著者
吉田 雄介
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:13479555)
巻号頁・発行日
vol.78, no.8, pp.491-513, 2005-07-01 (Released:2008-12-25)
参考文献数
43

本稿では,イラン・ヤズド州メイボド地域における1980年代以降のズィールー(綿絨毯)の衰退過程を,現役生産者32名への聞取り調査とメイボド・ズィールー生産者協同組合所蔵の資料調査に基いて検討した.生産量・生産者数ともに激減する中で,ズィールーの生産構造は,少数の主力生産者と多数の兼業者という二極分化が生じた.近年のズィールー生産の特徴の一つは,専業の生産者数がきわめて少なくなったということであり,もう一つの特徴は多くの生産者は日雇労働などと兼業でズィールーを生産するという多就業化である.このように,メイボド地域のズィールー生産は,本業から多就業の一選択肢へと位置づけが変化した.それは,ズィールー生産は単体では存在し得ず,多就業の一環として存続し得るにすぎなくなったことを意味する.そして,こうした多就業的なズィールー生産を可能としているのは,外的な要因としては,イランの経済構造の変化による臨時・日雇の就労機会の増加であり,内的な要因としては,ズィールー製織の柔軟性と産地の集積の利益としての組合の存在にある.
著者
飯田 智哉 宮川 麻希 那須野 正尚 田中 浩紀 吉田 雄一朗 蔵原 晃一 朝倉 謙輔 梁井 俊一 松本 主之 仲瀬 裕志
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.526-531, 2019-04-25

要旨●家族性地中海熱(FMF)は,腹部,胸部などに漿膜炎による疼痛を伴う周期性発熱を特徴とする遺伝性自己炎症疾患である.FMFで消化管粘膜障害を呈することはまれとされてきたが,近年,炎症性腸疾患に類似した消化管病変を合併した症例の報告が散見される.一方で,FMFの小腸病変についての報告はいまだ限られている.本稿では,FMFの小腸病変に関する報告例をまとめ,その内視鏡像について論じる.FMF患者に認められた小腸病変は,アフタ,びらん,潰瘍,浮腫などが多くを占めていたが,FMFの小腸病変の内視鏡的特徴を明らかするためには,さらなる症例の集積が必要である.
著者
平田 敬 蔵原 晃一 大城 由美 八板 弘樹 浦岡 尚平 吉田 雄一朗 和智 博信 松塲 瞳 山元 英崇
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1103-1120, 2019-07-25

要旨●当科で病理組織学的に確定診断した十二指腸表在性上皮性腫瘍(NETを除く)52例54病変および腫瘍様病変18例18病変を対象として,その臨床的特徴を遡及的に検討した.上皮性腫瘍は粘液形質から腸型腫瘍17例17病変(腺腫15例,腺癌2例),胃腸混合型腫瘍8例8病変(腺腫5例,腺癌3例),胃型腫瘍27例29病変(腺腫12病変,NUMP 15病変,腺癌2病変)に分類された.腸型腫瘍および胃腸混合型腫瘍は25例中21例(84.0%)に白色化を伴っていた.胃型腫瘍の肉眼型はSMT様隆起が29病変中17病変(58.6%),0-I型が10病変(34.5%)であった.胃型腺腫およびNUMPの病変表面は過半数の症例で胃腺窩上皮様領域を面状に認めた.腫瘍様病変はBrunner腺過形成・過誤腫7例,腺窩上皮型過形成性ポリープ7例,Peutz-Jeghers型ポリープ4例が診断されていた.Brunner腺過形成・過誤腫7例中4例はSMT様の形態を呈し,5例は表層に胃腺窩上皮化生を伴っていた.十二指腸の内視鏡検査において,腸型腫瘍は白色化に着目することが病変の拾い上げに有用であるが,胃型腫瘍に関しては面状の胃腺窩上皮様領域を伴う孤在性の隆起に着目することが拾い上げ診断に有用な可能性がある.胃型腫瘍と胃型形質を呈する腫瘍様病変との内視鏡的鑑別は容易ではないが,ともに隆起の様相が目立つ病変が多いため術前生検による線維化の問題が少ないこと,加えて,術前生検の正診率も比較的高いことから,両者の鑑別には生検による病理組織学的な評価を組み合わせることが有用と考えた.
著者
米澤 美希 吉田 雄一 滝川 康裕
出版者
Iwate Medical Association
雑誌
岩手医学雑誌 (ISSN:00213284)
巻号頁・発行日
vol.72, no.2, pp.59-67, 2020 (Released:2020-09-09)
参考文献数
22

