著者
小林 標
出版者
大阪市立大学
雑誌
人文研究 (ISSN:04913329)
巻号頁・発行日
vol.54, no.7, pp.1-30, 2002-03
著者
小林 巌雄
出版者
日本貝類学会
雑誌
貝類学雑誌Venus : the Japanese journal of malacology (ISSN:00423580)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.178-185, 1980-11-30

The internal shell structure of Bentharca asperula (DALL) is examined under a scanning electron microscope. Living specimens were collected at the sea bottom off Hachijo Island, Tokyo (33°03.5'N ; 140°45.3'E). The shell mainly is composed of outer and inner calcareous shell layers. The former shell layer is made of crossed lamellar structure and the latter is of complex crossed lamellar structure. The crossed lamellar structure of this species is same to the typical crossed lamellar structure of the other Arcoids. Next, there are several different types of the aggregation of crystallites in the complex crossed lamellar structure. The complex crossed lamellar structure of this species is characterized by the parallel arrangement of elongate rod-like crystallites which is inclined toward the ventral margin. Tubules penetrate outer and inner calcareous layers. The openings distribute at the region of inner shell layer on an inner shell surface. The mineral kind of crystallites of both layers is aragonitic crystal. The form of crystallites is elongate rod. The internal shell structure of Bentharca asperula, one of deep sea molluscs, is not special, but is common to one of the other species of Arcoids.
著者
小林 由佳 岩根 裕紀 中西 弘和
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.40, no.6, pp.352-359, 2014-06-10 (Released:2015-06-10)
参考文献数
12

Onco-TainTM Vial, which was developed to prevent occupational exposures to hazardous drugs such as antineoplastic drugs, is a vial preparation equipped with sheathings (a PVC reinforced base and a shrink wrapping of a protective PET sleeve on the vial). The shatter-resistance of the Onco-Tain™ vial was evaluated with a free fall test. Four types (9 strengths in total) of Onco-Tain™ vials, which contain antineoplastic agents and are available worldwide, were used in the test. Vials with the PVC bases and PET sleeves removed from the Onco-Tain™ vial were used as the control. Mimicking the fall of vials in the medical setting, the falling heights were set at 70, 135 and 180 cm, and the breakage ratios of vials and the scattering area of contents were measured.In the control group (Non-OT group), 3.5, 9.4 and 8.9 percent of vials were broken at the heights of 70, 135 and 180 cm, respectively, and the scattering of contents was observed in all broken vials. The breakage ratios of vials in the Onco-Tain™ vial group (OT group) were statistically significantly lower (0.0 and 2.4%) at the heights of 70 and 135 cm, and tended to be lower (3.3%) at the height of 180 cm. No leakage was observed in vials broken in the OT group. The significant improvement of shatter-resistance of vials was confirmed by applying the protection sleeves to the surface of the vials. By applying these concepts in the future, a decrease of occupational exposures to hazardous drugs caused by the breakage of containers is expected.
著者
福山 支伸 冨岡 貞治 藤川 知香 松見 勲 安倍 浩之 小林 裕和 下 嘉幸 田川 維之 石元 泰子 有木 隆太郎 竹田 俊也 中川 哲朗
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.A0276, 2004

