著者
三浦 佳世 秋山 祐子
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.147-147, 2007

笑顔時に隆起する頬の部分を明るくすると、笑顔の印象の高まる可能性が指摘されている。そこで、顔の形態特徴に基づくタイプ別(大人-子供、ソフト-シャープの2軸による4タイプ)の典型平均顔(真顔)およびそれらの平均顔に、両頬もしくは同面積の額と顎へハイライトを入れ、表情(笑顔、怒り、悲)がどのように変化して感じられるかを、7段階評定で検討した。その結果、頬にハイライトが加わると、笑顔の印象が高まり、怒りと悲しみの印象の弱まることが示された。ただし、元の真顔に笑顔や怒りの印象が感じられる場合には、ハイライトが笑顔の印象を強めたり、怒りを和らげる効果が減少し、顔の形態的特徴が度合いに影響することも示された。
著者
井上 勲
出版者
学習院大学
雑誌
学習院史学 (ISSN:02861658)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.90-100, 1973-12
著者
嶋田 雅曉
出版者
医歯薬出版
雑誌
医学のあゆみ (ISSN:00392359)
巻号頁・発行日
vol.212, no.8, pp.773-777, 2005-02-19
著者
黒沢 麻美
出版者
東北文化学園大学医療福祉学部保健福祉学科
雑誌
保健福祉学研究 = Journal of health and social services (ISSN:13484567)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.1-7, 2016-03-31

急速に進む高齢化により、老年人口の増加と、それに伴い要介護人口が増加している現状がある。一方、介護現場では介護職員の不足が深刻であり、2025年には約38万人の介護職員が不足するといわれている。1)本研究は、筆者が「介護職員のQOLが介護業務継続に及ぼす影響に関する研究」の中で調査した結果注2)から、さらに「個別生活満足感」と「個別職務満足感」に焦点を当て、介護職員の職務に関する実態を明らかにするとともに、離職意向と関連のある個別職務満足感と個別生活満足感の構成要素である因子構造を検討することを目的とした。本研究のデータは、S市所在の高齢者福祉施設に勤務する介護職員241人を対象とした調査から得ており、そのデータの中から「個別職務満足感」と「個別生活満足感」に焦点をあて、それぞれの背景因子を探るため、最尤法により、カイザー基準で因子分析を行った。結果、個別職務満足感は₄つの因子に分類でき、個別生活満足感は₅つの因子に分類することができた。また、職場退職意向・離職意向には職務条件・職務満足感のみならず、生活満足感も関わっていることが明らかとなった。従って、介護職員の離職を防止するには生活満足感を高めることが必要であることが示唆された。
著者
野田 雅子 後藤 由貴
出版者
名古屋文理大学
雑誌
名古屋文理大学紀要 (ISSN:13461982)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.1-6, 2010-03-31

ウエディングケーキは,古代ローマを起源とする文化的な背景を持ち,宗教的,社会的な食文化を反映している特殊な位置付けの菓子である.日本にも西洋の風習の伝播と共に根付いたウエディングケーキではあるが,現在では日本独自のスタイルを持つウエディングケーキへと発展を遂げている.本稿では,文献調査に加え,日本をはじめ,イギリスとフランスでの現地調査も行ない,各国のウエディングケーキの考察を試みた.日本のウエディングケーキは宗教的意味はないが,披露宴の見せ場のひとつとしての役割を果たしている.結婚式とともに,新郎新婦たちの個性の表現としてウエディングケーキも多様化している.そして結婚産業の発展に伴って,ウエディングケーキを取り巻く人々は,新郎新婦やパティシエのみならず,結婚式のゲスト,新郎新婦の両親,ブライダル・コーディネーター,マスメディア,カメラマンに及び相互の連関を新たに生み出している.他方,イギリスではウエディングケーキがキリスト教的な儀礼文化と結びつき,ウエディングドレスと並んで結婚を象徴するものになっている.フランスでは儀礼的な側面はあまりなく,結婚の祝宴の中で供される食事のひとつとしての役割が大きい.
著者
河島 茂生
出版者
聖学院大学
雑誌
聖学院大学論叢 (ISSN:09152539)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.1-15, 2013

