著者
松本 敦至 伊藤 豊 齋藤 彰 川浪 雅光 加藤 〓 久保木 芳徳
出版者
特定非営利活動法人日本歯周病学会
雑誌
日本歯周病学会会誌 (ISSN:03850110)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.149-161, 1994-03-28
被引用文献数
14 1

第1報で,Bone morphogenetic protein(BMP)の担体として強化コラーゲン線維膜(FCM)が有効であることを報告した。しかし,FCMは吸湿すると強度が低下し,操作が難しいという欠点があったため,この点を改良した強化コラーゲン線維膜第3号(FCM3)を新たに開発した。まず,FCM3のBMP担体としての有効性について検討する目的で,成体ラットの背部皮下と口蓋部骨膜下に移植した結果,背部皮下で異所性骨形成が,口蓋部骨膜下で母床骨に連続し,隆起した骨形成が観察された。次に,BMP配合FCM3が歯周組織再生に及ぼす影響について検討する目的で,成体ラットの人工的歯槽骨欠損に移植した結果,移植してない群に比べて早期(1週)から骨芽細胞様細胞の増殖が見られ,3週では移植材をとり囲むように骨が新生し,6週では移植していない群に比べて歯槽骨頂が高く,幅も広い傾向が見られた。このことから,BMP配合FCM3は歯周組織の再建に有効である可能性が示唆された。
著者
森 信介 伊藤伸泰
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.69, pp.47-54, 2001-07-16

確率的言語モデルを基礎とする自然言語処理において、タグが付与された学習コーパスは重要であり、これを増量することが精度向上につながることがわかっている。しかしながら有意な精度向上のためには、学習コーパスを指数関数的以上に増加させる必要があり、このために必要なコーパスにタグを付与するコストは無視できない程度になっている。このような背景のもと、本論文では、タグなしコーパスの利用による形態素解析と仮名漢字変換の精度向上について述べる。実験では、タグなしコーパスの利用により、確率的言語モデルの予測力やそれに基づく仮名漢字変換の精度は有意に向上し、タグなしコーパスは0.87倍の量のタグつきコーパスに匹敵したが、形態素解析の精度向上は微小であった。A tagged corpus plays an important role in natural language processing based on a stochastic language model and increasing the corpus size improves the accuracy. It is, however, necessary for a meaningful improvement to incerase a corpus size more than expornentially and an annotation cost needed for it is not negligiable. In this paper, we discuss the usage of an untagged corpus. In the expreriments, using an untagged corpus improved the predictive power of a stochastic language model and the accuracy of a kana-kanji converter based on it. But for a tagger the improvement was slight.
著者
山本 修吾 林 豊彦 中山 貞夫 伊藤 建一 鈴木 禎宏 古賀 良生 宮川 道夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
巻号頁・発行日
vol.96, no.257, pp.101-108, 1996-09-25
被引用文献数
14

本論文は, 人工膝関節置換術(total knee arthroplasy, TKA)により人工膝関節に置換した膝関節運動の術中測定について述べたものである. この測定のために, 術中計測に必要な滅菌, 操作性, 精度の諸条件を考慮し, 著者らは高分解能リニアCCDカメラを用いた光3次元測定装置を開発した. 二つの人工関節コンポーネントに各4個, 計8個のLEDを取り付け, その3次元位置を左右3台, 計6台のCCDカメラを用いてサンプリング周波数100Hzで測定する. カメラキャリブレーションの後, 精度評価実験を行った結果, LED位置の測定誤差は0.24mm以内, 空間分解能は0.06mmであることが明らかとなった. また切断肢を用いた予備実験から, 本システムは術中測定に必要とされる操作性と精度を十分に備えていることが判った.
著者
伊藤亮介 駒谷 和範 河原 達也
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.43, no.7, pp.2147-2154, 2002-07-15
被引用文献数
15

機器操作マニュアルの検索に音声対話インタフェースを適用することで,ユーザフレンドリなヘルプシステムを構築する.本システムでは,まずユーザに自由な発話による検索を許し,キーワード集合を基にマニュアルの項目とマッチングを行うが,この段階では多数の候補が得られる.そこで,機器操作マニュアルから抽出される知識と階層的な構造を利用して対話を行うことにより,ユーザの意図を詳細化し検索結果を絞り込む.効率的に絞り込む質問を生成するために,マニュアルのディレクトリ構造を利用し,3種類のコスト関数を定義した.ビデオデッキのマニュアルに関して14人の被験者に対して実験を行った結果,本対話戦略によってシステムからの質問回数は,単純に尤度の高い候補から確認発話を行う戦略に比べて71%に減少した.We present a user-friendly help system for electrical appliances with speech interface that makes queries to their manuals.Users can make queries by unconstrained speech, from which keywords are extracted and matched to the items in the manual.As a result, so many items are usually obtained.Thus, we introduce an effective dialogue strategy which narrows down the items using a tree structure extracted from the manual.We present three cost functions that minimize the number of dialogue turns.We have evaluated the system performance with 14 subjects on VTR manual task.The number of average dialogue turns is reduced to 71% using our strategy compared with a conventional method that makes confirmation in turn according to the matching likelihood.
著者
伊藤英一 大橋 正洋 飯塚慎司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.88, pp.9-16, 1995-09-14