【はじめに】<BR> 我々は,第19回東海北陸理学療法学術大会において,打撃動作時のスタンスとBat head speedの関係について報告した.しかし,スタンスという指標では,打撃動作のパフォーマンス向上の指標として,十分とは言えなかった.そこで今回我々は,打撃動作に影響を与える因子として,打撃動作時の重心移動に着目し,Bat head speedとの関係について検討し,若干の知見を得たので報告する.<BR>【対象】<BR> 某高校野球部に所属していた高校生18名(右打者14名、左打者4名).平均年齢16.50±0.50歳.平均身長170.56±5.43cm,平均体重61.97±6.00kgを対象とした.<BR>【方法】<BR> 2001年度より定期的に実施しているメディカルチェック項目の中から,三次元動作解析器による打撃動作解析結果を用い,分析した.<BR> 動作解析には,三次元動作解析system(ヘンリージャパン株式会社製)を用いて,打撃動作を分析し,Bat head speed(m/sec),重心移動距離(m)を算出した.<BR> 重心位置は,両側腸骨稜を結んだ中点を重心位置とし,開始肢位から,テイクバック時,足部接地時の重心移動距離を,X方向(ピッチャー方向),Y方向(垂直方向),Z方向(ベース方向)にそれぞれ算出した.<BR> 統計処理は,テイクバック時,足部接地時のX,Y,Z方向への重心移動距離とBat head speedとの相関分析を行った.<BR>【結果】<BR> テイクバック時の重心移動距離と,Bat head speedとの関係では,X,Y,Z方向で相関関係は認められなかった.<BR> 足部接地時の重心移動距離と,Bat head speedとの関係では,X方向で有意な正の相関関係が認められた(r=0.714).Y方向では,有意な負の相関関係が認められた(r=0.487).Z方向については,相関関係は認められなかった.<BR>【考察】<BR> 野球における打撃動作は,様々な要素から構成され,高度にプログラミングされた動作である.この様々な要素を分析していくことが,打撃動作を解析し,運動特性を捉えるためには,非常に意義深いことと考える.<BR> 今回の結果から,打撃動作時の重心移動は,足部接地時に,ピッチャー方向かつ下方へと重心移動すれば,Bat head speedの向上が期待できると考える.<BR> 今後は更なるデータ収集と共に,より詳細な解析を実施していきたい.<BR> 本学会において更に、データ解析、考察を加え詳細について報告する。
著者
小林 正人 藤森 智
出版者
明治大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

2011年に発生した東北地方太平洋沖地震では,津波により沿岸部に壊滅的な被害が生じた。本研究では,免震建物について南海トラフ地震を想定した津波浸水予想に関する調査および分析を行った。さらに,津波荷重に対する免震建物の構造安全性の判定手法を提案するとともに,その適用性を検証した。加えて,津波荷重の動的な作用と免震建物の応答の関係について弾性理論解および時刻歴応答解析により分析を行った。
著者
水野 一枝 水野 康 西山 加奈 田邊 素子 水谷 嘉浩 小林 大介
出版者
日本生気象学会
雑誌
日本生気象学会雑誌 (ISSN:03891313)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.65-73, 2017

<p>段ボールベッドが低温環境での入眠過程に及ぼす影響を検討した.対象は成人男性 12 名とし,15℃ RH 60% の環境で床の上(条件 F)と床の上に段ボールベッドを使用(条件 B)した場合の 2 条件で 13:15~15:15 に就寝した.測定項目は睡眠脳波記録,皮膚温,寝床内気候,衣服気候,就寝前後の寝具の評価,温冷感,湿潤感,快適感や睡眠感等の主観申告であった.睡眠には条件間で有意差は見られなかった.背の皮膚温は条件 B で条件 F よりも有意に高かった.寝床内温度は,背部の全就床時間,足部の睡眠後半が条件 B で条件 F よりも有意に高かった.主観申告では,条件 B で条件 F よりも寝ていた時の温冷感が有意に暖かい側,快適感も快適側,寝具も柔らかい側の申告であった.低温環境での段ボールベッドの使用は,背の皮膚温,足部と背部の寝床内温度を高く保ち,寝ていた時の主観的な温冷感,快適感,寝具の固さを改善する可能性が示唆された.</p>
著者
石崎 雅人 野呂 幾久子 小林 伶
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は、化学療法の受診を検討し、実際に受診した対象者426名に対して、患者主導型/共同意思決定型/医師主導型の意思決定方法の特徴を明らかにした。それぞれの意思決定方法ではそのプロセスに差があることが明らかになったが、共同意思決定と意思決定方法への納得度、治療全体への満足度の関連は認められなかった。しかし、希望していた方法で意思決定を行った患者は、そうでない患者に比べ、治療全体への満足度が高かった。
著者
星野 哲夫 米澤 真興 柴田 喜明 篠澤 功 田中 周 李 峰 辰口 篤志 佐藤 順 藤森 俊二 伊月 葉子 立川 裕理 玉川 恭士 田口 文彦 吉田 豊 岸田 輝幸 小林 正文
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
雑誌
消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy (ISSN:03899403)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.150-151, 1998-10-20 (Released:2015-01-22)
参考文献数
3

