著者
吉田 耕一郎
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.330-336, 2018

<p>朝日新聞フォトアーカイブは、朝日新聞社が所蔵する約2,000万枚の写真をデジタル化し、社内外での利用を進めるため、2010年に発足した。写真の提供は有償。テレビ局や教科書会社、出版社などが主な取引先となっている。最近は、周年企業の社史、都道府県や市町村の歴史年表などでの利用に加え、海外メディアで使われるケースも増えている。写真のデジタル化と書誌編集作業には、膨大な手間とコストがかかる。写真を死蔵することなく、広く活用してもらうためにも、事業としての発展性が重要になる。古い写真に加え、最新のニュース写真、図表なども扱い、ここ数年は動画の利用が伸びている。</p>
著者
吉田 達志
出版者
名古屋工業大学
雑誌
名古屋工業大學學報 (ISSN:03693171)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.89-96, 1975-03-31
著者
吉田 良 高田 秀穂 中川 州幸 岩本 慈能 越路 みのり 川西 洋 吉岡 和彦 日置 紘士郎 松田 公志
出版者
The Japan Society of Coloproctology
雑誌
日本大腸肛門病学会雑誌 (ISSN:00471801)
巻号頁・発行日
vol.48, no.7, pp.611-616, 1995 (Released:2009-06-05)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

結腸膀胱瘻の成因は炎症性, 腫瘍性, 先天性, 外傷性, 医原性などによる二次性変化によるものがほとんどである. 本邦においても近年, 食生活の欧米化に伴い腸の炎症性疾患, とくにS状結腸憩室炎に起因するものが増加の傾向にある. われわれは, 過去5年間に経験したS状結腸膀胱瘻6例について若干の文献的考察を加え報告する. 症例は54歳から89歳までで, 性別は男性4例, 女性2例である. 原疾患はS状結腸癌3例, S状結腸憩室炎2例, 放射線性腸炎1例であり, 初発症状は糞尿, 気尿, 下腹部痛である. 術前検査では膀胱造影と膀胱鏡検査が瘻孔の証明に有用であった. 全例に手術を施行しS状結腸切除術が4例, 人工肛門造設術が2例であり, 膀胱に対しては膀胱部分切除術が2例, 膀胱全摘術尿路変更術が2例, 膀胱切除が不可能な2例に対しては尿管皮膚瘻術を施行した. 術後経過では, S状結腸癌の1例のみが原病死した.
著者
森中 敏行 乾 まどか 木内 葉子 吉田 晴世
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要. 人文社会科学・自然科学 = Memoirs of Osaka Kyoiku University. Humanities and social science, natural science (ISSN:24329622)
巻号頁・発行日
vol.69, pp.257-276, 2021-02

2018年10月にLenovo社および本学の支援を受けて、G Suite for Educationの実証研究がスタートした。まず始めに、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の選択者を対象に課題研究で、運用を始めた。さらに2019年4月からは、全校的な運用段階に移行したが、英語や理科の特定の教科での活用に留まっていた。しかし活用事例を蓄積することで、徐々に広がり、COVID-19による休校措置により、全校的運用に至っている。この間に、蓄積された活用事例を紹介するとともに、生じた課題についても報告する。
著者
寺岡 祥子 吉田 佳代 坂梨 京子 田島 朝信
出版者
熊本大学
雑誌
熊本大学医学部保健学科紀要 (ISSN:18807151)
巻号頁・発行日
no.3, pp.67-70, 2007

入院してきた産婦に対して、入院時診察として内診が施行される。この内診により、子宮口の開大度が調べられ、分娩進行状況が評価される。一般的に、分娩所要時間の予測には、子宮口開大度と分娩所要時間との関係を示したフリードマン曲線が用いられるが、ビショップスコアは頸管開大度のみでなく、展退度、児頭位置、頸部硬度、および子宮口位置の評価が可能であるので、これらの指標を用いて分娩所要時間を予測することがより適切のように考えられる。このビショップスコアが分娩所要時間の予測の指標になり得るか否かについて今回検討した。
著者
吉田 茂晃
出版者
天理大学国語国文学会
雑誌
山邊道 (ISSN:05134625)
巻号頁・発行日
no.61, pp.99-108, 2021-01