B型肝炎ウイルス持続感染者における肝発癌の早期診断・発癌予測は困難である.そこで,マイクロアレイを用い,B型肝炎関連肝癌の早期診断に有用なバイオマーカーの候補となる末梢血中のmicroRNAを探索した.B型肝炎のため通院中に肝発癌を来した患者10人(発癌群)の肝発癌時の血清とマッチングさせた非発癌患者10人(対照群)の血清からmicroRNAを抽出し,2群間で有意な差異を認めた5種類のmicroRNA(miR-548aおよびmiR-1281, miR-4634,miR-4646-3p,miR-4659a)を早期診断のバイオマーカー候補として見出した.
著者
山崎 亜矢子 山田 七子 吉田 雄一 山元 修 大藤 聡
出版者
Western Division of Japanese Dermatological Association
雑誌
西日本皮膚科 (ISSN:03869784)
巻号頁・発行日
vol.71, no.4, pp.405-407, 2009

39歳,女性。初診の3ヵ月前から頭頂部に脱毛斑が出現し,徐々に拡大した。近医受診前夜,洗髪中に髪の毛が絡まりほぐれなくなったため当科に紹介された。絡まった毛髪を実体顕微鏡で観察すると毛髪表面に白い結晶状物質が不規則に分布付着し,走査型電子顕微鏡による観察ではキューティクルが毛の表面から浮き上がり逆立ったような像を呈していた。エネルギー分散型X線分析では,毛髪表面に異常成分は検出されなかった。不適切なヘアケア(毛髪の手入れ)によって生じたものと思われた。
著者
半田 駿 板井 秀典 吉田 雄司
出版者
The Society of Exploration Geophysicists of Japan
雑誌
物理探査 (ISSN:09127984)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.191-199, 2008

電磁探査では地下空洞は探査困難な対象の一つであるが,鹿児島県では,崩壊の恐れがあるにもかかわらず位置や構造が正確には把握できていない地下壕が多数存在する。我々は,周波数1k~100kHzの高周波CSMT装置を用いて,これらの調査を実施している。その際,水平ループアンテナを用いて,ニアフィールド遷移域で探査を実施したところ,空洞の直上で,MT法で予測される値より大きな見掛比抵抗値が観測された。本研究ではこの現象を確認し,その原因を明らかにするために,差分法を用いた水平ループアンテナ(鉛直双極子磁場)による地下空洞(トンネル)の3次元電磁応答を計算した。得られた結果は次の通りである。<br>  1.トンネルによるニアフィールド遷移域での最大見掛比抵抗増加率は,ファーフィールド域に比べて大きくなる。<br>  2.遷移域での最大見掛比抵抗増加率は,トンネルの深さ(土被深度)によって決定され,土被深度がスキンデプス以下では周波数,大地の比抵抗値にほとんど依存しない。<br>  3.この増加率は土被深度がスキンデプス程度以上になると減少するが,ファーフィールド域に比べると緩やかである。そのため,ニアフィールド遷移域では広帯域で,トンネルによる高い見掛比抵抗値が観測できる。<br>  このような現象は,ニアフィールド遷移域で見掛比抵抗の増大がない鉛直ループアンテナ(水平双極子磁場)では生じず,水平ループアンテナ特有のものである。また,水平ループアンテナのこのような性質は,電磁探査では困難とされる地下空洞検出に効果的である。<br>
著者
粟生 恵理子 吉田 雄 Nishihara Gregory N. 石松 惇
出版者
一般社団法人 日本魚類学会
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
pp.21-037, (Released:2022-07-25)
参考文献数
48

