著者
久保 容二郎 野中 薫雄 吉田 彦太郎
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.209-212, 1987 (Released:2010-08-25)
参考文献数
11

アロエによる刺激性接触皮膚炎の1例を報告した。本症例と健常者10名にキダチアロエの針状結晶をそのまま含むアロエ・ジュースと針状結晶を除去したジュース濾過液のパッチテストを施行した。本症例と健常者6名は針状結晶を含むアロエ・ジュースに陽性が認められた。しかし, 針状結晶を除いた検体に対して明らかな陽性を示した者は皆無であった。その結果より, アロエの外用は針状結晶による刺激性接触皮膚炎をきたす可能性があることが示唆された。上記パッチテストの陽性反応は浮腫と丘疹または小水疱で表現され, アレルギー反応を思わせる所見であった。すなわち, 針状結晶は偽陽性反応の原因となることも示唆された。
著者
八坂 和吏 大方 優子 吉田 健一郎 鈴木 美緒 小竹 輝幸 見持 武志 藤田 有佑
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2019年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.145-148, 2019-08-31 (Released:2019-08-30)

本研究では、写真つきSNS投稿データを活用し、旅行者の行動や意識を分析することの有効性と利用可能性について論じたものである。「インスタ映え」という言葉が流行したように、近年旅行者は自らの旅行体験の写真をSNS上に投稿する傾向がある。ここでは事例として、現在日本において多くの自治体が政策として取り組むようになってきたサイクルツーリズムをとりあげ、自転車を活用した旅行者がSNS上に投稿した写真をもとに、彼らの行動や意識を分析し、マネジメントに活用するための知見を導出した。
著者
吉田 知之
出版者
日本生物学的精神医学会
雑誌
日本生物学的精神医学会誌 (ISSN:21866619)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.3-6, 2018 (Released:2019-07-30)
参考文献数
17

中枢シナプスの分化誘導を担う細胞接着分子であるシナプスオーガナイザーをコードする遺伝子に生じるさまざまな変異が自閉スペクトラム症,知的障害,統合失調症などの神経発達障害の発病にかかわることが明らかになっている。このような変異を再現したヒト型遺伝子改変マウスを用いた研究は発病メカニズムの理解に貢献してきた。最近,いくつかのシナプスオーガナイザー複合体の構造が解明され,さまざまな組み合わせで形成される複合体の中から,特定の複合体の形成のみを阻害するような点変異のデザインが可能となった。このようなシナプスオーガナイザー遺伝子点変異を導入したマウスは神経発達障害発病機序研究の重要なツールになると考えられる。
著者
出射 美喜男 武井 昇 吉田 豊彦
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.364-373, 1983-06-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
3

着色顔料と白色顔料または他の着色顔料とを混合したとき, その色度図上での混色の色度値の軌跡は曲ったり, ループを描いたりすることがある。この事実は古くから知られているが, なぜそうなるかは知られていない。われわれは, 着色顔料のK (吸収係数) とS (散乱係数) の波長依存性の違いによって, 同じ分光反射率分布をもつ顔料でも, 異なった軌跡を描くことを明らかにし, またモデル化したK, S分布をもつ顔料の混合物のシミュレーションによって, 軌跡の形とK, Sの関係を明らかにすることができたので報告する。
著者
小崎 道雄 タマン ジョティ 片岡 二郎 山中 茂 吉田 集而
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.95, no.2, pp.115-122, 2000
被引用文献数
11

シッキムは, 国境をネパール, ブータンおよび中国に接するインド22番目の州であるが, 食文化は中国やネパールの影響を強く受けている。著者らは, この周辺地域の発酵食品のル-ツを調査研究しており, 本稿においてはシッキムにおける酒類とそれに関わる微生物相について, 解説していただいた。
著者
中村 友洋 林田 哲哉 船津 良平 添野 拓司 山下 誉行 柳 忠明 吉田 哲男
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会冬季大会講演予稿集 (ISSN:13434357)
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.11-12-1-_11-12-2_, 2013

We developed a new Super Hi-Vision (SHV) camera toward shooting theater contents. We designed signal processing for achieving higher sensitivity than the conventional SHV cameras and housing to reduce acoustic noises. We measured sensitivity and noises, and then confirmed this camera specification was satisfactory for shooting heater contents.
著者
栗原 聡 井原 史渡 岸本 大輝 吉田 直人
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第35回全国大会(2021)
巻号頁・発行日
pp.3I1GS5d04, 2021 (Released:2021-06-14)