接続形式「から」の用法上の特徴を、文末形式「のだ」および接続形式「から」の表現上の特徴から説明づけた論文である。「のだから」に内包される「のだ」は自身の知識の一項目を相手に提示する〈教示・強調〉用法の働きを持つことがほとんどであり、「のだから」に内包される「から」は、論理的な因果関係ではなく、後件の成立を促す〈根拠〉用法の働きを持っている。これらのことが「のだから」の前後件に一定の制限を加えるものと思われる。
著者
イスラム マハメッド シャヒドール 松井 年行 吉田 裕一
出版者
日本生物環境工学会
雑誌
生物環境調節 (ISSN:05824087)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.245-251, 1994
被引用文献数
5

トマト (品種レディファースト) 果実の糖含量と酸性インベルターゼ活性に及ぼす炭酸ガス施用 (700~900ppmv) の影響について検討した.炭酸ガス施用を行った果実のブドウ糖と果糖は無施用区 (250~400ppmv) よりも有意に高かったが, ショ糖では有意差が認められなかった.酸性インベルターゼ活性は可溶性のものが細胞壁結合性のものよりも高かった.開花後50日からのインベルターゼ活性の増大は還元糖含量の増大傾向と一致した.さらに, 炭酸ガス施用を行った果実は対照区のものよりもインベルターゼ活性は高かった.炭酸ガス施用は光合成とインベルターゼ活性の増大を導き, 糖含量および果色を向上させるものと考えられた.
著者
イスラム マハメッド シャヒドール 松井 年行 吉田 裕一
出版者
日本生物環境工学会
雑誌
生物環境調節 (ISSN:05824087)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.185-190, 1995

トマト (品種'レディファースト') 果実の糖含量とショ糖合成・ショ糖リン酸合成酵素活性に及ぼす炭酸ガス施用の影響について検討した.生育申に炭酸ガス施用を行った果実重量, 全糖, 還元糖は無施用区よりも有意に高かった.ショ糖合成酵素活性は開花後50日目まで施肥トマトで高く, その後急激に減少したが, 無施肥区では徐々に減少した.ショ糖合成酵素活性の減少はショ糖濃度の減少を伴った.処理間のショ糖濃度とショ糖合成酵素活性の間に有意差は認められなかった.ショ糖リン酸合成酵素活性は, 生育中比較的一定であった.
著者
吉田 浩一
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.25-32, 2002 (Released:2002-07-24)
参考文献数
11

モーターコントロールのなかで述べられている診療の概念的枠組み,そこで用いられている課題指向型アプローチを最初に概説し,後半では実際歩行分析し診療につなげるために必要な戦略(strategy)レベルの概念および評価について述べた。
著者
中島 正光 玉田 貞夫 吉田 耕一郎 杉村 悟 沖本 二郎 二木 芳人 真鍋 俊明 副島 林造
出版者
The Japanese Respiratory Society
雑誌
日本胸部疾患学会雑誌 (ISSN:03011542)
巻号頁・発行日
vol.32, no.11, pp.1109-1114, 1994-11-25 (Released:2010-02-23)
参考文献数
20

症例は39歳, 男性. 労作時呼吸困難, 胸部X線上異常陰影にて当科に紹介入院となった. 入院後経気管支肺生検にて肺胞蛋白症と診断し, 現在までに2回の全身麻酔下左肺洗浄を施行し, 軽快退院している. 今回再度肺胞蛋白症の増悪がみられたため入院となった. 血清中のCEAが高値であったため他の腫瘍マーカーの測定を行い, 血清中のCA153, TPAの高値を認めた. さらに肺洗浄液中の腫瘍マーカーの測定を行い, CEA, CA19-9, CA125, CA15-3, CA50, SLX, SCC, TPAが血清正常値以上を示した. 血清中高値の腫瘍マーカー全て肺洗浄後減少傾向を示した. そこで, 高値を示した腫瘍マーカーの産生部位を検索する目的で経気管支肺生検組織の免疫染色を行った. 肺胞上皮にCEA, CA15-3, SLXが陽性を示し, これらはII型肺胞上皮を含む肺胞上皮より産生されていることが示唆された. 本症の肺洗浄液中でCEAが高値を示すことは知られているが, その他の腫瘍マーカーについての検討は少なく興味ある症例と考えられた.
著者
大神 訓章 佐々木 桂二 児玉 善廣 吉田 健司
出版者
山形大学
雑誌
山形大學紀要. 教育科學 (ISSN:05134668)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.35-47, 2006-02-15
被引用文献数
1

