著者
横山 亜紀子
巻号頁・発行日
2012

科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書:基盤研究(C)2008-2010
著者
岡村 秀昭
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.401, pp.171-176, 2002-01-21

祝日のセルに赤い色を付け、祝日名も表示させよう。祝日は別シート上に一覧表の形でまとめておき、それを基にして関数と条件付き書式を使って色を付ける。祝日名も、同じリストを参照して表示させる。 実用的な予定表を作るなら、祝日の表示も欠かせない。スケジュールには祝日も多大な影響を与えるからだ。
著者
中村 正規 塩澤 守弘 内山 恵三
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.34, pp.1-7, 1998-05-14

日本のエネルギー政策にとって欠かすことのできない原子力発電をお客様一人一人に理解していただき、また、分かり易く情報を提供できるシステムが必要とされている。本稿では、インターネットを活用したマルチメディアコンテンツによるコミュニケーションシステムを提案する。このシステムは、情報発信者が、メディアの部品を組み合わせて奥行きのあるコンテンツを簡単に作成できる。また、作成したコンテンツは、自動的に関連情報とリンク付けされるので、利用者は、利用者の理解度、興味の対象に合わせてコンテンツをサーチすることができる。我々は、原子力発電所のパンフレットを題材にして原子力PAを試作した。奥行きのあるコンテンツは、従来のフラット構造のンテンツと比べて、利用者の理解を支援する効果が高められる。There are substantial needs among public utilities for the system that provides customers with the easy to understand information and facilitates their understanding and acceptance of nuclear power plants that are essential for the Japanese energy policy. This paper proposes a customer communication system that casts multimedia contents via the Internet. By using this system, users can edit multimedia components in an easy manner and make state-of-art contents that consist of layered components. In addition, the contents made with this system automatically generate lists of references to the related information, thus viewers can search the contents on the basis of their understanding and interests. We developed a demonstration system that facilitates public acceptance of nuclear power plants. We believe that our multi-layered system is significantly more effective in supporting customers' understanding than commonplace ones that are made up of single-layered contents.

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1928年01月27日, 1928-01-27
著者
清野 達也 林 貴宏 尾内 理紀夫 三條 正裕 森 正弥
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.50, no.12, pp.3233-3249, 2009-12-15

領域拡張法(Seeded Region Growing)を改良した高速な画像切り抜き手法を開発し,評価した.本手法はSeeded Region Growingを出発点としており,ユーザの引いた手書き線によって指示される初期前景と初期背景を隣接ピクセルへと伝播させていくことで,画像全体を前景領域,背景領域に分割する.飛び地を含む画像に対する切り抜き精度向上のために,Seeded Region Growingを改良し,閾値を用いた伝播条件を導入している.さらにテクスチャパターンを含む画像に対する切り抜き精度向上のために,Seeded Region Growingを改良し,ユーザの引いた線から前景で利用される色と背景で利用される色を推定し,推定色を用いて各隣接ピクセルに対する伝播の優先度を決定することとした.また,新たなデータ構造を本手法に導入し,高速な処理を行うことを可能にした.本手法を実装したシステムを開発し,評価実験を行い,既存手法と比較し,本手法が処理速度を低下させることなく,手書き線のような初期前景領域,初期背景領域の面積が小さい入力での切り抜き精度の優位性を持つことを確認した.In this paper, we propose and evaluate a method for Fast Image Cutout using improved Seeded Region Growing. The starting point for the method is Seeded Region Growing, which divides an image into foregrounds and backgrounds by growing the initial foregrounds and backgrounds represented by user drawing lines to the neighbor pixels. To improve the precision of Seeded Region Growing for images including enclaves, the method adopts a threshold condition. In addition, to improve the precision of Seeded Region Growing for images including texture patterns, the method estimates foreground colors and background colors from initial foregrounds and backgrounds and decides growing-priorities for each neighbor pixel depending on the esimimated colors. We propose a new data structure for the method, and could achieve speed up. The experimental results have shown the method has the same processing speed as traditional methods and has better precision than traditional methods, when we input small area of initial foregrounds and backgrounds such as user drawing lines.
著者
尾上 裕子 藤井 敬三 徳田 英幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.56, pp.1-6, 1994-07-07
被引用文献数
5