We demonstrate monthly changes in the distribution of a population of the mudskipper Periophthalmus modestus inhabiting a mud bank of the Fukushoe River, flowing into the Ariake Sea, Japan. During the reproductive season from June to midAugust, fish density observed on the surface during lowest spring tide decreased from the most landward quadrats toward the river channel, particularly where the bank inclination was steep (within 30 m from the water’s edge). Males accounted for over 90% of individuals collected at the most landward sampling plot, 67 to 15% at the next three plots, and 0% at the most riverward plot, where only females were collected. During the non-reproductive season from September to November, fish density also decreased toward the river channel, with no fish confirmed at the river’s edge. Although the percentage of males decreased from landward to riverward plots, the trend was less marked than during the reproductive season. Monthly sampling of fish on riprap at the time of highest spring tide showed females to be dominant (70–90% of total) from May to July, with juveniles appearing in July and becoming dominant (70–80%) in August to October. No fish occurred on the riprap from November to the end of January. These findings suggest that many females migrate with the tide for feeding at the water’s edge, thereby achieving rapid ovarian development, whereas mature males remain near their territory and burrows. Reproductive burrows were most abundant in the area of stable daily periods of submersion and emersion (300 min and 400–500 min, respectively) throughout the tidal cycle, suggesting that a regular cycle of inundation and emersion is important for the successful reproduction of the species.
著者
平山 大作 小林 優希 吉田 雄大
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.67, pp.274_2, 2016

<p> スキー・モーグル競技においては、ターン技術および2つのエアでのジャンプ技術が競技力に大きく影響する種目である。モーグルの得点は、ターン点60%、エア点20%、スピード点20%の割合で構成されている。エア点は、技の完成度を示すジャッジ点と技の難度(エア難度)の積によって算出される。本研究の目的は、国際大会における予選通過群と予選不通過群の得点を比較することによって予選通過者の特徴を明らかにすることとした。対象は、FISフリースタイルスキーワールドカップ2016秋田たざわ湖大会モーグル予選出場のモーグル男子および女子選手とした。予選通過群と予選不通過群の比較において、男子女子ともに、ターン点、第1エア点、第2エア点に有意な差が認められ、スピード点に有意な差は認められなかった。エア点において、男子は、第2エアジャッジ点、第2エア難度に有意な差が認められた。女子は、第1エアジャッジ点、第2エアジャッジ点に有意な差が認められた。これらから、今回の大会において、男子は第2エアで挑戦する技の難度に違いがあり、女子は第1エアおよび第2エアでの技の完成度に違いがあると考えられる。</p>
著者
吉田 雄大 板谷 厚 高橋 信二 木塚 朝博
出版者
日本体育測定評価学会
雑誌
体育測定評価研究 (ISSN:13471309)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.25-32, 2016-03-31 (Released:2016-10-08)
参考文献数
13

This study aimed to examine the turn characteristics in the multistage 20-m shuttle running test and to investigate method of define to turn characteristics by individual differences among rugby players. Fifteen university rugby players and 4 university long distance runners underwent the multistage 20-m shuttle running test. The head of each subject was digitized and its two-dimensional coordinate data was reconstructed by using the direct linear transformation method. The running locus and acceleration during the turns in the shuttle were calculated from the two-dimensional data. The turning locus of the rugby players was different from that of the long distance runners. Almost all the rugby players turned with a linear locus, whereas all long distance runners, in contrast, turned with an ellipsoidal locus. However, there were no individual differences among the rugby players. Therefore, using mixed models assessed difference in increases of acceleration among individuals. The results of model comparison suggest that the turn characteristics during shuttle running were determined by increases of acceleration during the turn because individual differences have an effect on this particular characteristic. Thus, in the multistage 20-m shuttle running test, an account of the turn characteristics was important, with the exception of the number of shuttles.
著者
吉田 雄介
出版者
千里地理学会
雑誌
ジオグラフィカ千里 = Geographica Senri
巻号頁・発行日
vol.1, pp.31-49, 2019-03-30

