著者
小林 達明 高橋 輝昌 保高 徹生 近藤 昭彦 鈴木 弘行
出版者
千葉大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

福島第一原発事故による放射性Cs汚染に対する除染作業による里山森林生態系の反応を3年間継続測定した。137Csの初期沈着量は500kBq/m2だった。137Csの林冠から林床への供給は、2013年7kBq/m2だったのが2014年4.4kBq/m2に減少したが、2015年には4.7 kBq/m2に増加した。これは137Cs動態が平衡状態に移行しつつあることを示す。林床の137Cs蓄積量は有機物層除去で79%、リター除去で43%減少した。林冠から林床への137Cs供給はそれぞれ38%と33%減少した。処理効果は見られたが、有機物層下層の除去は可給態Csの減少にあまり貢献しなかったと考えられる。
著者
小林 千草
出版者
東海大学
雑誌
東海大学紀要. 文学部 (ISSN:05636760)
巻号頁・発行日
vol.82, pp.1-19, 2005-03-31

In this paper, I annotate on "Juracu-Saigyoko" (聚楽再行幸), a chapter in the Sengoku-Script Taikousama-Gunki (大かうさまぐんき). In the process of annotation, I study the following words and phrases using the method for the historical linguistics and expression-formation studies. i konpan (今般) ii tsujigatame (つじがため) iii narimono (鳴り物) iv nakaichijitsu (中一日) v tadasiku (正しく) vi keishu (景趣) vii nokoriosi (残り多し) viii kotoni (ことに) ix kidoku (奇特) x obosimesi (思し召し) xi ienokaze (家の風) xii umegaka (梅が香) xiii chitose-wo-heteyo (千歳を経てよ) xiv medetakarikeru-miyotokaya (めでたかりける御代とかや) The word "kotoni" has a different shade of meaning from its usual way. uch meaning, however, is also used in the letters of Taikou-Hideyosi. In the phrase "medetakarikeru-miyotokaya", the author OTA Gyuichi expresses his ambivalent feelings to the power, Taikou-Hideyosi.
著者
小林 ミサヲ 恩田 京子
出版者
東海学園大学
雑誌
紀要 (ISSN:02858428)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.1-8, 1966-05-20
著者
新居 智恵 田中 庄二 鈴木 昭 村上 幸生 小林 聡子 秋田 紗世子 利根川 茜 渡部 茂 町野 守
出版者
一般財団法人 日本小児歯科学会
雑誌
小児歯科学雑誌 (ISSN:05831199)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.628-633, 2009-09-25 (Released:2015-03-11)
参考文献数
30

切歯結節は,切歯の基底結節が隆起した比較的稀な歯科的な異常である。われわれは,永久前歯における切歯結節の6 例を経験した。3 例は,上顎側切歯に,1 例は両側の上顎中切歯にみられた。1 例は,稀な下顎に,さらに,1 例は下顎側切歯と下顎犬歯の癒合歯にみられた。 結節の形態は,凸様突起物はたはT 字状突起物であった。処置は,レジン充塡にて結節の補強を行い経過観察とした。咬合に関係していない症例では経過観察とした。 永久前歯における切歯結節について,文献的考察を加えて報告した。
著者
小林 亜令 高木 悟 井ノ上 直己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.627, pp.245-250, 2002-01-23
参考文献数
16

本文では, ラスター画像データからSVG(Scalable Vector Graphics)データへの変換手法を提案する.SVGとは2001年9月にW3Cで策定完了した2次元ベクトルグラフィクスのWWW標準データ仕様である.ラスターイメージデータはCG, 自然画像を問わず, 高圧縮可能な方式が数多く提され, PNG, JPEG, MPEGなどWWW標準データ仕様も既に策定されている.しかし解像度依存性, 拡張性, 対話性の点など, ベクトルグラフィクスの方が優れている点もあり, ベクトルグラフィクスに対するニーズも大きい.そこで本文では, ラスター動画像データを対象として, それをSVGデータに変換する手法を提案する.本手法により, CGベースのラスター動画像をベクトルグラフィクスとして処理可能なため, 本来SVGが持つメリットを利用することが可能となる.本文では, SVGの概要, 評価実験結果にも合わせて言及し, SVGへの変換技術の有効性, 今後の方向性を考察している.
著者
大須 泰治 吉田 弘法 岡村 輝一 小西 裕之 小林 敏孝
出版者
足利工業大学
雑誌
足利工業大学研究集録 (ISSN:0287086X)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.113-117, 2005-03-18

