著者
鈴木 和明 近藤 邦雄
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会年次大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.33, pp.93-94, 2005

ゲーム機の解像度や色数の制限のために,効果的な画像表現が創意工夫されてきた.このような分野の低解像度画像をドット絵と呼ぶ.ドット絵は,熟練したドッターと呼ばれる人々によって手作業で描かれてきた.ドット絵作成には膨大な時間がかかる.この手間とゲーム機の高性能化を背景に,映像の3D 化が進んでいる.しかし,低解像度のディスプレイにおいては,ドット絵は効果的な表現方法である.本研究では,写真やイラストからドット絵を自動的に生成するために,描画手法を分析する.そして輪郭線描画手法を提案する.
著者
角田 裕志 満尾 世志人 千賀 裕太郎
出版者
日本生態学会
雑誌
保全生態学研究 (ISSN:13424327)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.243-248, 2011-11-30
被引用文献数
1

We investigated the fish fauna in 50 irrigation ponds in Iwate prefecture, northeastern Japan. Four cases of new invasions of alien largemouth bass, Micropterus salmoides, into previously non-invaded ponds were observed during surveys from 2008 to 2009. Given the limitations of natural migration by largemouth bass, all of these cases were likely the result of illegal stocking. In three of the ponds, establishment of new populations of bass was successfully prevented by the removal of collected individuals during our survey. However, the population eradication in the remaining pond failed, and the recruitment of juveniles was observed in 2010 surveys. Our results suggest that the Invasive Alien Species Act was insufficient to prevent illegal stocking of largemouth bass and that further countermeasures such as monitoring surveys and patrolling are needed.
著者
稲垣 伸一
出版者
早稲田大学史学会
雑誌
史観 (ISSN:03869350)
巻号頁・発行日
vol.175, pp.1-19, 2016-09
著者
松森 晶子 Akiko MATSUMORI
出版者
国立国語研究所
雑誌
国立国語研究所論集 (ISSN:2186134X)
巻号頁・発行日
no.10, pp.135-158, 2016-01

本稿では,日本語・琉球語の諸方言の複合語アクセント規則の類型的考察を行ったうえで,前部要素の韻律的特徴(式,型)が複合語全体の韻律的特徴となる,という規則が,日琉語を通じてもっとも古い複合語規則ではないか,という仮説を提示する。現代の東京方言は,「後部要素」の型が複合語全体の型を決定する,あるいは「後部要素」のモーラ数に応じて複合語型の種類が決まる,という「後部要素支配型」のアクセント規則を持っている。しかし,このようなタイプの方言の中にも,かつてはその前部要素が複合語の型を決定していた時代があったことの痕跡が残されている,ということを,本稿では現代東京方言を例にとりながら論じる。This paper argues that the compound accentuation rule in which the accent of the "first" member of compounds is preserved is the most archaic type in the Japanese and Ryukyuan dialects. By contrast, other types, such as the one in which the accent of the "second" members are preserved, or the one by which the default accent is placed around the boundaries of the two members, are newly developed compound accentuation rules. The paper then argues that even in Tokyo Japanese, in which productive compound accentuation is decided exclusively by the "second" members, we find some vestiges of the older compound accentuation rule in which the "first" member of the compounds is still relevant.
著者
石塚 倫子
出版者
人間環境大学
雑誌
人間と環境 : 人間環境学研究所研究報告 : journal of Institute for Human and Environmental Studies (ISSN:13434780)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.65-75, 1998-03-31

AD43年、ローマ人のブリタニア征服以来、都市として着実に発展してきたロンドンは、16世紀末には世界に誇るメトロポリスとなっていた。シティと呼ばれる市壁の内部はイギリス経済の中枢として機能し、一方、市壁の外側の隣接区域には、大都市の必要悪とも言える施設(酒場、売春宿、劇場、精神病院、らい病院、処刑場、牢獄など)が寄り集まっていた。特にテムズ川南岸のサザックは「リバティ」と呼ばれ、複雑な権力関係が錯綜していたため逆に無法地帯と化していた。サザックにはシティからはじき出された浮浪者、犯罪人、失業者、得体のしれない外国人等が集まり、歓楽と危険、解放と無秩序が入り乱れた特殊な世界となっていた。しかし、都市ロンドンはこの周縁の地に、穢れたもの、忌まわしいものを引き受けてもらうことで、内部の秩序を保っていたのである。シティとサザック-この二種類の地域は文化における中心と周縁の関係に相当し、互いに緊張関係を保ちながら都市ロンドンを支えていた。特に大衆劇場は周縁に位置し、当時の都市文化を裏側から照射する場でもあった。ここでは、シェイクスピア劇を中心に大衆劇場の周縁性と意義について論じてみた。
著者
高瀬 弘一郎
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.337-362, 1978

