著者

Falko JUDT Daniel KLOCKE Rosimar RIOS-BERRIOS Benoit VANNIERE Florian ZIEMEN Ludovic AUGER Joachim BIERCAMP Christopher BRETHERTON Xi CHEN Peter DÜBEN Cathy HOHENEGGER Marat KHAIROUTDINOV 小玉 知央 Luis KORNBLUEH Shian-Jiann LIN 中野 満寿男 Philipp NEUMANN William PUTMAN Niklas RÖBER Malcolm ROBERTS 佐藤 正樹 澁谷 亮輔 Bjorn STEVENS Pier Luigi VIDALE Nils WEDI Linjiong ZHOU

出版者

Meteorological Society of Japan

雑誌

気象集誌. 第2輯 (ISSN:00261165)

巻号頁・発行日

vol.99, no.3, pp.579-602, 2021 (Released:2021-06-10)

参考文献数

68

被引用文献数

26

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近年のコンピューターとモデル開発の進歩により、全球ストーム解像モデルの時代が始まり、それに伴って気象や気候予測が一変する可能性を秘めている。本研究では、この新しいクラスのモデルを検証するという一般的なテーマの中で、9つの全球ストーム解像モデルについて、熱帯低気圧(TC)をシミュレートする能力を評価した。その結果、大まかにいえば、これらのモデルは現実的な熱帯低気圧を再現し、熱帯低気圧の強度の正確なシミュレーションを可能とするなど、全球モデルの長年の課題が解消されていることが示された。一方、TCはモデルの設計に強く影響され、全てのモデルはTCの数、強度、大きさ、構造に関して独自のバイアスを持っている。いくつかのモデルは他のモデルよりも優れたTCをシミュレートするが、全ての点で優れたモデルが存在するわけではなかった。全体的な結果は、全球ストーム解像モデルがTC予測の新時代を切り拓くことが可能であることを示しているが、その可能性を最大限に引き出すためには改良が必要である。

著者

池内信嘉 著

出版者

能楽会

巻号頁・発行日

vol.上巻 江戸の能, 1925

著者

磯田 道史

出版者

学術雑誌目次速報データベース由来

雑誌

日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要 (ISSN:09150900)

巻号頁・発行日

vol.24, pp.87-109,vii, 2002

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徳川日本の武士身分は兵農分離されていたとされる。しかし、実際には百姓がしばしば足軽・中間として大名の下層家臣に加わっていた。そこで、本稿では津山藩における奉公人雇用の実態調査を試みた。津山藩と山北村の古文書を調べた結果、人口一〇万人の津山藩では常に領民二四〇〇人を雇っており、それに例年八四〇〇石もの奉公給を支払っていた事実が明らかとなった。足軽や中間には城下近村に住む農民が雇われることが多く、彼らは農業に従いながら侍の公務補助や守衛を務めていた。

著者

池内 有為

出版者

一般社団法人 情報科学技術協会

雑誌

情報の科学と技術 (ISSN:09133801)

巻号頁・発行日

vol.69, no.9, pp.435-437, 2019-09-01 (Released:2019-09-01)

著者

Nobushige TAKAHASHI

出版者

脳機能とリハビリテーション研究会

雑誌

Journal of Rehabilitation Neurosciences (ISSN:24342629)

巻号頁・発行日

vol.19, no.JPN, pp.44-48, 2019 (Released:2019-10-25)

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Currently, predatory publishers and open access journals are flourishing in the academic field, including in the area of rehabilitation. Manca and colleagues proposed a list of suspected predatory rehabilitation journals. The purpose of this study was to assess the involvement of Japanese researchers in predatory rehabilitation journals. This study assessed and analyzed the websites of 59 predatory journals listed by Manca and colleagues. Among the 59 journals, research papers of only 39 journals could be accessed from the websites. Among these 39 journals, Japanese researchers were found to be the members of the editorial board in 16 journals and research papers by Japanese researchers were published in 24 journals. Predatory journals are threatening the field of rehabilitation research in Japan because Japanese researchers are involved in predatory rehabilitation journals. Thus, researchers should carefully select a journal when submitting a research paper.

