著者
Movellan Junko
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1139, pp.22-25, 2014-07-21

いずれのDIYキットも、必要な機器と部材がセットになっている。例えば、多結晶Si型太陽電池モジュールやインバーター、架台、ケーブル、モニタリング用無線通信機器などである。これらを標準品としてキット化することで、従来のシステムに比べて「約40%のコ…
著者
三木 いずみ
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.407, pp.52-55, 2009-01

1954年東京生まれ。1980年、父親の運営する「もつやき処 い志井」を手伝う。同年の夏から冬、米国を放浪の後、本格的に飲食業に取り組むことを決意。1981年、「やきとり処 い志井」のオープンを契機に、様々な店舗・業態を企画・運営。防衛大学校水泳部監督も務める。
著者
多田 昌裕 瀬川 誠 岡田 昌也 蓮花 一己 小暮 潔
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.263, pp.1-6, 2008-10-16
被引用文献数
4

本稿では事故多発地点など,通行の際に十分な注意を要する場所(要注意地点)における運転者の行動を自動評価するシステムを提案する.提案システムは,無線ジャイロセンサ情報とGPS情報とを併用することで,運転者が要注意地点において十分な事故予防動作をしているかを自動的に判定する.もし運転者の行動に予防安全の観点からみて改善すべき点がある場合には,その旨を走行後に提示し,運転の改善を促す.筆者らは,タクシー運転手を対象とした公道上での実車実験を実施し,提案システムによる運転技能の自動評価結果が,指導員による評価結果と80%以上の精度で一致することを確認した.筆者らは,さらに次のステップとして,提案システムをタクシー運転手再教育講習の現場に導入する実証実験を,2008年4月から実施している.この実証実験からは,受講者が自らの運転を客観的に把握するためのツールとしても,提案システムが有効であることを示唆する結果が得られている.
著者
淺野 敏久 飯田 知彦 光武 昌作
出版者
広島大学総合博物館
雑誌
広島大学総合博物館研究報告 (ISSN:18844243)
巻号頁・発行日
no.2, pp.1-8, 2010

ブッポウソウとカンムリウミスズメの保護活動を支援する環境事業として野鳥観察を中心としたエコツアーが広島県内で行われている。本稿では,広島市民を対象としたWEB アンケート調査と,ツアー参加者を対象とした,参加動機や評価に関するアンケート調査の結果を報告する。前者からは,鳥の知名度の低さにもかかわらず,1/4程度の回答者がツアーへの関心を示すとともに,野鳥保護や環境教育の効果を認めていることなどが明らかになった。後者からは,参加者が,いわゆる「マニア」層が中心となっていることを確認するとともに,ツアーの評価が,一般向けアンケートで重視される以上に,対象とした鳥を見られたかどうかに左右されることがわかった。今後,ツアー内容の充実や集客方法(宣伝方法)の検討が課題となる。An eco-tour designed to support the conservation works for wild birds is complemented in Hiroshima area. We clarified using two questionnaire surveys how the tour is evaluated. The survey for Hiroshima citizens shows that one forth of them express interest in the tour, instead of their blindness of the targeted birds. They accept a conservational value or an educational value of the tour. On the other hand, the survey for the tour participants shows that they are mainly the bird lovers, and that their evaluation of the tour are dependent on whether they could watch the targeted birds or not. It is necessary to improve tour programs and rethink about effective means of advertising, based on the results of these surveys.
著者
田上 正明 橋本 裕充 角田 修男 椿下 早絵 加藤 史樹
出版者
獣医麻酔外科学会
雑誌
獣医麻酔外科学雑誌 = Japanese journal of veterinary anesthesia & surgery (ISSN:09165908)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.1-11, 2004-01-31

