著者
門奈 哲也 小野 修一郎
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会研究発表会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.115, 2006

本研究は、LCA手法を使って、もっぱら飲食店などの業務用として使用される樽容器及び販売装置に関して環境影響を評価すると共に、利用段階におけるライフサイクルシステムを明確にすることで、今後の容器改善や使用システムの改善につなげる情報の提供を目的とした。
著者
小野 正芳 Masayoshi Ono 千葉経済大学 CHIBA KEIZAI UNIVERSITY
出版者
千葉経済大学
雑誌
千葉経済論叢 = Chiba keizai ronso (ISSN:21876320)
巻号頁・発行日
no.50, pp.27-48,

2000年以降、社会保険・税ともにその負担は増してきた。社会保険料は年々増加し、減税措置はなくなり、所得控除も縮小されている。したがって、絶対額としての各個人の負担は高まっている。その一方で、その負担は高所得者に多く課されており、標準世帯全体としては、格差がより小さい状態へと向かっているといえる。どの世帯においても負担が増えながらも格差が小さくなっているということは、高所得者にかなりの負担がかかっているということでもある。
著者
小野 純一 樋口 佳則 町田 利生 松田 信二 石毛 聡 永野 修 田島 洋佑
出版者
一般社団法人 日本脳卒中の外科学会
雑誌
脳卒中の外科 (ISSN:09145508)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.118-124, 2015 (Released:2015-05-27)
参考文献数
19

The natural history of intracranial arterial dissection is not well known. This study was conducted to elucidate the serial changes of radiographic findings and the long-term outcomes in both hemorrhagic and non-hemorrhagic patients who underwent intracranial vertebrobasilar artery dissection.Among 200 patients who underwent intracranial arterial dissection of the vertebrobasilar system, 99 (49.5%) were conservatively managed. These patients were divided into two groups: the hemorrhagic group (H, subarachnoid hemorrhage; n = 24 patients) and non-hemorrhagic group (NH, ischemia or headache; n = 75). Age, site of dissection, initial radiological findings and serial changes, follow-up period, and long-term outcome were analyzed. Outcomes were evaluated using the Glasgow Outcome Scale.Results: The median ages were 54 and 52 years in the H and NH groups, respectively. In both groups, the vertebral artery was most commonly affected, followed by the basilar artery. Regarding radiographic findings, the pearl-and-string sign was the most common initial finding in the H group. Conversely, tapering, narrowing, or occlusion was the most common finding in the NH group. As for serial changes in radiographic findings, no change was most frequent in both groups, followed by improvement. These changes mostly occurred within a few months in the H group but over several years in the NH group. The mean follow-up periods were 7.2 and 5.7 years in the H and NH groups, respectively. Regarding long-term outcomes, in the H group, 15 patients (62.5%) had a good recovery, and 7 (29.2%) died. In the NH group, 58 patients (77.5%) recovered, and 7 (9.3%) died. The cause of poor outcome was initial hemorrhage or subsequent rupture in the H group. Poor outcomes in the NH group were primarily due to systemic problems.These results demonstrate the long-term radiological changes and outcomes associated with the intracranial arterial dissection of the vertebrobasilar system. However, these findings are insufficient to argue the natural history of this disease because patients who received surgical treatment were excluded from this study.
著者
小野 純一 山浦 晶
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.128-134, 1994-03-20 (Released:2017-06-02)
被引用文献数
4 5

頭蓋内椎骨脳底動脈の解離性動脈瘤50例を出血例と非出血例の2群に分類し,臨床的特徴,血管撮影所見および長期的転帰について検討した.年齢・性差では非出血例は若年男性に多く,解離部位は出血例では椎骨動脈に多いという特徴を認めた.また血管撮影所見の経時的変化では非出血例で血管の形状が改善する例が多い傾向を示した.長期的転帰は出血例ではくも膜下出血の重症度と相関した.外科的治療群では死亡例はわずか1例であり,また保存的治療群でも軽症例では全例転帰良好であった.また非出血例の長期的転帰は外科的治療群・保存的治療群ともに良好であった.
著者
小野崎 博通 南 公子 高桑 稔子
出版者
社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.18, no.7, pp.346-350, 1971
被引用文献数
1