論文
著者
磯野 直秀
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶応義塾大学日吉紀要 自然科学 (ISSN:09117237)
巻号頁・発行日
no.34, pp.9-21, 2003

原著論文慶長8年(1603)年に本編,翌年に補遺編が長崎で出版されたイエズス会宣教師編『日葡にっぽ辞書』は,3万2千語を収録し,当時の和語を知るための第一級資料である。たとえば,『野菜の日本史』は,『邦訳日葡辞書』を利用して当時の呼称とともに,新たにヨーロッパ人が持ち込んだ数々の野菜を明らかにしている。このような試みは動植物全般に有用であろう。そこで,今回は動物を対象として『邦訳日葡辞書索引』から該当する語を収録,『邦訳日葡辞書』の語釈と解説によって検討・整理した。その上で江戸時代の分類に従って「獣類・禽類・魚類・介類・虫類」の5類に大別し,五十音順に配列したのが次に示すリスト(種名か類名)である。このリストにおいては①広く使われている和語を中心として収録した。たとえば,オシドリについては「おしどり」を選び,「鴛鴦おしどり」の音読み「えんおう」は拾わなかった。また,「獣」・「鳥」などの総称や,想像上の鳥獣名,詩歌語(いなおおせどり=稲負鳥など),婦人語(あかおまな=サケなど)は原則として収録していない。②平仮名の品名は,『日葡辞書』にローマ字綴り方で表記されている和語を,『邦訳日葡辞書』で現代表記の仮名書きに直したものである(リスト以外も同じ)。なお,「魚」の「うお」は口語で「いお」となることがあり,両方の表記が用いられている。③( )内は注釈で,片仮名は現和名(平仮名と同じときは原則として省略),「」を付したのは原注の『邦訳日葡辞書』訳を簡略化したものである。また,獣類の「ちす」のようにその獣が現在の何に当たるか見当がつかない場合や,「あおばい」に対する「キンバエ」のように種名や類名を断定しかねる場合は,「?」を付した。必要に応じて,相当する漢字表記や類名を加え,読みやすいように平仮名に下線を付した場合もある。長文の注釈を要するときは,「*」を付し,注記としてリストの末尾にまとめた。④「あおがえる」「あおがいる」など発音上の小差にすぎない語や,「あこや」「あこやのかい」などの類縁語は,一般的と思われる語を先に置き,「・」を用いて併記した。⑤見出し名や現和名には種名と類名が混じているが,大半は「‥‥類」の表示を省いた。⑥初出と思われる語には,波線を加えた。⑦現和名の推定には江戸時代初頭の辞書・用語集・本草書のほか,鳥名は『日本鳥名由来辞典』,魚名は『日本魚名集覧』,貝名は『日本貝類方言集』,それ以外の動物や全般的な検討には『日本国語大辞典』を参照した。
著者
塚瀬 進
出版者
中央大学
巻号頁・発行日
2014

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著者
楊 海英
出版者
静岡大学人文学部
雑誌
人文論集 (ISSN:02872013)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.23-65, 2003

「遠(元)太子与真太子的故事」在蒙古族社会当中広範流伝。成書於17世紀以後的『黄金史』和『蒙古源流』等史書亦載有大同小異的故事。中国方面古籍,自明清以来多有明成祖永楽帝為元帝之子的説法。諸如此類,迄今各方学者都有論考。本文首先紹介了一篇作者従当今内蒙古鄂爾多斯地区収集到的関於「遠太子与真太子的故事」的手抄本。接下来重点分析了該故事是在什〓情況下、由誰、針対誰来講的。通過対1934年天津『大公報』所登歴史小説『中秋血』之広告等事件的分析,指出「遠太子与真太子的故事」不僅是反映了由元至明的改朝換代時期蒙古人的思想,其之所以経久不衰,是因為該作品無論在任何時代都具有強烈的現実意義。該故事既有歴史性又有現実性,此即該故事長期受入喜愛之根本原因。
著者
松本 孝夫
出版者
日本臨床免疫学会
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.10, no.5, pp.544-546, 1987

1. 昭和60年7月から昭和62年3月までの間に,主として東京地区を中心に在住する男性同性愛者413名につき,抗HIV抗体を検索した.<br>2. 413名中17名(4.1%)が陽性であった.内訳は日本人352名中10名(2.8%),在日外国人61名中7名(11.5%)が陽性を示した.<br>3. 抗体陽性者13名のうち無症候キャリア7名(53.8%),いわゆるARC 5名(38.5%), AIDS (カポジ肉腫発症)が1名(7.7%)であった.