A 55-year-old male visited our department for further examination with positive fecal occul blood test results in the mass screening for colorectal cancer. He complained of abdominal pain and diarrhea which had started about 2 months before. Small ulcers and erosions were observed in the ascending colon and cecum at colonoscopy. Biopsied specimen at the erosions showed numerous trophozoites in the mucosa. Many Lamblias were observed under a microscope in residual liquid collected in the ascending colon or cecum. Thus, this patient was diagnosed as amoebic colitis complicated with Giardiasis. At colonoscopy performed 3 weeks after Metronidazole therapy (1000mg/day) , erosions and ulcers in the ascending colon and cecum disappeared. This patient was thought to be infected with both parasites by taking contaminated foods because he was not homosexual and had no HIV antibody.
著者
三浦 篤史 青木 芙美 桃井 宏樹 柳沢 国道 大井 敬子 大橋 正明 竹内 玲子 小林 由美子 佐々木 由美 大倉 輝明 跡部 治
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.57, no.5, pp.719-725, 2009-01-30 (Released:2009-04-08)
参考文献数
6

佐久総合病院では,筋弛緩薬,カリウム製剤などはハイリスク薬として扱われているが,インスリンは事故防止のために標準化された対策がなされていない。今回我々は,多職種に渡ったチームを構成し医療改善運動を行なった。チームでは薬剤師が中心となり,Quality Control (QC) 手法を利用してインスリン投与の過誤を防止するための対策に取り組んだ。その結果,インスリン取り扱いに関するヒヤリ・ハットは減少した。薬剤に関したヒヤリ・ハット事例は多く,薬剤師のリスクマネジメントに果たす役割は大きいと考えられる。今後,薬剤師は積極的にリスクマネジメントに関わり,医薬品が関与する医療事故を未然に防止することが望まれる。そのことからも,QC手法を活用し,医療改善運動に取り組むことは効果的な活動と考えられた。
著者
垣迫 健二 桑原 亮彦 多田 出 森本 章生 小林 迫夫
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科医学会雑誌 (ISSN:03869776)
巻号頁・発行日
vol.54, no.8, pp.2097-2101, 1993-08-25 (Released:2009-01-22)
参考文献数
22
被引用文献数
1

Chilaiditi症候群は,右横隔膜と肝臓の間に消化管の一部が嵌入した総称であるが,本症候群には特有の症状がなく,偶然に発見されることが多いと言われている.今回われわれは,右横隔膜下に回腸が嵌入し,絞扼性イレウスを呈した症例を経験した.症例は67歳男性で,右季肋部痛を主訴に近医により紹介され入院となった.腹部所見,腹部X線検査, CT検査などの結果,絞扼性イレウスを合併したChilaiditi症候群と診断し,緊急手術を施行した.肝右葉と腹膜との間に既往の肝炎によると思われる索状物を認め,同部に回腸の一部が嵌入,絞扼し壊死を伴っていた.小腸型のChilaiditi症候群は稀な疾患であり,文献検索上,本例では13例を数えるに過ぎないが,そのうち7例で絞扼性イレウスが認められた.小腸型のChilaiditi症候群では,絞扼性イレウスを合併することが多く,注意が必要であると考えられる.
著者
小林 尚司
出版者
日本赤十字豊田看護大学
雑誌
日本赤十字豊田看護大学紀要 = Journal of Japanese Red Cross Toyota College of Nursing (ISSN:13499556)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.19-26, 2010-03

