著者
大木 裕子 尾崎 弘之
出版者
京都産業大学
雑誌
京都マネジメント・レビュー (ISSN:13475304)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.19-41, 2005-06

はじめにⅠ.成長モデルに関する先行研究Ⅱ.芸術組織の成長モデルⅢ.仮チェックリストの作成おわりに
著者
八幡 浩二 内田 実 尾崎 光伸 中山 愉希江
出版者
福山市立大学都市経営学部
雑誌
都市経営 : 福山市立大学都市経営学部紀要 = Urban management : bulletin of the Faculty of Urban Management, Fukuyama City University (ISSN:2186862X)
巻号頁・発行日
no.10, pp.93-103,105-113, 2018

瀬戸内海のほぼ中央部に浮かぶ宇治島は、広島県福山市に属する周囲4.25km,面積0.52㎢の無人島である.宇治島では1983年(昭和58)と1984年(昭和59)の2回に亘り,広島大学考古学研究室によって発掘調査が行われたところ,島の北側に位置する「北の浜遺跡」からは,縄文時代から中世に及ぶ各時期の遺物が出土するとともに,古代海上交通に関する祭祀遺構が検出されるなど、貴重な成果が得られている.今回,新たな『福山市史 原始から現代まで』(2017年3月刊行)の編さん事業に伴い,遺跡の現状を把握することを目的として,宇治島北の浜遺跡の現地踏査を実施した.本稿では採集した遺物,及び遺跡の現状の報告,併せて今後の課題について記しておきたい.The Uji Island (or Ujishima as it is called in Japan) is located in the middle of the Setouchi Sea (also called Setonaikai). This island, 4.25 kilometers around with an area of 0.52 kilometers, belongs to Fukuyama city, Hiroshima prefecture, Japan.Hiroshima University Graduate School of Letters,Department of Archaeology excavated some parts of the island once in 1983 and once in 1984, from which they found some relics of dating from the Jomon Era to Medieval times. The findings include remnants of old buildings particularly related to archeological sea traffic. These are really valuable findings.A book, titled 'A History of Fukuyama City', was published in March 2017. In the wake of its publicatin this book, excavation work has been conducted in the remains of the Northern Beach of the island (Ujishima Kitanohama Iseki). This article reports on what has been obtained in the remains, its present state, and the tasks still left to be undertaken.
著者
尾崎 僚 谷口 忠大
出版者
人工知能学会
雑誌
2018年度人工知能学会全国大会(第32回)
巻号頁・発行日
2018-04-12

幼児の語彙獲得の過程において,連続音声信号からの単語分割が重要なタスクであると知られている.音声言語は,音素と音素の組み合わせによって単語を構成する二重分節構造を持つ.二重分節構造を持つ時系列データを解析する手法の一つに,ノンパラメトリックベイズ二重分節解析器がある.ノンパラメトリックベイズ二重分節解析器は計算コストが非常に大きく,大規模な音声データの解析には非常に長い時間を要するという問題があった.本研究では,ノンパラメトリックベイズ二重分節解析器の高速化を図る.本研究ではルックアップテーブルを導入することで,ノンパラメトリックベイズ二重分節解析器の高速化を実現する.本研究では,推論計算過程の効率化により,計算量オーダを3 次オーダから2 次オーダに削減し,実行時間を90%削減した.
著者
村山 千代子 村山 知子 尾崎 邦夫 関根 顕
出版者
特定非営利活動法人 日本顎咬合学会
雑誌
日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学 (ISSN:13468111)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1-2, pp.65-74, 2013-04-25 (Released:2014-11-14)
参考文献数
15

日常の歯科臨床において,心地よく咬めることは歯科治療の最終到達地点であり,そのために「咬合」が重要なテーマとなる.咬合の診査は模型診断,エックス線写真等の画像診断・キャディアックスなどの下顎運動診査機器による診査など多岐にわたるが,体表診査は特別な機器を必要とせず,患者の負担が少ない.術者の解剖学の知識と観察眼があれば診断が可能なため,咬合診査のベースとして体表診査を行うことが重要であると考える.表情筋・咀嚼筋・顎顔面骨格の対比と下顎偏位の関連性について考察し,矯正治療と下顎位の修正を含む咬合治療を行い良好な結果が得られたので報告する.【顎咬合誌 33(1・2):65-74,2013】
著者
尾崎 拓 中谷内 一也
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.175-182, 2015-03-20 (Released:2015-06-07)
参考文献数
21
被引用文献数
1

