著者
山中 智省 田島 悠来 中川 裕美
出版者
日本出版学会
雑誌
出版研究 (ISSN:03853659)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.41-64, 2017-03-20 (Released:2018-11-01)

2015年10月から放送されたTVアニメ『おそ松さん』(制作:studioぴえろ)は,“社会現象化”するほどの大ヒット作に成長した.その最中,『おそ松さん』を特集した雑誌が相次いで完売・重版を果たしたのはなぜなのか.本稿では『おそ松さん』のファンが見せた作品の受容姿勢を踏まえつつ,アニメ雑誌や一般向け雑誌に掲載された特集内容の分析を行い,各雑誌に見受けられた掲載情報や戦略性の違いを明らかにして,その背景に迫った.
著者
西岡 千文 杉田 茂樹 山中 節子
出版者
国公私立大学図書館協力委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.109, pp.2007, 2018-08-31 (Released:2018-09-07)

本稿では2018年2月にカリフォルニア大学サンディエゴ校,同ロサンゼルス校,カリフォルニア工科大学,南カリフォルニア大学の大学図書館で実施したインタビュー調査に基づき,米国の大学図書館でのオープンアクセスならびに研究データ管理の支援について報告する。
著者
馬岡 愛 欠田 成人 津田 憲志郎 近藤 誠 東山 文香 水谷 仁 半田 智春 石井 惠玲 村上 拓 吉原 成朗 山中 恵一
出版者
日本皮膚科学会西部支部
雑誌
西日本皮膚科 (ISSN:03869784)
巻号頁・発行日
vol.80, no.2, pp.147-155, 2018-04-01 (Released:2018-07-13)
参考文献数
9

Very strong クラスのステロイド外用剤で治療されているアトピー性皮膚炎(AD)患者を対象に,秋冬および春夏の 2 期間について軟膏基剤製剤から油中水型(以下,W/O 型)乳剤性基剤製剤へ変更後のかゆみスコア(VAS),アトピー性皮膚炎の重症度スコア(SCORAD およびEASI),患者満足度(TSQM-9)およびアドヒアランス(MMAS-8)を評価した。調査対象は秋冬期間(Period 1)34 例,春夏期間(Period 2)22 例であった。試験中止例は 10 例であったが,試験中止例も含め全症例を解析対象とした。VAS,SCORAD および EASI は,両期間で登録時からの有意な低下が認められ,変化量はともに Period 1 と比較して Period 2 が大きかった。患者の治療満足度の評価には TSQM-9 を用いたが,要素である「効果」と「全般満足度」は Period 2 で登録時からの有意な上昇が認められ,変化量はともに Period 1 と比較して Period 2 の方が有意に大きかった。「利便性」には有意差は認められなかった。MMAS-8 は W/O 型製剤投与前後の割合に有意な変化はみられなかった。AD 患者において軟膏基剤製剤から W/O 型乳剤性基剤製剤への変更により,かゆみスコア,患者満足,AD の重症度の改善がみられ,特に春夏期間で顕著であった。
著者
山中 敬一
出版者
関西大学法学会
雑誌
關西大學法學論集 (ISSN:0437648X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.127-200, 1991-04-15
著者
山中 伸弥 青井 貴之 中川 誠人 高橋 和利 沖田 圭介 吉田 善紀 渡辺 亮 山本 拓也 KNUT Woltjen 小柳 三千代
出版者
京都大学
雑誌
特別推進研究
巻号頁・発行日
2007

4つの転写因子を体細胞に導入することで多分化能を持ったiPS細胞が樹立できる。c-Mycを含めた4因子を用いた場合にキメラマウスで腫瘍化が高頻度で認められ、レトロウイルス由来のc-Mycが原因の一つであることが分かった。樹立条件などを検討しMycを用いずにiPS細胞を作ることに成功したが、性質の点で不十分であった。c-Mycの代替因子の探索を行いL-Mycを同定した。L-Myc iPS細胞は腫瘍化リスクもほとんど認められず、性質の点でも十分であった。レトロウイルスを用いずにプラスミドを用いることでもiPS細胞の樹立に成功した。このことにより体細胞への初期化因子の挿入が起こらずより安全な作製方法の確立に成功した。神経細胞への分化誘導とそれらの移植実験により安全性を検討する方法の確立も行った。また、肝細胞、血液細胞、心筋細胞への分化誘導系も確立した。iPS細胞の性状解析をディープシークエンサーなどを用いて詳細に解析する技術の導入も完了し、網羅的な遺伝子発現、メチル化解析、スプライシング解析なども行った。
著者
坂本 圭 辻野 博之 中野 英之 浦川 昇吾 山中 吾郎
出版者
日本海洋学会
雑誌
海の研究 (ISSN:09168362)
巻号頁・発行日
vol.27, no.5, pp.175-188, 2018-09-15 (Released:2018-09-05)
参考文献数
15

