著者
和爾 俊樹
出版者
公益社団法人日本船舶海洋工学会
雑誌
日本造船学会誌 (ISSN:03861597)
巻号頁・発行日
no.749, pp.696-698, 1991-11-25
著者
成瀬 かおる ナルセ カオル Naruse Kaoru 白尾 久子 シラオ ヒサコ Shirao Hisako 中根 洋子 ナカネ ヨウコ Nakane Yoko
出版者
帝京平成大学
雑誌
帝京平成大学紀要 (ISSN:13415182)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, 2015-03

We conducted a questionnaire survey involving 108 students in their second year of studying at the nursing department of T University who received a nursing skill test to determine factors influencing their awareness of skill acquisition. The results revealed that: 1) students whose favorite subject was nursing skills showed sufficient self-training, while those whose favorite subject was class work benefited from a mastery learning and felt the importance of points to be noted and the necessity of eagerness to learn; and 2) students with self-awareness that they were skillful undertook sufficient prior learning and self-training and were aware of their success in terms of safety, well-being, attention, and communicating with others. After receiving the test, all students realized their weak skills and the necessity of being aware of this, ability to make decisions, knowledge, and advancing their skills. Repeated self-training in nursing skills facilitates the acquisition of fundamental techniques but does not improve a student's abilities related to emotion/will, such as involving making decisions and attention required for safety and well-being. The study suggests the necessity of improving education methods, coaching systems, and training environments in order to acquire nursing skills to enhance nursing practice abilities.
著者
元杉 昭男
出版者
The Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering
雑誌
農業土木学会誌 (ISSN:03695123)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.179-184,a1, 1989
被引用文献数
1

土地利用型農業の生産性向上には経営規模の拡大ばかりでなく, 新技術を駆使した大区画圃場整備も重要な意義を有する。大規模農家は経営規模に対して意欲的であるとともに, 圃場の大型化に興味をもっている。<BR>事業を推進してゆくためには, 農地の流動化を促進し, 新しい施行技術・営農技術の開発を急ぐとともに, 技術吸収力と経営感覚にすぐれた担い手農家の育成が大切である。<BR>また, 今後の課題として, 小規模農家を事業の中にどう組入れてゆくかが技術開発の課題となるものと思われる。
著者
森 章
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1633, pp.58-61, 2012-03-19

ファッションビル大手、パルコの筆頭株主で33.2%の株式を保有する森トラストが2月24日、J・フロントリテイリングへの全株売却を発表した。売却価格は1株当たり1100円で、総額は約301億円になる。 森トラストは、第2位株主でパルコ株12.3%を持つイオンと、共同歩調を取ってきた。Jフロントへの電撃的な売却劇は、どのように決まったのか。
著者
松村 ちづか
出版者
順天堂大学
雑誌
順天堂医療短期大学紀要 (ISSN:09156933)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.66-76, 2001-03-29
被引用文献数
2

本研究の目的は,終末期在宅療養者の自己決定と家族の意向が不一致な状況を解決し療養者の自己決定を実現しようとする際の熟練訪問看護者の判断内容を抽出し,その内容から熟練訪問看護者が意図するケア機能を分析することであった。5名の熟練訪問看護者を対象とし,熟練訪問看護者が療養者の自己決定を支援する家庭訪問場面の参加観察と面接を基に,帰納的質的方法を用いて分析した。そして以下のような結果を得た。1.熟練訪問看護者の判断内容50カテゴリーが抽出された。2.熟練訪問看護者の判断内容から導き出されるケア機能として,査定機能,モニタリング機能,サポート機能,教育機能,アドボカシー機能,関係構築機能,調整機能が抽出された。以上の結果から,在宅看護において訪問看護者が終末期療養者の自己決定と家族の意向との不一致を解決し療養者の自己決定を支えるためには,正確な査定・モニタリング力と共に,療養者と家族に対するサポート機能・アドボカシー機能・関係構築機能の重要さが示唆された。
著者
岸田 民樹
出版者
大阪府立大学
雑誌
大阪府立大學經濟研究 (ISSN:04516184)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.46-62, 1978-07
著者
奥乃 博
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.39, pp.317-318, 1989-10-16

