著者
越沢 明
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
日本土木史研究発表会論文集
巻号頁・発行日
vol.6, pp.223-234, 1986

「満州国」が中央政府直轄で都市建設を実行したのは、新京と大東港の2都市である。前者は新首都の建設であり、後者は大規模な臨海工業都市の建設であった。<BR>大東港は朝鮮と国境を流れる鴨緑江の河口帯に計画された。大東港の計画はぐ満州唯一の不凍港をこの地に建設し、地下資源と水力発電を活かして、人口100万人の臨海工業都市を新規に建設しようとするものであった。<BR>この計画岸信介、直倫太郎の支持によって進められ、現地機関では近藤三郎、黒田重治、米田正文らが事業を推進した。<BR>大東港にられる港湾と工業地帯のセット開発、高速道路の建設、土地経営による事業償還などの方式は、戦後日本の大規模開発プロジェクトの方式を先取りしていたと言えるものである。
著者
渡邊 紀文 木浦 豊治 有村 勇紀 糸田 孝太 大森 隆司
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第34回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.27-30, 2018 (Released:2019-01-09)

近年アクションカムや加速度センサなど個人の行動を計測するデバイスを利用したスポーツ等の集団行動の研究が行われている.これらの計測では選手が出力する行動を主に分析しているが,集団行動においてはそれ以前に自己と他者が相互の行動を確認し,その意図の推定および目的を共有して,次の行動を判断している.本研究ではこのような集団における自己と他者の意図の共有について頭部の動きから分析し,その過程をシミュレーションするためのモデル化を行う.実験対象はサッカーパス行動とし,選手の頭部の動きを飛行ドローンで計測する.本実験でのドローンによる選手頭部の計測精度および,ボールホルダーと他の選手が視線を向け合って意図を共有しているタイミングおよびパスを出すタイミングの分析結果について述べる.
著者
井田 正明
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第34回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.156-158, 2018 (Released:2019-01-09)

近年,社会科学(ノンエンジニアリング)の領域において,大学などさまざま組織に関するデータが電子機的に活用しやすい形態で提供されてきている.本稿では,高等教育機関に関する公表情報を考え,それらサーベィと留意点を述べる.

2 0 0 0 生物図表

著者
浜島書店編集部編著
出版者
浜島書店
巻号頁・発行日
2002
著者
野呂, 元丈
出版者
巻号頁・発行日
1752
著者
恩田 陽子 篠原 亮次 杉澤 悠圭 童 連 田中 笑子 冨崎 悦子 平野 真紀 渡辺 多恵子 望月 由妃子 川島 悠里 難波 麻由美 徳竹 健太郎 安梅 勅江
出版者
日本保健福祉学会
雑誌
日本保健福祉学会誌 (ISSN:13408194)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.23-28, 2010-11-30 (Released:2017-09-15)

目的:本研究は、子育ち・子育て支援における評価指標として活用が可能な「就学前児用社会的スキル尺度」の「かかわり指標」との基準関連妥当性について明らかにすることを目的とした.方法:対象は2〜6歳の保育士により気になる子どもとしてあげられた全国98か所の認可保育園に在籍する保育園児121名であり、担当保育士による「就学前児用社会的スキル尺度」の評価、および同一検査者による「かかわり指標」子ども側面を用いた観察を合わせて分析した.就学前児用社会的スキル尺度の各因子得点、総合得点とかかわり指標の各領域得点、子ども総合得点との相関係数を算出した。結果と考察:「協調因子」と<応答性領域><共感性領域>、「自己制御因子」と<運動制御><感情制御>、「自己表現因子」と<主体性領域>で有意な関連がみられ、基準関連妥当性が示された。「就学前児用社会的スキル尺度」及び「かかわり指標」はともに子どもの社会性を短時間の行動観察により客観的に測定できるツールであり、場面により使い分けることで、子育ち・子育て支援に携わるあらゆる分野における、今後の幅広い活用が期待される。
著者
豊嶋 陵司 桜井 伸二
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.479-493, 2018-12-10 (Released:2018-12-20)
参考文献数
47