著者らの海洋大循環モデル「気象研究所共用海洋モデル(MRI.COM)」は,開発が始まってから20 年近くが経過し,気象研究所と気象庁の様々な部門で利用されるようになるとともに,ソースコードの大規模化・複雑化が進んだ。このような状況の下でも,バグの混入や意図しない影響を抑えながらモデルを効率的に開発するため,現代的なソフトウェア開発で用いられるツールと手法を取り入れ,開発管理体制を一新した。まず,ソースコードの開発履歴(バージョン)を管理する「Git(ギット)」を導入した。このツールにより,複数の開発者が複数の課題に同時に取り組む並行開発が可能になった。また,プロジェクト管理システム「Redmine(レッドマイン)」を導入し,開発状況を開発者全員で共有した。このシステムによってデータベースに逐一記録された開発過程が,他の開発者や次世代の開発者にとって財産となることが期待される。これらのツールを用い,さらに開発手順を明確にすることで,開発チーム内の情報共有と相互チェックを日常的に行う開発体制に移行することが可能となったことは,コード品質の向上に大きく寄与している。現在,気象庁では,MRI.COMだけでなく,気象研究所と気象庁で開発しているほぼ全てのモデルをGit(またはSVN)とRedmineで一元的に管理するシステムを構築しており,モデルの開発管理及び共有化が大きく前進している。
著者
長岡 和則 佐藤 昭二 山中 武 大西 由子
出版者
日本保健物理学会
雑誌
保健物理 : hoken buturi (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.66-71, 2009-03-01
参考文献数
20
被引用文献数
2

In order to estimate the environmental radiation dose rate level, measurements of the terrestrial gamma ray dose rates and cosmic ray ionizing components were conducted in public places such as park, street and train in Tokyo area. Measurements for 10 s with a NaI(Tl) scintillation spectrometer were repeatedly carried out with walking. Terrestrial gamma ray dose rate ranges from 10 nSv/h in a train to 80 nSv/h on the stone road. Although cosmic ray ionizing component was constantly 30 nSv/h in the outdoor, reductions by shielding effect were observed at underground and in the concrete building. Influence of radiopharmaceutical was measured in the stations where so many people exist. This shows that the same effect may occur in the environmental radiation monitoring.
著者
山中 由里子
出版者
日本中東学会
雑誌
日本中東学会年報 (ISSN:09137858)
巻号頁・発行日
no.8, pp.55-87, 1993-03-31

