著者
塚本 俊介 前田 貴昭 池田 元吉 秋山 秀典
出版者
社団法人 プラズマ・核融合学会
雑誌
プラズマ・核融合学会誌 (ISSN:09187928)
巻号頁・発行日
vol.79, no.1, pp.39-42, 2003 (Released:2005-09-28)
参考文献数
8
被引用文献数
5 7

Pulsed high voltage was applied to logs used for mushroom culturing to mushroom growth. An experiment was carried out in an attempt to increase shiitake mushroom yield. Results showed that the weight of shiitake mushroom yield was double that of a normal group cropped in a month. Another experiment was performed to estimate the effect of electrical stimulation on the growth of hyphae. Results of that experiment showed a slight influence on the growth of hyphae, and showed some possibilities this method can improve mushroom culturing techniques.
著者
塚本 真輝
出版者
一般社団法人 日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.64, no.2, pp.166-183, 2012-04-25 (Released:2016-09-01)
参考文献数
40
著者
大西 康貴 河村 哲治 田中 博子 竹野内 政紀 平田 展也 平岡 亮太 平野 克也 小南 亮太 久米 佐知枝 高橋 清香 水野 翔馬 東野 幸子 塚本 宏壮 佐々木 信 中原 保治
出版者
日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会
雑誌
日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会雑誌 (ISSN:18831273)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1_2, pp.65-71, 2019-10-01 (Released:2019-12-28)
参考文献数
20

保守不良の加湿器の使用は過敏性肺炎の一因と考えられている.当院で職員用に使用している31台の家庭用加湿器を対象に,貯留水と吹出気に含まれる微生物についての検討を行った.貯留水,吹出気ともに28台(90%)と高率に微生物を検出し,そのうち14台(45%)で吹出気中と貯留水中の微生物が一致した.また,貯留水より非結核性抗酸菌(nontuberculousmycobacterium: NTM)を19台(61% )で検出した.加湿トレーの洗浄頻度が高い群(毎日~1週間毎)は,低い群(2週間毎~季節毎)と比較し,エンドトキシンが有意に低値であった(P=0.048).唯一,加熱式加湿器は微生物の検出がなくエンドトキシンも低値であった.加湿器による過敏性肺炎の原因として,一般細菌,NTMやエンドトキシンなど様々な要因が関与している可能性がある.
著者
大西 真代 塚本 枝里 鈴木 裕介 山本 吉則 嘉戸 直樹 鈴木 俊明
出版者
関西理学療法学会
雑誌
関西理学療法 (ISSN:13469606)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.131-138, 2011 (Released:2012-01-06)
参考文献数
3

We administered physical therapy to a patient with post-stroke right hemiplegia who had difficulty eating with the fingers of the affected hand. The functioning of the fingers was preserved, but their dexterity decreased because the affected upper limb could not maintain forward elevation. We believed that instability of the trunk and scapular region of the affected side influenced finger movements of that side. Therapeutic gain, after providing physical therapy to the trunk and affected shoulder region, was assessed using surface electromyography. Alignment of the trunk and affected shoulder region as well as feeding activity improved. Surface electromyography evaluation during forward elevation of the affected upper limb showed an improvement in the muscle activation pattern. Stability of the chest and scapula was necessary to attain finger dexterity in this patient.
著者
塚本 博樹 久田 末雄 西部 三省
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.33, no.9, pp.4069-4073, 1985-09-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
30
被引用文献数
41 45

Two biologically active coumarins, scopoletin (1) and isofraxidin (2), along with known coumarins, esculetin (3), fraxetin (4), esculin (5) and fraxin (6), were newly isolated from the bark of Fraxinus japonica BLUME (Oleaceae). On the other hand, the bark of F. mandshurica RUPR. var. japonica MAXIM gave only known coumarins, fraxetin (4), fraxinol (7) and mandshurin (8).
著者
塚本 早織 唐沢 穣
出版者
人間環境学研究会
雑誌
人間環境学研究 (ISSN:13485253)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.13-20, 2015 (Released:2015-06-30)
被引用文献数
1 1