In our previous article (Ashikaga Institute of Technology Research Report Vol. 36, 2003), the effect of sleep on performances of gymnasts was examined in terms of their subjective feelings of sleep, and it was found out that Japan's top athletes had achieved adequate sleep regularity and that the degree of a good sleep estimation in them was larger than that in average university athletes. In this article, we have attempted to add details about the relationship between the sleep behavior and athletic performance through the analysis of sleep-log of a gymnast who participated in Sydney Olympic Games 2000. His sleep behavior before, during, and after the Olympic Games was analyzed and compared with the sleep behaviors of five other subjects examined in the previous research. The Olympic gymnast showed an extremely high degree of regularity in sleep and positively estimated his subjective feeling of sleep, which supposedly led to his successful performance in the Olympic Games. This result suggests that top-level international gymnasts characteristically have a high degree of sleep regularity and quality.
著者
峯岸 信也 Loos Robert 小林 進二郎 Mayr Herbert
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 第17回基礎有機化学連合討論会
巻号頁・発行日
pp.36, 2004 (Released:2005-03-31)

ジアリールメチル系のSN1反応における3つのステップ(イオン化、イオンリターン、カルボカチオンと溶媒との反応)の反応速度をレーザーフラッシュフォトリシス法、ストップトフロー法などを用いてそれぞれ決定した。これらを基に、一般的によく知られている「遅いイオン化+速い溶媒との反応」から中間体が長寿命を持つ「速いイオン化+遅い溶媒との反応」までに至るSN1反応の完全な自由エネルギープロファイルを示した。またこのエネルギープロファイルに基づいたSN1反応における中間体カルボカチオンの観測の可能性とその実例も報告する。
著者
西川 洋夫 小林 喜三郎 磯村 雷彦 篠原 延孝 笠井 一彦 大川原 利和
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.15, no.23, pp.13-18, 1991-03-28

The TV production industry has been preparing various mediue toward the highly advanced information era. which satisfied needs of the viewing audience. Development of TV reciever apparatus requests the high quality of video and audio signal to be broadcasted. We (JSB : JAPAN SATELLITE BROADCASTING, INC.) started to distribute program for customer s needs by the Broadcastig Satellite (BS-Sa) from Nov, 30th 1990. Major equipments between video and audio system have been digitmlized. Therefore we realized first digitalization of total broadcast studio-system in the world. This paper describes the digital master control system of JSB.
著者
小林 貴 久保 典史 坂倉 建一 高田 宗典 平原 大志 荒尾 憲司郎 宇賀田 祐介 森 将之 船山 大 菅原 養厚 阿古 潤哉 百村 伸一
出版者
Japan Heart Foundation
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.42, no.11, pp.1438-1443, 2010

たこつぼ心筋症(transient left ventricular apical ballooning, takotsubo cardiomyopathy; TTC) では診断時, 冠動脈の有意狭窄を除外基準とすることが多い. しかしながら, 高齢者に多い病気であり, 最近, 冠動脈に有意狭窄のあるたこつぼ心筋症の存在もいわれるようになってきた. 症例は83歳, 女性. 普段から行っているわけではない, 緊張を伴った神社参拝, 豆まきという行事直後の食事, 飲酒をした際に著明な冷汗と意識が遠のく感覚を自覚したため, 救急要請となり当センターに救急搬送された. 急性冠症候群(acute coronary syndrome; ACS)が疑われ, 緊急心臓カテーテル施行. 左冠動脈前下行枝(left anterior descending artery; LAD)#7に90%狭窄を認めたため, 緊急経皮的冠動脈形成術(percutaneous coronary intervention; PCI)を行った. 直後の左室造影(left ventriculography; LVG)では, LADの支配領域に合致しない左心室基部の過収縮と心尖部の無収縮を認め, 高度冠動脈狭窄を合併したTTCと診断された. TTCとLAD病変の関与したACSは最も重要な鑑別点である. ACSとして判断されていた症例の中にも実際には詳細に検討すると, たこつぼ心筋症が潜んでいる可能性があることを示唆している. また, 診断方法の感度を考慮すると, 疾患概念による形体描写に基づかない命名の必要性が指摘されている. 病態解明の進歩が, 今後一層期待される.
著者
小林 敬一
出版者
日本教育心理学会
雑誌
日本教育心理学会総会発表論文集
巻号頁・発行日
no.42, 2000-07-25

日本教育心理学会第42回総会本文データは学協会の許諾に基づきCiNiiから複製したものである
著者
小林 宏
出版者
北大史学会
雑誌
北大史学 (ISSN:04410874)
巻号頁・発行日
no.11, pp.39-65, 1966-09