COVID-19感染問題における感染拡散状況の把握と予測を行うため,SNSや報道データ分析と基本的に冪乗則に従う人の行動様式から独自の行動モデルを提案し,これを複雑ネットワークとして構築した実環境を模した移動ネットワーク上にて典型的な感染モデルであるSERIモデルにて感染拡散シミュレーションを実施した.その結果,提案モデルにて昨年からの感染状況の再現が可能であることが分かった.本稿では,さらに,このモデルによる,緊急事態宣言の効果やワクチンの接種率や摂取方法の効果についても考察する.
著者
吉田 綾 田崎 智宏 寺園 淳
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物学会研究発表会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.18, pp.29, 2007

使用済みパソコンについて、日本における家庭用パソコンのリサイクル制度の施行前と施行後のマテリアルフローを、マテリアルフローデータにおける誤差を最小化することによって推定した。また、日本でリユース(再使用)されるパソコンと中古品として輸出されるパソコンの台数についても推定した。推計結果から、デスクトップパソコンに比べてノートパソコンの方が国内でリユースされやすいこと、2001年から2004年にかけて増加した排出台数2590千台はほとんど国内廃棄物処理ではなくリユースされており、リユース分も多くが輸出されていることが明らかになった。家庭やリース・レンタル会社から古物商へ引き取られる量が増えており、それが輸出台数増加につながっていると考えられた。
著者
吉田 文武
出版者
一般社団法人 日本生体医工学会
雑誌
医用電子と生体工学 (ISSN:00213292)
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, pp.324-327, 1983-09-30 (Released:2011-10-14)
参考文献数
4
著者
室井 尚 吉岡 洋 秋庭 史典 佐藤 守弘 吉田 寛 小松 正史 安田 昌弘 島本 浣 吉村 和真 須川 亜紀子 カルパントラ ファビアン 大久保 美紀 丸山 美佳 入江 哲朗 ロート マーティン 簗瀬 洋平 井上 明人 小島 秀夫 バラカン ピーター 輪島 裕介 増田 聡 松蔭 浩之 前川 修 増田 展大
出版者
横浜国立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究は5名の研究代表者、分担者を中心とした研究会を複数回開催するとともに、大規模な公開研究集会を年に一回開催し、その成果をや報告書にまとめ、webで幅広く公開することによって、一般からもその成果に対する広い関心を集めることができた。また2016年の国際美学会、2017年の国際記号学会においてはラウンドテーブルを組織して、海外の研究者との議論を深めることができた。これらの研究活動によって新しい理論的な枠組の構築に結びつけることができた。本研究はポピュラー文化に関する美学的アプローチの最先端の成果を挙げることができた。

1 0 0 0 OA 倒叙日本史

著者
吉田東伍 著
出版者
早稲田大学出版部
巻号頁・発行日
vol.第4冊 江戸幕府衰亡編, 1914

1 0 0 0 OA 気中放電加工

著者
国枝 正典 吉田 政弘
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.64, no.12, pp.1735-1738, 1998-12-05 (Released:2009-06-30)
参考文献数
9
被引用文献数
3 3
著者
吉田 貞雄
出版者
東京動物學會
雑誌
動物学雑誌
巻号頁・発行日
vol.21, no.244, pp.49-54, 1909
著者
野嶋 政和 吉田 鐡也
出版者
京都大学農学部附属演習林
雑誌
京都大学農学部演習林報告 = BULLETIN OF THE KYOTO UNIVERSITY FORESTS (ISSN:0368511X)
巻号頁・発行日
no.65, pp.298-309, 1993-12-24

郊外住宅地の形成に思想的に連なる「田園都市論」は当初内務省地方局を中心に受容された。「田園都市論」は地方改良運動との関係で受容されたのであるが, それは明確な目的意識の下で受容されたのではなかった。しかし, 当時の社会状況に対応しようとする感化救済事業と接合されることを通して, 「田園都市論」は積極的な意義を与えられることになった。感化救済事業では, 従来は住宅に関する問題は救貧・防貧対策として考えられていたのだが, 資本主義の生産関係における労働力再生産過程を支える機能空間として「住」に関わる空間が理解されるようになったのである。また, この空間は国民統合というもうひとつの課題を実現するための「社会」を創出していく空間としても機能することを求められるに至った。「田園都市論」は, 分節化されかつ統合された社会関係を支え, 発展させていく空間論へと展開された。
著者
吉田 良三
出版者
同文舘
雑誌
商學研究
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.19-62, 1926-12-10
著者
吉田良三著
出版者
千倉書房
巻号頁・発行日
1931
著者
吉田良三著
出版者
同文館
巻号頁・発行日
1914

1 0 0 0 工業会計

著者
吉田良三著
出版者
千倉書房
巻号頁・発行日
1935