アレクサンドロス大王(前356年-前323年)の華やかで短い生涯は,古今東西の歴史家や文学者たちによって様々に描かれてきた。特に,史実にこだわらない民衆の自由な想像力の中で育った「アレクサンドロス物語」は,北アフリカ,ヨーロッパ,中近東,そして東南アジアにも伝わり,文字の形で残っているものだけでも,二十四ヶ国語,八十種以上の翻訳本,異本があるといわれている。イスラム世界においてアレクサンドロスはイスカングルと呼ばれ,また,コーランの「洞窟の章」に登場し,ゴグとマゴグの野蛮な民族を退治する英雄,ズ・ル・カルナイン(2本の角の人)としてよく知られている。アラブのアレクサンドロス伝説については,前嶋信次氏や蔀勇造氏の優れた研究があるが,ここでは同じ中東世界の中でもアラブとはまた少し違った展開をみせた,イランにおけるアレクサンドロス像の変遷について考察する。当時新進国家であったマケドニアの王子アレクサンドロスは二十歳で,父王フィリッポスの死の直後に即位し,紀元前334年に「報復戦争」と称して東方遠征に進発した。この遠征は紀元前330年,ペルセポリス破壊において一つの頂点を迎える。そして若い王はペルシア帝国全土を平定した上でさらにインダス河流域まで進むが,祖国への帰路,バビロンにて病死する。アレクサンドロスによって王朝を滅ぼされ,その精神的首都を破壊されたペルシア人,特にゾロアスター教徒たちは,アレクサンドロスの死後も彼に対する恨みを何世紀も抱き続けた。世界秩序を乱した西方からの侵略者に対するこの憎しみの感情は,ギリシア支配への反発やローマとの抗争と複雑に絡み合い,決して薄れることはなかった。ササン朝起源のゾロアスター教伝承を見ると,アレクサンドロスは悪の象徴アフリマンの使い,破壊者,そしてイラン人の仇敵として登場する。彼は,イランに災いをもたらす「悪」を代表する強力な一員として,完全にゾロアスター教の二元論的な世界の中に取り込まれている。しかし,いわゆる「アレクサンドロス・ロマンス」が西方からイランに伝わり,またイランのイスラム化が進むに従って,アレクサンドロスは次第に英雄として描かれるようになる。このイメージの変化の第一段階では,あの憎い敵であったはずのアレクサンドロスが,ペルシア王の息子であり,ダーラー(ダレイオス3世)の異母兄弟であり,ペルシアの王朝の正当な継承者であると見做されるようになる。現存する文献の中では,ディーナワリー(895/6没)の『長史』がこの話を最も早くに取り上げている。この説は,この頃には中東各地にすでに流布していた「アレクサンドロス物語」の主人公の出生に関するエピソードにヒントを得ている。アレクサンドリアで編纂されたというこの物語によるとアレクサンドロスは,エジプトの王ネクタネボスとアレクサンドロスの母オリンピアスの間に生まれた息子ということになっている。これをもとにペルシア人たちは,フィリッポスの娘がペルンア王に嫁いだが体臭のために嫌われ,身ごもったまま追い返された,という逸話を作り出し,偉大な世界征服者として知られるアレクサンドロスを自分達の祖先の一人にしてしまった。これは,イスラム化によってゾロアスター教の影が薄れ,かつてのゾロアスター教徒たちが抱いていたようなアレクサンドロスに対する恨みが忘れられていったために可能になったことであった。また,支配者の正統性を重んじるイランの「シーア派的」傾向の表れであるのかもしれない。フィルドウスィーの『シャー・ナーメ(王書)』(980-1010頃)の中にも同じ話が含まれている。アレクサンドロスは伝説的なカーヤーニー朝のダーラーブ,ダーラーに続く公正な王として描かれており,否定的なイメージはないようにみえる。しかし,フィルドウスィーの王書において,アレクサンドロスはルーム(ギリシア,ローマを指す)出身のキリスト教徒であるとされている。そしてこの作品の中では,富みを連想させるルームと,臆病者あるいは卑怯者の宗教とされるキリスト教は,敵視ないしは蔑視されている。またさらに,ホスロウ・パルヴィーズがルームのカイサルに送る手紙の中では,イランとルームの二つの王国の和解を妨げる「古い憎しみ」と「新しい憎しみ」は,アレクサンドロスが一部その責めを負うべきものであると書かれている。このような点を考慮すると,『シャー・ナーメ』においてアレクサンドロスが,国民的ヒーローとして完全に受け入れられているわけではないことがわかる。一見すると英雄伝説の主人公としての特徴を全て備え持っているが,過去の王朝の栄華を讃えるためにその王朝を滅ぼした張本人を導入するという根本的な矛盾が,その描写の中に見え隠れしている。アレクサンドロスのイメージは,12世紀の大詩人ニザーミーの『イスカングルナーメ(アレクサンドロスの書)』においてさらに一転している。1200年頃に書かれたこの作品は二部に分かれており,第一部『シャラフナーメ(栄誉の書)』はアレクサンドロスを偉大な王としてまた戦士として描いたものであり,第二部『イクバールナーメ(幸運の書)』は彼を賢人としてまた予言者の一人として讃えたものである。特に『シャラフナーメ』において彼は,神の命を受け「アブラハムの教え」の布教に努める戦士とされており,彼はイラン中の拝火教徒に聖戦を挑み,彼らの拝火殿を残らず破壊してしまう。彼による拝火殿の破壊は,全く正当な行為であるどころか,その偉業のひとつとされている。ニザーミーのアレクサンドロスはペルシアの王の息子ではなくフィリッポスの息子であり,さらに彼にはアブラハムまで逆上る家系が与えられている。彼のイラン支配の「正統性」を裏付けるのはペルンア王の血ではなく,宗教そのものであり,神である。ニザーミーはアレクサンドロスの遠征の物語を借りて,究極のイスラム共同体-「他民族国家を一人のカリフが一つのシャリーアのもとに統治するというウンマの理想的形態」(「ウンマ」『イスラム事典』中村広治郎)-を描こうとしたのではなかろうか。このようにイランの宗教書,歴史書,文学作品などの中に表れたアレクサンドロスのイメージというものは,時代の流れと共に大きく変容してきた。ササン朝から13世紀初めのモンゴル族征服の直前にいたるまでの千年の間に,イランにおけるアレクサンドロス像は,邪悪な破壊者から,イラン人の血を引いた正統な王の一人となり,さらにはイスラム的英雄となっていった。逆に言えば,イランの文学の中に表れるアレクサンドロス像の変化は,イランの各時代の宗教意識や民族意識の変化を反映しているともいえよう。まさに,「世界を映すアレクサンドロスの鏡」のように。
著者
木下 華子 山本 聡美 堀川 貴司 渡邉 裕美子 陣野 英則 山中 玲子 梅沢 恵
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