イマニュエル・ウォーラーステインの世界システム論から多大な影響を受けたグローバル・ヒストリー研究やワールド・ヒストリー研究が,過去十年ほどの間に著しい発展をみせている。そして,グローバル・ヒストリーやワールド・ヒストリーの分野では,空間や地域に関連する諸概念が重要度と影響力を増し,その概念の解釈を発展させたり,空間に関連する用語の使用が激増している。これが人文科学・社会科学の分野での空間論的転回や空間論的革命の結果であることは明らかである。ただし,グローバル・ヒストリーやワールド・ヒストリーで使用される空間や地域に関わる用語の使用には,若干の問題があるように思う。そこで,本稿では,世界システム論やグローバル・ヒストリー,ワールド・ヒストリーの分野での,空間に関する用語の最近の解釈と使用について検討する。
著者
板谷 厚 増澤 拓也 吉田 雄大
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集 第67回(2016) (ISSN:24241946)
巻号頁・発行日
pp.151_1, 2016 (Released:2017-02-24)

【目的】本研究は、三人で行う簡単な組体操を実施し、その前後に開眼条件(EO)と閉眼条件(EC)における静止立位動揺を調査することで、立位制御における視覚入力に対する依存性が低下することを検証した。【方法】若年成人女性15名を対象とした。対象者は3人一組で実験に参加した。まず各参加者はEOとECで30秒間の静止立位をそれぞれ2回ずつ実施し、足圧中心(COP)軌跡を記録した(pre)。その後、3人組で行う組体操(ピラミッド、サボテンおよび扇)を、各対象者がすべての役割を経験するよう3回ずつ実施した。休憩の後、再び静止立位を実施した(post)。COPの動揺速度を算出し、これらからロンベルグ率(EC / EO)を求めた。【結果】反復測定分散分析の結果、動揺速度において視覚条件×測定時間の交互作用に有意性が認められ、ECのみpostで低下した(p = .009)。対応のあるt検定の結果、ロンベルグ率はpostでpreより低下した(p = .018)。【結論】組体操は立位制御における視覚入力に対する依存性を低下させ、その他の感覚入力に対する依存性を高めることが示唆される。
著者
高木 志郎 吉田 雄紀 岡田 真人
出版者
人工知能学会
雑誌
2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)
巻号頁・発行日
2019-04-08

Batch Normalizationはニューラルネットワークの学習を高速化,安定化させ,汎化性能を向上させる方法として知られている.しかし,その知名度に比してBatch Normalizationがニューラルネットワークの学習ダイナミクスに与える影響についての理解は依然として不十分である.近年この問題に取り組むいくつかの研究が出てきているが,Batch Normalizationつきニューラルネットワークの学習ダイナミクスを解析的に導出した研究はほとんどない.学習ダイナミクスを導出することはBatch Normalizationが学習にどのような影響を与えているかについて理解する上で重要であるため,我々は統計力学的な手法を用いた先行研究を頼りに,Batch Normalizationつき3層ニューラルネットワークの学習ダイナミクスを解析的に導出した.具体的には,Batch Normalizationありのニューラルネットワークについて,系の大域的な挙動を表すオーダーパラメータの微分方程式を導出した.
著者
吉田 雄介
出版者
地理科学学会
雑誌
地理科学 (ISSN:02864886)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.67-87, 2004-04-28 (Released:2017-04-15)
参考文献数
25