本研究は、遺族の悲哀に伴う医療者への怒りについて、何故怒りが生じたのかに関心をおく。今回、自宅で義母を看取った後、担当訪問看護師に対する強い怒りを感じた女性に、3 回の面接調査を行った。そこで語られた怒りの経験を再構成することで、訪問看護師に対する怒りの背景を探求する仮説モデルを作成した。死別後の訪問看護師に対する怒りは、死別後に訪問看護師から得られるサポートに対する不満によって生じると考えられた。またその不満は、訪問看護師に対するサポートの期待の大きさによって異なり、期待の大きさには、看取り前の信頼関係、看取りのあり方に対する自責の念が影響すると考えられた。
著者
柏木 孝介 貴志 真也 奥田 智史 木村 侑史 川上 基好 小林 啓晋 高崎 恭輔 山口 剛司 鈴木 俊明
出版者
社団法人 日本理学療法士協会近畿ブロック
雑誌
近畿理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.98, 2008

【目的】今回、試合中のバッティング動作において、腰痛を発症した高校野球選手のバッティングフォームを三次元動作解析したので、フォームと腰痛発症要因の関係について若干の考察を加え報告する。<BR>【対象】本研究に同意を得た年齢18歳の高校野球選手で右投げ右打ちの外野手である。試合のバッティング時に内角低めを空振りして腰痛発症し、腰部椎間板障害の診断を受け、3ヶ月の理学療法により症状消失した症例である。<BR>【方法】野球のティーバッティング動作を6台の赤外線カメラ(180Hz)を有する三次元動作解析装置UM-CAT_II_(ユニメック社製)を使用して分析した。そして、内角・外角の2コースを設定し、各コースのティーバッティング動作における腰部の回旋と脊柱の側屈の動きについて測定した。腰部の回旋や側屈は、15ヶ所に貼付したマーカーのうち両肋骨下縁のマーカーを結んだ線(胸郭線)に対する両上前腸骨棘を結んだマーカーの線(骨盤線)のX軸に対する水平面上の回旋や前額面上の傾きで計測した。回旋は上から見て反時計回りを左回旋とした。また、腰椎の回旋は骨盤線に対する胸郭線の回旋とした。側屈は後方から見て骨盤線が胸郭線に対し反時計回りに傾いた状態を左凸の右側屈とした。<BR>【結果】バッティングにおける体幹の動きは、内角や外角のボールを打つのに関係なく軸脚加重期(ステップ足が離床から膝最高点)では右凸の左側屈・右回旋、踏み出し期(ステップ側の膝最高点からステップ足の床接地)では左凸の右側屈・腰椎右回旋(骨盤左回旋>胸郭左回旋)、スウィング期からフォロースルー期にかけては左凸の右側屈と腰椎左回旋(骨盤左回旋<胸郭左回旋)を行う。内角と外角のボールを打つときのバッティングフォームの違いは、スタンス期の左側屈角度、スイング期、フォロースルー期における体幹右側屈角度と腰椎回旋角度が内角を打つ動作より外角を打つ動作のほうが大きかったことである。<BR>【考察】今回行ったティーバッティング動作の体幹の動きについての分析では、内角のボールを打つときにくらべ、外角のボールを打つときには体幹の側屈角度や回旋角度は大きくなった。このことから、関節角度が大きくなる外角のボールを打つ動作は、腰椎へのストレスが大きく障害発生の危険性が高いと思われる。しかし、今回の症例では、内角のボールを打つ際に空振りをして腰痛発症している。これは、脊柱の動きが少ない内角打ちを空振りしたため脊柱の動きが急に大きくなり、関節中心軸から逸脱した腰椎回旋を生じ腰痛を発症したと考えられる。今後は、実際にボールを打ったときの脊柱の動きと空振りをしたときの脊柱の動きについて検討する必要があると思われる。
著者
中西 航 小林 巴奈 都留 崇弘 松本 拓朗 田中 謙大 菅 芳樹 神谷 大介 福田 大輔
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学)
巻号頁・発行日
vol.74, no.5, pp.I_787-I_797, 2018
被引用文献数
4