SOARはゴール達成を問題空間の発見的探索として構成する問題解決システムである。SOARではゴールおよび制御情報が一元管理されているので、その推論過程をキャッシュ化することによって学習を行ない、新たなオペレータあるいは制御機構を作成することができる。このような学習はチャンキングと呼ばれ、一種の定理あるいはマクロ・オペレータに相当するルールを作成する。学習されたルールは推論の簡略化には役立つが、実際にオペレーションするような応用(例えば、ロボット)では、マクロ・オペレータの効率が良くないと役に立たない場合がある。操作効率という視点は、SOARをロボットのセットアップ時の学習に応用するときには極めて重要になる。このような最適でないルールを生成するチャンキングは、過剰一般化と見なすことができるが、まだ検討されていない。あらゆる場合を想定してSOARのプログラムを書くことも一解決策ではあるが、汎用的なアプローチとは言えない。本稿では、多重文脈推論を用いた、操作効率の最もよいルールの学習方法を提案し、ATMSによる実装を検討する。
著者
齋藤 實男
出版者
九州産業大学
雑誌
九州産業大学商經論叢 (ISSN:02867842)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.1-28, 2002-03-29

本稿のテーマは、情報の受発信・コミュニケーション,とりわけグリーンマーケティング論者O(Observer)の情報発信を意識しながら,ライフサエコロジー(Lifecyecology)型のグリーン社会を目指すA⇔B⇔C(国家⇔企業⇔消費者:Administration⇔Business⇔Consumer)各主体の間やA⇔A', B⇔B', C⇔C'の間を,環境・自然N(Nature)保全のために,IT・情報媒体M (Media)を媒介して行き交うグリーン情報・グリーンコミュニケーションが,いかにBのグリーンマーケティングを進化させてゆくのか,を考察することにある。つまり,A⇔B⇔C各々の情報の受発信主体の間をITを媒介して行き交う情報に注目し,B⇔C間のグリーンマーケティングコミュニケーション・グリーンブランド共創やグリーンコンシューマリズム→グリーンプロシューマリズム(C側の脱環境ホルモン[EDC: Endocrine Disrupting Chemicals]のための生産参画運動)について考察することにある。特に企業(B)からのIT活用の情報受発信に着目し,Bが国家・自治体(A)側にどのように発信する情報が,一方の局のグリーンプロシューマリスト(C)にどのように共有・記憶され,グリーンプロダクト購入・共創,ブランド共創などに繋がらせるのか,を考察する。また,グリーン情報のネゲントロピー効果にも着目し,まず情報をIT関連メディア・3S (Span-Space-Species)軸・リアル(ライブ)/ヴァーチャルなどの面から分類し,効果的なグリーン共創マーケティング・プロシューマーサポート(黒岩哲彦)・プロシューマリズムサポートに,グリーン情報がどう活かされるか,を考察する。力説したいのは,「消費」者C側の生産参画運動の重要性,その運動に果たすITの遠隔地操作等による超時空間的役割,超社会内分業的役割である。生産と「消費」の輻輳する生態系・食物連鎖準拠のグリーンA⇔B⇔C循環型経済社会を形成するためには,C側が,生産をヒト任せにせず,プロシューマリストたらねばならない,そのために,対Aプロシューマリズム(政策立案への直接参加[直接民主制])を前提に,対Bプロシューマリズム・NPO内プロシューマリズムを巻き起こさなければならない,という点である。
著者
中野 康一
出版者
鳴門教育大学情報基盤センター
雑誌
鳴門教育大学情報教育ジャーナル (ISSN:18823661)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.1-6, 2015-03