タール色素が酸性溶液中で生イーストに吸着されることを応用して,キャンデー類中に含まれる食用人工着色料の分離定量法を検討した。<BR>(1) 着色料の酵母菌体への吸着に対して,共存する糖の影響ならびに生細胞と死滅細胞との色素吸着力を比較したところ,死滅酵母は糖の存在に関係なくよく色素を吸着するのに対し,生酵母の場合では糖の添加によって吸着力が著しく増大した。<BR>(2) 酵母菌体に吸着した色素は0.5Nアンモニアにより抽出され,高い回収率を得た。<BR>(3) 酵母菌体より抽出された混合色素溶液をシリカゲルGのプレートに液状フェノールを展開溶媒としてTLCを行ない,各分離帯の抽出液を比色測定し分離定量することができた。<BR>(4) 分析の応用例として市販のこんぺいとうおよびスティックキャンデー中のタール色素を分離定量した。
著者
小野垣 俊男
出版者
The Chemical Society of Japan
雑誌
日本化學雜誌
巻号頁・発行日
vol.83, no.2, pp.206-208,A14, 1962
被引用文献数
1

北海道産ハッカ油(Mentha arvensis var.)申の低沸点成分からはじめて2-イソプロピルシクロペンタノンを分離確認した。このものは強いエーテルようのにおいをもつ油状物で,酸化銅を溶解して緑青色を呈し,加温すると暗灰色に退色する。性状は・bp<sub>7</sub><sub>6</sub><sub>0</sub>;175℃;bp<sub>2</sub>38.5℃;d<sup>2</sup><sup>8</sup><sub>4</sub>0.9105;n<sup>2</sup><sup>0</sup><sub>D</sub>1.4419で光学不活性であり,いくつかの誘導体および紫外・赤外吸収スペクトルにより確認し,さらにシクロペンタノンから合成して同一物であることをたしかめた。
著者
遠藤 宣子 小野川 傑 奥田 俊郎
出版者
The Japanese Association for Infectious Diseases
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.66, no.12, pp.1608-1614, 1992

血清補体値が低下した宿主の初期の感染防御反応に於ける肝臓以外の組織での補体産生の役割を明らかにするために, ニュージーランド・ブラックとホワイトの一代交配・雌 (B/WF1) マウス (5, 15, 35および48週齢) の補体産生状況を, 腹腔から採取した固有マクロファージの単層培養細胞 (PMφ) を用いて調べた.単層培養細胞による補体第一成分の亜成分, Clq, の産生は, 5週齢マウスに比べて15週齢で顕著な低下 (p<0.01) を示した後, 35週以降有意 (p<0.01) に増大し, 48週齢においては5週齢の量を上回る増加を示した.35週齢と48週齢で認められた単層培養細胞のClq産生の増大は, 血清Clq値の顕著な低下と血清中への抗核抗体および尿タンパクの出現と一致した.一方, 対照のddY系マウスの単層培養細胞によるClq産生は, 5週齢でB/WF1マウスの2倍を示したが, 15週齢にはその1/2値まで低下, その後もその値を維持する傾向にあった.血清Clq値はこれとは逆に, 5~35週齢まで変化せず, 48週齢で5週齢値を越える著しい増加を示した.<BR>B/WF1マウスのPMφ におけるClq産生は, ddY系マウスと異なり, 老齢期に増加した.血清Clq値の低下時に認められたこの増大は, 血清補体価の低下した宿主の感染防御に重要な役割をしていることを示唆している.
著者
清原 智佳子 梶原 由紀子 尾形 由起子 小野 順子 田中 美樹 石村 美由紀 江上 千代美
雑誌
福岡県立大学看護学研究紀要 (ISSN:13488104)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.47--53, 2018-03-31

目的:効果的な子育て技術を習得することを目的に発達障がいの子どもをもつ12名の親を対象にステッピングストーンズトリプルPの介入を行い親のストレスの変化、子育て技術の役立ち頻度、終了後の受講者満足度について調査を行った。方法:受講前後のDASS、25の子育て技術の質問紙、受講者満足度の質問紙の調査を行った。DASSはWilcoxon符号順位検定を行った。結果:対象者12名のDASSの受講前後の評価の結果はDASS総点において改善をみとめた(P<.05)。技術総点(6.47±.08)であり、すべての技術を使用していた。満足度は総点(5.82±1.0)であり、満足感があったと推測できる。考察:トリプルP受講前と比較し、トリプルP受講後は子育て技術の知識が増え、技術を使って子育てを行ったことで、親の抑うつ状態は軽減した。