This study examines the geographical diffusion of the household industry in Iran on the basis of national censuses of 1956, 1966 and 1976. I hope to identify first, in a rough way, a beginning of disappearance of regional variety of household industry. And finally I sketch out the process of homogeneization of household industry by the Persian carpet production. According to the difference of physical environment and condition of agricultural production, there has been very regional difference of these industries in Iran. There has been two worlds of household industries which on one hand spinning and weaving industry has flourished in the eastern region of Iran, on the other hand carpet industry had flourished in the western. So we can distinguish these regionalities in the 1956 census. However, in the 1966 these remarkable features were undermined very much because without carpet industry household industries (in especial weaving industry) experienced dramatically decline. While regional specialization also had disappeared throughout Iran, new space of household industry by carpet production had appeared till the 1976. Carpet production closely has been linked with markets of developed countries. The growth of new household industry and the monoculturalization by carpet industry clearly implied the fact that through carpet production every household were directly linked with global demand.
著者
吉田 雄介
出版者
The Human Geographical Society of Japan
雑誌
人文地理 (ISSN:00187216)
巻号頁・発行日
vol.54, no.6, pp.597-613, 2002-12-28 (Released:2009-04-28)
参考文献数
37

Relying on the data gathered from field work, this research note aims to explore the spatial spread of zilu (cotton carpet) hand-weaving industry from the 1950's until the beginning of 1970's in Meybod of Yazd province, Iran.The division of labour of zilu weaving within each unit is articulated on the basis of skill seniority, i. e., unskilled and highly skilled labour. Young boys from the age 5 or 6 participate in unskilled tasks to help skilled workers or master weavers: they beat the weft with a beater comb. A weaver begins as a boy working for his master, and after several years, progresses to skilled work, and eventually becomes an independent master. This skill seniority plays a crucial role in the spatial dispersion of this industry.The author divided the development and change of zilu industry over the past two decades in Meybod into three stages. These three stages are as follows:(1) Zilu weaving industry have a long history in Meybod and can be traced from its history back to the Middle Age. But until the beginning of 1950's, zilu weaving industry had only existed in neighboring villages around Bashnighan which is a part of the center of Meybod region. The mode of zilu production was principally household-based and its labour supply was mainly provided by household members with additional apprentices from outside.(2) Since the beginning of the 1950's when zilu was in heavy demand suddenly, master weavers of Bashnighan have begun to utilize child labour in the surrounding villages to raise the productive capacity and to increase the number of looms within their workshops. These new children labour were literally wage labour rather than arduous apprentices. As a result of these changes, the mode of production of zilu weaving industry has been changed to the manufacture mode.(3) From the end of the 1950's zilu weaving workshops began to be located in surrounding villages of Bashnighan gradually. Practically there was no constraint for a young weaver who had learned weaving skills in Bashnighan to seek independence. Newly independent weavers could also acquire the necessary capital outlay to establish their own workshop and buy some materials with assistance from their family members or merchants. Eventually zilu workshops were widely distributed all over the Meybod region.
著者
西尾 宣俊 稲葉 真一 吉田 雄太 佐藤 暁拓 田向 剛 高木 哲郎 飯田 誠
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.862, pp.18-00042, 2018 (Released:2018-06-25)
参考文献数
15

In case of analyzing the wind turbine design conditions and power productions accurately, the wind data at hub height is generally ideated for simulation. Recently, due to the increase in the size of the wind turbine, it is difficult to measure wind data of hub height by the cylindrical observation tower. Therefore, lattice tower mast is adopted and there are cases where high altitude measurement is performed instead of cylindrical tower mast. However, even in case of measuring wind data using lattice tower mast, there are some uncertainty of flow distortions by tower shadowing. This paper shows a study on wind speed correction method of lattice tower mast using CFD simulations (Fluent). As a result of performing the wind speed correction using the inflow wind speed ratio by CFD calculation, the uncertainty of corrected wind speed fell by less than 1 % which is recommended by IEC 61400-12-1.
著者
吉田 雄哉
出版者
日経BP社 ; 1999-
雑誌
日経Linux : Nikkei Linux (ISSN:13450182)
巻号頁・発行日
vol.14, no.10, pp.43-50, 2012-10

Webサーバーのアプリケーションは「フレームワーク」を使うと、あっという間に開発できます。著名な「Ruby on Rails」で、Amazonの書籍を検索できる蔵書管理アプリを作ってみましょう。無償で使えるクラウド「Heroku」でアプリを公開します。(co-meeting 吉田 雄哉) Part 2で開発したブラウザー上のゲームアプリに続き、Webサーバー上のアプリ開発に挑戦します。