型拡大視内視鏡(contact endoscope)を用いて観察しえた展開前後の神経根の微小循環動態では血管径の大きさに関らず赤血球の流速の低下が認められた。