リアルタイム通信プロトコルにおいて、従来の統一的かつ固定的転送制御に対し、混成的ネットワーク形態での相対的かつ動的なQOSを提供する転送制御方式の確立を目標とした。そのため、トランスポートレイヤでのエンドツーエンドのQOS制御と、ネットワークレイヤでのポイントツーポイントのQOS制御との協調制御方式を提案する。具体的には、()ネットワーク毎に異なるQOSを提供するための中継エージェントにおけるQOS制御機能と、()転送フローの状態に応じてエンドツーエンドのQOSを変更するためのフローモニタリング・フロー調整機能を導入する。このフロー調整機能では、転送しようとするメディア情報の特性・エンドツーエンドのネットワーク性能特性・受信側アプリケーションの要求条件の3点を総合的に評画し、QOSレベルとフロー制御方式を決定する。次に、本稿で提案するMPCを適用したマルチキャストサーバを、RT?Mach上で実装し、フロー調整機能のうちの前者の2点について適用実験を行った。実験結果から、マルチキャスト通信にQOSレベルを導入することによって、複数のクライアントが同一メディアフローの転送サービスに対して個々に異なる性能パラメータ値を要求することができ、その結果例えばグループへの参加形態に応じた相対的な要求条件を満足することが可能となると考える。This study aims to establish transmission control methods in realtime communication protocols that provide a relative Quality Of Service (QOS) to allow a variety of receiving capacities of group members and their requests, and a dynamic QOS to cope with temporary CPU overload, and network congestion. Therefore, this study proposes a cooperative control method for an end-to-end QOS control at a transport layer such as flow monitoring and adjusting functions, and a point-to-point at a network layer such as flow control functions. Next, the multicast server applying a Multicast Protocol for Continuous media (MPC) have been implemented on a RT-Mach. The results support that introducing QOS levels into multicast communication allows various performance parameters for transport services of shared media flows and satisfies relative requirements according to the styles of participation in group communications.
著者
杉山 敬三 入内嶋 洋一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.20, pp.13-16, 2010-04-19
被引用文献数
1

携帯電話基地局はKDDI全体の消費電力の約6割を占めており、その省電力化は大きな課題である。これまでKDDIでは、基地局の小型化や設備冷却用空調が不要な(エアコンレス)屋外対応基地局の導入など様々な省電力化への取り組みを進めているが、今回、次世代の省電力化を目指すために、太陽光パネルで発電された電力、深夜電力により蓄電池に充電された電力、商用電力の3つの電力を制御するトライブリッド方式の運用を開始した。本技術により、同タイプの基地局と比較し、20〜30%の電力消費量とCO_2排出量の削減を見込んでいる。
著者
宮下 盛
出版者
近畿大学
雑誌
近畿大学水産研究所報告 (ISSN:09117628)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.1-171, 2002-03-25
被引用文献数
19