症例はサラブレッド種競走馬228頭であった。関節鏡手術を実施した関節数は244関節、骨折部位は320ヵ所で主な部位は橈骨遠位外側139(43.4%)、中間手根骨近位43(13.4%)、橈側手根骨遠位48(15.0%)、第3手根骨近位48(15.0%)ヵ所であった。全体の競争復帰率は89.9%で、競争歴のある症例の競争復帰率は92.8%であった。休養日数の平均は239.3日、出走回数の平均は12.5回、収得賞金の平均は1382.0万円であった。術後成績は、競走復帰率、出走回数、収得賞金において非常に良好であった。
著者
武田 清子
出版者
国際基督教大学
雑誌
国際基督教大学学報. I-A, 教育研究 (ISSN:04523318)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.73-143, 1955

I. Preface: The purpose of this study is to seek an insight on Christian Philosophy of Education in Japan relation to the conflict between the traditional and nationalistic concept of man and the Christian concept of man. II. The ethical question raised by the early Protestants. Criticism of the Confucian ethics on which the feudalistic and Tennoistic social and ethical structure was founded, at the same time introducing the points made by Hiromichi Kozaki's "New Essay on Politics and Religion," and Naomi Tamura's "Christianity and Politics." III. The Shimmin Education (education to mold the people. as the subjects of the Emperor) propagated by the nationalists. The educational thought of the leading nationalistic edu. cators (such as Arinori Mori, Nagazane Motoda and Shigeki Nishimura), who on the basis of Confucian ethical teaching sougnt to make the Emperor the ethical as well as political head. of paternalistic family-nation. IV. The controversy between national education and Christianity. 1) The criticism of Christianity made by the outstanding nationalistic scholar, prof. Tetsujiro Inoue of Tokyo Imperial University. 2) The criticism of Christianity made by Buddhists. 3) The refutation by the Christians, both the Catholics and the Protestants. V. Some problems of Christian Philosophy of Education in Japan. 1) Problem of the authority of nation and Emperor. 2) Loyal and filial piety as the foundation of ethics. 3) The problem of concept of man "to be as a part" or "to be as oneself."

1 0 0 0 嶋呼三浦君

出版者
Tokyo Geographical Society
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.6, pp.306a-307, 1893
著者
宇宙科学研究所編 山田 隆弘
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙科学研究所報告特集 (ISSN:02859920)
巻号頁・発行日
pp.3-200, 1997
被引用文献数
1

本報告は, 宇宙実験・観測フリーフライヤー(SFU)の成果をまとめたものである。SFUは, 汎用・多目的のフリーフライヤーであり, 飛行後に回収され, 再飛行を行うことができる。SFUは, 1995年3月18日に宇宙開発事業団のH-IIロケットにより種子島宇宙センターより打ち上げられ, 軌道上で各種の実験・観測を行った。その後, 1996年1月13日にNASAのスペースシャトルにより回収され, 1月20日にケネディ宇宙センターに帰還した。本報告は, SFUのコアシステム(共通部分)について飛行の成果をまとめたものである。SFUの搭載実験の成果については, 別の報告書にまとめられる。本報告書の第1章では, SFUミッションの概要, SFUの開発の経緯, SFUの運用の概要について述べる。第2章では, SFUコアシステムの各々の部分について, (1)概要(主要な機能性能等), (2)軌道上での運用の結果, (3)回収後の試験・検査で判明したことを述べる。第3章では, 打上げ前から帰還後までの各運用のフェーズ毎に運用の結果を説明する。
著者
久保田 喜裕 山崎 興輔 飯川 健勝 吉越 正勝
出版者
地学団体研究会
雑誌
地球科學 (ISSN:03666611)
巻号頁・発行日
vol.60, no.6, pp.455-464, 2006-11-25