バスケットボールゲームは,対峙する2チーム間で,一定時間プレイし,得点の多寡を競う競技である。ゲームの勝敗を決定する要素として,シュート力,ボールキープ力,リバウンド力等の技術的要素と共に,プレイヤーの身長差等の体格的要素と多岐に亘る。そこで,本研究は,2004年に開催されたアテネオリンピックにおけるアメリカ男子バスケットボールチームの計8ゲームを分析対象とし,高さ(身長)とうまさを数量化し,チーム戦力の分析を試みた。分析方法は,ボックススコアを基に,キープ力,シュート力,リバウンド力を求め,オフェンス力とディフェンス力を算出した。次に,期待値として捉えた核とその変動の幅(ブレ),身長とリバウンド比による大きさ,それぞれの項目のうまさを数量化した。その結果,キープ力・シュート力・リバウンド力において,身長差をうまさで補うことは可能であり,また,身長とリバウンド比による大きさを基に,高さとうまさを分離することは,チーム戦力を高さ抜きで平等に評価するうえで,有効であると思われる。更に,ブレの数値を比較することで,そのチームがどのようなゲーム展開をしているかを推測でき,また,ブレの有無やその大きさによって,チームにおける戦力等の課題把握に客観的な資料を提供した。 This study was analyzed for USA men's team on the hight and skillfulness, about 8 games of the basketball championship on Athens Olympic in 2004. The results may be summarized as follows; 1. In the V score on the hight and rebound rate in USA team, it was 1.12 against PUE,1.19 against ANG, 1.09 against LIT, it was showed USA team was a high numerical value, so it was strong rebound. 2. In the skillfulness of keep, it was showed that ANG was 1.04 in the highest score as compared with the other team. In the skillfulness of shot, LIT was 0.73, so it seemed to show high the shot ability, and in the skillfulness of rebound, USA was the highest score. 3. It was showed that it is possible to the skillfulness cover a hight difference, and it was available to separate skillfulness from hight on equally estimation the value.
著者
廣居 伸蔵 吉田 真奈美
出版者
一般社団法人 日本薬剤疫学会
雑誌
薬剤疫学 (ISSN:13420445)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.41-47, 2018-05-31 (Released:2018-07-09)
参考文献数
10

2016 年より一定の条件を満たす医薬品・医療機器について費用対効果評価が試行的に導入された.費用対効果評価に必要なデータのうち,患者数や治療実態,評価対象技術や比較対照の費用や有害事象の発現率,合併症の罹患率およびそれぞれの費用については,既存の大規模な医療データベースの利活用によって推定することが可能である.日本の医療経済・アウトカム研究において,主に使用されているデータベースは,レセプトデータベースと,病院のデータベースとに大別され,製薬企業の立場から利用しやすい代表的なデータベースとして,それぞれ,株式会社日本医療データセンターの健康保険組合データベース,メディカル・データ・ビジョン株式会社の DPC 診療データベースがある.各データベースには特色があるため,分析に用いたデータベースの限界が研究結果にどう影響しうるかについて考察することが肝要である.これらのデータベースの限界を克服しうるデータベースとして,レセプト情報・特定健診等情報データベース (NDB) や MID-NET が挙げられる.しかしながら,これらのデータベースであっても,現状ではデータの充足性や一般化可能性に課題がある.また,利用者や利用目的が厳格に制限されているため,製薬企業の立場からは,利用するうえでのハードルが非常に高い.今後は制度化される費用対効果評価の目的においても,これらのデータベースが広く利用可能となることが望まれる.製薬企業では,今後急速に整備が進んでいく医療データベースにキャッチアップして,必要ならば複数のデータベースを組み合わせて,より妥当性のある分析をしうるリテラシー,能力を有することが喫緊に望まれる.これらは製薬企業のみで完結しうるものではなく,アカデミアや外部ベンダーと協働して,日本の費用対効果評価を含む医療経済・アウトカム研究を担う人材のキャリアプランを確立していくことが必要である.
著者
吉田 哲 戸田 忠秀 宗本 順三
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.70, no.591, pp.141-147, 2005-05-30 (Released:2017-02-11)
参考文献数
11

In this study, we calculated each laboratory's excess of electricity bill over dividend on a per capita basis of numbers of laboratories in each 2 departments (electricity) or 1 group of 6 departments (chemistry), in national university corporation. In 5 laboratories out of 9, excess over dividend are less than excess over expenses that interfere with research work. And in rest 4 laboratories, differences of excesses are the 100 thousands yen mark. Furthermore, we made it clear numbers of laboratories, that will have to pay excess over dividend, decrease from 23 to 13, when the quantity of electricity decrease 20%.