「道徳の時間」に、その特質を満たしながら、情報教育として規範意識を育成する授業の困難さの原因を探るべく、情報モラル教育のカリキュラムにおける規範意識の概念及び、公開教材「"ウチら"のルールとわが家のルール」を、具体的に検討したところ、道徳の特質を踏まえた場合、十分に規範意識の育成が行えないことが明らかになった。『学習指導要領』と『生徒指導提要』では、「規範意識」は「きまりを守る」ものでしかなく、その原因は学校教育法にあった。実社会の規範以上に、ネット社会の規範は完結したものではなく、日々つくられていくものであるから、単に「きまりを守る」という態度では、実社会に適応する以上に、ネット社会への適応は難しい。情報教育において規範意識を育成する際には、きまりをつくる視点が重要である。
著者
田川 基二
出版者
日本植物分類学会
雑誌
植物分類・地理 (ISSN:00016799)
巻号頁・発行日
vol.7, no.3, pp.184-191, 1938-09-30

207. 熱河のケガハシダ Gymnopteris borealisinensis KITAGAWA は古くFRANCHET が Gymnogramme vestita HOOK. var. auriculata FRANCH. と命名したものと同種である.これは Gymnopteris vestita (HOOK.) UND. に外形だけは似てゐるが,むしろ G. bipinnata CHRIST に近いもので,ただこれは2囘羽状複生であるのにケガハシダは單羽状複生であるといふ差があるだけである.筆者はケガハシダを G. bipinnata CHRIST の變種とする秦仁昌氏の説を採つて Gymnopteris bipinnata CHRIST var. auriculata (FRANCH.) CHING といふ學名を用ひたい.種と考へるならばもちろん北川氏の學名を用ふべきである. 208. 印度支那の Diplazium aridum CHRIST と南支那の D. nudicaule (COPEL.) C. CHR. とは共に琉球や臺灣に多いシマシロヤマシダ Diplazium Doederleinii (LUERSS.) MAKINO と同種であると思ふ. 208. 印度支那の Diplazium contermium CHRIST と南支那の D. allantodioides CHING とは共にコクマウクジヤク D. virescens KUNZE と同種である.又 WHEELER が日本の何處かで採つた D. Wheeleri (BAK.) DIELS や屋久島のヤクシマクジヤク D. tutchuense KOIDZ. も同種であると思ふ. 210. タニイヌワラビの學名には Athyrium rigescens MAKINO よりも古い Asplenium otophorum MIQ. をメシダ屬に移した Athyrium otophorum (MIQ.) KOIDZ. を用ひるのがよい.暖地に多いもので,九州や四國に多く,本州では中國,近畿,北陸は越中あたりまで,東海道は伊豆附近まであり,秦仁昌氏によれば支那にも亦あるといふ. 211. 熱河のシラゲデンダ Woodsia jehoiensis NAKAI et KITAGAWA は支那の W. Rosthorniana DIELS と同種である. 212. イハデンダ屬 Woodsia R. BR. の中で Sect. Eriosorus CHING に屬する種類は邦内にはまだ一種も發見せられてゐなかつたが,京大農學部林學教室の岡本省吾氏が,昨年遂に臺灣の關山(3715m)で發見せられた.これは支那の W. cinnamomea CHRIST に似てゐるが,葉柄は黒檀色,羽片は深く切込み,裏面には毛の他に細い鱗片もあるから別種である.他に比較すべき種類もみあたらないので,新種にしてクワンザンデンダ(新稱) Woodsia Okamotoi TAGAWA sp. nov. と命名した. 213. イハヘゴモドキ(新稱) Dryopteris Mayebarae TAGAWA sp. nov. は前原勘次郎氏が肥後の人吉で10年ばかり前に發見せられたものである.外形はヲクマワラビ D. uniformis MAKINO の切込の淺いものに頗るよく似てゐるが,胞子には隆起皺があつて疣状の小突起がないからイハヘゴ D. cycadina C. CHR. var. meianolepis NAKAI に近いものである.
著者
田川 基二
出版者
日本植物分類学会
雑誌
植物分類・地理 (ISSN:00016799)
巻号頁・発行日
vol.6, no.4, pp.251-264, 1937-12-15
著者
林 健太郎 角 泰人 原田 奈穂子 富塚 太郎 大橋 博樹 前沢 政次
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.154-162, 2015