水産業における国際的重要魚種の一つであるクロマグロは, 資源量の減少から年毎に資源保護の機運が高まりつつあり, 放流および養殖用の人工種苗生産技術の開発が強く求められている。しかしながら, 本種が大洋横断回遊を行い, 親魚が巨大であることと, 擦れ易く扱い難いことから増養殖に関する研究は著しく少なく, 現在まで人工種苗を養殖用に供したという報告がない。クロマグロ人工種苗量産のためには, 安定採卵技法の確立とともに, 仔稚魚の発育に伴う総合的な基礎知見の集積が不可欠であり, これに基づいた飼育技術の開発が重要である。このような観点から, 本研究では養成親魚の産卵生態, 卵発生, 仔稚魚の発育に伴う外部形態および内部形態, 遊泳能力と減耗期などの種苗生産に関わる一連の基礎知見集積を図るとともに, 人工生産魚の養殖用種苗への実用化を試み, 各発育段階における仔稚魚の飼育技法に検討を加えた。I.1987年に採捕した天然産幼魚を親魚に養成し, 成熟および産卵を観察し, 次の結果を得た。(1)串本周辺海域での産卵期は, 6月中旬から8月中旬の約2ヶ月間と推定された。(2)自然産卵が認められた水温範囲は21.6〜29.2℃であった。(3)成熟雌個体の卵巣内の卵径組成は多峰型を示し, 産卵様式は多回性であると断定した。(4)精子は全長約35μmで, 頭部, 中片部および尾部から構成され, 硬骨魚類の一般的な形態を示した。(5)卵は無色透明, 球形の分離浮性卵で, その平均直径は0.926〜1.015mmの範囲を示し, 水温が高いほど小さくなる傾向を示した。II.採卵から孵化までの卵管理技術の基礎となる発生に伴う生物学的, 化学的変化を調べた。1.卵発生過程を観察するとともに, 発生速度, 孵化所要時間および孵化率に及ぼす水温の影響を調べ, 次の結果を得た。卵内発生の各段階は一般硬骨魚と大差なく, 水温24℃の条件下で産卵32時間後から孵化した。50%以上の正常孵化率を示した水温範囲(孵化限界水温)は21.2〜29.8℃, 最高正常孵化率および最低奇形率を示した水温は25℃付近であったことから, クロマグロ卵の最適孵化水温は25℃付近と推察した。2.発生に伴う卵の生化学成分と酵素活性の変動を調べ, 次の結果を得た。発生に伴う卵の水分, 全窒素およびリン脂質含量に変化はなかった。遊離アミノ酸含量は発生に伴って僅かに減少したが, タンパク質含量は徐々に増加した。卵割初期の主要構成成分であるトリグリセライド(TG)含量は, 嚢胚後期以降急激に減少し, 孵化直前には初期の1/3に達したことから, 主にTGを卵発生中のエネルギー源として消費することがわかった。アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ, アラニンアミノトランスフェラーゼ, クレアチンキナーゼ, 乳酸デヒドロゲナーゼおよびアルカリフォスファターゼなどの活性の変動から, クッパー胞出現前後に器官の分化および形成が促進されることが示唆された。III.仔稚魚を飼育して, 発育に伴う外部形態の変化, 消化器官の形成と酵素活性の変動, 並びに体側筋の発達と酸素消費量の変動を調べた。1.初期発育に伴う外部形態の変化を調べ, 次の結果を得た。孵化仔魚の平均体長(BL)は2.83mmで, 20日目(10.6mm BL)までの成長はマダイと大差なかったが, 以後, 顕著に速くなった。孵化仔魚は約4mm BLまでに, マグロ属の前屈曲仔魚に特有の黒色素胞パターンを発達させた。マグロ類仔稚魚を同定する上で形態上の特徴として役立つ赤色素胞は4.63mm BLで躯幹部背側後部に, 以後, 尾鰭鰭膜, 下顎および下尾骨にそれぞれ出現したが, これらは体長19.72mmまでにすべて消失した。顎歯は5〜6mm BLで出現した。頭部の棘は, おおよそ7mm BLまでに発達し, 38mm BLまでに消失した。脊索末端の屈曲は6〜8mm BL(10日齢前後)で認めた。鰭条数は10mm BL(20日齢前後)で成魚と同数に達し稚魚期へ移行した。鱗の出現は27mm BLで始まった。体各部の相対成長は, 3〜4個の成長屈折点を持つ多相アロメトリーで, 前期仔魚から後期仔魚への移行期, 脊索末端の屈曲期, 後期仔魚から稚魚への移行期に, それぞれ成長屈折点の集中が認められ, 生理生態学的な変化が示唆された。2.稚魚から若魚における外部形態の発育過程を調べ, 次の結果を得た。稚魚期以降の絶対成長(平均体長)は, 既往の種苗生産魚種の何れに比べても著しく速く, 29日齢, 32.5mm;50日齢, 140mmとなり, 串本海域で毎年8月を中心に採捕される幼魚の体長200〜300mmに達するのに要する時間は約2.5カ月であることが分かった。魚体各部の相対成長は, それぞれ体長80〜100mmの間に成長屈折点が集中してみられ, これ以降多くの部位で体長に対する比率が一定となり, 成魚のそれにほぼ等しくなることが分かった。またこの頃, サバ型魚類の特徴である小離鰭の独立および尾柄主隆起縁の発現が観察され, 遊泳行動にも大きな変化が認められたことなどから, 体長80〜100mmが稚魚期から若魚期への移行期に当たることが分かっ
著者
星野 豊
出版者
学事出版
雑誌
月刊高校教育
巻号頁・発行日
vol.43, no.6, pp.92-93, 2010-05
著者
木村 裕一 田辺 理彦 山崎 信夫 天野 義和 木下 潤一朗 山田 嘉重 増田 宜子 松本 光吉
出版者
特定非営利活動法人日本歯科保存学会
雑誌
日本歯科保存学雑誌 (ISSN:03872343)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.12-20, 2009-02-28