2004年10月23日の新潟県中越地震において,長岡市悠久山地域の被害要因に関する疑問を解明するため,補充調査を行った.その結果,以下のことが判明した.(1)一般に地盤が良いとされる段丘地でなぜ被害の集中域がみられたのか:住宅が集中する段丘面上にふたつの谷状凹地を確認したが,被害はこの谷状凹地の谷底や斜面の盛土地に集中した.とくに谷頭など,傾斜地の盛土部で顕著な被害がでた.被害要因として,この谷状凹地を埋積した沖積泥質堆積物や盛土が低い方へ変位したことが考えられる.(2)沖積盛土の大規模住宅地でなぜ被害が偏在したのか:損壊家屋は隣地との境界に設けられた水路(かつての水田の用排水路)脇に多かった.宅地地盤は北西側に0.7/100程度傾斜しており,被害は盛土が厚く深い水路(約1m)がある下流部に集中した.このような水路には一様にフタがない凹地空間となっている.被害要因として,傾斜した地盤に地震時の過剰な土圧が発生したため,盛土が水路・側溝の凹地空間へ押し出し,家屋とともに変位したことが考えられる.大規模な新興住宅地の開発は,今後ますます沖積低地へ向かうと思われる.沖積低地でも微傾斜地や,深い水路や側溝がある宅地地盤には,地震動による過剰な土圧の発生に耐えられる盛土の土留め擁壁や水路・側溝の側壁の耐力強化,グレーチングやコンクリート製のフタの設置といった,地盤の変位を抑える対策が不可欠である.
著者
塚口 眞佐子
出版者
大阪樟蔭女子大学
雑誌
大阪樟蔭女子大学学芸学部論集 (ISSN:18807887)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.137-149, 2007-03-20

デザイン史を観るに1860年代から1930年代までの70年間とそれ以降の70年間を比較した場合、前者がいかに劇的な展開を果たしたか驚くばかりである。歴史様式の混乱状態からモダンデザインへの胎動期、そして誕生、成長まですべてを包含している。それだけに関係が複雑に交差し、過去の様式史とは異なる多元的な理解が必要となる。また、担い手もこれまでとは異なり、勃興する中流階級がデザインの潮流を支えた点も注目に値する。本稿ではこの期間のうち19世紀のデザインをリードした英国のヴィクトリアン期、中でも中流階級のインテリアに照準を当て、様相の背景を探ることで、デザイン史が展開した必然性に迫り解明することをねらいとしている。 建築やインテリアは社会状況や時代精神、生活意識の反映である。デザインのあり方にはこれらの理解が欠かせない。第1章では、モダンデザインの胎動期となったヴィクトリアン期のインテリアの概観とともに、時代精神、特に階級意識とジェンダーをからめてこの様相に迫ってみる。第2章では、装飾品の実態を詳述することで、装飾品に仮託された生活意識を浮かび上がらせる。第3章では、第1章と第2章で明らかにした過剰な装飾の様相から発生した改革運動とその展開を取り上げる。ここではモダンデザインへの移行に大きな役割を果たした日本の影響を軸に述べている。いずれの章も具体的事項を語ることで全体像を浮かび上がらせたいと考える。
著者
森田 伸子
出版者
教育思想史学会
雑誌
近代教育フォーラム (ISSN:09196560)
巻号頁・発行日
no.16, pp.111-119, 2007-09-16

18世紀イギリスの教訓派作家とは、歴史的にどのように位置づけられるのだろうか。それは、児童文学史、社会運動史、そして教育史が交差するところに位置づけられる特異な存在である。このフォーラムはこうした対象を扱うことの困難とともにその可能性をも指し示している。子ども観の変化、中産階級の勃興と階級意識の発達、女性の自己変革とその社会的位置の変化、そして、社会経済的コードからは一定程度の独立と自律性を有する「教育的なるもの」の萌芽とその展開、これらの多様で多層にわたる動きが重なり合うところに、あの、独特な「児童文学」とは呼びがたい、しかし紛れもなく子どものための文学であるところの教訓的物語が成立するのである。そしてそれは、ほかならぬ18世紀という時代に成立し、19世紀が進むにつれて速やかに消えていくべく運命づけられた存在であった。