This study investigated the relationships between the kinetic factor of the swing leg and step frequency (SF) and step length (SL) during the top speed phase of a sprint. Sixteen male sprinters (age 19.3±0.6 years, height 1.74±0.06 m, weight 66.1±5.2 kg) performed maximum effort 60-m sprints. Video data from the 43.5- to 50-m section of the sprint were collected using a high-speed camera (300 Hz). SF index and SL index were calculated to exclude the influence of body height on the outcomes of interest. Torque and torque power of the hip and knee joints of the right leg were calculated during the swing phase of the right leg. The time of the swing phase of the right leg was normalized so that the take-off of the right foot, touchdown of the left foot, take-off of the left foot, and touchdown of the right foot were 0%, 100%, 200%, and 300%, respectively. For every 5% of normalized time, partial correlation analysis was conducted between the right leg kinetics and SF index (controlling SL index) and SL index (controlling SF index). The SF index was associated with a large hip flexion torque and a large hip extension torque during 10–60% and 250–280% of the swing phase, respectively. Moreover, large peaks of the hip flexion torque and positive power were associated with a high SF index (r = -.718, p <0.01; r = .531, p <0.05, respectively). The SL index was associated with a hip flexion torque during 20–30% of the swing phase, although there was no significant partial correlation between the SL index and peak hip flexion torque (r = -.381, p = .161). In addition, a high SL index was associated with early appearance of the peak hip flexion torque power (r = -.759, p <0.01). In conclusion, throughout the top speed phase of a sprint, a high SF index requires a large torque and hip joint power for the leg swing over a short duration, and a high SL index requires an early increase of hip flexion torque power.
著者
小原 謙一 白石 明継 高橋 尚
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.28, no.6, pp.791-794, 2013 (Released:2014-01-21)
参考文献数
18
被引用文献数
1

〔目的〕一側前腕に対する部分浴の施行の違いが対側前腕の総ヘモグロビン量に及ぼす影響について検討した.〔対象〕自律神経系及び循環系の疾患を持たない健常人10名であった.〔方法〕左前腕部の総ヘモグロビン量を近赤外分光法器にて測定した.実験条件は,温浴,交代浴,無処置の3条件とした.各条件における部分浴を右前腕部に対して20分間施行した.部分浴前を基準とした変化率を算出した.〔結果〕処置中及び処置後において,交代浴は他の2条件よりも有意に高値を示した.〔結語〕本研究結果から,交代浴は,交叉性効果によって対側の総ヘモグロビン量をより増加し得ることが示唆された.
著者
青沼 徹 前田 信治 岡田 誠之 野知 啓子 赤井 仁志
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.157, pp.11-17, 2010-04-05 (Released:2017-09-05)
参考文献数
5
被引用文献数
1

浴場施設における浴槽水の水質は公衆浴場法等により規制されているが、公表された浴槽水水質データは比較的少ないと考えられる。一方では、浴槽水の水質が微生物汚染等により悪化し、利用者の健康被害が生じている例も挙げられる。そこで既存浴場施設における浴槽水の水質実態把握が必要であると考え、実施した。また、浴槽水の有機汚濁負荷を明確にするために、被験者一人当たりの浴槽水水質についても調査した。得られた浴槽水質については、各水質項目間の相関、重回帰分析を行い、浴槽水質の特性を考察した。
著者
藤井 寛
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.16, pp.115-117, 2006-02-18

マルチOS環境の構築方法を東京経営短期大学での事例をもとに紹介する。このシステムでは、Windows Mac UNIXを1台のコンピュータで利用できる。Netbootの採用により、サーバ、クライアントの管理負担とトラブルが軽減し、利用者へは実作業に集中できる環境を提供する。A multi-OS bootable system based on Mac OS X is proposed. In the system,windouws,Mac OS X,and UNIX including Linux are available from iMac terminals.
著者
浅井 得一
出版者
The Geographic Education Society of Japan
雑誌
新地理 (ISSN:05598362)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.1-31, 1963