著者

鹿島 徹

出版者

物語研究会

雑誌

物語研究 (ISSN:13481622)

巻号頁・発行日

no.13, pp.24-38, 2013-03-31

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As a response to the prospectus (shui-bun) of the symposium of Monogatari Kenkyukai in Summer 2012, and with regard to the recent discussion concerning methodology of historiography in Japan, this essay both tries to make the significance of procedure of historical verification clear and criticizes the positivist self-understanding of many historians. It takes up HAGITANI Boku's study of Tosa nikki as an example to show how highly specialized research of traditional Japanese literature has the potential of contributing to the discovery of traces of unrecorded existence of "forgotten ones," and makes us aware of a similar kind of people in the present society, referring to the historical theory of Walter Benjamin's "On the Concept of History." In the aforementioned situation, it isn't a narrative/story, but a Gild (image) that functions as a medium for finding out and expressing the hidden existence of these people. Furthermore, this essay considers what "stories woven in a dynamic interchange of fiction and fact" could mean in the context of the symposium prospectus. The clue is Benjamin's "The Storyteller", which analyses the flexibility and mutability of a story as a tool of communicating one's experience to others. Such a story is able to liberate us from a solid narrative framework of historiography and the novel as a modern genre of literature. With the help of Paul Ricoeur's concept "refiguration," this essay points out that every historical, fictive, and factual/fictive story might change the way of life of the storyteller as well as the listener and reader.

著者

桜井静 著

出版者

桜井静

巻号頁・発行日

vol.1冊, 1902

著者

古賀 敬太

出版者

聖泉大学

雑誌

聖隷学園聖泉短期大学人文・社会科学論集

巻号頁・発行日

no.5, pp.13-37, 1989-12-20

著者

井藤 大樹 難波 拓登 庄野 耕生

出版者

国立大学法人 鹿児島大学総合研究博物館

雑誌

Ichthy, Natural History of Fishes of Japan (ISSN:24357715)

巻号頁・発行日

vol.15, pp.10-16, 2021 (Released:2021-12-08)

著者

善教 将大

出版者

日本政治学会

雑誌

年報政治学 (ISSN:05494192)

巻号頁・発行日

vol.67, no.2, pp.2_163-2_184, 2016

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<p>本稿の目的は, 政党支持の規定性, 具体的には長期的党派性の投票行動に対する影響を検証することである。政党支持の規定性は, これまで多くの研究者が議論してきた安定性とは対照的に, ほとんどその妥当性に関する検証作業が行われていない。本稿では実験的手法を用いて, 行動意欲とは異なる長期的党派性は, 政党ラベルや候補者要因が投票行動に与える効果をどの程度条件付けるのかを分析することで, 政党支持の規定性の検証を試みる。大阪市および近畿圏在住の有権者を対象とするサーベイ実験の結果, 長期的党派性は政党ラベルの因果効果を常に高めるわけではないことが明らかとなった。この知見は, 政党支持は規定的であるという通説的見解に疑義を投げかけるものであると同時に, 有権者における政党支持の 「揺らぎ」 を示唆するものでもある。</p>

著者

一島 正真

出版者

Japanese Association of Indian and Buddhist Studies

雑誌

印度學佛教學研究 (ISSN:00194344)

巻号頁・発行日

vol.33, no.1, pp.67-71, 1984-12-25 (Released:2010-03-09)

著者

樋坂 章博

出版者

一般社団法人 日本臨床薬理学会

雑誌

臨床薬理 (ISSN:03881601)

巻号頁・発行日

vol.44, no.6, pp.495-500, 2013-11-30 (Released:2013-12-20)

参考文献数

9

著者

佐野 史郎

出版者

社団法人日本体育学会

雑誌

体育學研究 (ISSN:04846710)

巻号頁・発行日

vol.15, no.5, 1971-07-30

著者

長田 尚子 デイヴィス 恵美 神崎 秀嗣 町田 小織 髙尾 郁子 田中 浩朗

出版者

一般社団法人 日本教育工学会

雑誌

日本教育工学会研究報告集 (ISSN:24363286)

巻号頁・発行日

vol.2021, no.4, pp.33-40, 2021-12-03 (Released:2021-12-03)

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高等教育の質保証のためにはカリキュラムや授業デザインの検討に加え,現場の教員による相互支援や情報共有等の継続的な活動が欠かせない.本研究では,多様な教員による教育実践コミュニティの働きや活動を通じた教員の経験を記述するパターン・ランゲージの開発を行っている.本報告では中間報告として,試行的開発の過程と結果を検討した.開発活動を通じてコミュニティへの理解が深まること,越境的な教育実践コミュニティが高等教育の質保証に有効であることが示唆された.