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著者
小野喜内
出版者
巻号頁・発行日
1850
著者
小野 博 香取 竜生 犬塚 亮 今井 靖 賀藤 均
出版者
Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery
雑誌
日本小児循環器学会雑誌 (ISSN:09111794)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.49-56, 2014

<b>背景:</b>Marfan症候群に対するGhent基準が2010年に改訂された.改訂基準では大動脈病変,水晶体脱臼,遺伝子変異に重点がおかれ,骨格所見はsystemicscoreに一括された.<br><b>方法:</b>2008年4月~2009年12月に東京大学医学部附属病院小児科マルファン外来を受診し,従来のGhent基準(旧基準)においてMarfan症候群と診断または疑いでフォローされている症例38例について,改訂Ghent基準(改訂基準)における診断の詳細を検討した.<br><b>結果:</b>旧基準を満たした症例は13例,改訂基準は22例であり有意な増加を認めた(p=0.0039).改訂基準を満たした22症例のうち17例(77%)に家族歴を認めた.改訂基準を満たした症例の内訳は,大動脈所見が10/22例(45%),水晶体脱臼が10/22例(45%),systemic score≧7が4/22例(18%),FBN1遺伝子変異が2/3例(67%)であった.<br><b>結論:</b>改訂Ghent基準は旧基準より簡易化され診断が容易になった.さらに<i>FBN1</i>遺伝子解析が普及すれば,診断精度の向上および診断数の増加が期待される.
著者
梅田 耕太郎 小野 靖
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌A(基礎・材料・共通部門誌) (ISSN:03854205)
巻号頁・発行日
vol.123, no.11, pp.1143-1144, 2003 (Released:2004-02-01)
参考文献数
4

The Ballooning mode, which occurs at a region where the plasma pressure gradient exceeds a certain limit, needs to be suppressed to achieve high β. Using a magnetic-probe system with a high spatial resolution, we measured magnetic fluctuations in a very local area to get fluctuations due to the Ballooning mode. As its result, we found that the amount of fluctuation decreased with Itfc while Itfc < 40 kA, but that it increased while Itfc > 40 kA, which agreed with the earlier simulation of the ballooning mode. Analyzing the fluctuation of Itfc > 40 kA, we found that the frequency was 0.4 - 0.8 MHz and the mode number was about 10.
著者
片峰 茂 堂浦 克美 金子 清俊 小野寺 節 福岡 伸一 堀内 基広
出版者
長崎大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

本邦におけるプリオン研究者の情報交換の促進と将来の共同研究プロジェクト立ち上げのための準備を目的に本研究を遂行した。情報交換に関しては、平成14年10月21日に長崎において班会議を開催し、班員に加えて数名の内外のプリオン研究者による情報交換と討議の場をもった。その結果、個々の班員間の往来及び研究材料の共有などのいくつかの実が挙がっている。例えば、片峰と小野寺は各々が開発したプリオン蛋白遺伝子に関わる遺伝子改変マウスと培養細胞株を共有することにより、プリオン病神経変性の機構解明へ向けた共同研究の進展が図られた。準備研究に関しては、プリオン研究進展に極めて大きな意味をもつ種々のモデル動物、細胞株、抗体、解析システムの開発が行われ、将来の大型共同研究プロジェクトへの準備は整ったと考えられる。以下に特筆される成果を挙げる。(1)プリオン持続感染細胞株の樹立(片峰)(2)プリオン類似蛋白(Dpl)遺伝子トランスジェニックマウスの樹立(片峰)(3)プリオン蛋白(PrP)と相互作用をする分子の同定法の開発(堂浦)(4)異常プリオン蛋白(PrPSc)に特異的立体構造を認識する抗体の確立(堀内)(5)不死化によるPrP欠損神経細胞株の樹立(小野寺)(6)PrPの細胞内挙動の顕微鏡下での追跡法の確立(金子)(7)タンパク質の2次構造変換定理の発見(柳川)(8)微量核酸(RNA)同定法の開発(福岡)本年度は、他領域との重複などの問題点があり、新規特定領域への申請は見送ったが、本研究の成果を基礎に来年度以降の申請へむけ、さらなる体制整備を行う予定である。