著者
佐藤 英治
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.135, no.3, pp.345-347, 2015-03-01 (Released:2015-03-01)
参考文献数
2
被引用文献数
1 2

The third advanced workshop of the Pharmaceutical Society of Japan for pharmaceutical teachers was held from October 12th to 14th, 2013, and participants discussed an outcome-based approach to curriculum development in pharmacy education. In this article, I report the outcome-based spiral curriculum model of group 2A, which was designed to enable pharmacy students to understand a patient's condition, and to provide a basic practical ability in medical therapy. In the curriculum, pharmacy students will learn biochemistry and functional morphology in the first and second years, skills to interview patients in the third year, pathophysiology and pharmacotherapeutics in the third and fourth years, skills to estimate patient disease from physical examination in the fourth year, and practice in understanding real patient conditions in a clinical clerkship in the fifth year. The curriculum also included learning and evaluation methods.
著者
潘吉星著 佐藤武敏訳
出版者
平凡社
巻号頁・発行日
1980
著者
佐藤 元泰 三井 利幸
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌(化学と工業化学) (ISSN:03694577)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.4, pp.349-354, 1993-04-10 (Released:2011-05-30)
参考文献数
5

ニトラゼパムおよびジアゼパムをガスクβマトグラフ質量分析計(GC1MS)で測定後,得られた複数のフラグメントイオンのイオン強度を用いて,多変量解析法によりそれぞれの定量を行った。定量計算に使用するニトラゼパム,ジアゼパムおよび内部標準物質として用いたドトリア=ンタン(n-Cs2H66)の複数のフラグメントイオンは,数墨化理論第IV類を用いて抽出した。次に,抽出された複数のフラグメントイオンのイオン強度を基にして,クラスター分析,偏差値からのクラスター分析および主成分分析を行い,未知試料がどの既知試料に最も類似しているかを明らかにした。さらに,主成分分析から得られる主成分得点と固有殖を用いて,正確に未知試料の濃度を決定した。計算されたニトラゼパムおよびジアゼパムの濃度は,理論値とほぼ一致し,精度の高い定量が可能となった。
著者
山﨑 朋美 三宅 司郎 佐藤 夏岐 平川 由紀 岩佐 精二 成田 宏史 渡辺 卓穂
出版者
Japanese Society for Food Hygiene and Safety
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.200-205, 2018-10-25 (Released:2018-11-14)
参考文献数
30
被引用文献数
5

アフラトキシンB1, B2, G1, G2(AFB1, AFB2, AFG1, AFG2)汚染の総量を測定するための直接競合ELISAを開発した.開発に当たっては,これらの各AFに同等に近い反応性を示すマウスモノクローナル抗体を用いた.開発した直接競合ELISAの測定範囲は,AFB1が50~230 pg/mL,AFB2が50~270 pg/mL,AFG1が60~390 pg/mL,AFG2が65~700 pg/mLだった.ローストピーナッツを用いて行った総AF添加回収試験の結果,直接競合ELISAは98%の回収率を示した.さらにAFB1, AFB2, AFG1, AFG2のすべてのAFが汚染している4種類の実試料を用いて測定を試みた結果,その認証値と高い相関関係が示唆された.開発した直接競合ELISAは,日本の規制値周辺の総AF濃度を測定するために好適と考えられた.
著者
佐川 元保 西井 研治 原田 眞雄 前田 寿美子 丸山 雄一郎 三浦 弘之 三友 英紀 村田 喜代史 中山 富雄 芦澤 和人 遠藤 千顕 小林 健 佐藤 雅美 澁谷 潔 祖父江 友孝 竹中 大祐
出版者
特定非営利活動法人 日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.73-76, 2018

<p>肺がん検診は1987年に導入されたが,当初,多くの自治体や検診機関は「二重読影や喀痰細胞診の方法がわからない」状況であり,肺がん検診セミナーはそれらの需要に応えるものであった.それから30年以上経過し,「肺がん検診の方法を全国に広める」という本セミナーの当初の役割はほぼ達成され,同形態での実施の必要性は乏しくなった.精度管理の全国的な均てん化は不十分だが,セミナーという形態では改善できない.一方,肺癌診療医の読影技術向上への意識は高いが,学術集会においてそれに資するプログラムは少ない.また,学会員の多くが検診発見肺癌例の診療をしているにもかかわらず実際の検診に携わっていない現実を考えれば,「肺がん検診」の仕組みや現状に関する教育的な講座の必要性は大きい.そこで,2017年で「肺がん検診セミナー」を終了し,学会員対象で学術集会に組み込む以下の①②③と,地域での検診従事者を対象とした④へ移行することにした.①若手~中堅医師に対する「肺がん検診」のシステムや現状などについてのレクチャー.②気軽に参加できる読影セミナー.③必要時に,学術集会長に委員会企画枠を依頼.④検診技術・精度管理に関する地域での検診従事者講習会などの講師に委員を推薦.</p>
著者
飯吉 令枝 杉田 収 佐々木 美佐子 丸山 雄一郎 佐藤 一範 稲野 浩一
出版者
新潟県立看護大学
雑誌
新潟県立看護短期大学紀要 (ISSN:13428454)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.27-32, 1996

