著者
山中 浩明 瀬尾 和大 佐間野 隆憲 翠川 三郎 嶋 悦三 柳沢 馬住
出版者
公益社団法人 日本地震学会
雑誌
地震 第2輯 (ISSN:00371114)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.527-539, 1988-12-25 (Released:2010-03-11)
参考文献数
17
被引用文献数
6 6

Seismic waves from explosions at nine sites were observed at a number of temporary stations in the southwestern Kanto plain. Travel time analyses were carried out along the several surveying lines, so that the contradiction at cross points of the lines becomes as small as possible. Underground structures along the surveying lines were studied to reveal the three dimensional features of the region. The results are summarized as follows:1) The structure consists of four layers which have P-wave velocities of 1.8, 2.8, 4.8 and 5.5km/s, respectively. Around the Yumenoshima explosion site, however, the thickness of the 4.8km/s layer seems to be very thin.2) The depth to the 4.8km/s layer becomes largest around Yokohama as more than 4km. The thickness of this layer is more than 3km in the central part of the area considered, such as Okazu and Hiratsuka. However, it becomes shallower near the Kurokawa and Higashi-ohgishima explosion sites.3) A step-like structure was found on the top of the 5.5km/s layer at points along the several surveying lines in the southeastern extension of the Tachikawa fault toward the Tokyo Bay area. On the southwestern side of the step-like structure, the depth to the 5.5km/s layer is more than several kilometers and this layer exists near the ground surface of the Kanto Mountains.
著者
山中 浩明 瀬尾 和大 佐間野 隆憲 翠川 三郎
出版者
公益社団法人 日本地震学会
雑誌
地震 第2輯 (ISSN:00371114)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.607-620, 1986-12-25 (Released:2010-03-11)
参考文献数
21

The seismic refraction prospecting was carried out in the southwestern part of the Tokyo Metropolitan area, to clarify the deep underground structure down to uppermost layer of the Earth's crust. The explosions were denoted at Nagatsuta, Kurokawa, Okazu and Yumenoshima. The explosion at Nagatsuta was planned to make clear the existence of vertical discontinuity of the basement between Nagatsuta and Yumenoshima, which has been suggested from the observation of Yumenoshima explosion. The underground structure was revealed by the travel time analysis. The main features of the underground structure are as follows:1) The underground structure consists of 4 layers. The P wave velocities of these layers are 1.8 to 2.0, 2.9, 4.8 and 5.5km/s, respectively.2) The thickness of the third leyer is several kilometers in this area, however this layer doesn't exist in the central part of the Kanto plain.3) The first layer is thinner than the second one in contrast with the underground structure of Yumenoshima situated on the center of the Kanto plain.4) The vertical discontinuity of the basement was not confirmed from Nagatsuta explosion, because the refracted wave from the basement was not observed as an initial motion at the expected stations.
著者
長田 庸平 山中 浩 吉武 啓
出版者
THE LEPIDOPTEROLOGICAL SOCIETY OF JAPAN
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.72, no.1, pp.11-15, 2021-04-04 (Released:2021-04-04)
参考文献数
10

第三著者の吉武が,西表島古見の海岸に打ち上げられたサキシマスオウノキ(アオイ科)の種子から多くの小蛾を羽化させた.これらの蛾は,斑紋や交尾器よりメイガ科マダラメイガ亜科のAssara seminivalisであると同定された.これまで日本からはAssara属が9種記録されていたが,本種は知られていなかったため,今回日本初記録種として報告した.
著者
田邊 浩 山中 浩司 竹中 均 眞鍋 知子 松田 洋介 竹内 慶至
出版者
金沢大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