頚髄損傷による四肢麻痺者は運動機能のみならず、上肢の感覚機能にも障害を有する。そのため、高い巧緻性を必要とするマウス操作が困難となる場合が多い。そこで、感覚の無い手指やスティックによりポインティング操作を行なうためマウスの代替装置を利用する。しかし、キー操作などによる代替装置では失われた感覚機能を視覚により代替することが必要であり、マウスポインタに集中するべき視線が頻回に移動せざるを得ない。そこで、キーボードなどによる選択や押し替えの必要な方法ではなく、上肢の位置に影響されず、粗大な運動によって二次元の方向を示すことが可能なポインティングデバイスを考案・試作し、評価実験を行なった。Quadriplegics cannot operate the mouse because of paralyzed hand's motor and sensory function. When they use the mouse emulators by keyboard operation or switch operation, they have to move line of sight from the display to the keyboard quite frequently. We developed a pointing device that is not infruenced by position of the upper limb and can operate with limited motor function. This pointing device, "Magic Wand" can reduce excessive line of sight movement when quadriplegics are accessing the computers.
著者
伊藤 英一 大橋 正洋 飯塚 慎司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎
巻号頁・発行日
vol.95, no.237, pp.9-16, 1995-09-14
被引用文献数
1

頚髄損傷による四肢麻痺者は運動機能のみならず、上肢の感覚機能にも障害を有する。そのため、高い巧緻性を必要とするマウス操作が困難となる場合が多い。そこで、感覚の無い手指やスティックによりポインティング操作を行なうためマウスの代替装置を利用する。しかし、キー操作などによる代替装置では失われた感覚機能を視覚により代替することが必要であり、マウスポインタに集中するべき視線が頻回に移動せざるを得ない。そこで、キーボードなどによる選択や押し替えの必要な方法ではなく、上肢の位置に影響されず、粗大な運動によって二次元の方向を示すことが可能なポインティングデバイスを考案・試作し、評価実験を行なった。
著者
伊藤 友美 土田 廣信 小原 章裕 水野 雅史 木村 忠彦
出版者
愛知みずほ大学
雑誌
瀬木学園紀要 (ISSN:18817181)
巻号頁・発行日
no.3, 2009-03-31

`Shibukiri Mizu' (SM) is the supernatant containing astringency components obtained from azuki beans that have boiled in water for 6 min and then allowed to stand. Even though this supernatant is expected to contain many bioactive components, such as polyphenol glycosides, oligosaccharide and saponins, SM is currently disposed as food processing waste. In this atudy, we examined the antioxidative effects of SM. SM showed high antioxidative activity. These results indicate that food processing waste SM may be effectively re-utilized as antioxidative material.
著者
田代 勝文 東口 高志 武田 悠子 冨塚 利枝 藤瀬 暢彰 中村 強 升永 博明 伊藤 彰博
出版者
日本静脈経腸栄養学会
雑誌
静脈経腸栄養 (ISSN:13444980)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.2_115-2_125, 2006 (Released:2007-04-26)
参考文献数
27
被引用文献数
6

ペクチンにて固形化した栄養剤について、人工消化液による溶解性を検討するとともに、固形化栄養剤をラットの胃内に強制投与した場合の消化管内での形状変化とその移行、特に臨床上問題視されることが多い胃食道逆流や便性状に及ぼす影響に関して、基礎的研究を行った。溶解試験において、ペクチンを用いた固形化栄養剤は、寒天やゼラチンによる固形化栄養剤に比べ、人工胃液中では形状が維持され、人工腸液中ではゼラチンと同様に速やかに溶解することが認められた。また、ラットに胃内投与した場合、固形化栄養剤は液状栄養剤に比べ、胃内滞留時間を30分間程延長させたが、小腸内への移行後には投与栄養剤の物性の違いによる明らかな差は認められなかった。さらに、固形化栄養剤は液状栄養剤に比べ、口腔内逆流や食道内逆流を有意に抑制するとともに、下痢や軟便の発生頻度を有意に軽減することが認められた。以上の結果から、固形化栄養剤は液状栄養剤に比べ、胃内滞留時間を延長させるものの小腸内移行には影響を与えず、また胃内強制投与に伴って発生する胃食道逆流や下痢をいずれも抑制することが示唆された。
著者
及川 敬敏 葛西 祐介 石山 敦士 中居 賢司 福島 明宗 伊藤 学 葛西 直子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SCE, 超伝導エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.139, pp.23-26, 2006-06-29