自分とは反対の性格特性を持つ他者が,異なる民族の一員であった場合,人はその性格の違いを民族性が原因であるかのように解釈する場合がある。日常生活においてみられるこのような過度な一般化は、民族に関する偏ったステレオタイプを形成する一因となる。本研究は、個人の特徴に関する知識が、カテゴリーに関する知識へと一般化される状況と、それに影響を与える個人差要因に着目した実証的研究を行った。個人差要因として、心理的本質主義信念を測定し、民族カテゴリーに行動や認知の原因となる本質的因子の存在を錯覚しやすい人ほど、他民族他者と自身の違いを民族性の違いとして一般化する傾向が強いと予測した。実験参加者は全て日本人学生であったが、実験参加のパートナーという名目で「留学生」(実験1ではインドネシア国籍、実験2では中国国籍)あるいは「日本人」の実験協力者と同時に実験に参加した。実験では、参加者および実験協力者に対して認知傾向を調べるテストを行い、テスト後に偽のフィードバックを与えた。フィードバックとして、パートナー間にみられる認知傾向の類似性(同じ・異なる)を操作した。その結果、パートナー間の類似性に関する情報を日本人および留学生全般に一般化する程度は、パートナーの国籍とフィードバックの類似性の組み合わせによって異なることが明らかとなった。具体的には、留学生パートナーとの間に認知傾向の違いが告げられた参加者において、その違いを日本人および留学生カテゴリーに一般化し、民族間の差異を過度に推測する傾向がみられた。同様の一般化傾向は、日本人パートナーと同じ認知傾向があると告げられた参加者にもみられた。しかし、留学生との違いを民族間の差異に一般化した前者の場合のみ、その程度が心理的本質主義信念の強さと関連していることが明らかになった。本研究により、異なる民族他者との交流で得られる些細な情報からも、民族に関するステレオタイプが形成される可能性が示唆され、それには民族カテゴリーに関する信念の個人差が影響を与えることが明らかとなった。
著者
山下 芳久 塚本 功
出版者
一般社団法人 日本集中治療医学会
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
vol.26, no.6, pp.423-429, 2019-11-01 (Released:2019-11-01)
参考文献数
23

救急・集中治療領域における急性血液浄化療法は,単に急性ならびに慢性腎疾患に対する腎補助だけでなく,炎症性サイトカインや捕体をはじめとする各種メディエータを制御する目的で積極的に導入されている。急性血液浄化技術のなかでも,最も実施頻度が高い持続的血液浄化療法(continuous blood purification, CBP)において血液濾過器(hemofilter)は必須のデバイスであり,いくつかの種類が使用されている。CBPのモダリティ選択ならびに設定条件は,施行される患者の全身状態に対する改善や必要な効率を達成するために重要であり,hemofilterはそのうちの重要なキーポイントの一つであると考えられる。現在市販されているhemofilterはバリエーションが豊富で,長時間使用しても溶質除去性能や抗血栓性に対する専用設計がされていることに加え,膜材質によっても透析性能や濾過性能そして吸着性能が異なるところに特徴が強く示されており,我々はそれらを臨床において効果的に選択し使用するべきである。そこで,本稿では各hemofilterの膜素材の特徴として,透析性能,濾過性能,吸着性能,そしてlife-timeについてこれまでの知見を踏まえて整理し,急性血液浄化技術と今後の可能性を言及する。
著者
中尾 照逸 大尾 充剛 内田 寿博 塚本 義貴 佐伯 裕司
出版者
近畿大学
雑誌
近畿大学医学雑誌 (ISSN:03858367)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.17-19, 2004-04-25
被引用文献数
2

症例は26歳, 男性. 夕食にコンニャクを食べ, 翌日の正午から腹痛が出現. 翌々日の早朝から嘔気, 嘔吐を繰り返したため当科を受診した. 腹部所見では腸雑音は減弱しており, 腹部単純レントゲン検査で小腸ガス像を認め, 腹部CT所見でも腸液が充満, 拡張した小腸を認めたがイレウスの原因は確定できなかった. 内ヘルニアによる絞扼性イレウスも否定できないため, 同日開腹術を施行した. 回腸末端より70cm口側に Meckel 憩室を認め, 約4cm大のコンニャクが憩室内に1個とその口側の回腸内に長径2.5cmから4cm大のコンニャク片が10個充満していた. Meckel 憩室を楔状切除し, この切開部より全てのコンニャク片を除去した. イレウス状態の患者の診察にあたっては, 手術歴を確認する以外に食餌性イレウスの可能性も考慮し, 食事内容やそしゃく状況に関する丁寧な問診が重要であると考えられた.
著者
加藤 京里 菱沼 典子 田上 恭子 加藤木 真史 細野 恵子 田中 美智子 留畑 寿美江 丸山 朱美 酒井 礼子 井垣 通人 塚本 紀子 野月 千春 加藤 祥子 山崎 好美
出版者
日本看護技術学会
雑誌
日本看護技術学会誌 (ISSN:13495429)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.28-37, 2012-08-20 (Released:2016-07-08)
参考文献数
38
被引用文献数
2