発達障害のある人びと,とりわけ発達障害のある成人に対する社会的支援は喫緊の社会的課題である.本研究は,日本においてより望ましい社会的支援を実現するための諸条件を探るために,異なった福祉レジームからスウェーデン,ドイツ,アメリカを選び,現地調査を実施するなどして国際比較研究を行なった.福祉レジームの違いが,異なった社会的支援のあり方を生みだしながらも,他方で全体としてどの福祉レジームにおいても社会的包摂をより重視する方向に進んでいることが明らかになった.日本でも発達障害のある人びとへの社会的支援は急速に進められつつあるが,社会的包摂の観点はなお弱いということ浮き彫りにされた.
著者
山中 浩明 瀬尾 和大 佐間野 隆憲
出版者
公益社団法人 日本地震学会
雑誌
地震 第2輯 (ISSN:00371114)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.9-20, 1991-03-24 (Released:2010-03-11)
参考文献数
15
被引用文献数
1

The seismic refraction survey was conducted in the southwestern part of the Tokyo Metropolitan area to make clear the deep sedimentary structure. Two explosions were made at Daikoku and Maioka in Yokohama city in 1988, and the resultant seismic waves were observed at 83 temporary observation sites along four surveying lines:a) Yumenoshima to Enoshima, b) Daikoku to Nagatsuta, c) Nagatsuta to Kanazawa, andd) around Takatsu.The travel time analysis for the above data and additional data from previous explosions in the area for reference has been made.The followings were our conclusions:1) The subsurface structure consists of five layers characterized by P-wave velocities of 1.8, 2.3, 2.9, 4.7 and 5.5km/s. The top layer with a P-wave velocity of 1.8km/s disappears around Enoshima. The layer with a P-wave velocity of 5.5km/s could not be confirmed for the southwestward area.2) The topography of the layer with a P-wave velocity of 4.7km/s forms a synclined structure having its maximum depth of more than 4km between the Maioka and Daikoku explosion sites. The depth to this layer becomes drastically shallower toward Enoshima.3) The step-like topography of the layer with a P-wave velocity of 5.5km/s, which has been found in the previous study, could not be confirmed, because of low S/N ratios of the observed seismograms.
著者
山中 浩明 内山 知道
出版者
社団法人 物理探査学会
雑誌
物理探査 (ISSN:09127984)
巻号頁・発行日
vol.61, no.6, pp.469-482, 2008
被引用文献数
2

&emsp;糸魚川─静岡構造線(以下,糸静線)は,わが国で最も活発な断層帯の一つとされ,M8クラスの地震が発生する可能性があり,その周辺地域では強震動予測が行われている。より精度の高い予測には信頼性の高い地下構造の情報が必要となる。本研究では,糸静線近傍に位置する長野県松本盆地内の8地点において,微動のアレイ観測を実施し,レイリー波の位相速度を求めた。さらに,それらの逆解析から表層から地震基盤までの1次元S波速度構造を明らかにした。また,同盆地内の2地点において70日間微動観測を行い,その上下成分に地震波干渉法を適用し2点間のグリーン関数を求め,そのレイリー波の群速度を求めた。さらに,その逆解析から地震基盤までの1次元S波速度構造を明らかにした。この結果は,微動探査による結果とよく一致しており,松本盆地において地震波干渉法の適用が可能であることが分かった。さらに,微動観測記録の水平成分に対しても地震波干渉法への適用も試み,ラブ波の群速度やレイリー波の楕円率も推定することができた。これらの表面波の特徴も微動探査の結果で説明することができた。<br>
著者
山中 浩明
出版者
社団法人 物理探査学会
雑誌
物理探査 (ISSN:09127984)
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.97-110, 2013 (Released:2016-04-15)
参考文献数
16
被引用文献数
1 3