A recent controversy in the literature on protection behavior is whether individuals’ heightened risk perception boosts precautionary behavior toward disasters. We conducted a preliminary experiment (n=108) where risk perception and response efficacy were manipulated based on protection motivation theory (PMT). Contrary to the prediction of PMT, neither variable prompted actual preparedness behavior. In the main experiment (n=113), we examined the effects of two social factors (an informational variable and a relational variable) on preparedness behavior. Descriptive norms, defined as information about majority behavior, were manipulated as the informational variable. The possibility of exchanging stored food was manipulated as the relational variable. Descriptive norms influenced actual food storage behavior, but potential for food exchange did not. Participants’ attitude and intention to store food were not influenced by the two variables, suggesting that descriptive norms directly influence preparedness behaviors.
著者
石森 加奈 高桑 由希子 大慈彌 久絵 吉岡 拓也 前田 聡彦 大岡 正道 山田 秀裕 尾崎 承一
出版者
The Japan Society for Clinical Immunology
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.36, no.5, pp.418a-418a, 2013

背景:従来Lupus腸炎と言われてきた中でLupus mesenteric vasculitis (LMV)は,悪化すると腹膜刺激症状を呈して腸壊死に至ることがある重篤な合併症である.腹部CTで腸管壁の全周性肥厚と腹水貯留を認めることで診断される.腸壊死に至る症例はSLE活動性と相関することが多く,治療はステロイドパルスとシクロスフォスファミド間歇静注療法を必要とする.今回,LMV様所見を合併した3症例を経験したので報告する.症例1:47歳女性.主訴は腹痛と嘔吐.腹膜刺激症状と,腹部CTで典型的なLMV様所見を呈し,ステロイドパルス,プレドニゾロン(PSL)50 mg/日とアザチオプリン併用にて寛解.症例2:40歳女性.主訴は軟便,腹痛,嘔吐.腹部CTで典型的なLMV様所見を呈し,PSL 50 mg/日にて寛解.症例3:39歳女性.主訴は腹痛と下痢.腹膜刺激症状と腹部CTで典型的なLMV様所見を呈し,ステロイドパルス,PSL 50 mg/日とタクロリムス併用にて寛解.3症例とも診断時にSLE disease activity index (SLEDAI)の上昇は認めなかった.結語:3症例ともLMVと矛盾しない所見を呈したが,PSL反応性良好であり,重篤な経過を辿らなかった.LMV様の所見を呈しても,SLEDAIが上昇していない症例では,比較的予後良好であることが示唆された.<br>

2 0 0 0 OA 笛吹川

著者
なにがし, 尾崎紅葉 著
出版者
春陽堂
巻号頁・発行日
1895
著者
川合 康央 門屋 博 池田 岳史 尾崎 洋 益岡 了
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.58, pp.214-214, 2011

プロジェクト型学習は,学生主体のテーマ設定による演習形式の授業である.本稿では,プロジェクト型学習であるプロジェクト演習および卒業プロジェクトにおける学生成果物のうち,地域をテーマとしたディジタルコンテンツ制作について報告する.大学周辺の湘南地域をテーマとしたプロジェクト成果物を対象とし,表現手法によって成果物を分類した結果,動画,CG,Webコンテンツ,インタラクティブコンテンツなどが挙げられた.地域取材に基づく映像作品として,市民による祭りやイベントを取材したものが挙げられる.3DCGなどを用いた地域コンテンツでは,景観シミュレーションやARを用いたキャラクターデザインが見られた.Webによる地域紹介サイトも多く見られ,ゲーム性を持つものや廃墟や心霊スポットを対象としたものなどがある.ゲーム等のインタラクティブ作品も多く,スタイルとして完成されたルールを持つゲームであっても,地域情報を持たせることでプレイヤーはコンテンツに親しみを持つと考えられる.また,対象となるテーマに応じた独自のルールを持たせることで,地域固有の新しいコンテンツの可能性が見られた.
著者
笠羽 康正 三澤 浩昭 土屋 史紀 笠原 禎也 井町 智彦 木村 智樹 加藤 雄人 熊本 篤志 小嶋 浩嗣 八木谷 聡 尾崎 光紀 石坂 圭吾 垰 千尋 三好 由純 阿部 琢美 Cecconi Baptiste 諸岡 倫子 Wahlund Jan-Erik JUICE-RPWI日本チーム
出版者
日本惑星科学会
雑誌
日本惑星科学会誌遊星人
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.96-107, 2016