<b>目的および方法</b> : 2011年の東日本大震災において, 日本プライマリ・ケア連合学会東日本大震災支援プロジェクトPCATは, 亜急性期に米国の団体から人的支援を受け入れた. 経済的支援と異なり, 海外からの人的支援は, 移動の問題や国内外の専門資格の違いなどの諸問題が生じる. 本稿では, この受け入れの経過について報告し, 海外支援団体受け入れの利点と問題点を考察する.<br><b>結果</b> : 2011年5月から7月にかけて, 米国のNGOであるThe People to People Health Foundation, Project HOPEから5回にわたり, 在米邦人または日本語でのコミュニケーションが過不足なく可能な日系米国人の医療者が, 原則2週間の派遣期間で, 計28人 (医師12人, 看護師15人) 登用され, 東日本大震災被災地に派遣, 医療支援活動を行った. 日本の医師免許・看護師免許を持たない参加者も含まれていたが, 厚労省医政局の事務連絡に基づき, 医療行為は可能であった. 避難所での医療サービスの提供が中心業務となった. 受け入れ開始当初は, 派遣予定者と事前に直接連絡を取れない状況で, 情報伝達の遅延と齟齬が見られたが, 日本医療政策機構による仲介を受け, 事前連絡が円滑化した. また, 同様に2011年6月から12月にかけて, 在米日本人からなる精神/心理領域専門家集団のNGO「Kokoro Wellness Network (KWN) 」から総計12人が登用され, 東日本大震災被災地に派遣, 精神/心理領域の支援活動 (Mental Health and Psychological Support : MHPSS) を行った. 全ての医療者を含む全ての施術者は米国にて, MHPSS活動をする資格及び経験を持ったものである. 在米生活の長い支援者の場合, 医療や社会文化の違いによる戸惑いも見られたが, 国内からの派遣者と協働する中で現場の状況を理解し, 被災地支援の従来の流れを乱さずに継続できた.<br><b>考察</b> : 災害亜急性期には国内からの支援応募が減っており, この時期に2週間交代で人的支援を受けたことは, 支援を継続する上で大きな力となった. 今回支援のため日本へ一時帰国した在外邦人は多かったと思われるが, 組織的に派遣ができる団体と提携し, 有効な活動につなげられたことは貴重な経験と考える. 日本も国際社会の一員として, 援助するだけでなく援助を受ける立場もありうることを自覚し, そのためのシステムを整備することは重要と考える.
著者
小笠原 弘樹 柴田 義孝
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.58, pp.97-102, 2007-06-07
参考文献数
8

近年、マルチユーザによるコミュニケーションや協調作業環境を実現する Collaborative Virtual Environment (CVE) に関する研究が多数行われている。その CVE において協調作業を行う場合の事前連絡やスケジュールの考慮といった同期作業における問題を解決するために、本研究では VR 空間そのものを連続的にアーカイブ化し、利用者の目的や都合に応じて過去の作業空間を再生したり、任意の時点の空間を再現できるシステムについて提案する。空間内の全てのオブジェクトをアーカイブの対象とすることで選択的、かつ柔軟な空間の再生や再現が可能となり、作業目標に向かって利用者同士が効率的かつ非同期にも協調作業が行える CVE 支援システムを構築できる。In this paper, we introduce a new idea of revision tree which can provide a flexible mechanism to store the current cllaborative virtual environments (CVE) space, replay the past recorded CVE space and replace the current CVE by other past CVE space. The revision tree with hierarchical 3D structure is visualized in space and operated by users to refer the past space information using replay, revert, clone and merge functions. Those functions provide effective and flexible cllaborative work in CVE to support communication among many users over computer network. Using this method, the users as group members can progress cllaborative work and confirm the past CVE without prior communication even if some of the group members do not participate in the space. Thus, asynchronous collaborative work can be attained and applied to efficiently more creative CVE applications.