微動探査における位相速度の逆解析では,最小2乗法だけでなく,遺伝的アルゴリズムなどのヒューリスティック探索法も使われている。しかし,ヒューリスティック探索法は,最小2乗法などに比べてパラメータの感度が直接的にはわかりにくいという短所もある。本研究では,マルコフ連鎖モンテカルロ法を位相速度の逆解析に適用することを試み,その適用性を検討した。まず,大規模な平野の深部地盤を模擬した地盤モデルを仮定して数値実験を行った。周波数0.1~2Hzの基本モードのレイリー波の位相速度を計算し,擬似観測データを作成した。逆解析では,Metropolis-Hastings法を用いて,モデルのサンプリングを行い,それらのモデルのS波速度と厚さの平均値と標準偏差を求めことにより逆解析結果を得ると。尤度関数で与えた位相速度の観測誤差によらず,得られた解は正解値に近いものであった。一方,モデルパラメータの推定精度は観測値の標準偏差に依存し,観測値の標準偏差が大きいほど,モデルパラメータの推定誤差も大きくなった。さらに,位相速度の周波数範囲を限定して逆解析を行った。低周波数の位相速度の欠如によって深い部分の地層のパラメータの標準偏差が大きくなり,分解能が低下することを定量的に示した。また,高周波数の位相速度の欠如の影響が浅部のパラメータの不確かさに影響を及ぼすことを示した。つぎに,サンプルされたモデル群に対するS波の1次元増幅特性を計算し,位相速度の観測誤差が増幅特性の変動に与える影響を検討した。その結果,卓越周期やその倍率ではばらつきが少なかったが,短周期になるほど増幅特性のばらつきが大きくなることがわかった。最後に,関東平野での既往の微動探査による位相速度にも適用し,他の手法と同程度の地盤モデルを推定した。さらに,モデルの精度および増幅特性のばらつきも評価することができた。以上の検討から,マルコフ連鎖モンテカルロ法による位相速度の逆解析では,パラメータの推定精度を定量的に評価することが可能であり,微動探査で有効な方法であると考えられる。
著者
山中 浩司
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.150-165, 2012-06-30 (Released:2013-11-22)
参考文献数
61
被引用文献数
2
著者
太田 外氣晴 山中 浩明
出版者
公益社団法人 日本地震工学会
雑誌
日本地震工学会論文集 (ISSN:18846246)
巻号頁・発行日
vol.13, no.5, pp.5_1-5_17, 2013 (Released:2013-11-22)
参考文献数
44

東日本大震災において、モーメント マグニチュードMw9.0の地震と大津波により、甚大な被害を被った。本論では、公開されている動画等から津波や人・自動車の速度を青森県八戸市から千葉県山武市の13地域26点に亘って分析した。沖合にあるGPSの波高に対する汀線の波高の倍率は、三陸沿岸で2.7倍、仙台平野などで2.0~2.2倍であった。調査した範囲では、海上における津波の最大波速値は久慈沖で21m/s、陸上では南三陸町の志津川で約11m/sであった。また、GPS位置から海岸までの津波の平均的な波速は、釜石沖・宮古沖が約29m/s であった。自動車の最大速度は約14m/s(約51km/s)、人の代表的な速度は3m/sであったが、避難の分析には各々3m/s、1m/sとした。聞き取り調査による避難の分析結果を参照して、避難の諸問題を議論した。避難の所要時間は地域差があるが、三陸沿岸における地震発生30分後の避難開始では遅すぎで、より早く避難する必要があることが分かった。
著者
河野 功 杢野 正明 山中 浩二 鈴木 孝 小山 浩 功刀 信
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.68, no.671, pp.2059-2066, 2002-07-25

ETS-VII is a test satellite to perform in-orbit demonstration of rendezvous docking (RVD) technology, which will be necessary for advanced space activities in the early 21^st century. ETS-VII successfully performed autonomous RVD in the first experiment flight. But in the second experiment flight, seberal times of Z-thruster misfiring occurred and they prevented for ETS-VII to accomplish docking for three weeks. To verify all technical items, the third experiment flight was replanned on condition that firing Z-thrusters should be minimized. And we modified on-board software to continue approach in case that Z-thrusters misfiring occur. ETS-VII succeeded in the third experiment as the result of these countermeasures. We present replanning of the third experiment flight and its result in this paper.
著者
野路 悟 原 義典 三浦 智也 山中 浩 塩﨑 真
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
MEDCHEM NEWS (ISSN:24328618)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.68-74, 2021-05-01 (Released:2021-05-01)
参考文献数
12