母親が緊張したり,リラックスしたりしている状態が胎児にどのような影響を及ぼすかについて興味がもたれている.そこで本研究では胎児心磁図(fMCG: fetal MagnetoCardioGram)の計測により,母親の心拍変動と胎児の心拍変動の関係を調べた.暗算およびクラシック環境下における母親の心電図と胎児のfMCGを同時計測し,母親と胎児の心拍変動とそのスペクトルを求め,心拍数,CV値(Coefficient of Variation),LF(Low Frequency),HF(High Frequency),LF/HFを算出した.それぞれの値から母親と胎児の心拍変動の関係について検討した.その結果,母親が緊張している場合には,胎児も緊張していることが多いことが分かった.
著者
伊藤 寛晃 畠山 勝義 廣田 正樹 田中 修二 木原 一
出版者
新潟大学
雑誌
新潟医学会雑誌 (ISSN:00290440)
巻号頁・発行日
vol.117, no.6, pp.305-309, 2003-06-10

癒着性腸閉塞症を発症した幽門側胃切除後の73歳男性に対して,イレウス管を挿入し,自然流出による腸内容減圧療法を開始した.イレウス管は順調に進入し,イレウス症状は改善した.しかし第5病日朝に腹痛が出現,イレウス管の固定位置を修正していなかったためにイレウス管が緊張した状態となっていた.イレウス管造影を行うと,小腸がイレウス管を軸としてらせん階段状に収縮していた.完全な腸重積になっていなかったため,イレウス管の固定を解除することによって自然軽快した.本症例は,イレウス管による腸重積発症機序の一端を示すものと考えられた.イレウス管挿入中は慎重な観察が必要であると考えられた.
著者
伊藤 恵造 城野 政博 チャンダニ A.D.L. 李 継 大内 幸雄 竹添 秀男 福田 敦夫 北瓜 智哉
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.44, no.5, pp.536-543, 1990-05-20
被引用文献数
1

強誘電性液晶(FLC)の表面安定化(SS)に対して反強誘電性安定化(AFS)という概念を提案し, AFSFLCの3安定状態間スイッチングが反強誘電性第3安定状態(3)と電界により螺旋構造の解かれた強誘電性一様状態(Ul, Ur)との間で起こることを示す.配向ベクトルがUl, Urではそれぞれ±θ傾き, 3ではスメクティック層法線と平行なので, 直交ニコルで3を暗にとればUl, Urは明となる.本スイッチングの特徴は, (1)AFS状態(3)は安定で, 配向性が良好である.(2)電圧無印加時には自発分極が消失しており, SSFLCで問題となるゴースト効果が生じない.(3)見かけの傾き角-印加電圧特性に急峻な直流閾値とヒステリシスが存在し, メモリー性の付与が可能である.(4)スメクティック層が変形しやすく, 「く」の字層構造を回避できるので, コントラストが高い.(5)応答特性は印加電圧に敏感に依存し, 高速化が期待できる.(6)スイッチングに伴うドメインの発生が規則的であり, 面積階調性の付与も期待できる.などである.AFSを示すFLC材料が次々に見出されており, ディスプレイなど電気光学デバイスへ応用されつつある.
著者
善木 道雄 伊藤 利之 桐栄 恭二
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.39, no.6, pp.T89-T92, 1990-06-05
被引用文献数
1 5

市販のリンゴ酸及びアップル飲料中に含まれるフマル酸についてUV検出器を使用したHPLCで定量する方法について検討した.分離カラムとしてTSK-gel, ODS120Aを使用し, 移動相としては0.1M過塩素酸ナトリウム, 0.01Mリン酸二水素メトリウム(pH2.6)を用い, 210nmで検出した.フマル酸5.0×10^-7〜2.0×10^-5Mの範囲で検量線は直線を示し, 4.0×10^-6,1.0×10^-5Mの5回繰り返しによる相対標準偏差は, それぞれ0.35,0.19%であった.又この方法によるフマル酸の定量限界(S/N=2)は2.0×10^-7M程度であり, リンゴ酸及びアップル飲料の回収率は98.2〜104.5%であった.本法を市販リンゴ酸及びアップル飲料18種の定量に応用した.
著者
十字 文子 高嶋 宏哉 須甲 松伸 土肥 真 高石 敏明 奥平 博一 伊藤 幸治 宮本 昭正
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー
巻号頁・発行日
vol.39, no.11, pp.1515-1522, 1990
被引用文献数
5