血液透析患者の高いアルミニウム値と脳症,骨症との関係は知られている。新潟県立中央病院(上越市)で血液透析を受けている患者76人に対して,血清アルミニウム値を調べたところ,14名(18%)にアルミニウム高値者が存在した。そこで,患者が日常生活においてアルミニウムを取り込む原因となるものについて調査を行った。その結果,アルミニウム高値患者は透析年数が15年以上の患者と,アルミニウム化合物を含む市販薬(バファリン,太田胃酸,熊の胆等)の服用者に見られた。また高値患者の1人は,アルミニウムが多く含まれていたウーロン茶を飲用していた。日常飲用している水道水にもアルミニウムが含まれるが,その含有量は浄水場によって異なり,城山浄水場からの水道水が高値を示した。さらに,古いアルミニウム製品からアルミニウムが多く溶出することも分かった。
著者
斉藤 敏夫 佐藤 光 師橋 辰夫
出版者
Japan Cartographers Association
雑誌
地図 (ISSN:00094897)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.1-13, 1977-09-30 (Released:2011-07-19)
参考文献数
12
著者
佐藤 誠
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
大学の物理教育 (ISSN:1340993X)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.93, 2016 (Released:2016-09-21)

高専で物理を教えて11年目になりますが,何のために物理を教えているのかわからなくなることがあります.有り難いことに,津山高専は,物理を工学の基礎として重視し,全員必修としています.私は,企業で長くエンジニアとして勤めた
著者
佐藤 和弘
出版者
青森公立大学
雑誌
青森公立大学紀要 (ISSN:13419412)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.13-20, 2004-09-30

The 1/f (f inverse) fluctuation is observed in nature quite generally. It is found that the 1/f fluctuation influences the human brain, and strongly settles the central nerve system. However the mechanism of this phenomenon is unknown as yet. This paper suggests that the interaction between the brain stem and the limbic system is responsible for this mechanism. The 1/f fluctuation is detected by the A10 nuclei (a pair of small neural network) in the brain stem, and the excited A10 stimulates the amygdaloid body in the limbic system. Then the amygdaloid body exhibits an emotional response (satisfaction) instinctively. When the 1/f fluctuation vanishes, the brain will recognize that a certain kind of dangerous situation progresses inside or outside of the body.
著者
浅野 文祐 青江 基 大崎 能伸 岡田 克典 笹田 真滋 佐藤 滋樹 鈴木 栄一 千場 博 藤野 昇三 大森 一光
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学 (ISSN:02872137)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.209-218, 2012-05-25 (Released:2016-10-29)
参考文献数
24
被引用文献数
2

目的.呼吸器内視鏡施行実態と合併症を調査するために,日本呼吸器内視鏡学会は郵送による全国アンケート調査を行った.方法.調査用紙をすべての本学会認定および関連認定の538施設に郵送した.対象. 2010年1年間に施行された呼吸器内視鏡症例(診断的気管支鏡,治療的気管支鏡,局所麻酔下胸腔鏡)で病変,手技別に施行件数,合併症,死亡を症例調査表を使用して調べた.結果. 483施設(89.8%)から回答を得た.診断的軟性気管支鏡施行件数は103,978件で4件(0.004%)の死亡を認めた.病変別の合併症率は, 0.51%から2.06%に分布し,びまん性病変が最も高く,手技別の合併症率は0.17%から1.93%に分布し,鉗子生検が最も高かった.末梢孤立性病変に対する鉗子生検の合併症率は1.79%(出血0.73%,気胸0.63%),肺門縦隔リンパ節病変に対する超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)の合併症率は0.46%であった.治療的気管支鏡施行件数は3,020件で,金属ステント挿入による出血1件(0.03%)の死亡を認めた.手技別の合併症率は異物除去(2.20%)が最も高かった.局所麻酔下胸腔鏡施行件数は1,563件であった.合併症率は高周波不使用生検(1.86%)が最も高かった. 228施設(47.2%)で気管支鏡および周辺機器の破損を経験していた.結語.呼吸器内視鏡は安全に施行されていたが,新しい手技の合併症についての啓発が必要である.