泰緬鉄道については, はじめて耳にする人もあると思うので, 正編とやや重複のきらいはあるが, その概要についてしるすことにする。<br>泰緬鉄道は太平洋戦争中に日本軍がタイとビルマの間に建設した延長415kmにおよぶ鉄道である。<br>日本軍は昭和17年5月のビルマ全土の占領をもって, 南方進攻作戦を成功のうちに終了した。しかし連合軍の日本軍占領地域に対する反攻は, インド洋方面においてまず開始され, 昭和17年の後半になると, ラングーン-シンガポール間の航路は, 連合軍の航空機と潜水艦による攻撃のために危険となって, ほとんどとだえてしまった。このため17年6月から安全な陸路としての鉄道の建設が始まったのである。<br>ビルマとタイを結ぶ鉄道の建設は, イギリス側でも調査をしたことがあり, トングーからチェンマイに至るもの, モールメンからビサヌロークに至るもの, メルギーからチュンポンに至るものなどのルートが考えられていたが, のちに日本軍が鉄道を建設したサム・オン峠 (いわゆるThree Pagodas' Pass) を越えるタンビザヤ-ノンブラドック間のルートについては, 工事が困難であるとして, 具体的な計画は何も立てていなかったようである。 (第1図) タンビザヤ-ノンブラドックのルートは, 地形的に見ればそれほどけわしいものではなく, 最高点のサム・オン峠も海抜450mしかない。イギリス側が困難なりとしたのは, おそらくここが世界的に名高い悪性マラリアの浸淫地であつたからではなかろうか。そして日本軍がここを選んだのはこのルートがビルマ側およびタイ側の既設の鉄道を結ぶ最短距離であったからである。<br>このルートのタイ側はメクロン川およびその支流ケオノイ川の谷に沿っており, 雨期には川を利用すればビルマ国境に近いところまでさかのぼることができる。ジャングルの主体は竹で, 株をつくってはえているから, 株と株の間は自由に通行できるが, 1つの株の竹と他の株の竹は上方で互にからみ合っていて, 道を開くために下方を切っても, 竹は倒れず, また焼いても燃えない。工事にはこのような思わぬ困難が待っていたのである。雨量は年に3,000mm内外であるが, その2/3は5月から9月までの雨期に降るから, ケオノイ川は氾濫の危険があり, またビルマ側は多くの川がこのルートを横切っているので, 流木を伴う急流のために, 橋が流失するおそれがある。<br>工事はビルマ側およびタイ側から同時に始められ, 昭和18年10月17日に東西の軌道がタイのコンコイターで連接され, 1年余りで完成した。日本軍の鉄道2個連隊を基幹とする部隊のほか, ジャワ, シンガポール, ビルマから集めたオランダ, オーストラリア, イギリスなどの連合軍の俘虜と, タイ, ビルマ, マライ, ジャワ, 仏印などの現地人の労務者がこの工事に従った。俘虜は昭和18年8月には47,737名 (うち患者27,053名, 就業率42%) に達し, 現地人労務者は多いときには10万名ぐらいいた。<br>工事に従う者の多くがマラリアにたおれたほか, 昭和18年の初めにはコレラがビルマ側で発生し, 4月にはタイ側に波及, マラリアやコレラのために日本軍1千, 俘虜1万, 現地人労務者3万の死者を出している。雨期には食料の輸送が不円滑となり, 奥地方面約100kmの間は, 栄養失調のための犠牲者も出た。<br>軌間はlmで, 日本からC56型機関車および貨車 「トム」 が送られビルマ, タイ, マライ, 仏印からも機関車, 貨車が集められた。軌条はラングーン-マンダレー間の複線およびイェ線の一部をはずしてもってきたり, マライの東部線をはずすなどおもに現地のものを利用したが, サイゴンに集結してあった大本営手持ちのもの120kmも使った。<br>鉄道は完成したが, 最初の計画の1日の輸送量1方向3,000tは, 工事をいそいだためその1/3の1,000tに変更された。すなわち1列車100t (10t貨車10両), 10往復20列車という案で, これは5個師団分の常続補給量であり, 絶対に欠くことができないものであった。しかし開通後間もなく空襲が始まって, 昼間輸送は困難となり夜間を主として1日に3列車の運転がせいいっぱいというところであった。停車場には必ず密林内に待避線をつくり, 昼間は列車をここへいれておくのである。また輸送は主として貨物と患者のみに限り, 健康な兵員は線路に沿って歩かせた。列車の時速も20kmにすぎなかったが, 航空路を除けば, これはビルマ-タイ間の唯一の連絡路となり, ビルマにおける20万の日本軍への補給は, 細々ながらこの1本の鉄道によってささえられていたのである。<br>敗戦後は日本軍の引揚げに使われたのち, こんどはイギリス軍に指揮された日本軍の俘虜の手によって, その大部分が撤去されてしまった。シンガポールの繁栄を守るため, あるいはビルマ, タイ2国の接近を警戒するためにイギリスがとった処置は, 大きな犠牲をはらって建設したこの鉄道をふたたびジャングルの中にうずめてしまったのである。
著者
金 永彬 李 眞烈 蘆澤 雄亮 小原 康裕 小野 健太 渡邉 誠
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.59, 2012