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う紅斑に象徴される皮膚疾患であり、国内で45万人以上がこの病に苦しむといわれる。治療の第一段階は既存抗炎症薬による炎症鎮静化であるが、皮膚菲薄化等の副作用が報告され、このような副作用のない薬剤の登場が望まれている。Janus kinase(JAK)はサイトカイン産生シグナル上流に存在するリン酸化酵素であり、その阻害薬は自己免疫疾患の新たな治療オプションとして注目を集めていた。筆者らは新規JAK3阻害薬探索の過程で、高活性、高選択的化合物の創出を目指し、分子の三次元性の高さに着目した合成展開を実施した。こうして見出されたdelgocitinibは、臨床試験において期待した効果を示し、JAK阻害薬としては世界初となるアトピー性皮膚炎外用薬(コレクチム®軟膏)として承認されるに至った。
著者
井上 雄彦 山中 浩之
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.138-142, 2012-03

──『ペピータ』の取材で、ガウディの創造の原点を見たい、という井上さんは、彼がインスピレーションを得たと言われるモンセラの岩山に向かいます。ここで井上さんがスケッチに熱中する様子は、この本の見どころだと思います。井上 雑誌で連載していると、人物は僕が描きますけど、背景はアシスタントに指示して描いてもらうことになります。
著者
笠松 健太郎 山中 浩明 酒井 慎一
出版者
社団法人 物理探査学会
雑誌
物理探査 (ISSN:09127984)
巻号頁・発行日
vol.68, no.4, pp.265-275, 2015
被引用文献数
1

&nbsp;&nbsp;地震動評価で重要となるS波速度構造モデルの構築に資するため,深部地盤の二次元S波速度構造を推定する手法について検討した。本手法では,二次元仮定が成立する伝播経路を対象とした構造推定のため,はじめに観測記録を分析してラブ波伝播特性を調べる。次に,ラブ波がほぼ同じ方向に伝播する測線上の観測記録を用いて,ラブ波を対象とした波形インバージョンを行い,二次元S波速度構造を推定する。提案手法を2011年富士山付近の地震(<i>M</i><sub>J</sub>6.4)を対象とした地震動の三次元シミュレーションによる周期6~10秒の速度波形に適用し,手法の妥当性を確認した。この手法を同地震の相模原と世田谷を結ぶ測線上の地震観測記録に適用し,この断面の二次元速度構造を推定した。観測記録のラブ波成分は良く再現され,推定結果の速度構造は地震調査研究推進本部(2009)のモデルに比べて堆積層が薄く求められた。この結果の妥当性を確認するため,観測記録のcoda部分を用いて水平上下スペクトル比を算定し,理論によるレイリー波の基本モードの楕円率と比べた。観測されたピーク周期は推定結果の方と良く一致しており,構造モデルが妥当であると考えられることを確認した。<br>
著者
清水 洋 松本 聡 酒井 慎一 岡田 知己 渡辺 俊樹 飯尾 能久 相澤 広記 松島 健 高橋 浩晃 中尾 茂 鈴木 康弘 後藤 秀昭 大倉 敬宏 山本 希 中道 治久 山中 浩明 神野 達夫 三宅 弘恵 纐纈 一起 浅野 公之 松島 信一 福岡 浩 若井 明彦 大井 昌弘 田村 圭子 木村 玲欧 井ノ口 宗成 前原 喜彦 赤星 朋比古 宇津木 充 上嶋 誠 王 功輝 ハザリカ ヘマンタ 矢田 俊文 高橋 和雄
出版者
九州大学
雑誌
特別研究促進費
巻号頁・発行日
2016-04-22