現在,歯根破折の診断において視診を確実にする目的で,ヨード,メチレンブルー,齲蝕検知液などの染色液や電気抵抗値の測定,透過光線試験(透照診),根管内視鏡,実体顕微鏡,バイトテスト,超音波診断法などを併用した報告がなされている.しかしながら,これらの方法は不完全破折や亀裂の場合には客観的ではなく,不正確になりやすいことから,診断にあまり頻繁には使用されていない.本研究の目的は,齲蝕診断に有用なDIAGNOdent^[○!R]を用いて歯根破折の診断への応用の可能性を探ることである.まず,基礎的な研究として破折のないヒト抜去歯根がメチレンブルーによる染色時間と濃度でどの程度のDIAGNOdent^[○!R]値(以後,D値と略す)を示すかを調べた.次に歯根面に切削器具による人工的な溝を作製し,染色液の有無での幅または深さとD値との関係を調べた.そのほかに歯根に圧力をかけて不完全破折を起こし,D値との関係を染色の有無で調べた.さらに,破折部への浸透性を高めるため染色液に含有するエタノール濃度とD値との関係を調べた.統計学的方法は,Mann-Whitney U検定により危険率1%で有意差を検定した.染色時間とD値との関係は5分後までは徐々に増加したが,それ以降はほとんど変化がなかった.濃度との関係では濃度依存的にD値が増加し,10^<-4>%と1%ではD値に有意差があった.染色液の使用,人工的な溝の幅における増大,または溝の深さの増大に呼応してD値は有意に増加した.歯根破折前後を比較した実験では,染色液の有無にかかわらず有意にD値が増加していた.また染色液にエタノールを20%または40%含有させると,有意にD値が増加した.これらの結果より,臨床応用するには染色液とエタノールの口腔内組織への影響などに関してさらなる研究が必要であるが,染色液を併用することでDIAGNOdent^[○!R]により歯根破折の診断がより正確にできる可能性が示唆された.
著者
後藤田 宏也 田口 千恵子 内山 敏一 有川 量崇 山内 里央 小林 清吾 佐久間 汐子 上江洲 香實
出版者
有限責任中間法人日本口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.159-164, 2005-07-30

半導体レーザーを用いたう蝕診断器: DIAGNOdent^[○!R]は非破壊的に微細なう蝕病変を検出できるため, 初期う蝕または前臨床う蝕の診断に使用できることが期待される.臨床診断におけるDIAGNOdent^[○!R]の有用性はいくつか報告されているが, 小窩裂溝部におけるSticky感の有無との対応を検討したものはない.Sticky感の有無はシーラントなど積極的予防処置適応歯の条件として有用とされてきたが, この判定に歯科用探針を用いることに問題があった.そこで今回われわれは, Sticky感の有無とDIAGNOdent^[○!R]測定値の関係について, 臨床評価や使用基準を評価する目的で小学校児童を対象に臨床疫学的な検討を行った.その結果, DIAGNOdent^[○!R]値のCut-off pointを設定し, 敏感度と特異度を検討した結果, Cut-off pointを15, 20, 25, 30としたときのSticky(+), Sticky(-)のそれぞれの敏感度は0.89, 0.78, 0.63, 0.48, 特異度は0.61, 0.74, 0.80, 0.84となった.またDIAGNOdent^[○!R]値20でのCut-off pointにおけるkappa値は0.49と最大で, 陽性反応適中率は60%, 陰性反応適中率は87%となった.Sticky感のない健全歯の検出に比較的高い有効性が認められた.
著者
常松 浩史 吉村 淳 春島 嘉章 長村 吉晃 倉田 のり 矢野 昌裕 佐々木 卓治 岩田 伸夫
出版者
日本育種学会
雑誌
Breeding science (ISSN:13447610)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.279-284, 1996-09-01
被引用文献数
15