本論文は,オートポイエーシス論に基づきながら,ネットゲーム依存の問題を検討している。これまで心理学的もしくは精神医学的なアプローチでの取り組みがなされ,対策も講じられてきた。しかし,情報学の基礎理論でもあるオートポイエーシス論を援用した分析はほとんど見られない。そこで本研究は,オートポイエーシス論の視座からネットゲーム依存を考察することにした。この方法を採ることにより,人間の心理において現実と虚像の境界が原理的に曖昧である点が指摘でき,またネットゲームだけにのめり込む危険性も考察することができた。さらには,インターネット依存から身をかわす一契機を見出すことが可能となった。This paper discusses online gaming addiction, based on the theory of autopoiesis. Several studies have been made on internet addiction from the psychiatric or psychological point of view. However, there has been no study from the perspective of autopoietic theory. Therefore, this paper examines online gaming addiction from the stance of autopoietic theory. In taking this approach, it is pointed out that the boundary between reality and virtual image is ambiguous in human mentality. Furthermore, the risks which stem from being engrossed in online gaming are considered. Finally, opportunities for curing online gaming addiction are explored.
著者
堀尾 強
出版者
関西国際大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13455311)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.115-123, 2012-03-31

過去嫌いであった食品の嗜好変化について410名の大学生を対象に調べた。過去嫌いであった食品の嗜好が変わった人が88%いた。嗜好が変わった食品はピーマン,納豆,ナス,シイタケ,ニンジン,トマト,レバー,カキ,セロリなどであった。食品群分類別では野菜類が41%と大きく占めた。嗜好が変化した時期は小学校高学年から中学校,高校にかけて,16%,27%,35%と徐々に増加し,大学生になっても14%と嗜好が変化している。その理由は「久しぶりに食べてみたら食べることができた」,「たまたま食べたものがおいしかった」というように時間を置きその間の経験が食品の嗜好変化に大きな影響を与えることが示唆された。「無理やり食べているうちに食べられるようになった」,「栄養があり体に良いと知って」と食べる努力の結果として食べられるようになった者も多かった。以上のように,過去嫌いであった食品の嗜好がポジティブに変わる経験をしている人が大変多く,その間の食経験が嗜好変化に大きな影響を与えることが示唆された。
著者
田中 利雄
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.79, no.9, pp.629-630, 1984

日本酒のオンザロックがかなり普及してきた。果して, このオンザロックが, 一体, いつ頃から行われたのであろうか。左党ならずとも興味あるところである。
著者
大塚 明子
出版者
文教大学
雑誌
人間科学研究 (ISSN:03882152)
巻号頁・発行日
no.26, pp.39-53, 2004-12-20

As I have shown in previous papers, Japanese Modern Family, which was taking shape among the new urban middle class after late Meiji period, imported and adopted the Western concept of love as its basis. But throughout the pre-war period, this concept remained as a kind of abstract and rather unreal ideal. In Shufu No Tomo(Housewife's Companion), one of the most popular magazines for women, it was the traditional word"wago"(harmony), not love, that played a key role in advising the readers on how to behave and avoid troubles in the relationship with their husbands in everyday marriage life. The principle of wago was based on male supremacy, especially when sex was concerned.
著者
熊田 一雄
出版者
愛知学院大学
雑誌
人間文化 : 愛知学院大学人間文化研究所紀要 (ISSN:09108424)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.276-266, 2000-09-20

白光真宏会(1947-)とは,一般には「祈りによる世界平和運動」によって知られる日本の新宗教で,生長の家(1930-)の影響を強く受けている。同会は生長の家と異なり,教義上ジェンダーに関して,既成の「男らしさ/女らしさ」とは異なる多様な個性(「自分らしさ」)を容認する立場をとっている。本稿では,同会が時代に先駆けてジェンダーに関してそのような相対的に柔軟な立場を打ち出せた原因を,教祖夫妻のパーソナリティ・教祖夫人の経済的自立・時代的背景に求めて考察し分析する。最後に,1980年代以降女性の家庭から職場への社会進出という時代的潮流に対して,日本の新宗教がジェンダーに関して取りうる立場として,「生まれ変わり」によって「自分らしさ」を容認する立場がかなりの普遍性を獲得する可能性があることを示唆する。