本研究の目的は,4週間の排便記録を通して排便パターンの実態を調査し,排便状態の判断基準を検討することである.20歳以上の男女に4週間にわたり排便ごとに便形 (水様便,泥状便,普通便,硬便),排便量 (母指頭大,手拳大以上と,その中間) について排便記録をつけてもらった. 排便記録は便宜的標本抽出にて224名より回収した.データに不備があるものと疾患による影響が考えられる5名の記録はのぞき,男性50名,女性169名の計219名 (平均年齢38±14歳) を分析対象とした.排便パターンはあらかじめ基準をおかず排便状況が似ているもので分類し,排便日数,回数,便形,排便量から帰納的に各基準を抽出して「問題なし (n=147) 」「便秘 (n=51) 」「下痢 (n=13) 」「下痢と便秘 (n=8) 」と命名した.薬剤の服用者27名をのぞいた192名での分析においては,「便秘」の排便日数は平均3.5日/週であり,同時に便形や排便量も考慮して便秘かどうかが判断されていた.「下痢」は日数や量よりも泥状便,水様便があることが基準になると考えられた.性別では女性が,年齢では「20歳代」に便秘の傾向が認められた.

5 0 0 0 新規疾患

著者
正木 康史 川端 浩 高井 和江 塚本 憲史 藤本 信乃 石垣 靖人 黒瀬 望 小島 勝 中村 栄男 木下 朝博 青木 定夫 TAFRO症候群研究班
出版者
一般社団法人 日本血液学会
雑誌
臨床血液 (ISSN:04851439)
巻号頁・発行日
vol.57, no.10, pp.2029-2037, 2016 (Released:2016-10-28)
参考文献数
32

2010年に提唱されたTAFRO症候群は,thrombocytopenia;血小板減少,anasarca;全身浮腫・胸腹水,fever;発熱,reticulin fibrosis;骨髄のレチクリン線維症と巨核球の増勢,organomegaly;肝脾腫やリンパ節腫大などの臓器腫大からなる造語である。本症のリンパ組織病理像はCastleman病と類似するが,典型的な多中心性Castleman病とは臨床像が異なる。TAFRO症候群ではガンマグロブリン増加は軽度で,リンパ節は小さく,亜急性に発症し進行性の経過をたどる。TAFRO症候群は致死的な経過をとる例もあるが,早期からの治療による有効例も報告され,診断基準と治療指針の確立が急務である。厚労省研究班にて議論を重ね,平成27年度に本疾患の診断基準,重症度分類,治療指針を策定したので概説する。
著者
丁吉之 寺田努 塚本昌彦
雑誌
マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.2-9, 2014-07-02

ウェアラブルコンピューティングシステムは様々な状況下での利用が考えられ,システムを取り巻く環境は頻繁に変化する.そのため,システムを利用しているユーザの行動,および周囲の環境と使用する情報提示デバイスの組合せによっては,ユーザの情報支援の認知に影響を及ぼす可能性がある.例えば,屋外でディスプレイを使用しているときに周囲が明るくなると表示が見づらくなるというように,ユーザの作業の妨げになったり,場合によってはユーザを危険に晒す恐れがある.そこで筆者らの研究グループでは,システム障害時にユーザが装着しているデバイス同士が直接データ通信を行うことで情報支援を継続し,システムの信頼性を確保する手法を提案してきた.本研究では,ウェアラブルコンピューティング環境の例として着ぐるみ装着者支援システムに提案手法を導入し,HMD,スピーカ,振動モータの3種類の情報提示デバイスを実装した.また,ユーザの行動,周囲環境と提示デバイスの組合せと情報提示の認知度との関係を調査した.