観光施策の検討において,周遊行動の実態把握は重要である.アンケート調査やプローブデータの利用など様々な方法が存在するが,コストや普及率の問題から十分なサンプル数を得ることは容易ではない.本研究では,パッシブなデータ取得手段であるWi-Fiパケットセンサーを用いた周遊行動把握の可能性を検討する.沖縄本島・本部半島周辺の複数観光地にセンサーを設置し,観光客が所有するモバイル端末からのプローブリクエストデータを複数日にわたり計測した.計測データからプローブリクエストの特性を把握し,来場者数の推定可能性を確認したうえで,複数地点での同一端末の計測情報を用いて観光地間のOD表とトリップチェインの作成を行った.来場者数の時系列変動や地点間流動量の大小関係について妥当な結果を得るとともに,課題を整理した.
著者
小林 桂一郎
出版者
関東学院大学理工学部建築・環境学部教養学会
雑誌
科学/人間 (ISSN:02885387)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.43-70,

生成文法では一般的に定型節をA移動によって越える依存関係は英語では観察されないとされているが、依存関係のθ位置に代名詞が位置する構文としては、所謂転写繰り上げ構文(copy raising construction)(本文例文(1))の存在が観察されてきた。英語内における特異な統語的性質から、転写繰り上げ構文には様々な分析が提案されてきた。一方、Bruening(2001)によるアルゴンキン語族(Algonquian)、パサマコディ語(Passamaquoddy)の「目的語上昇構文」の分析の枠組みの中においては、類型的な観点からは、英語の転写繰り上げ構文はA移動を含む構文として、その存在を予測される構文であると考えることが出来る。即ち、英語の転写繰り上げ構文は、名詞句のA移動を含むが、それは従来の分析のように補文内のθ位置からではなく、補文CPの指定部からの移動であると考えられる。その移動はそれのみでは適切なA連鎖を形成できないが、補文内のθ位置を上位文においてA移動する名詞句と同一指示的な代名詞が占めることによって、A移動する名詞句と代名詞とが「拡大的なA-連鎖」を構成することが可能になると考えられる。そしてその場合の「拡大的なA-連鎖」はパサマコディ語(Passamaquoddy)において「目的語上昇構文」が派生される際の二通りの可能な派生のうちの一つの派生と同様の派生を経ていると考えられる。
著者
高津 弘明 福岡 維新 藤江 真也 岩田 和彦 小林 哲則
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.B-I65_1-15, 2019-03-01 (Released:2019-03-01)
参考文献数
46
被引用文献数
1

We have been developing a speech-based “news-delivery system”, which can transmit news contents via spoken dialogues. In such a system, a speech synthesis sub system that can flexibly adjust the prosodic features in utterances is highly vital: the system should be able to highlight spoken phrases containing noteworthy information in an article; it should also provide properly controlled pauses between utterances to facilitate user’s interactive reactions including questions. To achieve these goals, we have decided to incorporate the position of the utterance in the paragraph and the role of the utterance in the discourse structure into the bundle of features for speech synthesis. These features were found to be crucially important in fulfilling the above-mentioned requirements for the spoken utterances by the thorough investigation into the news-telling speech data uttered by a voice actress. Specifically, these features dictate the importance of information carried by spoken phrases, and hence should be effectively utilized in synthesizing prosodically adequate utterances. Based on these investigations, we devised a deep neural network-based speech synthesis model that takes as input the role and position features. In addition, we designed a neural network model that can estimate an adequate pause length between utterances. Experimental results showed that by adding these features to the input, it becomes more proper speech for information delivery. Furthermore, we confirmed that by inserting pauses properly, it becomes easier for users to ask questions during system utterances.