2016年熊本地震について、地震活動や地殻変動、活断層、火山活動への影響、地震災害の特徴などを調査した。その結果、熊本地震は布田川・日奈久断層帯の右横ずれ運動によって発生したが、複数の断層面と複雑な断層形状を持つことを明らかにした。また、建物被害や土砂災害の地盤との関係、特に、地盤の過剰間隙水圧が地すべりの発生要因であることを明らかにした。さらに、災害情報や災害過程、被災救援、エコノミークラス症候群などについての調査から、広域複合災害の問題点と対応策を提示した。
著者
津野 靖士 明田川 保 山中 浩明 翠川 三郎 山本 俊六 三浦 弘之 酒井 慎一 平田 直 笠原 敬司 木村 尚紀
出版者
公益社団法人 日本地震工学会
雑誌
日本地震工学会論文集
巻号頁・発行日
vol.12, no.5, pp.5_102-5_116, 2012
被引用文献数
7

2011年東北地方太平洋沖地震の本震と余震の強震記録を用いて、首都圏および周辺地域に於ける周期2秒以上の地震動特性とサイト増幅特性を評価した。約650点の本震記録を用いたPGVとPGAから地震動が首都圏で複雑な分布を示すこと、擬似速度応答スペクトル分布から川崎~品川付近の東京湾沿岸部で周期2秒と3秒の速度応答が極めて大きいことが分かった。地表/地中の速度応答スペクトル比から算出したサイト増幅特性は、周期3秒以上の地震動に対して震源の位置に依存し、首都圏およびその周辺地域では東北地方の地震よりも長野県北部や静岡県東部の地震による地震動が大きく増幅されることが分かった。
著者
岡野 憲一 山中 浩敬 九鬼 靖太 谷川 聡
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
pp.16068, (Released:2017-03-13)
参考文献数
29
被引用文献数
3

This study examined for the first time the correlation between the spike jump (SPJ), an action specific to volleyball, and other jumps among 202 top-level male volleyball players from domestic leagues (84 from the V. League and 118 from the first division of the Kanto University Volleyball Association). We then categorized the ability of the players during stretch-shortening cycle exercise (SSC) to examine the characteristics of SPJ performance and other positions. The results indicated that, on the one hand, ability in both the counter movement jump (CMJ) and rebound jump (RJ) is required for the SPJ, RJ showing more prominence among elite players. On the other hand, for SSC ability, exercise requiring a longer duration, such as the CMJ, was found to be more critical for the SPJ with a one-step run-up. In terms of different player positions, the results suggested that a middle blocker (MB) with a shorter run-up required a jump that exerts force through longer-duration SSC exercise, whereas a wing spiker (WS) with a full run-up demonstrated more ballistic SSC exercise in his jump. On the basis of these findings, this study has shown the importance of evaluating the characteristics of jump performance according to each player position when designing or choosing the most appropriate physical training exercises for volleyball players.
著者
岡野 憲一 山中 浩敬 九鬼 靖太 谷川 聡
出版者
日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.62, no.1, pp.105-114, 2017

This study examined for the first time the correlation between the spike jump (SPJ), an action specific to volleyball, and other jumps among 202 top-level male volleyball players from domestic leagues (84 from the V. League and 118 from the first division of the Kanto University Volleyball Association). We then categorized the ability of the players during stretch-shortening cycle exercise (SSC) to examine the characteristics of SPJ performance and other positions. The results indicated that, on the one hand, ability in both the counter movement jump (CMJ) and rebound jump (RJ) is required for the SPJ, RJ showing more prominence among elite players. On the other hand, for SSC ability, exercise requiring a longer duration, such as the CMJ, was found to be more critical for the SPJ with a one-step run-up. In terms of different player positions, the results suggested that a middle blocker (MB) with a shorter run-up required a jump that exerts force through longer-duration SSC exercise, whereas a wing spiker (WS) with a full run-up demonstrated more ballistic SSC exercise in his jump. On the basis of these findings, this study has shown the importance of evaluating the characteristics of jump performance according to each player position when designing or choosing the most appropriate physical training exercises for volleyball players.<br>