日本には、古都や古代寺院の遺構、あるいは絵画資料・記録・伝承等に描かれた荒廃した町並みや建造物など、古代以降、文学・美術・芸能に多くの廃墟表象を見いだせる。本研究では、文学・美術・芸能を専門とする複数の研究者を組織し、日本古代・中世における廃墟を、上述の多様な視点から総合的に分析する。また、研究会・シンポジウム・出版などを通じ、廃墟論の学術的フレームと議論の場を創出する。東日本大震災以降、廃墟は物理的にも精神的にも私たちの間近に存在する。古代・中世の人々が廃墟と共存した有様を解明することで、現代社会における、廃墟を内包した新たな文化創造の論理的基盤を獲得することを最終的な目標とする。
著者
井上 敬介 浦山 由巳 上久木田 務 白井 俊光 白木澤 治 杉山 篤央 須藤 眞生 田中 広徳 田原 繁広 那須川 真澄 平原 茂人 堀江 匠 光吉 浩 三原 宏美 宮本 貴之 村上 大吉郎 山中 邦昭
出版者
一般社団法人日本PDA製薬学会
雑誌
日本PDA学術誌 GMPとバリデーション (ISSN:13444891)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.5-93, 2015 (Released:2015-08-12)

This publication has been prepared to express a sound and practical view on the better manufacturing environmental control for non-sterile pharmaceutical dosage forms, which has been discussed for several years by a special working group members of Kansai Study Group (KSG) accredited as one of the committees in Parenteral Drug Association (PDA) Japan Chapter. The opinions proposed or advanced in the document are formed for the purpose of furnishing a beneficial and valuable guide with advisability to any persons or organizations concerned in establishing appropriate manufacturing control systems for quality products.   The leading topics discussed among the WG are focused on the prevention against cross-contamination and foreign matter ingress, and categorized into five subjects composed of HVAC systems, premises, gowning, cleaning, and cleanliness standards. Constructive and earnest discussion therein has been devoted to the key processes, wherein considerable amounts of powders are handled for the successful operations of weighing, granulation, mixing, and tableting. In the expectation of good usage, many of the principles and the way of thinking presented hereupon, in particular can be applied or rearranged to a wide spectrum of other manufacturing processes for various dosage forms of non-sterile drug products.
著者
山中 茂樹 北原 糸子 田並 尚恵 森 康俊
出版者
関西学院大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

本研究は、今後30年以内に発生するだろうといわれる首都直下地震において発生する膨大な避難者たちの行動を予測するとともに、その対応策を考えるのが目的であった。ところが、2011年3月11日、東日本大震災が発生。加えて東京電力福島第1原発の事故で福島県民を中心に多くの強制避難・自主避難が生じた。そこで、同時進行している事象の実態把握と解析も進めた。3年間の成果として、住民票を移さずに避難した人達の在留登録制度の新設や避難元自治体と避難先自治体が避難住民の名簿を共有する避難者台帳の整備、広域避難者の支援に充てるファンドの創設など多くの政策・制度を提案した。
著者
高橋 香莉 松澤 亜紀子 山中 郁未 鍬塚 友子 高木 均
出版者
公益社団法人 日本視能訓練士協会
雑誌
日本視能訓練士協会誌 (ISSN:03875172)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.185-192, 2016 (Released:2017-02-28)
参考文献数
12

【目的】カラーコンタクトレンズ(カラーCL)装用中に人工涙液点眼を頻回に点眼することによる、レンズ形状および角膜への影響について検討した。【対象及び方法】対象は眼疾患を有さない女性6名12眼。平均年齢は35.2±10.6歳。使用したソフトコンタクトレンズ(以下SCL)はデイリーズ®フレッシュルック®イルミネート™(Alcon社製)、使用度数は±0~-8.00D(平均-3.25±3.0D)。点眼薬はソフトサンティア®および生理食塩点眼を使用した。方法は、カラーCL装用前と装脱後に前眼部光干渉断層計(AS-OCT;以下CASIA)にて角膜厚、角膜曲率半径を測定。レンズを装用し、5分毎に10回点眼を行った。点眼1回後と10回後にCASIAにてレンズ着色外径を測定した。【結果】レンズ着色外径は、生理食塩水点眼群には変化はみられなかったが、ソフトサンティア®点眼群では、装用直後に比べ装脱直前には着色外径が有意に小さくなっていた。角膜厚と角膜曲率半径はすべての点眼液において、装用前に比べて装脱後の角膜厚が増大し曲率半径が大きくなる傾向がみられたが、有意差は認められなかった。その変化率はソフトサンティア®点眼群が最大であった。【結論】PVA素材のカラーCL装用下でのソフトサンティア®頻回点眼は、レンズ形状に変化が認められるだけでなく角膜への影響も認められた。そのため、SCL装用中に点眼薬を使用する際には、使用レンズと点眼薬の組み合わせや点眼回数に注意が必要である。