著者

大場 洋子 田中 輝明 佐藤 雅子 横田 勲 瀧川 千鶴子

出版者

日本緩和医療学会

雑誌

Palliative Care Research (ISSN:18805302)

巻号頁・発行日

vol.16, no.4, pp.307-314, 2021 (Released:2021-12-10)

参考文献数

25

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【目的】終末期がん患者の生存期間ががん治療医の経験に基づく予後予測よりも短い患者側の要因,および死亡までの経過との関連を検討する.【方法】KKR札幌医療センター緩和ケア病棟に予後1〜3カ月として紹介され,その後3カ月以内に死亡退院した終末期がん患者を対象に,後方視的検討を行った.【結果】対象患者249例のうち,実際の生存期間が1カ月未満であった患者は102例(OS1, 41%),1カ月以上3カ月以内の患者は147例(OS1–3, 59%)であった.Japan Coma Scale II以上の意識障害,経口摂取量数口以下を呈する患者がOS1–3に比べOS1で有意に多かった.2日以内で死に至る急な容態変化による死亡はOS1で有意に多かった.【結論】上記要因を持つ患者の生存期間は予測予後より短い可能性があるが,予後の不正確性に与える医師側の要因を検討する必要がある.

著者

奥西 峻介

出版者

一般社団法人 日本オリエント学会

雑誌

オリエント (ISSN:00305219)

巻号頁・発行日

vol.36, no.1, pp.107-117, 1993-09-30 (Released:2010-03-12)

参考文献数

44

著者

津守 不二夫

出版者

日本比較生理生化学会

雑誌

比較生理生化学 (ISSN:09163786)

巻号頁・発行日

vol.38, no.3, pp.124-131, 2021-12-01 (Released:2021-12-10)

参考文献数

31

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やわらかい生体の運動の工学的な模倣について紹介する。 骨格(内骨格や外骨格)構造のない生体の運動が一例となる。 例えば軟体動物や環形動物である。また,生体組織として繊毛や鞭毛の運動,消化管の蠕動運動といった例もやわらかい運動として挙げられる。このような個体の運動を模倣するため,柔軟な素材を用いて作られた人工構造が近年注目されており,ソフトロボティクス分野として取り扱われている。本稿では,このような構造を産業用ロボットハンドに代表される関節を有するロボットと比較しながら,その特徴について説明する。利用されている材料や手法についていくつかの例を示し,その中でも磁性粒子分散柔軟材料を用いた外部磁場駆動構造について詳しく述べる。生体模倣運動の具体例として人工繊毛および這行運動について示す。前者では生体繊毛運動に観察される非対称性やメタクロナール波の実現について,後者については進行波の発現方法について説明する。これらを通じ,生体との相違および工学的手法の現状,将来について考察したい。

著者

藤本 優子

出版者

国公私立大学図書館協力委員会

雑誌

大学図書館研究 (ISSN:03860507)

巻号頁・発行日

vol.119, pp.2125, 2021-11-30 (Released:2021-11-27)

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慶應義塾大学メディアセンターにおける和書の電子書籍の購入,管理,提供について,Maruzen eBook Libraryを例に報告する。本学では,Almaを使用して,購入済みタイトル,契約,発注・支払情報を一元管理している。メタデータはAlmaのCentral KnowledgeBaseを使用しているが, 様々な問題を抱えている。検索システムKOSMOSに試読可能タイトルも含めて搭載し,利用者に提供しており,リクエスト機能と管理者画面の購入機能も活用している。また,コロナ禍での業務や利用状況を振り返り,和書の電子書籍が直面している電子化の遅れや利用条件等の改善の必要性についても述べる。

出版者

日経BP社

雑誌

日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)

巻号頁・発行日

vol.8, no.24, pp.24-27, 2009-11-17

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国際イメージコンサルタントの大森ひとみさんのオフィスを本誌記者が訪れたのは8月27日。衆議院の選挙戦が各地で繰り広げられている真っ只中だった。 政治家たちへのイメージコンサルティングに忙しく飛び回る大森さんは、「4年前の選挙あたりから、政治家の依頼が増えた」と語る。見た目が良くないと女性票を獲得できないから、というのがその理由である。

著者

海野 泰男

出版者

常葉大学短期大学部

雑誌

常葉国文 (ISSN:03852962)

巻号頁・発行日

no.6, pp.50-58, 1981