RI系統群は遺伝的に固定しているので分離することなくその増殖と配布が可能である.さらに,そのRI系統群を用いて連鎖解析を行えば,現在それぞれ独立している地図情報を統合することや新しく単離された分子マー力-の連鎖地図上での位置を容易に推定することができる.そこで,本研究ではイネにおけるRI系統群の作出とそれを用いたRFLP骨格地図の作成を行った. 日本型品種「あそみのり」とインド型品種「IR24」のF_2個体から単粒系統法を用いて自殖を重ね,F_6世代で165系統からなるRI系統群を作出した.この中の71系統をF_6とF_7でRFLPマッピングに供試した.マッピングにはSaito et al(1991)およびKurata et al(1994)によるRFLPクローンを用いた.連鎖分析の結果,構築されたRFLP連鎖地図は375個のマーカーからなり,その全地図距離は1275cMであった(Fig.1).また,染色体ユ,3,6,11,12においてはマーカーの分離のひずみが観察され(Fig.1),そのすべてにおいて日本型親の「あそみのり」の遺伝子頻度が減少していた.F_6におけるヘテロ接合体領域の割合はO%から19.3%で,その平均は3.6%であった.また,F_7におけるヘテロ接合体領域の割合はO%から5.5%で,その平均は1.9%であった(Fig2).
著者
蒲谷 肇
出版者
東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林
雑誌
東京大学農学部演習林報告 (ISSN:03716007)
巻号頁・発行日
no.78, pp.p67-82, 1988-02
被引用文献数
8

千葉県南部の常緑広葉樹林(0.18ha)の下層植生を1971年,1976年,1986年の3回調査した。1986年には,それ以前にくらべ,下層植生に変化が見られた。変化はニホンジカが嗜好する種で大きいことから1980年頃から増加したニホンジカによるものと推測された。林床ではテイカカズラ,アオキ,アカガシ,ヤブコウジ,フユイチゴが大幅に減少した。低木層のアオキ,カクレミノ,クロガネモチについては樹高が2m未満の個体は絶滅した。非嗜好性植物として知られているイズセンリョウ,ホソバカナワラビ,ウラジロ,ヤブニッケイ,アセビの増減は少なかった。嗜好性植物とされるサカキ,ヒサカキ,ヤブツバキ,モチノキ,ヤブムラサキの本調査地での食害ははっきりしなかった。これは本地域のシカの生息密度が低いことが関係していると思われる。Changes of undergrowth in a broad-leaved evergreen forest were surveyed in 1971, 1976 and 1986, and discussed in relation to grazing effects by sika deer. The study forest was at the Tokyo Uiversity Forest in Chiba, in the southern part of Chiba prefecture, 140°8′E, 35°9′N, ca. 300m a. s. l, 13.9℃ in annual mean temperature, and 2,230mm in annual mean precipitation, and belongs to the upper warm temperate zone. Dominant species of the upper tree-layer ranged from 13m to 21m in height were Castanopsis cuspidata var. sieboldii and Quercus acuta. Changes of the upper tree-layer during years 1976 to 1986 were slight, while those of the lower teree-layer and the forest floor vegetation were remarkable. Trees of Aucuba japonica, Dendropanax trifidus and llex rotunda less than 2m in height were abundant in 1971 and 1976, but disappeared in 1986. The coverages of Trachelospermum asiaticum, Aucuba japonica, Quercus acuta and Ardisia japonica of the forest floor vegetation in 1986 were 1/7, 1/11, 1/8 and 1/4 of those in 1971, respectively. Changes of the dominance degree were little in unpalatable species to sika deer, such as Maesa japonica, Rumohra aristata, Gleichenia japonica, Cinnamomum japonicum and Pieris japonica. The causes of decrease of palatable species were considered to be due to the population increase of sika deer (Cervus nippon) population since around 1980.

1 0 0 0 OA 枕草子

著者
清少納言 [著]
出版者
三教書院
巻号頁・発行日
1935