17歳の女子.既往に気管支喘息, アトピー性皮膚炎, アレルギー性鼻炎あり.巻貝(トコブシ, SSとして売られていた通称ラパス貝.以後トコブシ[○!L]と略)を食べて55分後, 運動中に全身の蕁麻痺, 呼吸困難, 意識消失発作を起こし, 救急治療を受け数時間内に回復.3ヵ月後, 巻貝(サザエ, TC)を食べて30分後, ランニング途上にて同様症状起こり, 救急治療により, 数時間以内に回復した.自家製のトコブシ[○!L], サザエ粗抗原によるRASTスコアは4と2.ELISAによるinhibition testにより, KLHとトコブシ[○!L], サザエ間に高い共通抗原性を示したが, トコブシ[○!L]-サザエ間では共通抗原性は低かった.SephacrylG-200ゲルクロマトグラフィーによる溶出分画を用いたELISAにて.トコブシ[○!L], サザエ各々に数種の互いに異なるアレルゲンの存在が認められた.運動誘発後のFEV_<1.0>の変化では即時型の反応と血中ヒスタミンの有意の上昇を認めた.
著者
伊藤 光彦
出版者
豊橋技術科学大学
雑誌
雲雀野 : 豊橋技術科学大学人文科学系紀要 (ISSN:0388757X)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.57-74, 2006-03-31

古英語期から現代にいたるまでに,各時代を通してケルト語彙が英語に借用されてきている(Ito, 1988a)。本論での主な研究目的は,ケルト借用語の中でもブリタニック系の語彙を英語母語話者がどの程度受容語として理解しているかを調査検証した。特に,受容度の点で性差があるか,また年齢差があるかを検証した。この他に,アイルランド語借用語(Ito, 1997, 2000b),スコットランド語借用語(Ito, 2003),フランス語経由のケルト語(Ito, 2000a)の理解度との比較を検討した。研究に当たり,利用するコーパスはSODとし,採取された48語を用いた。調査方法は,48語のリストを示しその意味,定義を別の一群から選びマッチングを被験者に求めるアンケート方式とした。アンケート用紙作成に当たり,著者のこれまでの研究と一貫性をもたせるため従来と同じ形式とした(Ito, 1997, 2003)。調査の対象は英語を母語とする成人男性,女性とした。男性被験者25名,女性被験者25名の回答から得られたデータをもとに分析および議論をした。分析,議論にあたり上記目的のみでなく,回答率,正答率,正答率の高い語,他の辞書における48語の扱い等についても検証を行った。
著者
井藤 宏香 伊藤 哲 塚本 麻衣子 中尾 登志雄
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本森林学会誌 (ISSN:13498509)
巻号頁・発行日
vol.90, no.1, pp.46-54, 2008-02-01
被引用文献数
3 11

二次林の遷移に伴う株構造の変化が林分構造の変化に及ぼす影響を明らかにするために,林齢の異なる照葉樹二次林で調査を行った結果,二次林の発達過程には次の三つの段階が検出された。1)伐採後18年を経た段階では,萌芽由来の照葉樹林型高木種が林冠を優占し,伐採直後に優占していた先駆種は,林冠に到達した萌芽個体の被圧によって消失したと考えられた。2)伐採後23〜46年では,林冠個体の多幹率(全個体に対する多幹個体の割合)と平均幹本数,そして実生由来の下層個体の数が減少しており,林冠が閉鎖したために,劣勢な幹の自然間引や実生の定着阻害が起きたと考えられた。3)伐採後60年を経過する段階から萌芽由来の林冠個体が減少しており,株内での幹の競争により単幹化した個体で枯死が発生していることが示唆された。同時に林床の実生も増加しており,林冠個体の枯死に伴う林冠ギャップの形成と林冠構造の複雑化により林床の光環境が好転し,再び実生が侵入したと考えられた。
著者
澤田 三郎 山神 敏行 伊藤 進 林 英治
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.38, pp.1245-1246, 1989-03-15

ソフトウェアの開発期間の短縮を狙いとして、品質管理方法を改善した。バグは、机上デバッグ,単体テスト等で前倒し摘出するように諸施策を実施しているが、それでも複数プログラム,複数システムとの結合テストの段階でバグが摘出される。本報告では、結合テスト/検査工程において、品質をビジュアル化(可視化)し適切な対応策を打つことによりソフトウェアの品質を早期に高める管理技法について述べる。