ショッピングバッグは世界的な環境汚染の大きな要因としてしばしば採り上げられる。 ショッピングバッグの問題点は、持ち手の部分が破れてしまうと使えなくなることである。 今回提案したLizard bagは、持ち手が切れた場合に点線が印刷されている上部と穴の部分を切り取れば再びショッピン グバッグとして使うことができる。また、「もう一度使用する」というコンセプトを考慮し、ショッピングバッグの材質は再生紙を使用することで廃棄されるショッピングバッグの量を削減して行けるものと予想される。
著者
佐藤 美樹
出版者
金沢大学人間社会研究域法学系
雑誌
金沢法学 (ISSN:0451324X)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.1-12, 2008-11-30
著者
今井 晨介 尾上 洋介 宮野 公樹 日置 尋久 小山田 耕二
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会論文集
巻号頁・発行日
vol.37, no.8, pp.40-47, 2017
被引用文献数
1

<p> 現代社会は複雑化が進み,様々な分野で解決困難な社会課題に直面している.学術界はこれらの課題解決を担ってきたが,学術分野の細分化が増すにつれて,単一の学術分野でこれらの社会的課題を解決することが困難になってきている.この様な状況下で,学際研究は重要な位置付けとなる.学際研究では,異なる分野の研究者が互いの研究の価値観,文化を理解することが重要となる.本研究の目的は,異なる研究分野間での研究者の相互理解を促進させることである.本研究では,研究者を対象に行われたアンケート結果を分析した.アンケートでは研究者の研究に対する価値観,行動様式を調査している.我々は,このアンケート結果から研究コミュニティを検出し,コミュニティの文化的特徴を抽出した.この分析結果を,学術分野の文化を表現するレーダーチャートとネットワークによって可視化した.これらの可視化結果によって学術分野間の文化的差異をより簡単に比較可能になり,異なる分野の研究者の相互理解の助けとなると考えられる.</p>

2 0 0 0 OA 神皇正統記

著者
北畠親房
巻号頁・発行日
vol.[3], 1600
著者
田甫 久美子 稲垣 美智子
出版者
一般社団法人 日本看護研究学会
雑誌
日本看護研究学会雑誌 (ISSN:21883599)
巻号頁・発行日
vol.32, no.5, pp.5_39-5_49, 2009-12-01 (Released:2016-03-05)
参考文献数
49

目的:若年男性労働者の就職以降に体重増加に繋がる8要因とその背景48項目からなる6件法の「体重増加に繋がる思考・行動のパターンを見出す質問紙」を作成することを目的とする。 方法:事業所常勤の25~35歳の男性197名を対象とした。作成した質問紙は、主成分分析を用いて検討した。結果:対象者の62.8%に就職以降3㎏以上の体重増加を認め、そのうち43.9%に10㎏以上の体重増加を認めた。主要2成分から採用した設問18項目の回答合計を用い6割以上の10㎏以上体重増加者および肥満者の判別と、そのスクリーニングが可能であり、また48項目から3タイプの肥満者の体重増加に繋がる思考・行動パターンが類型化できた。 結論:若年男性労働者の就職以降の体重管理に用いる保健指導ツールとして「体重増加に繋がる8要因とその背景48項目の質問紙」は有用であることが示された。
著者
伊藤 智夫
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.50, no.12, pp.1232-1233, 2014

この原稿依頼を受けたとき,まず50年前の日本を考え,東京オリンピックが開催された年であることを思い出した.当時はカラーテレビが普及し始めた頃であったが自宅は白黒テレビだったし,また我が家には電話がなく,近くの家で電話を借りていたことを覚えている.現在は4Kテレビが普及し始め,個人がスマートフォンを持っていることを考えると隔世の感がある.一方,当時は1ドル360円の時代で海外旅行は夢のまた夢であり,「兼高かおる世界の旅」を羨ましく思いながら見ていた.今では学生でも気軽に海外旅行をしているが,50年前には想像できなかったことである.ところで,19世紀は化学の世紀,20世紀は物理学の世紀,そして21世紀は生命科学の世紀と呼ばれている.今世紀は脳科学の時代,あるいはロボット科学の時代とも言われる.以上を踏まえて,50年後の薬学教育を考えてみたい.
著者
守 如子
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.137-158, 2017-10-31

There are two significant genres of pornographic manga for young female readers in contemporary Japan. One is called “Teens’ Love” (or “Ladies’ Comics”), and the other is called “Boys’ Love”. The purpose of this study is to clarify the characteristic traits of female consumers of pornographic manga, focusing on the Seventh National Survey of Sexuality among Young People (2011). These surveys are conducted every six years by the Japanese Association for Sex Education (JASE). The study compares the girls aged 12 to 22 whose source of information about sex was manga with those who cited other sources. The former had a positive image of sex and sexual open-mindedness, and demonstrated more knowledge of sex. Extrapolating from this data, I argue that pornography for young female readers can have a positive effect.