<p>欧州宇宙機関(ESA)木星探査機JUICEに搭載される電波・プラズマ波動観測器RPWI(Radio Plasma Wave Instruments)は,欧州チームにとり米土星探査機カッシーニ搭載のRPWS,日本チームにとり月探査機かぐや・ジオスペース探査衛星ERG・日欧水星探査機BepiColombo搭載の電波・プラズマ波動・レーダー観測器群からの発展展開となる.木星・衛星周回軌道への初投入となる低温電子・イオンおよびDC電場観測機能,電磁場三成分のプラズマ波動観測機能,電波の方向探知・偏波観測機能,および高度オンボード処理によるパッシブ表層・地下探査レーダー機能や波動-粒子相互作用検出機能の実現により,木星磁気圏の構造・ダイナミクスおよびガリレオ衛星群との相互作用,氷衛星の大気・電離圏および氷地殻・地下海へのアクセスを狙う.2016年7月に仙台で行なった「RPWIチーム会合」での最新状況を踏まえ,1970年代に遡る本チームの経緯・目標・展望を述べる.</p>
著者
益岡 了 谷本 尚子 中原 嘉之 尾崎 洋 川合 康央 池田 岳史
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.63, 2016

現在のオーディオ開発には、未だコンポーネント型オーディオ的なデザイン価値が強く残る。そのことがオーディ装置としての発展を阻害し、生活環境の変化、PCや携帯端末を使った音楽再生の大衆化との不均衡を生じさせた可能性も否定出来ない。本研究では一体型オーディオシステムの有意性を活かして、回路全体の効率化を図り、USB-DAC以降の増幅率の最適化・増幅回路間の適合によって、ボリューム部の排除と安定性の高い回路の実用化を図る。また各電子部品の選別やスピーカーユニットの支持方法の改善によって音響特性の改善を実施する。市場の要求からスピーカーユニットの特性に合致する十分な容量を満たす非直方体形状のエンクロージャーの採用は難しいが、本制作では音響的特性を優先した容量の確保と造形上の工夫を優先した。特にユーザーのライフスタイルへの適合を考慮した場合には、設置や配線が簡易なアンサンブル型オーディオが支持される傾向が見られた。「非直方体エンクロージャー」や「ハイブリッド型バッフル板」採用の音響上の利点も確認出来た。
著者
大島 久華 尾崎 由香 北窪 友佳 早川 茂
出版者
香川県産業技術センター
雑誌
研究報告 (ISSN:13465236)
巻号頁・発行日
no.14, pp.88-92, 2014-06

D-プシコースを用いた加工食品中の安定性を評価することを目的に,カラメル化反応およびメイラード反応に準じたモデル実験を実施するとともに,加工条件の異なる食品を試作し,各加熱条件におけるD-プシコースの濃度変化を調査した。D-プシコースは加工工程において低い温度,低いpHおよび短時間の加熱状態であった場合には安定であるが,高い温度,高いpHもしくは長時間の加熱を受けた場合には,着色を伴って減少することを明らかにした。
著者
夏原 由博 堀内 康生 木寺 克彦 志野 和子 尾崎 元 舟本 仁一 上野 成子 吉村 彰友 菅原 猛行 藤谷 宏子 玄 俊孝 更家 充 中島 理 一色 玄
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.305-309, 1991
被引用文献数
2 2

高密度織物を寝具カバーとして使用した場合にダニ汚染を防ぐ効果の試験を行った。試験は22人の喘息患児の寝具を対象とした。寝具を2群にわけ, 一群の敷布団, 掛け布団, 枕を高密度織物製のカバーでおおい着用群とし, もう一群はカバーでおおわず非着用群とした。寝具はさらに供試カバーの上から木綿のシーツでおおい, 同じシーツをコントロールにも使用した。ほこりはカバー着用前と着用4週間後に木綿シーツの上面2m^2から採取した。検出されたダニは主にヒョウヒダニ属であった。カバー使用の結果, ダニ個体数は生死体とも有意に減少した。着用4週間後に多数のダニに汚染されていた敷布団(ダニ生体10個体以上/2m^2)はカバー着用群(0/8)で非着用群(2/14)より少なかった。多数のダニ死体による汚染も着用群は非着用群よりより少なかった(1/8および9/14)。

2 0 0 0 OA 現代支那批判

著者
尾崎秀実 著
出版者
中央公論社
巻号頁・発行日
1936